5.1 はじめに
本演習の続きを,会社や学校に帰って行うことができるように,電卓のGUIを構築するPLIのソー スならびに,コンパイル済のライブラリを配布する.ここでは,シミュレータの情報やインストールの 方法を記載する.なお,講習会の資料, PLIのソース等は, http://kazunoko.kuee.kyoto-u.ac.jp/kobayasi/
refreshよりダウンロード可能である.
5.2 シミュレータ
Verilogシミュレータで,今回使っているsigned拡張を実装しているものとして,次のものがあげ
られる.
Verilg-XL, NC-verilog Cadence社: Solaris, HP-UX, Windows VCS Synopsys社: Solaris, HP-UX, Windows, Linux
modelsim Mentor Graphics社: Solaris, HP-UX, Windows, Linux GPL Cver Antrim Design Systems社
すべてPLIに対応しているので,上記のシミュレータのライセンスを持っていれば,シミュレーショ ン可能である.特に, GPL Cverは, GPLに従って配布されているVerilog Simulatorである. Verilog 2001もほとんどサポートしており,お勧めのシミュレータである.
以下では,このうち, WindowsのCygwin上にインストールしたGPL Cverについて,入手の方法 と電卓用PLIのインストールの方法を述べる.
また, Solaris, Linuxで動くVerilog-XLシミュレータでの電卓用PLIのインストール方法につい ても触れる.
5.3 Cver on Cygwin
5.3.1 Cygwin のインストール
1. cygwinをインストールする. www.cygwin.comにアクセスし, Install or update now!をクリッ クする.
2. Select Packagesまで進んだら, Devel内の, gccとmakeをSkipから, Installに変更する.
3. 最後までインストールを進める
5.3.2 GPL Cver のインストール
1. GPL Cverのホームページhttp://www.pragmatic-c.com/gpl-cver/index.htmより, gplcver-2.11a.src.tar.bz2http:/
/www.pragmatic-c.com/gpl-cver/downloads/gplcver-2.11a.src.tar.bz2をダウンロードする. 2. cygwin上で展開する.
$ tar xfj gplcver-2.11a.src.tar.bz2
3. gplcver-2.11a.src/srcディレクトリに移り, makeを実行する.
$ cd gplcver-2.11a.src/src
$ make -f makefile.cygwin
4. objsディレクトリに移り, PLI版のcverをコンパイルする.
$ cd ../objs
$ make -f makefile.dll dll exe
5. 動くかどうかテストするが,配布されているmakeleに不具合があるので,これと置き換え る.cver/makele.cygwin
$ cd ../tests_and_examples/examples.vpi/
# makefile.cygwinを, 上記のものと置き換える
$ make -f makefile.cygwin dll run
# うまく行くと最後に下記の通り表示される.
tmp_channel
5.3.3 GTK のインストール
次に, Cygwinで動作するGTKをインストールする.
1. こちらhttp://gladewin32.sourceforge.net/より,最新のGtk+ Win32 Development Environmentを インストールする.インストール先は, C:\cygwin\GTKとする.
2. 正常にインストールされたか確認するために, Makelecver/Makele.tex, helloworld.ccver/helloworld.c をダウンロードする.
3. cygwin上でmakeを行なう
# Makefile, helloworld.cをダウンロードしたディレクトリ内に移動
$ make
$ ./helloworld.exe
# windows上に, hello worldと表示されれば正常
5.3.4 PLI ライブラリのインストール
1. gtkcalc cver.tgzcver/gtkcalc cver.tgzをダウンロードする
2. gplcver-2.11a.src.tar.bz2を展開したのと同じディレクトリに置く. 3. 展開する.
# 必ず, gplcver-2.11a.src.tar.bz2を展開したのと同じディレクトリに置くこと
$ tar xfz gtkcalc_cver.tgz
4. すでにコンパイルされているので,そのまま動かすことができる
$ cd gtkcalc
$ ./gtksim.sh
5. うまく行かない場合は,再コンパイルを行なう
$ make clean
$ make dll
$ ./gtksim.sh
5.4 Verilog-XL on Solaris
5.4.1 GTK+他のインストール
実行に必要なライブラリをまとめたファイルを作成した. gtkcalc/gtklib.tgzをダウンロードして, 適当なところで展開する.なお,ソースからインストールしたい場合は, http://www.gimp.orgより,ダ ウンロードすることができる.
5.4.2 ライブラリのインストール
gtkcalc/solaris/libvpi.soをダウンロードする.
5.4.3 実行シェルスクリプト
gtkcalc/solaris/gtksim.shをダウンロードして, CALCLIB=
GTKLIB=
のCALCLIB=のあとに, libvpi.soを置いたディレクトリ, GTKLIB=のあとにGTKのライブラリ を置いたディレクトリを指定する. gtksim.shをパスの通ったディレクトリに移して,
chmod +x gtksim.sh とすれば良い.
5.5 Verilog-XL on Linux
Linuxでは,標準またはオプションで, GTK+がインストールされていることが多いので,ここで
は, GTK+はすでにインストールされているものとする.
5.5.1 ライブラリのインストール
gtkcalc/linux/libvpi.soをダウンロードする.
5.5.2 実行シェルスクリプト
gtkcalc/linux/gtksim.shをダウンロードして, CALCLIB=
のCALCLIB=のあとに, libvpi.soを置いたディレクトリを指定する. gtksim.shをパスの通ったディ レクトリに移して,
chmod +x gtksim.sh とすれば良い.
5.6 PLI ファイルのソース
使用したPLIファイルのソースはgtkcalc/gtkcalc.tgzです.