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ステートフルなゲートウェイによる接続

ドキュメント内 JAIST Repository https://dspace.jaist.ac.jp/ (ページ 44-48)

第 3 章 管理運用情報統合システムの設計

3.2 異なる通信技術同士の接続

3.2.2 ステートフルなゲートウェイによる接続

ステートフルなゲートウェイによる接続では,異なる通信技術を用いるエリアネット ワークの中継装置において,収集した管理運用情報を一旦終端し,別のプロトコルで送信 し直すことで相互接続を可能にする.以下の図3.10 にステートフルなゲートウェイによ る相互接続のユースケースを示す.

図 3.10: ステートフルなゲートウェイによる接続

図3.10では,中継装置において青の非イーサネット・非IP通信のエリアネットワーク のデバイスから収集した管理運用情報を,一度そのエリアネットワーク専用のアプリケー ションにより終端する.終端して取得した管理運用情報を,本提案システムまたはHTIP の対応するデータ構造に変換し,赤のエリアネットワークに存在するマネージャへ転送す る.一旦終端することにより,データ構造を保ったまま管理運用情報を転送することが可 能になり,第3.2.1項で提示したユースケースより,管理運用において有効に働くと考え られる.ただし,以下の図3.11 の様に複数のエリアネットワークを接続する場合,各々 の管理運用情報取得方法が異なるため,第3.1.1項で示した様な専用のアプリケーション を通信技術の分用意する必要がある.

図 3.11: ステートフルなゲートウェイによる接続の組み合わせ1

ステートフルなゲートウェイによる相互接続の場合は,図3.9 で示した問題が起こりに くいことが考えられる.

図 3.12: ステートフルなゲートウェイによる接続の組み合わせ2

図3.12では,赤青と青赤の終端用アプリケーションが必要となるが,本提案シ ステムまたはHTIP用のデータ構造で管理運用情報を転送することが可能となる.

本提案システムでは,この形態を取る.

3.2.3 トンネリングによる接続

ゲートウェイを用いる方法の他に,トンネリングによる相互接続のユースケースが挙 げられる.以下の図3.13, 3.14は,トンネリングによる単純な相互接続のユースケースで ある.

図 3.13: トンネリングによる接続1

図 3.14: トンネリングによる接続2

図3.13は,中継装置と非イーサネット・非IP通信のエリアネットワーク側のエンドデ バイスの間にトンネリングをするものである.この時エンドデバイスでは,本提案システ ムまたはHTIPの情報を送信する機能を実行する必要があり,また,中継装置とエンドデ バイスにはトンネリングのプロトコルを実装する必要がある.

図3.14は,マネージャが実装されているデバイスと中継装置の間でトンネリングを行 う.この場合マネージャのデバイスには,エンドデバイス側の青のエリアネットワーク用 のマネージャを実装する必要がある.さらにエンドデバイス用のマネージャが青のエリア ネットワークのプロトコルで動作する機能も必要である.また,図3.13と同様に,トン ネリングのプロトコルをマネージャ側と中継装置に実装する必要がある.

3.2.4 ゲートウェイとトンネリングの組み合わせ

第3.2.1項〜第3.2.3項で提示したユースケースを組み合わせたユースケースを,以下の

図3.15に示す.

図 3.15: 複数の接続が存在するユースケース

本提案システムが位置する場所は,図中のAのイーサネット基盤のIPエリアネットワー クのマネージャのデバイスである.エリアネットワークAにエリアネットワークDがト ンネリングで接続され,エリアネットワークBもステートフルなゲートウェイを介して接 続されている.また,エリアネットワークBには,エリアネットワークAと同じ通信技 術を用いているエリアネットワークCが接続され,その先にエリアネットワークFがト ンネリングを用いて接続されている.エリアネットワークBには,ステートレスなゲー トウェイを介してエリアネットワークEが接続されている.さらにエリアネットワークE に,ステートフルなゲートを介して,エリアネットワークAと同じ通信技術を用いてい るエリアネットワークGが接続されている.

以上のユースケースでは,第3.2.1項〜第3.2.3項で提示した実装方法を利用して各ネッ トワークの相互接続を図り,管理運用情報を転送する.

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