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(従業員、株主、顧客、社会) 

技術、製品開発  の三大要素    競争力の源泉  志(目標) 

開発の理念 

前提条件 

驚きと感動を呼ぶ  新価値  創って安心  買って安心  使って安心   

環境  安全性  快適性 

新価値 

安心 

基盤、要素技術開発 

一本一本のタイヤは、「走る」「止まる」「曲がる」「支える」といったドライバーの意思を路面 に伝えることはもとより、皆さまの大切ないのちを守るものであることから、「安全性」の確保 こそ、自動車産業に携わる企業の社会的責任であると考えます。また、収益を確保しつつ、企 業の継続的成長に貢献することも企業としての社会的責任であると考えます。それゆえ、開発 部門では、開発理念「安心」のもと、環境、安全性、快適性の3つの要素を追求するとともに、

これらの3要素を融合させることにより新価値の創造を目指しています。今後も、これらの社 会的責任を果たすべく、誰もが「安心」であると実感できるタイヤの開発に取り組み、車社会に 貢献していきたいと考えています。          

井上 晧  

常務執行役員 タイヤ開発担当

環 境 自 主 基 準

 

省 資 源   自 然 資 源   リサイクル 

騒 音   安 全 性   地 球 温 暖 化 防 止  

評 価 区 分  

前提条件  評 価 項 目  

CO2の削減、転がり抵抗の低減など  軽量化、摩耗性の向上など  天然ゴムの使用など 

リサイクル材料使用や更生性能の向上など  車外騒音の低減など 

ウェット性能や氷上性能の向上など  環

  境

 

安 全

 

 

あらゆる人と環境にとって、「安心」だ

と実感できるタイヤを生み出すこと、

それがタイヤの開発理念です。この開 発理念を具現化するために、タイヤ開 発部門は、収益の確保と企業の永続的 成長に寄与すること及び顧客満足度を 高め、タイヤを通じて車文化の発展に 貢献することを使命として開発に取り 組んでいます。

ブリヂストンでは、安全性を確保しつ つ、タイヤのライフサイクル(原材料、

生産、物流、使用、リサイクル)の各段 階における環境負荷をできる限り小さ くできるように2002年に環境自主基 準を策定。新たに開発・設計する製品を 地球温暖化防止、省資源、自然資源、

リサイクル、騒音、安全性の6項目につ いて総合評価し、合計点数が社内基準 を超えた製品を環境配慮製品と定義し ています。なお、中長期計画では各年 度において新たに開発する国内市販向 け乗用車用及びトラック・バス用タイヤ の全販売本数に占める環境配慮製品の 割合を目標に定めました。

タイヤの開発・設計

「安心」「安全」を基本に、環境に配慮したタイヤを開発しています。

開発・設計における基本的考え方

環境自主基準

技術・製品開発の三大要素

③タイヤの回転に   ともなう空気抵抗に   よるエネルギーロス 

スピード 

車両の進行方向 

①走行時のタイヤの   変形によるエネルギーロス   

②トレッドゴムの   路面との   接地摩擦による   エネルギーロス 

タイヤの転がり抵抗構成要素 

① 

② 

③  タイヤのあらゆる角度から「環境」「安

全性」「快適性」の三つの要素を考慮し ながら、技術・製品開発を行なっていま す。例えば、タイヤの表面にはさまざ まな形をした「パターン」がありますが、

その一つひとつの形状に3つの要素が 最大限活かされるように、取り組んで います。

このような技術・製品開発の3大要素を 最大限活用して、「B-style RV」を開発 しました。このタイヤは、ブリヂスト ンのタイヤ基盤技術「AQ DONUTSⅡ」

を採用し、雨の日のブレーキ性能や、

摩耗時の性能低下抑制レベルをさらに 向上させ、また、「3ゾーンタフ・パタン」

や「トライアングルスロット(三角穴)」

加工などの技術の採用により、ミニバ ン特有の摩耗を抑制し、かつ、ロード ノイズの低減を追求したものです。

自動車の燃費にタイヤが影響を及ぼす ものとしては、大きく分けてタイヤ転 がり抵抗と重量があります。タイヤの 転がり抵抗には、右図のように3つの発 生要因があります。これらによるエネ ルギーロスを抑制するためにタイヤの 形状やコンパウンドの開発を行なって います。特に濡れた路面での摩擦力を 低下させず、転がり抵抗を低減させる 技 術 開 発 を 推 進しています。また、

優 ←  → 劣 

31.4m (100.4)

■「B-style RV」と従来品「B-RV AQ」の    ウェットブレーキ比較(新品、50%摩耗品) 

30.0m (101.7)

31.4m (100.4) 29.5m (100)

B-style RV 摩耗品  B-style RV 新品  B-RV AQ 摩耗品  B-RV AQ 新品 

30.0m (101.7)

31.4m (106.4) 29.5m (100)

29.1m (98.6) 29.1m (98.6) 100%

2004年に 販売したB-style RV

テスト場所:ブリヂストンプルービンググラウンド/路 面:

アスファルト/タイヤサイズ:215/65R 15 96H / リ ム:

15×6J / 空 気 圧:220kPa( フロント・リアとも)/車 両:

日 産 エ ル グ ラ ン ド( E 5 0 )/制 動 初 速 度:80 k m / h /水 深:

2mm/乗員:1名/外気温:15度

※ テ ス ト 結 果 に 関 す る 詳 細 デ ー タ は 、 タ イ ヤ 公 正 取 引 協   議会に届け出てあります。

燃費向上に向けて

トライアングルスロット

こもり音の原因の一つは路面の凹凸をタイヤ表 面が拾い、細かい振動が車両に伝わり、騒音とな るロードノイズです。トレッド剛性が高いと接地 時に路面の凹凸を細かい振動として伝達しやすく なり、ロードノイズの悪化を招きます。B‐style  RVでは、偏摩耗抑制のため、回転方向の剛性を 高めている装着内側にトライアングルスロット

(三角の穴)を入れることで、剛性を低下させるこ となく振動の伝達を抑制し、トレッド剛性のアッ プと静粛性の両立を実現しました。

非対称3ゾーンタフ・パタン拡大図 

 装 着 内 側   

ブレーキ力を高め、ブレーキング時の摩耗 を抑える為、回転方向に強いパタンを採用 

環   境  

 セ ン タ ー 部  直進安定性を高める為、溝の少 ない高剛性ブロックを採用 

快   適   性  

 装 着 外 側    カーブでの安定性を高め、コー ナーリング時の摩耗を抑える為、

横方向に強いパタンを採用  安 全 性 ・ 環 境  

  技術・製品開発の3大要素である「環境」「安全性」「快適性」について 

重量も自動車の燃費を左右します。

タイヤの重量を軽くすれば、それだけ 車両の重量も軽くなり、燃費も改善さ れますが、単にタイヤの材料や部材を 軽量化するだけでは摩耗性や耐久性 を損なう可能性があります。従って、

環境自主基準の全ての項目をうまく組 合わせていくことが重要であると考え ています。

開 発 ・ 設 計

■乗用車用 

■転がり抵抗の低減 

  良 

(年) 

198019851990199520002005 110

100 90 80 70 60 50

■タイヤ重量の推移 

 

(年) 

198019851990199520002005 軽 

ECOPIA฀฀฀B381 POTENZA฀฀GⅢ

110 100 90 80 70 60 50

ブリヂストンでは、タイヤの転がり抵抗及び軽量化を図るための技術を常に探求しな がら、省燃費タイヤを開発してきました。その結果、1980年代からの乗用車用タイ ヤとトラック・バス用タイヤの転がり抵抗指数及び重量は、下図のように大幅に低減 しています。

転がり抵抗低減と軽量化の取り組み

環境に配慮したタイヤ設計技術の開発

タイヤの転がり抵抗を大幅に低減させ、

耐摩耗性も向上させることができる タイヤ設計技術「ブリヂストン・エコロ ジーフォーカス・タイヤデザイン・テク ノロジー」を開発しました。この技術を

高弾力、高強性コードを 用いた新ベルト構造の開発

エアバス A380

航空機用更生タイヤ

航空機用タイヤは、一般的に6回程度更生(摩耗した トレッド部を張り替える)して使用するため、航空会 社に対する新品タイヤの販売にあたっては、更生サー ビスが行えることが不可欠の条件となっています。 ブ リヂストンでは、航空機用新品タイヤの生産を久留米 工場(福岡県久留米市)で行っていますが、航空機用更 生タイヤの工場としては、日本に東京工場(東京都小 平市)、香港にブリヂストン・エアクラフトタイヤ・アジ ア社、米国にブリヂストン・エアクラフトタイヤ・USA 社(本社 マイアミ)、欧州にはブリヂストン・エアクラ フトタイヤ・ヨーロッパ社(本社 ベルギー)の4個所が あります。

2003年6月、フランスのエアバス社が 2006年に就航を目指して開発中の最 新鋭超大型旅客機「A 380」に、新ベルト 構造を用いたタイヤの納入が決定。この 新ベルト構造は、外傷を受けにくいほか、

タイヤの軽量化や摩耗ライフの向上な ど環境にも配慮しています。

■転がり抵抗(転動時) 

トレッド部の変形が大きく、

エネルギー損失が大きい。 

回転中心が偏ることでトレ ッド部の変形が少なくなり エネルギー損失が少ない。 

タイヤ転動時は2つの変形が複合していますが、Bの状態になる 設計技術です。 

B

トレッド部の変形大  回転の中心が偏る  A

120

80 100

60 40 20

0 従来形状  100

新形状  60

タイヤサイズ:235/35R19  荷重:450Kg 空気圧:230kPa

 

■転がり抵抗室内ドラム試験結果  ■転がり抵抗低減の効果 

新形状  従来形状 

サーモグラフィー(荷重450Kg、時速80km/hで30分間ドラム走行時) 

新形状のタイヤは発熱によるエネルギー損失が少ない。 

■乗用車用 

■転がり抵抗の低減 

  良 

198019851990199520002005(年) 

110 100 90 80 70 60 50

■タイヤ重量の推移 

 

(年) 

198019851990199520002005 軽 

ECOPIA฀฀฀B381 POTENZA฀฀GⅢ

110 100 90 80 70 60 50

■トラック・バス用 

■転がり抵抗の推移 

 

■タイヤ重量の推移 

 

ECOPIA฀฀R221 ECOPIA฀฀M881

(年) 

198019851990199520002005 軽 

良 

198019851990199520002005(年) 

110 100 90 80 70 60 50

110 100 90 80 70 60 50

採用した新しいタイヤ形状は、タイヤ の転動時における偏芯変形(下図参照)

を大きくすることで、車両の燃費に大 きな影響があるタイヤの転がり抵抗を 低減するとともに、耐摩耗性の向上を

図ることが期待できます。また、電気 自動車をはじめとした環境を配慮した 車両と組み合わせることにより、さら にエネルギーの損失を大幅に低減する ことが可能であると考えています。

■トラック・バス用 

■転がり抵抗の推移 

 

■タイヤ重量の推移 

 

ECOPIA฀฀R221 ECOPIA฀฀M881

198019851990199520002005(年) 

軽  良 

198019851990199520002005(年) 

110 100 90 80 70 60 50

110 100 90 80 70 60 50

■乗用車用 

■転がり抵抗の低減 

  良 

198019851990199520002005(年) 

110 100 90 80 70 60 50

■タイヤ重量の推移 

 

198019851990199520002005(年) 

軽 

ECOPIA฀฀฀B381 POTENZA฀฀GⅢ

110 100 90 80 70 60 50

■トラック・バス用 

■転がり抵抗の推移 

 

■タイヤ重量の推移 

 

ECOPIA฀฀R221 ECOPIA฀฀M881

198019851990199520002005(年) 

軽  良 

198019851990199520002005(年) 

110 100 90 80 70 60 50

110 100 90 80 70 60 50

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