39
40
本研究会にて今後取り組むべき方向性
これまで主として取組んできたガス機器の安全高度化の成果をベースとして、「機 器の点検」および「安全型機器への買換え」を積極的に進めていくことで点検文 化の醸成を目指し、永続的な安全・安心を目指します。
今後の方向性
安全型機器の開発※
所有者票の登録
法定点検のお知らせ あんしん点検のお知らせ ガス温水機器のご購入
経年劣化により 安全性低下
事故の可能性 法定対象 法定対象以外
点検(有償)
こまめな点検の必要性の啓発 点検(有償)
事故の可能性
安全型機器への買換え
設計標準期間(10年) 10年程度
回収率が低迷
点検文化の醸成 このサイクルをまわすことで
永続的な安全・安心を目指す
機器には寿命があることをご理解頂く取り組み これまでのガス温水機器安全高度化
お客さまへの 買替促進活動
お客さまへの積極的 な点検の働きかけ
※必要に応じて今後も機器の安全高度化を進めて参ります。
点検なし 経年劣化により
安全性低下
今後の取り組みの方向性
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(3)その他家庭用分野の安全・安心の取組み
◆ガス栓・接続具における取り組み
◆ガス警報器の設置促進に向けた取り組み
0 5 10 15 20 25 30
2007 2008 2009 2010 2011 ※ 2012
LPガス
都市ガス42
ガス栓・接続具での事故発生状況( 2007-2012 年)
◆接続具で多い主な事故事例
接続不完全 接続不良(誤接続)
ガス栓(ネジガス栓は除く)誤開放発生実態
ガス栓では未使用ガス栓の 誤開放による事故が増加使用していない側のガ ス栓を誤って開放
全国LPガス協会及び日本ガス協会 調査
※2012年は5月末までの発生件数
件 今後に向けた課題
43
ガス栓の誤開放事故防止に向けた取り組み
ガス栓の誤開放事故防止のために、より安全機能が充実した新しいガス栓の 設置・取替を推進しています。(本質的な安全対策)
ガスコンセント・・・ツマミがなく操作が不要、ソケットを接続しないとガス流れない
ON-OFFガス栓・・・ツマミ半開の時はガスが流れないガスコンセント
ツマミ半開
ONOFF弁は 閉状態のため、
ガスは流れない
閉栓カバー ON-OFF機構付きガス栓
ツマミがない ので 誤開放がない
今あるガス栓には以下の防護措置が有効です。(誤使用防止対策)
閉栓カバー・・・装着による誤操作防止 など
ガス栓キャップ・・・装着による漏えい防止より安全機能が充実したガス栓
ガス栓キャップ ヒューズガス栓
※ガス栓のJIS改正で上記ガス栓の区分の
明確化を検討中今後の取り組みの方向性
44 44
ガス警報器の設置促進に向けた取り組み
【ガス警報器工業会と全国LPガス協会の協働】
・今年度から3ヵ年計画で、全国LPガス協会の「LPガス安全安心向上運動」と連動し「ガ ス警報器設置・交換運動(リメイク運動)」を実施
・一般住宅75%以上、共同住宅等義務施設への設置100%を目標に活動
・ラジオCM、全国紙(読売新聞、朝日新聞)での一般消費者に直接働きかけ
・県協等主催の保安講習会及び業界紙の特集記事によるLPガス販売事業者へ働きかけ
714
570 559 545
496 515
401390
306 262
194 146
112
82 88 101
68 75 79 78 87 90
120 105 105
219 239 234 185
204 225
50 43 51
36 35 42
29 37 36 27
13 31
7 3 12 14 6 9 5 8 2 4 7 2 1 0 4 4 4 5 1
34.1 37.0
48.3 56.0
58.3 61.2
64.1 65.2
67.8 69.2 75.2
86.7
97.3 98.3 98.7 99.1
80.5 82.9 82.3 82.5 82.3 81.6 82.6
80.9 81.0 79.6
0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 100.0
0 100 200 300 400 500 600 700 800
1981 1982 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011
警 報 器 普 及 率
(%
) L
P ガ ス 事 故 年 間 発 生 件 数
LPガス警報器の普及率と事故件数
LP事故件数(件) 死者数(名) LPガス警報器普及率(%)
((一社)全国LPガス協会調べ)