ダーツ
次の 4 種類のぬい目を使った 4 ステップ操作によるボタン穴かがりができます。4 ステップボタン穴 かがりを使うと、ボタン穴の長さを自由に決めて穴かがりができるため、特大のボタンを付ける場合
に便利です。
* ― : 調節できません。** ○ : 使用できます。× : 使用できません。
4 ステップのボタン穴かがりは、次の順序で行われます。
a ボタン穴かがりをしたい位置にしるしをつ
けます。 b を選んで、< N >押えを取り付けボタ
ン穴の左側をぬいます。
お願い
ボタン穴の左側の模様設定を変える場合は、他の設定もすべて同じように変える必要があります。
ぬい方 名前 押え 主な用途 ジグザグの振り幅* ぬい目の長さ*
2本針**
自動 手動 自動 手動
4ステップボタン 穴かがり ステップ1
4ステップボタン穴かがりの左側を
かがります。 5.0 1.5 - 7.0 0.4 0.2 - 1.0 × 4ステップボタン
穴かがり ステップ2
4ステップボタン穴かがりのかんど
め部分をかがります。 5.0 1.5 - 7.0 0.4 0.2 - 1.0 × 4ステップボタン
穴かがり ステップ3
4ステップボタン穴かがりの右側を
かがります。 5.0 1.5 - 7.0 0.4 0.2 - 1.0 × 4ステップボタン
穴かがり ステップ4
4ステップボタン穴かがりのかんど
め部分をかがります。 5.0 1.5 - 7.0 0.4 0.2 - 1.0 ×
しるし 出来上がり
いろいろなぬい方
実用ぬい
3
c ( スタート/ストップスイッチ ) を押し て穴かがりを始めます。
d しるし付けをしたところまでぬい終わった ら、 ( スタート/ストップスイッチ ) を もう一度押します。
e かんどめ部分の模様 を選んで、 ( ス タート/ストップスイッチ ) を押します。
→ かんどめ部をぬい終るとミシンは止まります。
f ボタン穴の右側の模様 を選んで、
( スタート/ストップスイッチ ) を押しま す。
g ボタン穴の右側をぬい、 ( スタート/ス トップスイッチ ) をもう一度押します。
• ボタン穴の右側を左側と同じ長さでぬいます。
h かんどめ部分の模様 を選んで、 ( ス タート/ストップスイッチ ) を押します。
→ かんどめをぬい終わると、自動的に止まります。
i 押えを上げ、布を外します。
j P.100 を参照して、ボタン穴に切り込みを
入れてください。
いろいろなぬい方
■ ダーニング(つくろいぬい)
つくろいぬいなどに使います。
* ― : 調節できません。** ○ : 使用できます。× : 使用できません。
ダーニングぬいは、図のように押えの手前から後ろに向かってぬいます。
a 模様を選び、< A >押えを取り付けます。
b 押えスケールの目盛りを、つくろいぬいの 長さに合わせます。
a 押えスケール b でき上がり寸法 c 7mm幅 d 5mm
c つくろいぬいを始める位置に針が落ちるこ とを確かめ、上糸を押え< A >の下に送 り、押えを下げます。
ぬい方 名前 押え 主な用途 ジグザグの振り幅* ぬい目の長さ*
2本針**
自動 手動 自動 手動
ダーニング 普通地のつくろいぬいに使用しま
す。 7.0 2.5 - 7.0 2.0 0.4 - 2.5 ×
ダーニング 厚地のつくろいぬいに使用します。
7.0 2.5 - 7.0 2.0 0.4 - 2.5 ×
止めぬい
止めぬい
お知らせ
最大
28mm
のダーニングぬいができます。a b
c
d
お願い
•
上糸は押えの下に入れてください。•
<A
>押えの水色で示された部分(下図参 照)のすきまがなくなるまで、押えを押し 込んでください。すき間があると、つくろ いぬいの寸法が不正確になります。いろいろなぬい方
実用ぬい
3
d 図のように、ボタン穴かがりレバーを金具 の後ろ側に下げます。
e 上糸の端を軽く引っ張って、 ( スタート/
ストップスイッチ ) を押し、ぬい始めます。
→ ぬい終わると自動的に止めぬいをして止まります。
お知らせ
•
あらかじめ自動糸切りを設定しておくと、ぬい終わりに止めぬいをしてから自動的に 上糸と下糸の糸を切ります。
•
厚みがあって布地が送られないときは、ぬ い目を粗くしてください。ボタン穴かがり レバー
金具 ボタン穴かがり レバー
いろいろなぬい方
かんどめ
かんどめは、止めぬいの一種で、ポケット口やスリットのあき止まりなど、力のかかる部分を補強す るときに使います。
* ― : 調節できません。** ○ : 使用できます。× : 使用できません。
a を選びます。
b < A >押えを取り付け、目盛りをかんどめ の長さに合わせます。
a 押えスケール b でき上がり寸法 c 5mm
c ポケット口が手前にくるように布地を置き ます。指で押えを押しながら、最初の針落 ち位置を確認して押えレバーを下げます。
ぬい方 名前 押え 主な用途 ジグザグの振り幅* ぬい目の長さ*
2本針**
自動 手動 自動 手動
かんどめ ぬい目がほどけやすい箇所やポ ケット口などのあき止まり部分の 力の加わる部分を補強したい場合 に用います。
2.0 1.0 - 3.0 0.4 0.3 - 1.0 ×
お知らせ
かんどめの長さは、5mmから
28mm
の範囲 で設定できます。一般的な長さは、5mmか ら10mm
の範囲です。a c b
お願い
•
上糸は押えの下に入れてください。•
<A
>押えの水色で示された部分(下図参 照)のすきまがなくなるまで、押えの外枠 を押し込んでください。完全に押し込まれ ていないと、かんどめの寸法が不正確にな ります。最初の針落ち位置 2mm
いろいろなぬい方
実用ぬい
3
d 図のように、ボタン穴かがりレバーを金具 の後ろ側に下げます。
e 上糸の端を軽く引っ張ってぬい始めます。
→ ぬい終わると自動的に止めぬいをして止まります。
■ 厚地の場合
布または紙を折りたたんだものを押えの左側には さんで、段差ができないようにしてください。
金具 ボタン穴
かがりレバー
お知らせ
•
あらかじめ自動糸切りを設定しておくと、ぬい終わりに止めぬいをしてから自動的に 上糸と下糸の糸を切ります。
•
布の厚みで布地が進まないときはぬい目を あらくしてください。押え
厚紙 布地
いろいろなぬい方
ボタンつけ
このミシンではボタンつけができます。
ボタンつけできるのは、2つ穴または
4
つ穴のボタンです。* ― : 調節できません。** ○ : 使用できます。× : 使用できません。
a
を選びます。b
押えを上げ、補助テーブルを外します。c
ドロップレバーを 位置に下げ、送り歯 を下げます。d
< M >押えを取り付け、ボタンを押えには さんで押えを下げます。e
プーリーを回し、針がボタンに当たらずに 左右のボタン穴に入ることを確かめます。• 針が左側の穴に入らない場合は、ぬい目を調節し てください。
• ボタン付けの操作を2回繰り返すと、ボタンが しっかり付きます。
f
上糸の端を軽く持ってぬい始めます。→ ぬい終るとミシンは自動的に止まります。
g
裏から下糸の端を引っ張って上糸を引き出 し、2回結び、余分な部分を切ります。ぬい方 名前 押え 主な用途 ジグザグの振り幅* ぬい目の長さ*
2本針**
自動 手動 自動 手動
ボタンつけ ボタンつけに使用します。
3.5 2.5 - 4.5 — — ×
お願い
ボタンつけをするときは自動糸切り機能を使用しないでください。糸の始末ができなくなります。
ドロップレバー
ボタン 金属板
注 意
ぬうときには、ボタンに針が当たらないよ うに注意してください。針が折れるとけが をするおそれがあります。
いろいろなぬい方
実用ぬい
3
■ 4 つ穴ボタンをつけるときは
手前の
2
つの穴からボタンつけをします。ぬい終 わったら押えを上げ、針が次の2
つ穴に入るよう に布を手前に引き、ボタン付けをします。■ ボタン足をつけるときは
ボタンの付け根に足(糸足)を付けるときは、ボ タンと布地の間にすき間をあけた状態でぬい、あ とで手で巻き付けます。ボタンをしっかりと付け ることができます。
a
ボタン付け押え<M> にボタンを取り付け
たら、足レバーを手前に押します。b
ぬい終わったら、長めに上糸を切ります。足レバーをうしろに押した後、押えを上げ てボタンが付けられた布地を引き出しま す。上糸を糸足に巻きつけてしっかり結び ます。
c
ぬい始めとぬい終わりの下糸の両端を布地 の裏側で結びます。d
余分な糸を切ります。足レバー
お願い
ぬい終わったら、必ずドロップレバーを元の 位置(上)に戻してください。
ドロップレバー
いろいろなぬい方
アイレット
ベルトの穴かがりなどに使います。
* ― : 調節できません。** ○ : 使用できます。× : 使用できません。
a または を選びます。
b 「振り幅」の または「ぬい目の長 さ」を使って、アイレットの大きさを選び ます。
c < N >押えを取り付け、プーリーを回して 針が落ちる位置を確認します。
d 押えを下げてぬい始めます。
→ ぬい終わると自動的に止めぬいをして止まります。
e はとめ穴パンチで穴をあけます。
ぬい方 名前 押え 主な用途 ジグザグの振り幅* ぬい目の長さ*
2本針**
自動 手動 自動 手動
アイレット ベルトの調節用の穴をかがるとき などに使用します。普通地に使用 します。
7.0 7.0 6.0 5.0 7.0 7.0 6.0 5.0) ×
アイレット ベルトの調節用の穴をかがるとき などに使用します。厚地に使用し ます。
— — — — ×
お願い
(アイレット)で使える大きさは
1
つのみ です。お願い
きれいに仕上がらない場合は、調節を行って ください。(P.123参照)
7mm 6mm 5mm
針落ち位置
いろいろなぬい方
実用ぬい
3
横送り(直線・ジグザグ)
袖やズボンなどの筒状の布地にワッペンなどを つける場合などに使います。
a 補助テーブルを外してフリーアームにしま す。
b を選び、< N >押えを取り付けます。
c ぬい始めの位置に針をさし、図のようにぬ い目 1 をぬいます。
d を選び、図のようにぬい目 2 をぬいま す。
• 布地が曲がらないように手で軽く押さえながら ぬってください。
e を選び、 図のようにぬい目 3 をぬいます。
→ 布地は手前に送られます。
f を選び、 図のようにぬい目 4 をぬいます。
→ ぬい目1のぬい始めの位置までぬい進みます。
お知らせ
筒状の布地をフリーアームに通し、図のよう にぬいます。
お知らせ
模様の詳細については、巻末の「ぬい方早見 表」を参照してください。
1 3
4
2
ぬい始め位置