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スタックスプリット対策(MAD) スタックのスプリット(分断)と対策

76 HPE FlexFabric & FlexNetwork Switch

基本設定ガイド

timer : Master Memberが不在となって6または12分経過後(値は機種によりますのでCommand Referenceでご確認 をお願いします)、Masterのスイッチが再度IRFファブリックに参加しなければ、新しいMaster MemberのMACアドレ

スをBridge MACアドレスとして使用するように変更します。(デフォルト)

IRF Portのロードバランス設定(グローバル)

IRF Portはすべてのポートがアクティブ動作し、デフォルトではパケットタイプによってロードバランスを行うようになっていますが、

モードの設定によりロードバランスの条件を変更することができます。本設定はグローバル設定ですが、IRF Port毎にirf-port

load-sharing modeコマンドで設定することもできます。

irf-port global load-sharing mode { destination-ip | destination-mac | source-ip | source-mac } destination-ip : 宛先IPアドレスベースでIRF Port間のロードバランスを行います。

destination-mac : 宛先MACアドレスベースでIRF Port間のロードバランスを行います。

source-ip : 送信元IPアドレスベースでIRF Port間のロードバランスを行います。

source-mac : 送信元MACアドレスベースでIRF Port間のロードバランスを行います。

IRF Portのロードバランス設定(IRF Port毎)

IRF Port毎に本設定を行った場合は、グローバル設定よりも優先されます。

irf-port load-sharing mode { destination-ip | destination-mac | source-ip | source-mac } destination-ip : 宛先IPアドレスベースでIRF Port間のロードバランスを行います。

destination-mac : 宛先MACアドレスベースでIRF Port間のロードバランスを行います。

source-ip : 送信元IPアドレスベースでIRF Port間のロードバランスを行います。

source-mac : 送信元MACアドレスベースでIRF Port間のロードバランスを行います。

スタックスプリット対策(MAD)

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基本設定ガイド

MADの種類

MADは下記のいずれかの方法で利用することができます。

LACP MAD : IRFファブリックと筐体を跨いだLink Aggregation (LACP)で接続されているHPE Arubaスイッチを中継し

てLACPパケットでスタックスプリットを通知します。

BFD MAD : IRFファブリックを構成するスイッチ間をMAD専用のリンクで接続することで、BFDパケットを利用してス

タックスプリットを通知します。3台以上でIRFファブリックを構成する場合は、すべてのスイッチ間の直結リンクが難し いため、BFD MAD専用のダムスイッチなどを中継して対応する形になります。

ARP MAD : 通知用のARPパケットをSTP構成のネットワークを経由して、スタックスプリットを通知します。

ND MAD : 通知用のIPv6 NDパケットをSTP構成のネットワークを経由して、スタックスプリットを通知します。

MADの動作

IRFファブリックがスプリットしデュアルMasterを検知すると、MADがIRFファブリックの1つを除きRecovery Stateとしてデータ トラフィックの転送を禁止します。検知後のMADによる動作は下記の通りです。

LACP MAD, BFD MADの場合

1. それぞれのIRFファブリックのメンバー数(スイッチ数)を比較します。

2. メンバー数が一番多いIRFファブリックを除き、すべてのIRFファブリックをRecovery Stateにします。

3. もしすべてのIRFファブリックが同じメンバー数だった場合、Master MemberのMember IDを比較します。

4. メンバーIDが一番低いMaster Memberが属するIRFファブリックを除き、すべてのIRFファブリックをRecovery State にします。

5. Recovery StateになったIRFファブリックは、除外対象のインターフェースを除き、すべてのインターフェースをシャット

ダウンします。

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基本設定ガイド

ARP MAD, IPv6 ND MADの場合

1. それぞれのIRFファブリックのMaster MemberのMember IDを比較します。

2. メンバーIDが一番低いMaster Memberが属するIRFファブリックを除き、すべてのIRFファブリックをRecovery State にします。

3. Recovery StateになったIRFファブリックは、除外対象のインターフェースを除き、すべてのインターフェースをシャット

ダウンします。

MADの設定

LACP MADの有効化

LACP MADを有効化する場合、Link Aggregationモードをdynamic (LACPあり)にする必要があります。またIRF Domain IDの設定

が必要です。未設定の場合はLACP MAD有効するときに設定できます。

mad enable

BFD MADの有効化とMAD IPの設定

BFD MADを有効化する場合は、事前にBFD MAD用の専用VLANの作成とIRFに参加している各スイッチにそのVLANを

アサインした物理ポートが必要です。また別途IRF Domain IDの設定が必要です。

mad bfd enable

mad ip address ip-address { mask | mask-length } member member-id ip-address : IPアドレスを設定します。

mask-length : マスク長を指定します。

mask : サブネットマスクを設定します。

member-id : MAD IPを設定するIRF Member IDを指定します。

ARP MADの有効化

ARP MADを有効化する場合、事前にSTPの設定を行って下さい。またIRF Domain ID、IRF Bridge MACアドレス保持無効化、ARP

MAD用VLAN及びIPアドレスの設定が必要です。IRF Domain ID未設定の場合はARP MAD有効するときに設定できます。

mad arp enable

[HPE]interface Bridge-Aggregation 1

[HPE-Bridge-Aggregation1]link-aggregation mode dynamic [HPE-Bridge-Aggregation1]mad enable

You need to assign a domain ID (range: 0-4294967295) [Current domain ID is: 0]: 100

The assigned domain ID is: 100 [HPE-Bridge-Aggregation1]quit

[HPE]interface range GigabitEthernet 1/0/1 GigabitEthernet 2/0/1 [HPE-if-range]port link-aggregation group 1

[HPE]vlan 4000 [HPE-vlan4000]quit

[HPE]interface range GigabitEthernet 1/0/23 GigabitEthernet 2/0/23 [HPE-if-range]port access vlan 4000

[HPE-if-range]undo stp enable [HPE-if-range]quit

[HPE]interface Vlan-interface 4000 [HPE-Vlan-interface4000]mad bfd enable

[HPE-Vlan-interface4000]mad ip address 172.16.1.1 255.255.255.0 member 1 [HPE-Vlan-interface4000]mad ip address 172.16.1.2 255.255.255.0 member 2

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基本設定ガイド

IPv6 ND MADの有効化

ARP MADを有効化する場合、事前にSTPの設定を行って下さい。またIRF Domain ID、IRF Bridge MACアドレス保持無効化、ARP

MAD用VLAN及びIPアドレスの設定が必要です。IRF Domain ID未設定の場合はARP MAD有効するときに設定できます。

mad nd enable

MAD除外ポートの設定

IRFファブリックのスプリットが発生すると、分断した片側がRecovery Stateとなりすべてのインターフェースをシャットダウンしま すが、シャットダウンしたくないポートを除外することができます。なお、IRF Portにアサインされている物理ポート、BFD MADで使 用されているインターフェースは自動的に除外されます。

mad exclude interface interface-type interface-number

interface-type interface-number : インターフェースを指定します。(例: GigabitEhternet 1/0/5)

MADリストア

Recovery Stateとなってすべてのインターフェースがシャットダウンしたスイッチに対して実行すると、シャットダウンしたインター

フェースをアクティブにします。問題が解消されていることを確認して実行して下さい。

mad restore