第 2 章 HDLC コントローラ 17
2.8 ステータス
HDLCコントローラは以下に示すステータスを持ちます。
ステータス番号 略号 ステータス名
31h DTRV
データ受信37h LOAK
ラインオープン完了38h LCAK
ラインクローズ完了39h TXED
データ送信完了3Dh SIAK
統計情報リード3Fh CILG
コマンドイリーガル41h GI2C
汎用入力端子変化検出Ⅱ43h OLSW
ステータス・テーブル・オーバー フロー以下にステータスについて説明します。
2.8.1 DTRVステータス
7 6 5 4 3 2 1 0
LCW(0) STSN(31h)
LCW(1) Don’t care
LCW(2) CB ERR RXBC
LCW(3)
LCW(4) BC
LCW(5) LCW(6) LCW(7)
BUFA LCW(8)
LCW(9) LCW(10) LCW(11) LCW(12) LCW(13) LCW(14) LCW(15)
RXDT
データを受信したことを報告します。
パラメータ説明
○RXBC
ステータス内に格納した受信データのバイト数です。
受信データのバイト数は0〜8バイトです。
受信データ数を8バイト以上とする場合は、受信バッファにデータを設定しなければなりません。
○ERR
DTRVステータスで報告されたフレームのエラー情報を表します。
エラーを含むフレームはMDSTコマンドのSAFビットを1に設定した場合のみ保存されます。
Priority Meaning Code
- Normal Frame (no error) 000
1 (high) Abort Frame 001
2 Short Frame 100
3 No Address 101
4 Long Frame 011
5 (low) FCS Error Frame 010
○BC
受信バッファに格納した受信データ・バイト数を表します。
BCは、0〜16383バイトの範囲となります。(0H〜3FFFH)。
○CB
受信バッファ・チェイン機能を表します。
0
受信バッファ・チェインなし1
受信バッファ・チェインあり○BUFA
受信バッファの先頭アドレスを表します。
○RXDT
DTRV内に格納する受信データ・バッファです。
2.8.2 LOAKステータス
7
6 5 4 3 2 1 0LCW(0) STSN(37h)
LOPNコマンドを実行したことを報告します。
2.8.3 LCAKステータス
7 6 5 4 3 2 1 0
LCW(0) STSN(38h)
LCLSコマンドを実行したことを報告します。
2.8.4 TXEDステータス
7
6 5 4 3 2 1 0LCW(0) STSN(39h)
LCW(1) TXEN
MDSTコマンドでTXED=1としたとき、DTSDコマンドによりデータ送信が終了したことを報告し
ます。パラメータ説明
○TXEN
前回の報告時から今回報告時の間で送信完了したフレーム数を表します。
2.8.5 SIRDステータス
7
6 5 4 3 2 1 0LCW(0) STSN(3Dh)
LCW(1) COUNT
LCW(2) OVRN
LCW(3) UNRN
LCW(4)
予約 (00h固定)LCW(5) SHORT
LCW(6) ADDR
LCW(7) LONG
LCW(8) ABORT
LCW(9) FCS
LCW(10)
予約 (00h固定)LCW(11) FLSW
LCW(12) FLRBW
SIRDコマンド実行により報告されるステータス情報です。
ステータス情報としては、各種エラー情報等があります。
本ステータスの報告後、統計情報はクリアされます。
パラメータ説明
○COUNT
LSW(2)〜LSW(12)のステータス情報のすべてが00hの時にCOUNTは00hとなります。
LSW(2)〜LSW(12)のステータス情報のいずれか1つにエラー情報がセットされている時に01hと
なります。○OVRN
データ受信時に受信
FIFOがフル状態となりオーバーランを発生した回数を表します。
○UNRM
データ送信時に送信
FIFOがエンプティ状態となりアンダーランを発生した回数を表します。
○SHORT
ショートフレームを受信した回数を表します。
○ADDR
MDSTコマンドでAUTO=01としたときに有効となります。
AFSTコマンドで設定したアドレス以外のアドレスフィールドを持つフレームを受信した
回数を表します。○LONG
MDSTコマンドのRXBSに設定した受信バッファサイズを超えたフレームを受信した回数を表し
ます。○ABORT
連続する7個以上の’1’のアボートパターンを受信した回数を表します。
○FCS
受信フレームのCRCチェックでFCSエラーが生じたフレーム数を表します。
○FLSW
ステータス・テーブルに空きがなくなり、受信フレームに対してステータス・テーブル・オーバ ーフローが生じた回数を
表します。
○FLRBW
受信バッファ・アドレス・テーブルに空きがなくなったために破棄した受信フレームの数を表し ます。
受信フレームのエラー情報が重複した場合は、以下の優先順位に従い、そのとき生じたエラー要 因の中で
最も優先順位の高いものをカウントします。
1
オーバーラン2
ショートフレーム3
アドレスエラーフレーム4
ロングフレーム5
アボートフレーム6 FCSエラーフレーム
各統計情報がFFh以上となった場合のカウント値はFFhとなります。
優先順位 高
優先順位 低
2.8.6 CILGステータス
7
6 5 4 3 2 1 0LCW(0) STSN(3Fh)
LCW(1) ILST
LCW(2) LSTN
LCW(3)
予約 (00h固定)LCW(4) CMDN
未定義のコマンド、または発行パラメータに誤りが生じているコマンドが発行された際に報告さ れるステータスです。
パラメータ説明
○ILST
イリーガルとなった要因を表します。
00h:未定義のコマンド番号が発行されたことを示します。
02h:送信バッファのチェイン時に送信FIFOのアンダーラン等のエラーが発生したことを示し
ます。03h:送信データを持たないDTSDコマンドが発行されたことを示します。
○LSTN
イリーガルとなったときの状態を表します。
00h:ラインオープンされていない(データの送受信動作をしていない)状態であったことを
示します。02h:ラインオープンされている(データの送受信動作をしている)状態であったことを示し
ます。○CMDN
イリーガルとなったコマンド番号を表します。
2.8.7 GI2Cステータス
7
6 5 4 3 2 1 0LCW(0) STSN(41h)
LCW(1)
予約GI2F GI1F GO2F GO1F
汎用入力端子GI2の変化を検出したことを報告します。
パラメータ説明
○GO1F
GO1端子のレベルを表します。
GO1F GO1端子のレベル
0 L
1 H
○GO2F
GO2端子のレベルを表します。
GO2F GO2端子のレベル
0 L
1 H
○GI1F
GI1端子のレベルを表します。
GI1F GI1端子のレベル
0 L
1 H
○GI2F
GI2端子のレベルを表します。
GI2F GI2端子のレベル
0 L
1 H
GI2信号については、『53ページ 3.3 半二重制御』を参照してください。
GO1, GO2, GI2
はボード内で未接続となっています。2.8.8 OLSWステータス
7
6 5 4 3 2 1 0LCW(0) STSN(43h)
LCW(1)
予約GI2F GI1F GO2F GO1F
LCW(2) LSTN
ステータス・テーブルがオーバーフローしたことを表します。
パラメータ説明
○GO1F
GO1端子のレベルを表します。
GO1F GO1端子のレベル
0 L
1 H
○GO2F
GO2端子のレベルを表します。
GO2F GO2端子のレベル
0 L
1 H
○GI1F
GI1端子のレベルを表します。
GI1F GI1端子のレベル
0 L
1 H
○GI2F
GI2端子のレベルを表します。
GI2F GI2端子のレベル
0 L
1 H
○LSTN
ステータス・テーブルがオーバーフローしたときの状態を表します。