この章では、 EDIWave システム Linux 全銀 TCP クライアント Pro2 をコマンドラインから 起動する方法について説明します。
4-1 コマンドライン起動 4-2 通信パラメータ 4-3 拡張設定ファイル
4-4 EBCDIC コード体系設定ファイル
EDIWaveシステム Linux 全銀TCPクライアント Pro2 操作説明書 31
4-1 コマンドライン起動
EDIWaveシステム Linux 全銀TCPクライアント Pro2は、事前に作成した通信パラメータ(「4-2 通信
パラメータ」で説明します。)で、コマンドラインから起動する事も可能です。
EDIWaveシステム Linux 全銀TCPクライアント Pro2を起動する場合は、以下のコマンドを実行して
ください。
# /usr/local/zhostd/zclient prmfile [-s]
prmfile ……… 通信パラメータファイル名(必須)
-s 又は –S ……… 指定すると、通信状態の表示を行いません。
-s 又は、-S の指定が無い場合、以下様に通信状態がコンソール上に表示されます。
# /usr/local/zhostd/zclient prmfile
90-000 : 通信パラメータチェック中
70-000 : コネクション確立中
00-000 : 開局要求電文送信中
01-000 : 開局回答電文受信中
10-000 : 開始要求電文送信中
11-000 : 開始回答電文受信中
50-000 : データ電文送信中 レコード件数=123 テキスト件数=123
12-000 : 終了要求電文送信中
13-000 : 終了回答電文受信中
02-000 : 閉局要求電文送信中
03-000 : 閉局回答電文受信中
99-000 : 正常終了 エラーコード
状態コード
※各コード内容については、第5章を参照ください。
4-2 通信パラメータ
EDIWaveシステム Linux 全銀TCPクライアント Pro2で通信を行う場合、通信パラメータファイルが必
要になりますので、通信を行う前にエディタなどで作成しておいてください。
このファイルは、「パラメータ名= 値」のテキスト形式で作成し、以下のパラメータが存在します。
パラメータ名 内 容 有効桁数 省略
ORDER_NAME 任意の業務名称を指定します。 50 可
TTC_TYPE
TTC接続形態区分を指定します。
“0” = ベーシック手順,
“1” = パソコン手順(省略時)
1 可
TRN_DATE 通信年月日を”YYMMDDHHMMSS”で指定します。
省略時は、システム時間が設定されます。 12 可 SCOPE_OUT
スコープファイル出力有無を指定します。
“0” = 出力しない(省略時)
“1” = 出力する
1 可
TO_ADR 接続先のホスト名又は、IPアドレスを指定します。 128 不可
TCP_PORT TCPポート番号を、1~65535の間で指定します。
省略時は、5020が設定されます。 6 可
CENTER_CD 相手センター確認コードを指定します。
16進数(0~9, A~F)以外の文字は指定できません。 14 不可
STATION_CD 当方センター確認コードを指定します。
16進数(0~9, A~F)以外の文字は指定できません。 14 不可
ZENGIN_PWD 全銀パスワードを指定します。
通信時には、EBCDICコードに自動変換されます。 6 不可 RECEIVE_TIME
OUT
受信タイムアウト値を 0~65535 秒の間で指定します。省略時の初
期規定値は30です。0を指定した場合は無限待ちになります。 5 可
AUTH_SERVER “1” = TLS通信を行う。
“0” = TLS通信を行わない。(省略時) 1 可
AUTH_SNI “1” = SNI を使用する。
“0” = SNI を使用しない。(省略時) 1 可
AUTH_TLSv1 “1” = TLS Ver 1を使用する。
“0” = TLS Ver 1を使用しない。(省略時) 1 可
AUTH_TLSv1.1 “1” = TLS Ver 1.1を使用する。
“0” = TLS Ver 1.1を使用しない。(省略時) 1 可
AUTH_TLSv1.2 “1” = TLS Ver 1.2を使用する。(省略時)
“0” = TLS Ver 1.2を使用しない。 1 可
AUTH_SSLv3 “1” = SSL Ver 3を使用する。
“0” = SSL Ver 3を使用しない。(省略時) 1 可
AUTH_CLIENT “1” = クライアント認証を行う。
“0” = クライアント認証を行わない。(省略時) 1 可
AUTH_ROOT_FI
LE ルート証明書ファイル名 256 可
AUTH_PW ルート証明書がp12、pfx(PKCS12)の場合のファイルのパスワード 64 可
次頁に続く
EDIWaveシステム Linux 全銀TCPクライアント Pro2 操作説明書 33
パラメータ名 内 容 有効桁数 省略
AUTH_ROOT_IC A_FILE_*
ルート証明の中間証明書ファイル名
AUTH_ROOT_ICA_FILE_0からAUTH_ROOT_ICA_FILE_9ま
で10ファイル登録可能です。ファイル名の数字は0から順に使用し てください。
256 可
AUTH_CLIENT_
FILE
クライアント証明書ファイル名 256 可
AUTH_CLIENT_
PW
クライアント証明書が p12、pfx(PKCS12)の場合、または秘密キー
ファイルを指定した場合にパスワードを指定します。 64 可 AUTH_CLIENT_
KEY_FILE クライアント証明の秘密キーファイル名 256 可
AUTH_CLIENT_
ICA_FILE_*
クライアント証明の中間証明書ファイル名
AUTH_CLIENT_ICA_FILE_0から
AUTH_CLIENT_ICA_FILE_9まで10ファイル登録可能です。
ファイル名の数字は0から順に使用してください。
256 可
{ マルチファイル転送を行う場合、1ファイル分の設定開始時に指定
します。 1 可
TRN_MODE
送受信モードを指定します。
“0” = 送信モード(省略時)
“1” = 受信モード
1 可
ZENGIN_FILE 全銀ファイル名を指定します。
通信時には、EBCDICコードに自動変換されます。 12 不可
FILE_ACCKEY ファイルアクセスキーを指定します。
通信時には、EBCDICコードに自動変換されます。 6 不可 REC_LEN
レコード長を、1~32762の間で指定します。
可変長(バイナリ)の場合、88888を設定します。
可変長(テキスト)の場合、99999を設定します。
5 不可
LOCAL_FILE 送受信ファイル名を指定します。 256 不可
SND_BLOCK
送信時にブロッキングの有無を指定します。
“1” = ブロッキングする
上記以外 = ブロッキングしない(省略時)
1 可
RCV_MODE
照会時に、開始要求/再送要求のどちらで行うか指定します。
“1” = 再送要求
上記以外 = 開始要求(省略時)
1 可
DATA_ARC
送受信データの圧縮有無を指定します。
“1” = 圧縮有り
上記以外 = 圧縮無し(省略時)
1 可
TEXT_LEN
このパラメータは、送信時で且つ、ブロッキング有りの場合にのみ 有効となります。
“0” = 256バイト
“1” = 2048バイト(省略時)
“2” = 32767バイト
1 可
TRNCNTL_EX 通信制御電文拡張エリアを指定します。
省略時は、ヌルが設定されます。 34 可
NOCHK_TRNCN TL_EX
“1” = 通信制御電文拡張エリアの一致チェックを行いません。
“1”!=通信制御電文拡張エリアの一致チェックを行います。(省略時) 1 可
次頁に続く
パラメータ名 内 容 有効桁数 省略
FILECNTL_EX ファイル制御電文拡張エリアを指定します。
省略時は、ヌルが設定されます。 14 可
NOCHK_FILEC NTL_EX
“1” = ファイル制御電文拡張エリアの一致チェックを行いません。
“1”!= ファイル制御電文拡張エリアの一致チェックを行います。(省略時) 1 可
FILE_INF ファイル補助情報を指定します。
省略時は、ヌルが設定されます。 17 可
NOCHK_FILE_I NF
“1” = ファイル補助情報の一致チェックを行いません。
“1”!= ファイル補助情報の一致チェックを行います。(省略時) 1 可
CRLF
デリミタ挿入/削除指示を指定します。
“0” = そのままのイメージ(省略時)
“1” = 1テキスト毎にCRを挿入
“2” = 1テキスト毎にLFを挿入
“3” = 1テキスト毎にCRLFを挿入
“4” = 1テキスト毎にLFCRを挿入
“5” = 1レコード毎にCRを挿入
“6” = 1レコード毎にLFを挿入
“7” = 1レコード毎にCRLFを挿入
“8” = 1レコード毎にLFCRを挿入
※ 送信時に”0”以外を指定した場合、LF/CRを除いたデータを送信 します。
1 可
EOF
EOF挿入/削除指示を指定します。
“0” = そのままのイメージ(省略時)
“1” = ファイルの最後にEOF(0x1A)を付加します。
※ 送信時に”0”以外を指定した場合、ファイル最後のEOFを送信し ません。
1 可
EXEC_OK
通信が終了した際に実行するコマンドを設定します。また、以下の マクロを含む設定が可能です。
%USER% ... 接続先名称
%CENTERCD% ... 相手センター確認コード
%ZFNAME% ... 全銀ファイル名
%FILE% ... 送受信ファイル名
%ST-DATE% ... 通信開始日時
%ED-DATE% ... 通信終了日時
%STATUS% ... 終了コード
256 可
EXEC_NG 256 可
} マルチファイル転送を行う場合、1ファイル分の設定終了時に指定
します。 1 可
FUNC_EX “1” = 拡張設定ファイルを使用します。
“1”!= 拡張設定ファイルを使用しません。(省略時) 1 可
EDIWaveシステム Linux 全銀TCPクライアント Pro2 操作説明書 35
【 パラメータファイル作成例 】
ORDER_NAME = ベーシック手順で送信後に受信
TTC_TYPE = 1
TO_ADR = 192.169.1.100
CENTER_CD = 12345678901234
STATION_CD = 09876543214321
ZENGIN_PWD = 123456
{
ZENGIN_FILE = 502000010100 FILE_ACCKEY = 123456
REC_LEN = 120
LOCAL_FILE = /home/send_data }
{
TRN_MODE = 1
ZENGIN_FILE = 502012340100 FILE_ACCKEY = 123456
REC_LEN = 251
LOCAL_FILE = /home/recv_data }
4-3 拡張設定ファイル
通信パラメータで「FUNC_EX = 1」を設定すると、通信パラメータファイル名の末尾に “.opt” を付加した ファイルより、以下の拡張設定を取得します。
パラメータ名 内 容 有効桁数 省略
JISEBC_TBL JIS(ASCII)コードを、EBCDICコードへ変換する際のコード体系設
定ファイル名を指定します。 255 可
4-4 EBCDIC コード体系設定ファイル
EBCDICコード体系設定ファイルは、ASCIIコードに対応するEBCDICコードを並べた256バイトのバ
イナリファイルであり、バイナリエディタなどから任意のコード体系を設定する事が可能です。
本製品には、以下のコード体系ファイルを同梱しております。
なお、本機能を使用しない場合、付録1 EBCDICコード表に基づき変換を行います。
4-4-1 EBCDIC-E (jisebc.1 及び jisebc.5)
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C D E F
0 NUL DLE DS SP & - コ テ ハ ム リ { } \ 0
1 SOH DC1 SOS . ゥ / サ a j ~ ル A J . 1
2 STX DC2 FS SYN 。 ェ イ シ b k s レ B K S 2
3 ETX TM 「 ォ ウ ス c l t ロ C L T 3
4 PF RES BYP PN 」 ャ エ セ d m u ワ D M U 4
5 HT NL LF RS 、 ュ オ ソ e n v ン E N V 5
6 LC BS ETB UC ・ ョ カ タ f o w ゙ F O W 6
7 DEL IL ESC EOT ヲ ッ キ チ g p x ゚ G P X 7
8 CAN ァ ー ク ツ h q y . H Q Y 8
9 EM ィ ア ケ ` i r z . I R Z 9
A SMM CC SM [ ] | : ト ヒ メ . . . . .
B VT CU1 CU2 CU3 . $ , # ナ フ モ . . . . .
C FF IFS DC4 < * % @ ニ ヘ ヤ . . . . .
D CR IGS ENQ NAK ( ) _ ' ヌ ホ ユ . . . . .
E SO IRS ACK + ; > = ネ マ ヨ . . . . .
F SI IUS BEL SUB ! ^ ? " ノ ミ ラ . . . . .
4-4-2 EBCDIK-HITACHI 系 (jisebc.2)
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C D E F
0 NUL DLE DS SP & - j s ソ w y { } \ 0
1 SOH DC1 SOS 。 ェ / k ア タ ~ z A J . 1
2 STX DC2 FS SYN 「 ォ b l イ チ ヘ . B K S 2
3 ETX TM 」 ャ c m ウ ツ ホ . C L T 3
4 PF RES BYP PN 、 ュ d n エ テ マ . D M U 4
5 HT NL LF RS ・ ョ e o オ ト ミ . E N V 5
6 LC BS ETB UC ヲ ッ f p カ ナ ム . F O W 6
7 DEL IL ESC EOT ァ . g q キ ニ メ . G P X 7
8 CAN ィ ー h r ク ヌ モ . H Q Y 8
9 EM ゥ a i ` ケ ネ ヤ . I R Z 9
A SMM CC SM [ ] | : コ ノ ユ レ . . . .
B VT CU1 CU2 CU3 . $ , # t u x ロ . . . .
C FF IFS DC4 < * % @ サ v ヨ ワ . . . .
D CR IGS ENQ NAK ( ) _ ' シ ハ ラ ン . . . .
E SO IRS ACK + ; > = ス ヒ リ ゙ . . . .
F SI IUS BEL SUB ! ^ ? " セ フ ル ゚ . . . .
EDIWaveシステム Linux 全銀TCPクライアント Pro2 操作説明書 37
4-4-3 EBCDIC-IBM 系 (jisebc.3)
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C D E F
0 NUL DLE DS SP & - [ ] ソ ~ ^ { } \ 0
1 SOH DC1 SOS 。 ェ / i ア タ . . A J . 1
2 STX DC2 FS SYN 「 ォ a j イ チ ヘ . B K S 2
3 ETX TM 」 ャ b k ウ ツ ホ t C L T 3
4 PF RES BYP PN 、 ュ c l エ テ マ u D M U 4
5 HT NL LF RS ・ ョ d m オ ト ミ v E N V 5
6 LC BS ETB UC ヲ ッ e n カ ナ ム w F O W 6
7 DEL IL ESC EOT ァ . f o キ ニ メ x G P X 7
8 CAN ィ ー g p ク ヌ モ y H Q Y 8
9 EM ゥ . h ` ケ ネ ヤ z I R Z 9
A SMM CC SM . ! | : コ ノ ユ レ . . . .
B VT CU1 CU2 CU3 . \ , # q r s ロ . . . .
C FF IFS DC4 < * % @ サ . ヨ ワ . . . .
D CR IGS ENQ NAK ( ) _ ' シ ハ ラ ン . . . .
E SO IRS ACK + ; > = ス ヒ リ ゙ . . . .
F SI IUS BEL SUB . . ? " セ フ ル ゚ . . . .
4-4-4 EBCDIC-NEC 系 (jisebc.4)
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C D E F
0 NUL DLE DS SP & - k t ソ x z { } \ 0
1 SOH DC1 SOS 。 ェ / l ア タ ~ . A J . 1
2 STX DC2 FS SYN 「 ォ c m イ チ ヘ . B K S 2
3 ETX TM 」 ャ d n ウ ツ ホ . C L T 3
4 PF RES BYP PN 、 ュ e o エ テ マ . D M U 4
5 HT NL LF RS ・ ョ f p オ ト ミ . E N V 5
6 LC BS ETB UC ヲ ッ g q カ ナ ム . F O W 6
7 DEL IL ESC EOT ァ a h r キ ニ メ . G P X 7
8 CAN ィ ー i s ク ヌ モ . H Q Y 8
9 EM ゥ b j ` ケ ネ ヤ . I R Z 9
A SMM CC SM [ ] | : コ ノ ユ レ . . . .
B VT CU1 CU2 CU3 . \ , # u v y ロ . . . .
C FF IFS DC4 < * % @ サ w ヨ ワ . . . .
D CR IGS ENQ NAK ( ) _ ' シ ハ ラ ン . . . .
E SO IRS ACK + ; > = ス ヒ リ ゙ . . . .
F SI IUS BEL SUB ! ^ ? " セ フ ル ゚ . . . .