• Alternative (代替的な)
• Dispute (紛争)
• Resolution (解決)
• ADR の種類
– 仲裁
• 第三者が仲裁判断 – あっせん
• 第三者が解決を促進する – 調停
• 第三者の仲介によって相互に話し合い
– 仲裁、斡旋、調停については実態に着目して表面上の「言葉」で判 断しない
• 訴訟手続によらず民事上の紛争を解決しようとする紛争の当事者のた
め,公正な第三者が関与して,その解決を図る手続
ADR の特徴
• 手続きが迅速・非公開
– 3~6ヶ月程度で終了 – 秘密保持が可能
• 利害関係人等の参加も可能
• 実定法だけにとらわれない
– 解決方法の自由性
• 開催は当事者双方の合意に基づく
– 一方が申し立てても相手方の応答義務なし
• 結果についての執行力はない
– 結果に対する提訴の余地
• 費用は裁判に比較して廉価
– 手続費用と弁護士費用の節減
参考:NPO法人JMC
ADR 議論の発端
• 司法制度改革審議会意見書 ‘ 01.6.12
– 「 ADR の拡充・活性化」
– 「 ADR に関する関係機関等の連携強化」
– 「 ADR に関する共通的な制度基盤の整備」
• 隣接法律専門職者(弁護士及び弁護士法人以外の者であって、
法律により他人の法律事務を取り扱うことを業とすることができ る者)の活用
– 司法書士・司法書士法人、弁理士・特許業務法人、行政書士・行政 書士法人、社会保険労務士・社会保険労務士法人、土地家屋調査 士・土地家屋調査士法人、税理士・税理士法人、公認会計士、外 国法事務弁護士
• 紛争事案に関する識者、民間の専門家の活用
– 弁護士法72条の見直しの一環
ADR 基本法の成立
• 裁判外紛争解決手続の利用の促進に関する 法律(H16.12.1)
• 法務大臣の認証制度
– 弁護士関与による72条の排除 – 民間紛争解決主宰機関の開設
• 平成19年4月1日施行
これは何でしょう?
ルビンの盃
「紛争」に対する考え方
• ある事実が起こった
• その事実の見方・感じ方が違う
– 丸く見えている人に、四角だ!と言っても納得しない
• ライセンスの有効性
• 著作物性
• ライセンス適用対象の解釈
• 裁判
– 第三者が過去の事実を認定する
• 要件事実論⇒ゼロ・サム – 事実と真実は異なる
• 弁論主義
• ADR
– 紛争は未来に向けて解決するべきではないか?
• 当事者関係の継続維持
• Win-Win
• 特に Mediation (調停)という考え方 参考:NPO法人JMC
参考:NPO法人JMC
Mediation による紛争解決の基本
• 裁判所の「調停」との違い
– 評価的⇔対話の促進
– 調停委員が主導権⇔紛争当事者が主役 – 別席調停⇔同席調停
• 当事者同士が話し合いで自主的解決する
• 調停人は話し合いの促進に努め、解決案を提供し ない
– 解決案を見出すのは当事者である
• 調停人は、事実を認定・判断・助言はしない
• 調停人はトレーニングを受ける
参考:NPO法人JMC
Win-Win とは何か
• オレンジの紛争
– 姉も妹もオレンジが欲しい
– 姉も妹も丸ごと1つが欲しい
– でもオレンジは1つしかない
参考:NPO法人JMC
裁判をするとどうなるか?
• 所有権の移転事実の認定
– オレンジは姉が果物店から購入した – 妹は姉から贈与された
– 姉は贈与を取り消した
姉はオレンジの中身をジュースにした い
参考:NPO法人JMC
話をよく聴いてみたら・・・
妹はオレンジの皮が欲しい
参考:NPO法人JMC
紛争解決実現のアプローチ
• 紛争を最もよく知り、紛争の解決を最も強く望むのは当事者 である
– 本当の解決は当事者が見出す
– ライセンスは当事者の合意に基づき契約であって法律ではない
• ひとりひとりの人間は多様かつ個性的な問題解決能力を 持っていることを信じる。
– OSSは開発者(ライセンサ)と利用者(ライセンシ)の相互参画により
発展
– コンプライアンスの理解と実践により自由な利用が可能
• その能力を最大限に引出すお手伝いをすることが調停者の 役割である
– 調停は紛争問題の専門家と法律の専門家によるコラボレーション
• 技術専門家による問題解決
• 和解手続に対する法律専門家のアドバイス
• OSS を熟知した紛争解決に関する第三者機関
– 皆さんの理解と協力が不可欠
• OSS 利用の背景
• GPLv3 の現状課題と動向
• OSS に関わる法的リスク
• OSS に関わる紛争解決に向けて
• IPA/OSS センター リーガル TG
リーガル TG 活動概要
• 日本におけるOSS関係者に対し
– 1) OSS ライセンシング面に関する理解と意識の向上を図る
– 2) 実践向け情報の集約・発信機能を担う
•
理解の向上
– OSSライセンスの日本語版について法律専門家レビューを加える
–
法律専門家とOSS実務者(複眼視点)の協業によるOSSライセンスの実務的解説
» OSSライセンスと著作権法の基本的メカニズム
»
開発者にとってのOSS、利用者にとってのOSS
– GPL v3ドラフト改訂検討作業への参加•
意識の向上
– OSSの本質を理解することによる、基本的意識の向上 –
著作権ライセンスに対するコンプライアンス意識の向上
•
効果的な推進活動
–
魅力的な広宣イベントを実施
»
ドラフト対訳と解説を発行、日本法との整合検討
»
キーマンによる講演会
– 3)実務における問題解決機能について検討し、然るべき提案を行う
•
リスク調査・分析
•
紛争解決手段
今後の構想
• 実務における問題解決機能の構築について調査
–
参考: Software Freedom Law Center (SFLC) ミッション
• FOSSの保護と発展を図るため、訴訟代理その他の法的サービスを提供 – Asset Stewardship
– Licensing
– License Defense and Litigation Support – Legal Consulting and Lawyer Training
–
SFLC とのアライアンス
• 日本の事情を考慮した OSS 開発者、利用者支援の展開
–
共通資産の保護と管理
• Patent pool
–
GPL 等 OSS ライセンスのグローバライゼーション
•
日本語、日本法に立脚したOSSライセンスに関する情報提供
–ライセンス翻訳、解説、FAQ等
–
コミュニティの育成と企業利害を考慮した法的支援策の検討
•
裁判外紛争処理(認証ADR機関)のあり方
–
民間による紛争処理手続きの法制化( 2007年4月施行)
–
当事者による自主解決の支援
–あっせん、調整、仲裁等
–
広い範囲での OSS 実務家の育成
•
法律専門職
• OSS開発者
質疑応答
ドキュメント内
オープンソースソフトウェア (OSS) の 法的リスクの現状とその対策 IPA/OSS センターリーガル TG 主査江端俊昭
(ページ 39-55)