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第 5 章 環境社会配慮

6.2 実施計画

第6章

プロジェクトの実施計画

表6.2-1 実施工程(New Habarana – Veyangoda 220kV送電線建設計画)

11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2

2012 2016

Transmission Line for Civil and Installation Work

Grid Substation for Civil and Installation Work Commissioning

Description 2013 2014 2015

Other Materials and Delivery Inland Transportation

New Habarana - Veyangoda Transmission Project

Design and Type (Factory) Tests Major Item Manufacturing and Delivery

(調査団作成)

2)

資機材調達および施工上の留意事項 資機材調達時

i)

既存の機器の調達先を考慮した仕様を踏まえ、調達先を決定する。

ii)

資機材調達先選定当たっては、製品の品質確保を第一とする。

iii)

標準仕様を扱っている比較的規模の大きいメーカーからの調達を考慮する。

iv) LL-TACSR/AS電線などの特殊機材の調達に当たっては、設計・製造、輸送に要する期

間を考慮し計画する。

工事施工時

i)

特に変電所の建設・増設時には近隣の住民等への騒音・振動被害が発生しないよう配 慮する。

ii)

環境・社会配慮に係わる問題を引き起こさないよう留意する。

iii)

架線工事中は電線の動きに注意し、電線接触による物的・人的事故が発生しないよう最

大限注意する。

iv)

変電所内では充電部との十分な離隔を考慮して作業する。

v)

停止が必要な工事については、予め綿密な停止計画を策定する。

(2) Polpitiya - Habarana 132 kV

送電線建替計画

1)

概略工程

6.2-2

に想定される実施工程を示す。設計からの供用開始までの必要実施期間を

32

カ月

と見ており、CEBは運用開始を

2014

年と計画しているため、2012年の初期にも設計を開始 する必要がある。

表6.2-2 実施工程表(Polpitiya – Habarana送電線建替計画)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9

Description 2012 2013 2014

Commissioning Inland Transportation

Transmission Line for Civil and Installation Work Major Item Manufacturing and Delivery Other Materials and Delivery Polpitiya PS - Habarana Transmission Line Reconstruction Project

Design and Type (Factory) Tests

(調査団作成)

2)

機材調達および施工上の留意事項

留意事項は前項(1)と同様であるが、132 kV 送電線ルートが森林地帯を通過することから、

撤去を含めた架線工事中には、障害物に接触しないよう最大限注意することが必要である。

工事休止中も、電線に適当な張力を与え風等の影響で接触事故を起こさないようにする必要 がある。

(3)

変電所新設および増強計画

1)

概略工程

(A) Colombo A

変電所増強計画

設計からの供用開始までの必要実施期間を

14

ヵ月と見ており、CEBは供用開始を

2014

年 としているため、2013年までには設計を開始する必要がある。

(B) Kalutara 132/33 kV

変電所新設計画

設計からの供用開始までの必要実施期間を

20

カ月と見ており、CEBは供用開始を

2014

年 としているため、2012年の後半には設計を開始する必要がある。

(C) Madampe 132/33 kV

変電所増強計画

設計からの供用開始までの必要実施期間を

13

カ月と見ており、2012 年の後半には設計を 開始する必要がある。

(D)

無償電力補償装置設置計画

対象となる、8か所同時に実施した場合、設計からの供用開始まで

13

ヵ月で設置可能であり、

2014

年に供用開始するためには、2012年後半には設計を開始する必要がある。

2)

機材調達および施工上の留意事項 資機材調達時

i) Colombo A変電所増強計画については、増設のための用地が狭隘のため、変圧器仕様

の決定に際し、既設と同様の仕様で、より小型の調達を考慮する。

ii) 132 kV GIS、33 kVおよび11 kVの開閉装置の調達に際しては、既存機器とのインター

フェースや親和性を考慮の上で調達先を決定する。

iii)

主要機器の調達先については、機器の信頼性を第一として決定する。

工事施工時

i) Colombo A変電所増強計画については、設置用地が狭隘のため、事前に周到な設置・

搬入計画の策定が必要である。

ii)

変電所内では、充電部との離隔を十分に確保して作業を行う。

iii)

ケーブルの敷設際し、事前に既設ケーブルルートを確認の上で敷設計画を策定し作業を

行う。

iv) 132 kV送電線の工事中は、近隣住民へ配慮するとともに、事前に安全対策を立てる。

v)

停止が必要な工事については、予め綿密な停止計画を策定する。

6.2.2 配電プロジェクト

(1)

各案件の概略工程

1)

配電用変電所の新設

総計

703

箇所の配電用変電所建設の工期を

24

ヶ月と計画した。

2)

単相配電線の三相化

総計

3,500 km

の三相化工事の工期を

24

ヶ月と計画した。

3)

電力量計の設置

総計

1,450

箇所の電力量計の設置工期を

24

ヵ月と計画した。

4) 33/11 kV

一次変電所(Primary Substation: PS)と

33 kV

の配電線の新設工事

総計

6

箇所の一次変電所新設・改修工事の工期を

21

ヶ月と計画した。また、総計

30 km

33 kV

配電線新設の工期を

17

ヶ月と計画した。

5)

配電自動化システム(DAS)

ソフトウェアの

CEB

による開発期間を含む

DAS

の導入工期を

38

ヵ月と計画した。

(2)

資材調達先

資材調達先について、以下について考慮する。

1)

主用機器については、欧州、米国、オーストラリアが海外の調達先として想定される。

2)

配電用変圧器は、価格と保守面から考え、スリランカ製が想定される。

3) 33/11 kV

変電所の機器は、中国、東南アジア製のものが想定される。

(3)

施工上の留意点

1)

配電関係の資機材は、標準的な仕様で標準図を使い施工されるため、それぞれの施工結果 の記録を残すことが重要である。

2) CEB

で設計する部分と契約業者が担当する部分との区分を明確する。

3)

同プロジェクト内の他の契約とのインターフェースを円滑にする。

4)

配電線の停電と接地の確認を十分に取り、安全に作業する。

5)

作業員には十分な教育を施し、品質と安全の確保に努める。

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