データ表示オブジェクトの設定ウィンドウで、ソースセクションのモデルツリーで所望のノードを選択しま す。そして、その下側にあるソースとして使用のボタンをクリックします。有効なパラメータ、変数、および プロパティとしては、以下があります。
• グローバル評価や体積最大値ノードなどの計算値(Derived Values)ノードからの出力
• 宣言 > スカラー、配列1D、および配列2Dのノードの下で宣言された変数
• データアクセスツールを使って利用可能となるプロパティ。 89 ページの「フォームエディターでのデー タアクセス」を参照してください。
• rootノードの下、および各スタディ(Study)ノードの下にある情報(Information)ノードの以下に示 す変数のうちの 1 つ
- 予想計算時間
これは、rootノードの設定ウィンドウの中で予想のフィールドに入力設定されている値です。
- 前回の計算時間(rootノードの下)
これは、最後に計算されたスタディの計測時間です。
- 前回の計算時間(スタディ(Study)ノードの下)
これは、そのスタディの最後の(前回の)計測時間です。
最初にアプリケーションを実行開始した時点では、最後の計測時間はリセットされています。
データ表示オブジェクト生成のための新規フォームウィザードの利用
新規フォームウィザードの入力/出力タブにおいて、計算値(Derived Values)ノードだけがデータ表示 オブジェクトを生成します。一方、宣言ノードの下の変数やモデルデータアクセスによって利用可能とな る定数は、入力フィールドオブジェクトを生成します。
計算値(Derived Values)ノードが選択される場合は、対応した計算値(Derived Values)ノードの変数 に基づいた二つのフォームオブジェクトが作成されます:
• その変数の説明のためのテキストラベルオブジェクト
• その変数の値のためのデータ表示オブジェクト
これらのフォームオブジェクトの設定は、新規フォームウィザードの後に編集が可能です。データ表示オ ブジェクトを追加作成するには、リボンにあるオブジェクトを挿入のメニューからデータ表示を選択しま す。
数字フォーマット
数字フォーマットセクションでは、桁数、表記法、および指数を設定することができます。
下図は、変数Coil resistance と Coil inductanceのデータ表示オブジェクトの例です。単位が適用可 能な場合、決められた表記形式の単位ラベルが、自動的にデータ表示オブジェクトの一部として表示さ れます。
メソッドの表記
データ表示オブジェクトの単位は、デフォルトではUnicode表記を使って表示されます。その代わり に、LaTeX記法のチェックボックスにチェックを入れることによって、LaTeXを使った表記が可能です。
その場合、単位の表示は選択されたフォントには依存しません。
配列と行列の表示フォーマットは、LaTeX 表記によってのみサポートされます。下図に示した2D の倍 精度配列(133 ページを参照)は、LaTeX 記法を選択したデータ表示オブジェクトを使って表示されてい ます。
ツールチップの設定にテキストを入力しておけば、データ表示オブジェクトをホバリングした時にそれを 表示させることができます。
フォームエディターでのデータアクセス
フォームオブジェクトの多くのタイプの設定ウィンドウには、モデルツリーやモデルツリーの一部やアプリ ケーションツリーの一部を含んだツリー構造のノードを選択することが可能なセクションがあります。例 えば、入力フィールドのソースセクション、またはボタンの実行コマンド選択セクションです。モデルやア プリケーションのツリーには、デフォルトで利用可能な多くのプロパティが存在しています。というのも、
モデルには数百またはさらに数千ものプロパティが含まれているかもしれないからです。これらを全て 完全にリスト化するのは、かえって扱いにくいことになります。しかし、これらの「隠されている」プロパテ ィは、データアクセスと呼ばれるテクニックによって、アプリケーションに利用することができるようになり ます。
この章の以降では、入力フィールドとボタンに関する例を取り上げ、データアクセスの使い方を紹介して います。
入力フィールドのためのデータアクセス
パラメータや変数ノードの下のモデルツリーで定義されたパラメータや変数、および宣言ノードの下のア プリケーションツリーで定義された変数に、デフォルトで、入力フィールドをリンクさせることができます。
モデルツリーノードのプロパティを追加してアクセスするためには、下図に示すように、入力フィールドの 設定ウィンドウのソースセクションのヘッダ部分にあるモデルビルダーへスイッチしデータアクセスをアク ティベートのボタンをクリックします。
モデルビルダーのホームタブのアプリケーショングループからでも、それをアクセスすることができます。
その後、モデルツリーノードをクリックすると、個々の設定の隣にチェックボックスが出現します。下図で は、電位の境界条件のためのチェックボックスが選択されています。
下図は、入力フィールドのための設定ウィンドウを示しています。先ほどの電位が、このフィールドに可 能なソースのリストに含まれています。
データアクセスのボタンへの利用
パラメータ、変数、またはモデルのプロパティの値を設定する用途のボタンに、データアクセスを利用す ることができます。例えば、既定のメッシュ要素サイズを設定する用途でボタンを作成する場合です。メ ッシュノードの設定ウィンドウで、シーケンスタイプがユーザー制御メッシュに設定されている場合、次の 図に示した設定が利用可能です。
この例では、要素サイズの既定のプロパティが選択され、アプリケーションビルダー側で利用可能にな っています。
下図では、ボタンの設定ウィンドウが示されています。このボタンは、要素サイズの既定で細かいが選 択されている設定を利用してメッシュを作成するために使われています。
この上の例において、メッシュの既定サイズ(hauto) のプロパティの値を設定するために、値設定のコ マンドが用いられています。メッシュの既定サイズ(hauto)のプロパティは、先に示したサイズノードに以 下の設定が対応しています。
既定のメッシュサイズ 値
極めて細かい 1
さらに細かい-さらに粗い 2-8
hautoプロパティの値は倍精度であり、任意の正の値をとることができます。非整数値については、線 形補間がカスタムメッシュパラメータのために使用されます。例えば、スライダーオブジェクトに既定のメ ッシュサイズを調整させることができます。スライダーオブジェクトの詳細については、270 ページの「ス ライダー」を参照してください。
通常、個々のモデルツリープロパティの値を変更している最中にコードを記録し、自動的に生成された コードを調べることによって、それらに許される値を迅速に知ることができます。詳細については、159 ペ ージの「コードの記録」を参照してください。
また、極めて細かいから極めて粗いまでの全ての選択肢を直接アクセスできるようにするために、コン ボボックスオブジェクトを利用することができます。詳細については、203 ページの「コンボボックス」を参 照してください。
データアクセスの概要
下表は、フォームオブジェクトとイベント、およびメニュー、ツールバー、リボンの各項目に関して、データ アクセスで入手可能な場所を簡単にまとめたものです。
フォームオブジェクト、イベント、または項目 設定ウィンドウのセクション
入力フィールド ソース
ボタン 実行コマンド選択
トグルボタン、メニュー項目切替え、
リボン項目切替え
ソース、および実行コマンド選択
チェックボックス ソース
コンボボックス ソース
データ表示 ソース
グラフィックス(グラフィックスツールバーアイテム) 実行コマンド選択
フォームコレクション アクティブペーン選択
タイルまたはタブ
カードスタック アクティブカード選択
情報カードスタック アクティブ情報カード選択
ラジオボタン ソース
テキスト ソース
リストボックス ソース
スライダ ソース
ツールバー(ツールバーアイテム) 実行コマンド選択
メニュー項目 実行コマンド選択
フォームオブジェクト、イベント、または項目 設定ウィンドウのセクション
リボン項目 実行コマンド選択
イベント(グローバル) 実行コマンド選択
データ変更イベントのソース
グローバルイベント、メニュー、リボン、またはツールバー項目では、その設定ウィンドウに実行コマンド 選択セクションがあり、その機能に関してはボタンの章で説明されている内容が適用できます。グロー バルイベントと多くのフォームオブジェクトでは、その設定ウィンドウにソースセクションがあり、その機能 に関しては入力フィールドの章で説明されています。グローバルイベント、メニュー、リボン、およびツー ルバー項目についての情報は、68 ページの「グラフィックスツールバー」、111 ページの「メインウィンド ウ」、118 ページの「イベント」、265 ページの「テーブル」、および 274 ページの「ツールバー」を参照して ください。
スケッチレイアウトとグリッドレイアウト
フォームエディターでは、フォームオブジェクトを配置するためのレイアウトモードとして、スケッチレイア ウトモードとグリッドレイアウトモードの二つの方法が提供されています。デフォルトではスケッチレイア ウトモードとなっており、ピクセルによるオブジェクトの位置とサイズが固定にされて使われます。セルが 作られるグリッド背景に基づいて位置とサイズを調整するには、グリッドレイアウトモードを使います。グ リッドレイアウトモードでは、一つのフォームは行と列の交差するいくつかのセルにまたがって配置され ます。各交差では、最大一つのフォームオブジェクトが配置されます。複数のプラットフォームのウェブブ ラウザーで実行されるアプリケーションをデザインするといったように、サイズ変更可能なユーザインタフ ェースをデザインする場合には、グリッドレイアウトモードの利用をお勧めします。
スケッチレイアウト
リボンのレイアウトのグループにあるスケッチまたはグリッドをクリックして、スケッチレイアウトモードと グリッドレイアウトモードを切り換えます。