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(97名) 20代

⑥ キーワ ード

検索エンジンで検索するキーワードでは、以下 の用語で訪れるユーザーが多かった。(表 6)

表 6 キーワード

キーワード PB数 1 hiv治療 3,150

2 cd4 2,264

3 hivガイドライン 1,059 4 haart 826 5 抗 hiv薬 694 6 抗 hiv治療ガイドライン 609 7 hiv治療 572 8 エプジコム 555 9 hiv感染症 537 10 エイズ治療 507

⑦ 早分かり!症状から探す重大な副作用(分担研 究者:桒原健)

このシステムは、まず服薬中の薬剤を選択し、

次に症状を選ぶことで関連する重大な副作用がな

いかどうかを調べ、あればその一覧を表示するも のである。(図2)

表示される重大な副作用は、厚生労働省が制作 した「重篤副作用疾患別対応マニュアル(一般向 け)」PDFへのリンクを設定している。

図 2 画面の遷移

問い合わせは、2011 年 1 月 1 日から同年 12 月 31 日までに 381 件あった。(表 7、図3)

(3)ページアンケートの集計

アンケートの回答は、2011 年 1 月 1 日から同年 12 月 31 日までに 62 件あった。(表 7、図3)

表 7 ページアンケートの集計結果

評価 件数 %

役に立った 53 85%

一部、役に立った 5 8%

役に立たなかった 3 5%

無し 1 2%

回答数 62 100%

図3 ページアンケートの集計 無し2%

役に立った 85%

一部、役に立った 8%

たなかっ役に立 5%た

このページアンケートでは、2011 年 1 月 1 日から 同年 12 月 31 日までに以下の意見が寄せられた。

【評価】一部、役に立った

【メッセージ】詳しすぎる

【送信ページ】HIV について

【評価】役に立った

【メッセージ】イラストがわかりやすかった!!

【送信ページ】HIV について

【評価】役に立たなかった

【メッセージ】もっと詳しく

【送信ページ】HIV に感染すると…

【評価】役に立った

【メッセージ】医師に勧められています。副作用が 心配です。

【送信ページ】EZC Q&A

【評価】役に立った

【メッセージ】とても参考になります。

【送信ページ】カレトラ錠 Q&A

【評価】一部、役に立った

【メッセージ】飲んだことを忘れてしまい、一晩に 2 度飲んでしまったかもしれないので、ネットで検 索してこのページに来ました。過剰服用してしまっ た場合にどうなるのか知りたかったです。

【送信ページ】Q&A すべて

【評価】役に立った

【メッセージ】とても役にたった。このページがあ ったから・・・学校の宿題が早く終わった…。

【送信ページ】HIV について

【評価】一部、役に立った

【メッセージ】イラストがとても役に立ちました。

文も、大事な所は太くなっていて分かりやすかった です。でも、もう少し短くするともっと分かりやす くなると思います。

【送信ページ】HIV の増え方

【評価】役に立った

【メッセージ】とても役に立ちました。でも、間違 った知識もいれるともっとよくなると思います。ま た、その例もいれると・・・。

【送信ページ】HIV について

【評価】役に立った

【メッセージ】図もあってわかりやすいです。

【送信ページ】HIV の増え方

【評価】無し

【メッセージ】事務局様

白阪先生には大変お世話になっております。

「平成22年度HIV感染症及びその合併症の課題を克

服する研究」報告書を 1冊送付をお願いできますで しょうか?

NPOスマートらいふネット代表

【送信ページ】平成 22 年度研究報告書 PDF ダウンロ ードページ

【評価】役に立った

【メッセージ】説明が簡潔で分かりやすい。

【送信ページ】インテグラーゼ阻害薬

【評価】役に立った

【メッセージ】地方医療機関で HIV 診療に従事して おりました。なかなか専門家に相談できないなかで このような資料は助けになります。

【送信ページ】抗 HIV 治療ガイドライン

【評価】役に立った

【メッセージ】大変役に立つと思います。これから、

勉強します。本当に、ありがとうございます。

【送信ページ】抗 HIV 治療ガイドライン

【評価】役に立った

【メッセージ】医薬品卸の管理薬剤師です。お得意 先の診療所の看護師さんが針刺し事故を起こされ、

マニュアル等の資料を希望された際、紹介させてい ただきました。ありがとうございました。

【送信ページ】抗 HIV 治療ガイドライン

(4)Web サイト全体に関連するアンケートの集計 2011 年 1 月 1 日から同年 12 月 31 日までのアンケ ート送信数は 16 件であった。以下に年代別、性別、

回答者の立場別、ホームページをどこで知ったか?、

おくすりガイドの中で役に立った情報別に集計した 表を示す。(表8~12)

表 8 年代

年代 回答数

10 代 2

20 代 1

30 代 4

40 代 3

50 代 5

60 代以上 1

計 16

図4 年代別

10代13%

20代6%

30代25%

40代19%

50代31%

60代以上 6%

表 9 性別

性別 回答数

男性 10

女性 4

計 14

図5 性別

男性71%

女性29%

表 10 アンケート回答者の立場

立場 回答数

患者 6

患者の家族・友人等 0

医療関係者 6

その他 4

計 16

図6 アンケート回答者の立場

患者37%

その他25%

家族・友患者の 人等0%

医療関係者 38%

表 11 このホームページをどこで知ったか 知ったきっかけ 回答数

検索エンジン 12

他のホームページからのリンク 3 友人・知人に教えてもらった 0 医療関係者に勧められた 1

その他 1

計 17

図7 このホームページをどこで知ったか

その他17%

医療関係者に勧め られた17%

人に教え友人・知 てもらった

0%

検索エンジン 17%

他のホームページ からのリンク

49%

表 12 おくすりガイドの中で役に立った情報(複数選択)

役に立った情報 回答数

薬カード 9

Q&A 10

患者向説明文書(翻訳) 8

添付文書情報 6

計 33

図8 おくすりガイドの中で役に立った情報 薬カード27%

Q&A 31%

患者向説明文 書(翻訳)

24%

添付文書情報 18%

アンケートでは「欲しい情報」「ご意見、ご要望」 として以下のコメントが寄せられた。( )内は受 信日。

【欲しい情報】

・最新の薬情報(2011/03/25)

・病気の増え方(2011/6/24)

・間違った知識と正しい知識との…比較と、エイズ な関わった人(マザー・テレサ)などの紹介。

(2011/8/13)

・やはり、いまだに感染すればすぐに死ぬというイ メージが一般的である。

自分自身、その意識で HIV/AIDS 治療の進歩も、

病気の実態も調べることもしなかった。調べて現 状を知り、検査を受けようと決断した経緯もある。

いまとなっては、早期に検査を受けておくべきだ ったと思う。

感染防止を啓蒙する方向性は、過去から活発だ が、感染したらどうなるのかを周知しないと検査 をうけることを阻害する意識は減らないと思う。

このホームページは、すべての情報が網羅され ていて、本当に知りたいと思う人には非常にいい ページだと感じる。しかし、見る人のレベル、状 態、意識はバラバラであり、その視点も組み込む べきでは?(2011/8/24)

・日本人の副作用の症例(2011/10/24)

【ご意見、ご要望】

・更新年月日の記載が欲しい。(2011/3/25)

・非常に分かりやすい。逆転写酵素とインテグラー ゼの役割の違いが理解できました。

要望はCXCR4 とCCR5の生理的役割、正常時の

役割を教えてもらいたいです。(2011/4/1)

・ありがとう(2011/6/24)

・最新情報、特に日本人感染者の副作用の状態を記 載してほしい。(2011/6/26)

・医療従事者の HIV 暴露に関しての質問です。 抗 HIV 治療ガイドラインによりますと,暴露由来患 者の HIV に関する情報が不明な場合,患者さまの HIV スクリーニング検査を施行することになって いて,迅速検査が可能であれば施行,とあります。

迅速検査を行った場合,通常のスクリーニングは 不要でしょうか。行う場合には,ウィンドー期を 考慮して時期をずらすなどの配慮が必要でしょう か。ご教示ください。国際医療福祉大学病院 呼 吸器外科(2011/8/3)

・とても分かりやすくなっていた。絵も入っていて 役にたった。(2011/8/13)

考察

閲覧数(ページビュー数:以下 PB)の多いコンテ ンツは、抗 HIV 治療ガイドラインが圧倒的に多く(20,

926PB)、2位(7,499PB)の 3倍近い。ただし 2位 以下は、患者さん向けに HIV/AIDS のことをイラスト とともに分かりやすく解説した「HIV 感染症ってど んな病気?」が占め、カテゴリー別ではこちらのほ うが多い(表 4)。よってこの 2 種類の情報が注目度 が高いことが伺える。

当サイトに訪れたユーザーの 81%が検索エンジン を使っており(表5)、そのキーワードには「治療」

「ガイドライン」が多数を占めていることから、抗 HIV 治療ガイドラインのページビュー数の増加につ ながったと考えられる。

抗 HIV 治療ガイドラインはPDFを掲載しており、

このPDFをクリックした数もカウントできるように している。プログラムの不具合により、6 月初旬ま でのデータが収集できなくなってしまったが、新た に設定したトラッキングコードにより、7 月から 12 月までのPBとPDFクリック数の比較をまとめた。

表 13 抗 HIV 治療ガイドラインの PB と、PDF クリック数比較 2011 年 PB数 PDFクリック数

7 月 1746 758 8月 1636 679

9 月 1780 705 10 月 1846 768 11 月 2065 865 12 月 1612 642 計 10685 4417

PB数に対するPDFクリック数は平均して約41%で あるが、PDFクリック数と、PB数で 2番目に多いCD4 陽性リンパ球細胞の数を比べると、ほぼ拮抗してい ることがわかる。(表 14)

表14 CD4 陽性リンパ球細胞の数のPB と、PDF クリック数比較

2011 年

CD4 陽性リンパ球 細胞の数のPB数

抗 HIV 治療ガイ ドラインPDFク リック数 7 月 537 758 8月 570 679 9 月 835 705 10 月 821 768 11 月 709 865 12 月 610 642 計 4082 4417 抗 HIV 治療ガイドラインは医療関係者を対象とし た内容であり、「HIV 感染症ってどんな病気?」は患 者さんや一般の方向けの内容になっている。このこ とから、医療関係者や患者さん、一般の方など幅広 い層から当サイトを情報源として活用されているこ とが伺える。

また個別ページからその内容を評価できるページ アンケートでは、85%が「役に立った」と回答し、「一 部、役に立った」を含めると 93%が好意的な評価を しており、意見、感想も「とても参考になります」

「とても役に立ちました」などと記載されているこ とから、当サイトの満足度は極めて高いと考える。

今年度は新しい試みとして、医療関係者や患者団 体、NGO 等が多く登録しているメーリングリスト

(JAIDS)に投稿した。2011 年 4 月8日(金)に、

抗 HIV 治療ガイドラインPDFをアップした旨の告知 である。投稿したのが金曜日の週末だったため、土 日はアクセス数の伸びは見られなかったが、火曜日

(4 月 12 日)になると前週の 3倍以上のアクセスが 見られ、顕著な効果が見られた。(表 15)

表 15

結論

当サイトは医療関係者や患者さん、一般の方など 幅広い層から利用されており、評価も高いことから、

有効かつ重要な情報発信源となっている。よって今 後も最新の治療方法や新薬の情報などを継続して発 信することが有効と考える。

また当サイトに訪れるユーザーの 81%が検索エン ジン(Google、Yahoo、Bing 等)であったが、能動 的にメーリングリストに投稿することで、より効果 的に情報を提供できることが判明した。

課題としては、アンケートの意見の中に「もっと 詳しく」や「過剰服用してしまった場合にどうなる のか知りたかった」「もう少し短くするともっと分か りやすくなると思います」などの意見もあることか ら、それら患者さんの意見を反映させ、既存のコン テンツを改訂していくことも必要と考える。

健康危険情報 該当なし

知的財産権の出願・取得状況 該当なし

研究発表 該当なし

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