コピー直後のHDDを他のコンピュータに接続した場合、ほとんどはそ のままの状態では起動できません。ハード構成の異なる環境でOSを 起動させるには、あらかじめ対応するデバイスドライバがOSに組み込 まれている必要があります。OS調整ウィザードで、自動でドライバを 検索して追加できます。手動で追加したい場合は、必要なドライバ類 を事前にハードメーカーから入手し、外付けHDDやUSBメモリ等に 保存しておいてください。
※ このウィザードは稼働中のOSに対して操作を行えません。システム 環境にドライバの追加を行うには、Windows PE版の起動メディア
(CD/USBメモリ)を作成し、CD/USB起動で操作を行う必要がありま す。起動メディアの作成手順については、『第3章 起動メディアの作 成と動作確認』を参照して下さい。
※ OS調整ウィザードは、仮想モードを採用していません。そのまま操 作が実行されますので、操作には充分ご注意下さい。
※ メーカー製のPCなど、OEM版のWindowsがプリインストールされた 環境では、別のPCへの移行が認められていない場合があります。
ライセンスの詳細は、各PCメーカーにお問合せ下さい。
※ BIOS ⇔ UEFI間の移行はサポートされません。
7-1 OSを調整する(自動調整)
(1) Windows PE版のCD/USBから起動し、[Copy Works]を選択してメ イン画面を表示させます。[コピー]タブ内にある[OS調整]をクリッ クします。
(2) [OS調整ウィザード]が起動するので、[次へ]をクリックします。
(3) 調整を行うOSを一覧から選択し、[次へ]をクリックします。
(4) 検索方法を選択します。[自動でアジャストを実行]をクリックすると、
OS、ドライバの解析が開始されます。
(5) 確認の画面が表示されます。「はい、変更を適用します。」を選択 して「次へ」をクリックすると、調整が開始されます。
(6) 調整後、完了画面が表示されます。[完了]をクリックしてウィザード を終了します。
以上で操作は完了です。OSが起動できるか確認してください。
※ OS が起動可能になっても、起動時に Windows やアプリケーショ ンのライセンス認証を要求されることがあります。
7-2 OSを調整する(手動調整)
この操作は上級ユーザにのみお勧めします。あらかじめハードメー カーから入手したドライバを指定して追加できますが、サウンドドライ バやネットワークドライバ等、Windows 上から追加できるものについ ては、Windows 起動後に追加することをお勧めします。追加するド ライバは、あらかじめ外付けハードディスクやUSBフラッシュメモリ等 に保存しておいてください。ここではUSB機器にドライバを保存した ことを前提に、手順をご案内いたします。
ドライバを保存した機器をPCに接続し、『7-1 OSを調整する(自 動調整)』の(1)~(3)までの手順を実行します。
(1) [手動でアジャストを実行]をクリックします。
(2)ドライバの保存場所を指定します。
(3)指定した保存場所を確認し、間違いなければ[次へ]をクリックします。
ここにチェックを入れます。
ここをクリックし、表示され た画面で、あらかじめ保 存しておいたドライバの 保存場所を選択し、[OK]
をクリックします。
(4) 調整可能なドライバの一覧が表示されます。[次へ]をクリックします。
この後の操作は自動調整と同じです。『7-1 OS を調整する(自動 調整)』の(5)を参照しながら、操作を完了して下さい。