第5章 アプリケーションのコンパイルおよび実行
A.2 データを参照する
ネーミングサービスをWindows(R)サービスに登録して起動する方法について、説明します。ネーミングサービスを以下の OS上で起動する場合、この方法を使用してください。
・ Windows(R) 2000
・ Windows(R) XP
・ Windows Server(R) 2003
・ Windows Vista(R)
・ Windows(R) 7
・ Windows Server(R) 2008
・ Windows Server(R) 2008 R2
ネーミングサービスをWindows(R)のサービスに登録することで、パソコンの起動と共に、ネーミングサービスを自動で起 動し、バックグラウンドで動作させることができます。上記のOS上でネーミングサービスを起動する場合、ネーミングサービスを Windows(R)のサービスに登録することを推奨します。
Windows(R)
サービスへの登録方法
Windows(R)サービスへの登録は、symjddefnsコマンドを使用します。登録されるサービス名は、Symfoware JDBC Naming
Serviceです。登録手順は、以下のとおりです。
参照
symjddefnsコマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。
1. コマンドプロンプトを起動します。
注意
Windows Server(R) 2008またはWindows Server(R) 2008 R2において、symjddefnsコマンドは、“管理者: コマンド プロンプト”から実行する必要があります。[コマンドプロンプト]を右クリックして表示されるメニューから[管理者とし て実行]を選択し、“管理者:コマンドプロンプト”を起動してください。
2. symjddefnsコマンドを実行して、Symfoware JDBC Naming ServiceをWindows(R)サービスに登録します。
以下の画面と同じ[ユーザーアカウント制御]ダイアログが表示された場合は、[続行]ボタンをクリックし、処理を継 続してください。
【記述例】
JDKをC:\APW\JBK3\JDKにインストールしていて、ネーミングサービスのポート番号を26600にする場合 symjddefns -add -jdk C:\APW\JBK3\JDK -port 26600
Windows(R)サービスの起動方法
Symfoware JDBC Naming Serviceは、パソコン起動時に自動的に起動します。
手動で起動する場合、以下の手順で行ってください。
1. [管理ツール]で[サービス]を起動します。
2. Symfoware JDBC Naming Serviceを選択し、[サービスの開始]ボタンをクリックします。
Windows(R)サービスの停止方法
Symfoware JDBC Naming Serviceは、パソコンのシャットダウン時に自動的に停止します。手動で停止する場合、以下の 手順で行ってください
1. [管理ツール]で[サービス]を起動します。
2. Symfoware JDBC Naming Serviceを選択し、[サービスの停止]ボタンをクリックします。
サービスの削除方法について
Symfoware Server クライアント機能をアンインストールすると、Symfoware JDBC Naming Serviceも削除されます。
Symfoware JDBC Naming Serviceを手動で削除したい場合、以下の手順で行ってください。
1. コマンドプロンプトを起動します。
2. symjddefnsコマンドを実行して、Symfoware JDBC Naming Serviceを削除します。
【記述例】
symjddefns -del
Windowsファイアウォール機能について
Windowsファイアウォール機能を有効にする場合、以下の手順でWebサーバのポート番号を有効にしてください。
Windows(R) XPまたはWindows Server(R) 2003の場合 以下のいずれかのサービスパックを適用してください。
- Microsoft(R) Windows(R) XP Service Pack 2
- Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 Service Pack1
1. [スタート]メニューの[コントロールパネル]で[Windowsファイアウォール]をクリックします。
2. [例外]タブの[ポートの追加]ボタンをクリックします。
3. [ポートの追加]画面で、以下の項目を設定します。
- [名前]テキストボックスにSymfoware JDBC Naming Serviceを指定します。
- [ポート番号]テキストボックスに、ネーミングサービスで使用しているポート番号を指定します。ネーミングサー
ビスのポート番号の初期値は、26600です。
- [TCP]ラジオボタンを選択します。
4. [ポートの追加]画面の[OK]をクリックします。
5. [例外]タブの[プログラムおよびサービス]リストボックスで、3.で指定した内容が有効になっていることを確認します。
6. [Windowsファイアウォール]画面の[OK]をクリックします。
Windows Vista(R)の場合
1. [スタート]メニューの[コントロールパネル]をクリックします。
2. [Windowsファイアウォール]アイコンをダブルクリックします。
3. [設定の変更]をクリックします。
4. [例外]タブの[ポートの追加]ボタンをクリックします。
5. [ポートの追加]画面で、以下の項目を設定します。
- [名前]テキストボックスにSymfoware JDBC Naming Serviceを指定します。
- [ポート番号]テキストボックスに、ネーミングサービスで使用しているポート番号を指定します。ネーミングサー ビスのポート番号の初期値は、26600です。
- [TCP]ラジオボタンを選択します。
6. [ポートの追加]画面の[OK]をクリックします。
7. [例外]タブの[プログラムまたはポート]リストボックスで、5.で指定した内容が有効になっていることを確認します。
8. [Windowsファイアウォールの設定]画面の[OK]をクリックします。
Windows(R) 7の場合
1. [スタート]メニューの[コントロールパネル]をクリックします。
2. [システムとセキュリティ]をクリックし、[Windowsファイアウォール]をクリックします。
3. 左側のウィンドウの[詳細設定]をクリックします。
4. [セキュリティが強化された Windows ファイアウォール]画面で、左側のウィンドウの[受信の規則]をクリックします。
5. 右側のウィンドウの[新しい規則]をクリックします。
6. [新規の受信の規則ウィザード]画面の[ポート]を選択し、[次へ]をクリックします。
7. [TCP]および[特定のローカルポート]を選択し、ネーミングサービスで使用しているポート番号を指定した後、[次
へ]をクリックします。ネーミングサービスのポート番号の初期値は、26600です。
8. [接続を許可する]を選択し、[次へ]をクリックします。
9. この規則を適用するプロファイルを選択し、[次へ]をクリックします。
10. [名前]テキストボックスにSymfoware JDBC Naming Serviceを指定し、[完了]をクリックします。
11. [セキュリティが強化された Windows ファイアウォール]画面の中央のウィンドウの[受信の規則]で、追加した規則
が有効になっていることを確認します。
Windows Server(R) 2008の場合
1. [スタート]メニューの[コントロールパネル]をクリックします。
2. [セキュリティ]をクリックし、[Windowsファイアウォール]をクリックします。
3. [設定の変更]をクリックします。
4. [例外]タブの[ポートの追加]ボタンをクリックします。
5. [ポートの追加]画面で、以下の項目を設定します。
- [名前]テキストボックスにSymfoware JDBC Naming Serviceを指定します。
- [ポート番号]テキストボックスに、ネーミングサービスで使用しているポート番号を指定します。ネーミングサー ビスのポート番号の初期値は、26600です。
- [TCP]ラジオボタンを選択します。
6. [ポートの追加]画面の[OK]をクリックします。
7. [例外]タブの[プログラムまたはポート]リストボックスで、5.で指定した内容が有効になっていることを確認します。
8. [Windowsファイアウォールの設定]画面の[OK]をクリックします。
Windows Server(R) 2008 R2の場合
1. [スタート]メニューの[コントロールパネル]をクリックします。
2. [システムとセキュリティ]をクリックし、[Windowsファイアウォール]をクリックします。
3. 左側のウィンドウの[詳細設定]をクリックします。
4. [セキュリティが強化された Windows ファイアウォール]画面で、左側のウィンドウの[受信の規則]をクリックします。
5. 右側のウィンドウの[新しい規則]をクリックします。
6. [新規の受信の規則ウィザード]画面の[ポート]を選択し、[次へ]をクリックします。
7. [TCP]および[特定のローカルポート]を選択し、ネーミングサービスで使用しているポート番号を指定した後、[次
へ]をクリックします。ネーミングサービスのポート番号の初期値は、26600です。
8. [接続を許可する]を選択し、[次へ]をクリックします。
9. この規則を適用するプロファイルを選択し、[次へ]をクリックします。
10. [名前]テキストボックスにSymfoware JDBC Naming Serviceを指定し、[完了]をクリックします。
11. [セキュリティが強化された Windows ファイアウォール]画面の中央のウィンドウの[受信の規則]で、追加した規則 が有効になっていることを確認します。
ネーミングサービスの起動について
ネーミングサービスは、アプリケーションを実行している間サービスとして運用を続ける必要があります。
そのため、SolarisマシンまたはLinuxマシンではコマンドの最後に“&”を付けて、マシンの起動と同時にバックグラウンド で実行するように設定することを推奨します。
ネーミングサービスの停止について
ネーミングサービスの停止方法は、起動方法によって異なります。
コマンドプロンプトやコンソールから直接入力して起動させた場合 Ctrlキー + Cを押してください。
Solaris/Linuxの場合
&を付けて、バックグラウンドで起動した場合
ネーミングサービスを起動したコンソールが残っている場合
fgコマンドを実行し、バックグラウンドで動いているジョブをフォアグランドに戻します。
その後、Ctrlキー + Cで停止してください。
記述例を以下に示します。
fg 1
ネーミングサービスを起動したコンソールが残っていない場合
killコマンドで、ネーミングサービスのプロセスを終了させてください。
記述例を以下に示します。
kill -9 プロセスID
以下のコマンドを実行することで、ネーミングサービスのプロセスIDを調べることができます。
ps -ef | grep fujitsu.symfoware.
ネーミングサービスの使用時のエラーについて
ネーミングサービスが停止した状態でネーミングサービスを使用すると、以下のエラーメッセージが出力されます。アプリ ケーション実行時に以下のエラーメッセージが出力された場合、ネーミングサービスの状態を確認してください。
・ ネーミングサービスが起動しているか
・ ネーミングサービスのポート番号が正しいか
javax.naming.CommunicationException:SYMNameServer isn't being started.
Linuxの場合
起動中のJDBCネーミングサービスが使用しているポート番号を、以下の手順で確認してください。
各コマンドは、システム管理者権限(root権限)を持つユーザが実行してください。
1. 以下のコマンドを実行し、ネーミングサービスのプロセスIDを取得します。
ps -ef | grep fujitsu.symfoware.
2. 以下のコマンドを実行し、ネーミングサービスの状態を表示します。
netstat -a -p | grep (ネーミングサービスのプロセスID)
3. 表示される“Local Address”の数字がポート番号ですので確認してください。
Windows
ファイアウォール機能について
Windowsファイアウォール機能を有効にする場合、以下の手順でWebサーバのポート番号を有効にしてください。
Windows(R) XPまたはWindows Server(R) 2003の場合 以下のいずれかのサービスパックを適用してください。
- Microsoft(R) Windows(R) XP Service Pack 2
- Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 Service Pack1以降
1. [スタート]メニューの[コントロールパネル]で[Windowsファイアウォール]をクリックします。
2. [例外]タブの[ポートの追加]ボタンをクリックします。
3. [ポートの追加]画面で、以下の項目を設定します。
- [名前]テキストボックスにSymfoware JDBC Naming Serviceを指定します。
- [ポート番号]テキストボックスに、ネーミングサービスで使用しているポート番号を指定します。ネーミング
サービスのポート番号の初期値は、26600です。
- [TCP]ラジオボタンを選択します。
4. [ポートの追加]画面の[OK]をクリックします。
5. [例外]タブの[プログラムおよびサービス]リストボックスで、3.で指定した内容が有効になっていることを確認しま
す。
6. [Windowsファイアウォール]画面の[OK]をクリックします。
Windows Vista(R)の場合
1. [スタート]メニューの[コントロールパネル]をクリックします。
2. [Windowsファイアウォール]アイコンをダブルクリックします。
3. [設定の変更]をクリックします。
4. [例外]タブの[ポートの追加]ボタンをクリックします。
5. [ポートの追加]画面で、以下の項目を設定します。
- [名前]テキストボックスにSymfoware JDBC Naming Serviceを指定します。
- [ポート番号]テキストボックスに、ネーミングサービスで使用しているポート番号を指定します。ネーミング
サービスのポート番号の初期値は、26600です。
- [TCP]ラジオボタンを選択します。
6. [ポートの追加]画面の[OK]をクリックします。
7. [例外]タブの[プログラムまたはポート]リストボックスで、5.で指定した内容が有効になっていることを確認しま
す。
8. [Windowsファイアウォールの設定]画面の[OK]をクリックします。
Windows(R) 7の場合
1. [スタート]メニューの[コントロールパネル]をクリックします。
2. [システムとセキュリティ]をクリックし、[Windowsファイアウォール]をクリックします。
3. 左側のウィンドウの[詳細設定]をクリックします。
4. [セキュリティが強化された Windows ファイアウォール]画面で、左側のウィンドウの[受信の規則]をクリックしま す。
5. 右側のウィンドウの[新しい規則]をクリックします。
6. [新規の受信の規則ウィザード]画面の[ポート]を選択し、[次へ]をクリックします。
7. [TCP]および[特定のローカルポート]を選択し、ネーミングサービスで使用しているポート番号を指定した後、
[次へ]をクリックします。ネーミングサービスのポート番号の初期値は、26600です。
8. [接続を許可する]を選択し、[次へ]をクリックします。
9. この規則を適用するプロファイルを選択し、[次へ]をクリックします。
10. [名前]テキストボックスにSymfoware JDBC Naming Serviceを指定し、[完了]をクリックします。
11. [セキュリティが強化された Windows ファイアウォール]画面の中央のウィンドウの[受信の規則]で、追加した規
則が有効になっていることを確認します。
Windows Server(R)2008の場合
1. [スタート]メニューの[コントロールパネル]をクリックします。
2. [セキュリティ]をクリックし、[Windowsファイアウォール]をクリックします。
3. [設定の変更]をクリックします。
4. [例外]タブの[ポートの追加]ボタンをクリックします。
5. [ポートの追加]画面で、以下の項目を設定します。
- [名前]テキストボックスにSymfoware JDBC Naming Serviceを指定します。
- [ポート番号]テキストボックスに、ネーミングサービスで使用しているポート番号を指定します。ネーミング サービスのポート番号の初期値は、26600です。
- [TCP]ラジオボタンを選択します。
6. [ポートの追加]画面の[OK]をクリックします。
7. [例外]タブの[プログラムまたはポート]リストボックスで、5.で指定した内容が有効になっていることを確認しま す。
8. [Windowsファイアウォールの設定]画面の[OK]をクリックします。
Windows Server(R) 2008 R2の場合
1. [スタート]メニューの[コントロールパネル]をクリックします。
2. [システムとセキュリティ]をクリックし、[Windowsファイアウォール]をクリックします。
3. 左側のウィンドウの[詳細設定]をクリックします。
4. [セキュリティが強化された Windows ファイアウォール]画面で、左側のウィンドウの[受信の規則]をクリックしま
す。
5. 右側のウィンドウの[新しい規則]をクリックします。
6. [新規の受信の規則ウィザード]画面の[ポート]を選択し、[次へ]をクリックします。
7. [TCP]および[特定のローカルポート]を選択し、ネーミングサービスで使用しているポート番号を指定した後、
[次へ]をクリックします。ネーミングサービスのポート番号の初期値は、26600です。
8. [接続を許可する]を選択し、[次へ]をクリックします。
9. この規則を適用するプロファイルを選択し、[次へ]をクリックします。
10. [名前]テキストボックスにSymfoware JDBC Naming Serviceを指定し、[完了]をクリックします。
11. [セキュリティが強化された Windows ファイアウォール]画面の中央のウィンドウの[受信の規則]で、追加した規
則が有効になっていることを確認します。