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第2部 テクニカル・ルール 14

6.13 抗議

6.13.1 全ての口頭及び文書による抗議と、抗議に対する回答は、英語によっておこなわねばならない。

6.13.2 6.13.3 に従っておこなわれる抗議も含め、抗議は公式の抗議料を支払わなければ受理されない。必 要な抗議料は IFSC が毎年発表する手数料の一覧に記載される。抗議が受諾された場合、抗議料は 返金される。抗議が却下された場合、抗議料は返金されない。

安全性についての抗議

6.13.3 3 つ以上の異なる選手団のコーチが、深刻な安全上の問題点があると判断した場合、安全性に関す る抗議を提出することができる。ジューリ・プレジデントはその抗議内容を検討し、妥当である場 合は必要な措置を講じなければならない。

抗議の手順

6.13.4 口頭もしくは文書による抗議の場合、ジューリ・プレジデントは抗議審判団を招集しなければなら ない。抗議審判団は、ジューリ・プレジデントと IFSC デリゲイトで構成される。ジューリ・プレジ デントが当初の判定に関わり、IFSC ジャッジはそれに関与していない場合は、IFSC ジャッジがジ ューリ・プレジデントに替わって任にあたる。

6.13.5 公式の成績に関する口頭もしくは文書による抗議を受けたら、ジューリ・プレジデントは、どの成 績についての抗議を受けているかがわかるように、公式の成績が「Under Appeal(抗議判定中)」で

ある旨が確実に告知されるよう手配する27

6.13.6 審判員が抗議に対する裁定を全員一致で下すことができなかった場合、当初の判定が有効となり、

抗議料は返金される。裁定は条件の許す限り、速やかにおこなわれなければならない。文書による 抗議の場合、裁定の結果は文書としてジューリ・プレジデントから、抗議の公式申請者に渡されね ばならない。

6.13.7 選手のアテンプトに関する抗議(例えばアテンプトの中止に関するものなど)はただちにおこなわ れなければならない。IFSC ジャッジはジューリ・プレジデントに、抗議内容を伝えねばならない。

こうした抗議がおこなわれた場合、当該選手にはテクニカル・インシデント発生時と同じ対応をお こない、6.11.5 から 6.11.8 の規定を適用する。

6.13.8 発表された公式の成績表での選手の順位に対する抗議は以下に従っておこなわねばならない:28 a) 予選あるいは準決勝

i) IFSC の公式の実況成績公開が行われている場合、当該ラウンドの全選手の競技終了後 2 分 以内。

ii) それ以外の場合は、公式の成績一覧が公開されてから 5 分以内。

b) 決勝

i) IFSC の公式の実況成績公開が行われている場合、当該ラウンドの全選手の競技終了後 2 分 以内。

ii) それ以外の場合は、公式の成績一覧が公開されてから 2 分以内。

また、こうした場合は、文書で抗議をおこなわなければならない。

付記:特定のホールドでの選手の成績判定についての抗議がおこなわれた場合、抗議審判団は判定 の整合性を確保するために、同じホールドで保持または使用と判定された全ての選手の成績を再検 討しなければならない。

抗議の結果

6.13.9 抗議審判団の裁定は、絶対でありそれに対する抗議はおこなうことができない。

6.13.10 抗議審判団の裁定(以下、「原裁定」)によってもたらされる結果に対する抗議は、以下にしたがっ て提出されねばならない

a) 予選に関する抗議については、原裁定の発表後 5 分以内に b) 決勝に関する抗議については、原裁定の発表後ただちに

c) 原裁定の結果に関する抗議を、上記の期間外におこなうことはできない。29

27 原文は“On receipt of a verbal or written appeal regarding the Official Results, the Jury President will ensure that an announcement is made that the Official Results are “Under Appeal”, noting which results are the subject of the appeal.”この IFSC ルール全体で、多くは shall が使われているが、ここは何故か“the Jury President will ensure……”であ る。

28 2013 年の追補に於ける最大の変更点と言えるかも知れない。要するに、競技会全体の進行をスピーディーにおこなうための変更で ある。従来が予選 20 分、決勝 10 分であるから大幅な短縮である。しかも抗議を書面でおこなうこととなっているので、これはかな り厳しい。

29 この一文は、従来は付記的にこの項の最後にあった。リードの追補の原文は従来通りだが、ボルダーでもスピードでも c)として一 項をたてているので、そちらにあわせた。

懲罰委員会への付託

6.13.11 ジューリ・プレジデントが、あるルール違反について懲罰委員会の判断を仰ぐ必要があると判断し た場合、ジューリ・プレジデントによる報告、ジューリ・プレジデントと当事者のチーム・マネー ジャーや選手との間に交わされた文書の複製、そして関連するすべての資料を添えて、その問題を 懲罰委員会に付託しなければならない。

7.ボルダリング

7.1 概説

7.1.1 ボルダリング競技会は専用に設計された人工壁に設定された短いクライミング・ルート――ボルダ ーと呼ばれ、ロープを使用せずに登られる――でおこなわれる。

7.1.2 ボルダリング競技会は通常は:

a) 各カテゴリーの各スターティング・グループ30につき 5 本のボルダーからなるコースでおこな う予選

b) 各カテゴリーにつき 4 本のボルダーからなるコース31でおこなう準決勝 c) 各カテゴリーにつき 4 本のボルダーからなるコースでおこなう決勝 から構成される。

7.1.3 不測の事態の場合は、ジューリ・プレジデントは以下のように決定することができる:

a) ひとつのラウンドにつき、ひとつまでのボルダーを省略することができる。

b) ラウンドのうちひとつを省略することができる。この場合、先立つラウンドの結果を省略され たラウンドの成績とする。

付記:予選のボルダー数は、ジューリ・プレジデントの裁量で減じることができる。

7.2 クライミング用構築物

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