先ほど、観客はコンテンポラリー作品を好むとおっしゃいました。そういった観客層を引 き込む努力をしてきたということでしょうか。
ええ、そうです。私たちは観客の育成に努めてきました。かつて、オタワにはバレエ団や大 きなコンテンポラリーダンスのカンパニーがありませんでした。ですからお客様は、ダンサー や、その家族、友だちではなく、一から探さなくてはなりませんでした。
モントリオールでは、一般の方も公演にいらっしゃいますが、ダンス界の人々、ダンサーや
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デジタル・マーケティング・ブートキャンプ参加報告 調査報告カナダにおけるバレエ団運営の事例調査 マスタークラス及びマネジメントセミナー実施報告 るような方々です。モントリオールのダンスコミュニティは増え続けています。
オタワにはそういったお客様がほとんどいないので、私たちにとっては大きな課題です。
やはり『白鳥の湖』のような古典作品のほうが集客しやすいのでしょうか。
間違いなくそうですね。もちろん質の高い『白鳥の湖』でなくてはなりませんが。シーズン は全体のバランスを考えて組んでいます。年度の初めに、経費のかかる公演とそうでもない公 演、また売れそうな公演と難しそうな公演を考え、この公演には宣伝にお金をかけようなどと 予定を立てるわけです。それから実際の売れ行きを見て調整していきます。ただ、毎度同じこ とをして結果が出るという期待はできません。『白鳥の湖』も、毎回チケットがよく売れると は限りません。
お客様の好みも分かれます。「毎年のように『ジゼル』を上演してくれればいいのに」とい う人と、「去年も『ジゼル』をやったじゃない」というお客様がいるわけです。全く同じ年齢、
同じ性別でも、このように意見が分かれます。このような多様性こそが、芸術の美しいところ でもあるのですが。
ダンサーズ・キャリア・ディベロプメントウェブサイト https://thedcd.org.uk/
日本芸能実演家団体協議会編(2011)「実演芸術家等の社会保障・地位に関する研究」
■バレエ団の社会的意義
イングリッシュ・ナショナル・バレエウェブサイト https://www.ballet.org.uk/
公益社団法人日本劇団協議会編(2017)「芸術団体における社会包摂活動の調査研究」報告書 ロイヤル・オペラ・ハウスウェブサイト http://www.roh.org.uk/
■カナダにおけるバレエ団運営の事例調査
アルバータ・バレエウェブサイト https://www.albertaballet.com/
岡眞理子(2010)「現代カナダを知るための57章」飯野雅子・竹中豊編, 明石書店. カナダ・カウンシル・フォー・ジ・アーツウェブサイト http://canadacouncil.ca/
カナダ・ナショナル・バレエウェブサイト https://national.ballet.ca/Homepage
塩谷陽子(2002)「海外STUDY カナダの文化政策」地域創造13号, 一般財団法人地域創造 ジーマンス, ジョイス(2002)「カナダ国別文化事情」国際交流基金.
ハイアム, ロビン(2002)「カカナダ国別文化事情」国際交流基金.
藤井慎太郎(2016)「試練の時代の文化政策 フランス、ベルギー、カナダにおける文化政策の再構 築」,『早稲田大学大学院文学研究科紀要』61, pp.19-33
レ・グラン・バレエ・カナディアンウェブサイト https://grandsballets.com/en/
ロイヤル・ウィニペグ・バレエウェブサイト https://www.rwb.org/
マスタークラス及びマネジメントセミナー実施報告
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1 マスタークラス
あらゆるスタイルに対応できる技術と柔軟性を養うことを目的として、プロフェッショナル ダンサーとしての活躍が期待される若手を対象に、世界的に高い評価を得ている優秀指導者に よるマスタークラスを実施した。一昨年度、昨年度に引き続き、モナコ・プリンセス・グレー ス・バレエ・アカデミー教師のローラン・フォーゲル氏、並びにサンフランシスコ・バレエ・
スクール校長のパトリック・アルマン氏を招聘、日本バレエ団連盟会員団体である下記の4団 体において指導を依頼した。
①井上バレエ団
指導:ローラン・フォーゲル 5月22日(月)〜26日(金)
②東京バレエ団
指導:ローラン・フォーゲル 5月29日(月)〜6月2日(金)
③東京シティ・バレエ団 指導:パトリック・アルマン 11月20日(月)〜25日(金)
④法村友井バレエ団
指導:パトリック・アルマン 11月27日(月)〜12月1日(金)
■
公開レッスン
『ローラン・フォーゲルのバレエ公開レッスン』
6月3日(土)東京バレエ団 スタジオ 指導:ローラン・フォーゲル
実技:東京バレエ団ダンサー
参加者:バレエ指導者18人、学習者43人
『パトリック・アルマンのバレエ公開レッスン』
12月2日(土)法村友井バレエ団 スタジオ 指導:パトリック・アルマン
2 マネジメントセミナー
バレエ団スタッフに向けたマネジメント研修として、東京交響楽団の専務理事・楽団長の大 野順二氏を講師に迎え、「芸術団体におけるファンドレイジング」をテーマとするセミナーを 開催した。
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セミナー『芸術団体におけるファンドレイジング』
講師:公益財団法人東京交響楽団 専務理事・楽団長 大野順二氏 日時:平成29年11月6日(月)午後2:00〜4:00
会場:芸能花伝舎 A棟1階 会議室A2 (新宿区西新宿6-12-30) 参加:10人