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Question

MUFG

のガバナンスに対する 評価について教えてください。

グローバル企業として十分とお考えですか?

 答えはもちろん「

Yes

」ですが、コーポレート・ガバナ ンスにゴールはなく、常に改善が必要です。

MUFG

の現状を申し上げれば、社外取締役

8

名の国籍 は

3

カ国にわたり、うち

3

名は女性です。またバックグラ ウンドも企業経営者や金融専門家はもとより、法律や会計 の専門家など、多様な経験、人材で構成されています。

 その結果、取締役会における議論は非常に活発に 行われ、経営戦略やリスクアペタイトなど、およそグロー バルな組織体として望まれる全ての事柄に関する管理・

監督が適切に行われています。もちろん常に改善していく 必要はありますが、国際化や多様性の観点で、現在の 取締役会は非常に先進的だと考えています。

Question

MUFG

は今年

4

月から

新中期経営計画をスタートさせました。

経営計画策定にあたり、社外取締役は どのように関与すべきとお考えですか?

 取締役会の役割は経営の監督です。私たちは経営者 ではないので、最初にすべきことは、経営計画や戦略の 内容を深く理解することです。そのために非常に重要な ことは、質の高い情報を得ること、その正当性を経営側 から詳細に説明してもらい、把握することです。取締役 会では、慎重かつ活発な議論が行われます。

 当 該戦略からどのようなリターンを達成しようと しているのか、それにはどのようなビジネスリスクがある のかを検討します。また、

MUFG

はグローバルな金融 機関として、

ESG

の観点も考慮する必要があります。

ESG

は、金融機関がビジネスを行っていく上で今後

強化していかなければいけない側面の一つです。

 私たち社外取締役は、当該戦略に関する十分な知識 と経営陣との徹底的なディスカッションを通じて、経営陣 が行おうとしている計画や戦略が、株主やその他全て のステークホルダーの長期的利益に繋がることを確り と監督しています。この点において、取締役会に先立って 開催される事前説明セッションは大変有意義です。

事前に議題を検討することで、取締役会の審議時間を 有効に使うことができるため、特に新任取締役にとって は非常に意味のあるセッションです。

Question

昨年

5

月に発表した「

MUFG

再創造イニシアティブ」を どのように評価しますか。

MUFG

再創造イニシアティブを導入した背景には、

不安定なマーケット環境や消費行動の変化、規制対応 など、金融サービスにおける著しい変化があります。

従来のビジネスモデルのままでは、

10

年先

20

年先は 成功しないので、ビジネスのやり方を根本的に変える 必要があると認識し、将来を見据えて経営計画を策定し、

実行しようとしています。

 この計画は、対象範囲と、実行するタイミングが重要 です。顧客軸を基本としたグループの機能別再編、シス テムをはじめとするグループ経営資源の集約の方針は、

まさに的を射た戦 略であり、当社が将来果たすべき 役割を考えれば必要不可欠です。

  今 後 数 年 間、戦 略 の 最も困 難な段 階である実 行 フェーズとなります。一般的に日本では変革のペースは 遅いと言われますが、私は取締役の一人として可能な 限り早く変革を実現するよう経営陣に働きかけてい ます。もちろん、金融機関としての安全性と健全性を 堅持しながらであることは言うまでもありません。

Question

MUFG

の強みは何であると考えますか?

MUFG

の強みは、健全な企業文化、誠実さ、そして

コミットメントだと思います。特に経営陣が経営課題に 真摯かつ誠実に取り組む姿勢は際立っています。企業 文化を重視しているのは、昨今の企業不祥事の多くは、

企業文化や従業員の管理に原因があると考えるから です。金融機関にとっては、マーケットやお客さまの 信頼を維持することが極めて重要であり、従業員一人 ひとりの行動が非常に重要です。

 また、「考え抜く」という点も強みだと考えます。計画・

実行において徹底的に考え抜き、顧客本位であることは

MUFG

の強みの一つです。

 慎重すぎるという見方もあるでしょう。現在、

MUFG

は ビジネス変革を行うべくシステム投資を行っていますが、

欧米の銀行のなかには、先進的な技術を活用して既に 商品化を図っているところもあります。取締役会では、

現在、システム投資について活発に議論されています。

 一方、金融危機を財務基盤の強さと安定性で乗り越え たことは、「考え抜く」アプローチが功を奏した一例です。

当時、欧米銀が弱体化・不安定化するなか、

MUFG

の 安定性が魅力となり、その結果、国内外で優れた人材を 採用することができたことも、

MUFG

の大きなアドバン テージとなりました。こうした人材の厚みが、現在の

MUFG

の強さに繋がっていると考えます。

Question

米州

MUFG

ホールディングスの取締役を

兼務されていますが、そのメリットを教えてください。

 私が

MUFG

と米州

MUFG

ホールディングスの両方の 取締役を兼務していることは、両社の対話の質の向上 という観点で、大変意義深いと思います。米国のガバナ ンスの事例、リスク戦略、デジタル化などに関する私 の知識を

MUFG

の取締役と共有することができます。

また同様に、米州

MUFG

ホールディングスの経営陣や 取締役は、親会社である

MUFG

の米国事業に対する 見方を、いち早く理解することができます。双方向の情 報連携が直接行われることは、

MUFG

にとって非常にメ リットがあると考えています。

Toby S. Myerson

(トビー・

S

・マイヤソン)

Paul, Weiss, Rifkind, Wharton & Garrison LLP パートナー Longsight Strategic Advisors LLC チェアマン & CEO 米州MUFGホールディングス社外取締役

MUFGユニオンバンク社外取締役

弁護士として30年超の経験、米国法を中心に、

企業法務・M&A に関する専門的な知見を有する。

社外取締役

コーポレート・ガバナンスのさらなる強化

(注)川上博、川本裕子、松山遙、トビー・S・マイヤソン、奥田務、新貝康司、タリサ・ワタナゲス、

山手章の各氏は、会社法第2条第15号に定める社外取締役です。

弁護士、日比谷パーク法律事務所パートナー 1995年、東京地方裁判所判事補任官。2000年に弁護士 登録し、第二東京弁護士会に入会、日比谷パーク法律 事務所に入所。2002年より同所パートナーを務める。

2012年、バイテック社外監査役、2013年、T&Dホール ディングス社外取締役(現職)、2014年、三井物産社外 監査役(現職)に就任し、同年、当社社外取締役に就任

(現職)。20156月バイテック(現バイテックホー ル ディングス)社外取締役に就任(現職)。

松山遙

3

社外取締役

早稲田大学大学院経営管理研究科教授

1982年、東 京 銀 行 に 入 行。1986年 に 同 行 退 職 後、

1988年にマッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。

2001年には、同社東京支社シニアエキスパートに就任、

2004年に同社退職後、早稲田大学大学院ファイナンス 研 究 科(現 経 営 管 理 研 究 科)教 授 に 就 任(現 職)。

2006年より、東京海上ホールディングス社外監査役

20186月退任)、2013年に当社取締役に就任。2014年、

国家公安委員会委員に就任(現職)。2016年より当社社 外取締役に就任(現職)。

川本裕子

2

社外取締役

J. フロントリテイリング株式会社特別顧問

1964年、大丸に入社。1997年に同社代表取締役社長、

2003年に同社代表取締役会長兼最高経営責任者に就任。

2007年にJ. フロントリテイリング代表取締役社長兼 最高経営責任者、2010年に同社代表取締役会長兼最高 経営責任者に就任。2014年に同社相談役。同年、当社 社外取締役に就任(現職)。2018年、J. フロントリテイ リング特別顧問に就任(現職)。

奥田務

5

社外取締役(筆頭独立社外取締役)

1980年、日本専売公社入社。20017月に日本たばこ 産業財務企画部長、20046月に同社執行役員財務 グループリーダー、同年7月に同社執行役員財務責任 者、20056月に同社取締役執行役員財務責任者、

20066月に同社取締役、およびJT International S.A. Executive Vice Presidentに 就 任。2011 6月に日本たばこ産業代表取締役副社長に就任。2014 6月にリクルートホー ルディングス社外取締役就任

20186月退任)。20181月に日本たばこ産業取締役 に就任。同年3月にアサヒグループホールディングス 社外取締役に就任(現職)。同年6月より当社社外取締役 に就任(現職)。

新貝康司

6

社外取締役

弁護士、Longsight Strategic Advisors LLC チェアマン&CEO 1977年、米国カリフォルニア州およびニューヨーク州 弁護士登録。1981年にPaul, Weiss, Rifkind, Wharton

& Garrison LLPPaul, Weiss)入所。19836月同所 パートナー。1989年にWasserstein Perella & Co. Inc.

マネージング・ディレクター、1990年にPaul, Weiss パートナーに就任。2014年にMUFGユニオンバンク 社外取締役(現職)に就任。2016年にPaul, Weissを退職。

20171月にLongsight Strategic Advisors LLC チェア マン& CEO(現 職)、同 年2月に米 州MUFG ホールディングス社外取締役(現職)、同年6月に当社 社外取締役に就任(現職)。

トビー・

S

・マイヤソン

4

社外取締役

1972年、トヨタ自動車販売入社。2003年トヨタ自動車 常務役員、2007年同社専務取締役に就任。2008年に 豊田通商取締役副社長、2009年中部国際空港代表 取締役社長に就任。20156月に同社相談役、当社社外 取締役に就任(現職)。2016年にATグループ社外取締役に 就任(現職)。2017年に中部国際空港顧問に就任(現職)。

中部国際空港株式会社顧問

川上博

1

社外取締役

元タイ銀行総裁

1975年、タイ銀行入行。1988年に国際通貨基金(IMF エコノミスト(出向)に就任。2002年にタイ銀行副総裁、

2006年同行総裁に就任。2010年に同行退任。2013 3月にThe Siam Cement Public Company Limited 社外取締役(現職)。20176月に当社社外取締役に就任

(現職)。

タリサ・ワタナゲス

7

社外取締役

公認会計士

1977年、プライスウオーターハウス会計事務所入所。

1983年に公認会計士登録。1991年に青山監査法人代表 社員、PriceWaterhouseパートナー、2000年に中央 青山監査法人代表社員、PricewaterhouseCoopers パートナーに就任。2006年にあらた監査法人代表社員

2013年に退職)、2013年野村不動産ホールディングス および野村不動産の社外監査役に就任。20156月に 当社社外取 締 役(現 職)、野 村 不 動 産ホー ルディン グ ス 社 外 取 締 役(現 職)、プルデンシャル・ホール ディング・オブ・ジャパン社外監査役に就任(現職)。

山手章

8

社外取締役

1980年、東洋信託銀行に入社。2010年、三菱UFJ信託 銀行常務執行役員、当社執行役員に就任。2013年に 三菱UFJ信託銀行取締役副社長、当社取締役に就任。

2015年に当社執行役専務に就任。2016年に三菱UFJ 信託銀行取締役副社長執行役員に就任。20176月に 当社取締役監査委員に就任(現職)。

岡本純一

10

取締役監査委員

株式会社三菱UFJ銀行取締役副会長執行役員 1976年、三和銀行に入行。2012年に三菱東京UFJ銀行 副頭取、当社常務執行役員に就任。、2014年に三菱 東京UFJ銀行取締役副会長、当社取締役会長に就任。

20156月に当社取締役代表執行役会長に就任(現職)。

2017年に三菱東京UFJ銀行(現三菱UFJ銀行)取締役 副会長執行役員に就任(現職)。

園潔

11

取締役代表執行役会長

三菱UFJ信託銀行株式会社取締役社長 三菱UFJ証券ホールディングス株式会社 取締役社長最高経営責任者 三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社 取締役社長最高経営責任者 1981年、三菱信託銀行入社。20156月に三菱UFJ信託

銀行専務取締役、当社常務執行役員に就任。2016 4月に三 菱UFJ信 託 銀 行 取 締 役 社 長に就 任(現 職)。

20166月に当社取締役代表執行役副会長に就任

(現職)。

池谷幹男

12

取締役代表執行役副会長

1981年、三菱銀行に入行。2012年に当社取締役、三菱 東 京UFJ銀 行 常 務 取 締 役に就 任。20184月、三 菱 UFJ証券ホールディングス株式会社取締役社長兼最高 経営責任者(現職)、三菱UFJモルガン・スタンレー証券 株式会社取締役社長兼最高経営責任者(現職)、2018 6月、当社取締役代表執行役副会長に就任(現職)。

荒木三郎

14

取締役代表執行役副会長

株式会社三菱UFJ銀行取締役会長

1974年、三菱銀行に入行。2009年に三菱東京UFJ 銀行副頭取、当社常務執行役員、2010年に当社取締役 副社長に就任。2012年に三菱東京UFJ銀行頭取、当社 取締役、2013年に当社取締役社長に就任。20156 に当社取締役代表執行役社長に就任(現職)。2016 4月に三菱東京UFJ銀行(現三菱UFJ銀行)取締役会長 に就任(現職)。

平野信行

15

取締役代表執行役社長グループCEO 株式会社三菱UFJ銀行取締役頭取執行役員

1979年、三菱銀行に入行。2015年に米州MUFGホール ディングス会長、MUFGユニオンバンク会長に就任。

2016年に当社執行役専務、三菱東京UFJ銀行取締役 副頭取に就任。20176月に同行(現三菱UFJ銀行)

取締役頭取執行役員(現職)、当社取締役代表執行役 副会長に就任(現職)。

三毛兼承

13

取締役代表執行役副会長 1981年、三和銀行に入行。2014年に当社常務取締役に

就任。同年、三菱UFJ信託銀行取締役に就任。2015 6月に三菱東京UFJ銀行専務取締役、当社取締役執行役 専務に就任。2017年に三菱東京UFJ銀行取締役専務執行 役員に就任。20186月より当社取締役監査委員に就任。

黒田忠司

9

取締役監査委員

取締役

201871日現在

9 10 11 13 14

1 2 3 4 5 6 7 8 12 15

元日本たばこ産業株式会社代表取締役副社長

72 MUFG Report 2018 MUFG Report 2018 73

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