Model Technology™ ModelSim® ソフトウェアなどの他の EDA シミュ レーション・ツールを使用してシミュレーションを実行し、.vcdファイ ルを作成できます。このファイルをPowerPlay Power Analyzerへの入 力として使用して、デザインの消費電力を見積もることができます。こ れを行うには、Quartus IIソフトウェアで、サードパーティ・シミュレー タへの入力として使用するスクリプト・ファイルを生成する必要があり ます。このスクリプトはサードパーティ・シミュレータに、すべての出 力信号を含む.vcdファイルを生成するよう指示します。サポートされて いるサードパーティ・シミュレータについて詳しくは、11–14 ページの
「シミュレーション結果」を参照してください。
デザインの.vcdファイルを作成するには、以下のステップを実行します。
1. Assignments メニューの EDA Tool Settings をクリックします。
Settingsダイアログ・ボックスが表示されます。
2. CategoryリストのSimulationを選択します。図11–12に示すとお り、Simulationページが表示されます。
PowerPlay Power Analyzerの使用
図11–12. Settingsダイアログ・ボックスのSimulationページ
3. Tool nameリストで、適切なEDAシミュレーション・ツールを選
択します。
4. Format for output netlistリストで、VHDLまたはVerilogを選択 します。
5. Generate Value Change Dump (VCD) file scriptをオンにします。
これによって、Map illegal HDL characterおよびEnable glitch
filteringオプションがオンになります。
6. (オプション)Map illegal HDL characterを使用すると、すべての 信号が正当な名前を持ち、信号のトグル・レートを後でPowerPlay Power Analyzerで使用できるようになります。
7. (オプション)Enable glitch filtering をオンにすると、シミュレー ション用のEDA ネットリストを生成するときに、グリッチ・フィ ルタリング・ロジックが出力になります。このオプションは、.vcd ファイル・スクリプトを生成するかどうかに関係なく常に使用でき ます。グリッチ・フィルタリングについて詳しくは、11–20 ページ の「グリッチ・フィルタリング」を参照してください。
ModelSimを使用してシミュレーションを実行すると、vsimコ
マンドに与えられる +nospecify オプションで、ModelSim の
specify パス遅延およびタイミング・チェックがディセーブル
されます。Simulation ページのグリッチ・フィルタリングをイ ネーブルすることにより、シミュレーション・モデルにはspecify パス遅延が含まれます。したがって、グリッチ・フィルタリン グがイネーブルされ、+nospecifyオプションが指定されている 場合、ModelSim はデザインをシミュレーションできません。
アルテラでは、消費電力見積もりの正確なシミュレーションが 得られるよう、ModelSim vsimコマンドから+nospecifyオプ ションを取り除くことを推奨しています。
8. Script Settingsをクリックします。図11–13 に示すとおり、Script
Settingsダイアログ・ボックスが表示されます。
図11–13. Script Settingsダイアログ・ボックス
.vcdファイルに出力すべき信号を選択します。All signalsを選択す ると、生成されたスクリプトによってサードパーティ・シミュレー タは、接続されているすべての出力信号を.vcdファイルに書き込み ます。All signals except combinational lcell outputsを選択すると、
生成されたスクリプトはサードパーティ・シミュレータに、ロジッ ク・セルの組み合わせ出力を除く、接続されているすべての出力信 号を.vcdファイルに書き込むよう指示します。
PowerPlay Power Analyzerの使用
ファイル・サイズが巨大になる可能性があるため、ファイルに 全部の出力信号を書き込みたくない場合もあります(ファイル・
サイズは、監視中の出力信号数と遷移回数に依存します)。
9. OKをクリックします。
10. Design instance nameボックスにテスト・ベンチの名前を入力しま す。
11. Quartus II ソフトウェアでデザインをコンパイルし、必要な EDA
ネットリストと、.vcdファイルを生成するようサードパーティ・シ ミュレータに指示するスクリプトを生成します。
NativeLinkの用途について詳しくは、「Quartus IIハンドブック Volume 3」の「Section I. Simulation」を参照してください。
12. サードパーティEDA シミュレーション・ツールでシミュレーショ ンを実行します。生成されたスクリプトをシミュレーション・ツー ルで呼び出してから、シミュレーションを実行します。シミュレー ション・ツールは.vcdファイルを生成して、プロジェクト・ディレ クトリに置きます。
ModelSimソフトウェアからのVCDファイルの生成
次の例は、ModelSimソフトウェアで.vcdファイルを正常に作成するた めのステップごとの操作方法を示しています。
1. Quartus IIソフトウェアで、AssignmentsメニューのSettingsをク リックします。
2. Settingsダイアログ・ボックスのSimulator Settingsページで、Tool Name リストにおいて適切な ModelSim selection を選択して、
Generate Value Change Dump File Scriptオプションをオンにしま す。
3. .vcdファイルを生成するには、フル・コンパイルを実行します。
4. ModelSim ソフトウェアでシミュレーションに必要なファイルをコ
ンパイルします。
5. ツール・メニューの Start Simulation をクリックしてデザインを ロードするか、vsimコマンドを使用します。
6. 以下のコマンドを使用して、ステップ3で作成したQuartus II.vcd スクリプトを供給します。
source <design>_dump_all_vcd_nodes.tcl
7. シミュレーション(例えば、run 2000nsまたはun -all)を実行します。
8. 必要な場合は、quit -simコマンドを使用してシミュレーションを終 了します。
9. ModelSim ソフトウェアを終了します。ソフトウェアを終了しない
場合、ModelSimソフトウェアが.vcdファイルの書き込みプロセス
を不適切に終了させて、.vcdファイルが壊れることがあります。
他のサードパーティEDAシミュレーション・ツールでの.vcdファイル の作成方法について詳しくは、「Quartus II ハンドブック Volume 3」の Section I. Simulationを参照してください。