ここでは、オンラインキャパシティエクスパンションの実施手順について説明します。
アレイの容量拡張(Add Capacity)
以下の条件のときのみ既存のアレイに物理ドライブを追加し容量を拡張することができます。
・ アレイには、ただ1つのロジカルドライブが構成されていること(アレイに複数のロジカルドラ イブが構成されている場合はアレイの容量拡張を行うことはできません)。
・ Windows 2000/XPの場合、容量を拡張するディスクがベーシックディスクであること(ダイナ
ミックディスクに対しては容量の追加はできません)。
・ ご使用のディスクアレイコントローラがN8103-64/N8103-80/N8103-81の場合のみ本機能を使用 することができます。N8103-73/N8103-73Aご使用時は使用できませんので注意してください。
容量拡張後のアレイの選択できるRAID Levelは、アレイを構成している物理ドライブの台数により 異なります。物理ドライブが2台のときはRAID 0および1、3台以上のときはRAID 0および5が 選択できます。
新しい物理ドライブはSCSIバスまたはサブシステム(ディスクラック等)に追加できます。
・不測の事態があっても対処できるように、容量を追加する前に必ず、ロジカルドライブ上にある パーティションのバックアップを行うことをお勧めします。
Power Console Plus を使ってアレイの容量を拡張
Power Console Plusのメイン画面で追加する物理ドライブが適切なChannelに表示されていることを確認し てください。既存のアレイに物理ドライブを追加し容量を拡張するには3つの方法があります。
第1の方法は 手順1
メイン画面のPhysical Devices Viewで追 加する物理ドライブのアイコン、Logical Devices Viewで物理ドライブを追加するロ ジカルドライブのアイコンを選択してくださ い。
Logical Drvメニューの「Change
Configuration」の「Add Capacity」を選択し てください。
手順3
RAID Levelを選択するための画面が表示され ます。
RAID Levelを選択し、[Apply]ボタンをクリッ クしてください。
手順4
アレイの Reconstruction(Add Capacity) が開始され、右の画面で進捗が表示されま す。
進捗表示中に[Info]ボタンをク リックすると、ロジカルドライブ の情報と追加する物理ドライブの 情報を参照できます。
第2の方法は 手順1
メイン画面のPhysical Devices Viewで追 加する物理ドライブのアイコン、Logical Devices Viewで物理ドライブを追加するロ ジカルドライブのアイコンを選択してくださ い。
選択したロジカルドライブを右クリックし、
Advanced Menuの「Add Drive」を選択して ください。
手順2
右の確認画面が表示され増すので[OK]ボタ ンをクリックしてください。
手順3
RAID Levelを選択するための画面が表示 されます。
RAID Levelを選択し、[Apply]ボタンをク リックしてください。
手順4
アレイの Reconstruction(Add
Capacity)が開始され、右の画面で進捗 が表示されます。
第3の方法は 手順1
メイン画面のPhysical Devices Viewの追 加する物理ドライブのアイコンをLogical Devices Viewの物理ドライブを追加するロ ジカルドライブのアイコンまでドラッグして ください。
手順2
RAID Levelを選択するための画面が表示 されます。
RAID Levelを選択し、[Apply]ボタンをク リックしてください。
手順3
アレイの Reconstruction(Add
Capacity)が開始され、右の画面で進捗 が表示されます。
この後はWindowsよりパーティションを作成してください。
6 6 . . 定 定 期 期 的 的 な な C C h h e e c c k k C C o o n n s s is i st t en e n c c y y の の 実 実 施 施
アレイディスクに対して、定期的にCheck Consistencyを実施することで、検出した不整合を修復すること により、物理ドライブ障害時のRebuild失敗を未然に防ぐことができます。また、Check Consistencyはロジ カルドライブの全面Readを行ないます。これは、物理ドライブの普段アクセスのない部分についてもアク セスを行なうことになるので、物理ドライブの後発不良の早期検出の役目を果たすこともできます。このた め、定期的なCheck Consistencyの実施はマルチドライブフェイル状態の発生の確率を低下させることがで き、アレイシステムの安定した運用を保つことができます。この定期的なCheck Consistencyは、コマンド プロンプトで下記実行形式のコマンドを動作させることで行います。このコマンドはスケジュールを設定す るためのコマンドです。スケジュールを設定しCheck Consistencyを実施した場合、開始/終了および15分 間隔の実行状態がイベントログに出力されます。
Check Consistencyの実行条件
・ LSI Logicディスクアレイシステムであること
・ Power Console Plusをインストールしていること
・ サービスMegaServが開始になっていること
実行形式
・形式
megactrl arg1[arg2[arg3[arg4[…]]]]
(megactrl.exeはPower Console Plusをインストールすると一般に「c:¥winnt¥system32」にインストー ルされます)
以下で説明しているパラメータ以外は使用しないでください。
引数 意味
arg1 -cons Check Consistencyのスケジュール設定を行います。時間設定の他の
argが後続します。他のargの指定がないときはそれぞれのディフォル ト値使われます。
-h Check Consistencyの開始時間を設定します。0時から23時まで設定
可能です。(ディフォルトは0時)
-d Check Consistencyを動作させる曜日を0〜6で設定します。
(ディフォルトは日曜日で0)
-w Check Consistencyの動作間隔を0〜24
で週間隔を設定します。なお-w0は毎日を意味します。(ディフォルトは1週間隔)
-dateMM/DD/YYYY Check Consistencyの動作開始日を設定します。
(ディフォルトはコマンド実施日)
YYYYの範囲は1900〜2038(2038年を超えることはできません)
arg2〜argi
引数 意味
-enChkCon スケジュール時間にCheck Consistencyを実施させます。
(ディフォルト)
argi
-disChkCon スケジュール時間のCheck Consistencyを抑止します。動作中のCheck Consistencyには影響しません。-enChkConと同時に指定した場合は最 後に指定した方が有効になります。
使用例
・ 日曜日ごとに0時にCheck Consistencyを実施する場合 megactrl -cons -h0 -d0 -w1
・ すべてのコントローラのすべてのCheck Consistencyを終了させる場合 megactrl -cons -abort
・ Check Consistencyのスケジュールを無効にする場合 megactrl -disChkCon
・ Check Consistencyのスケジュールを有効にする場合 megactrl -enChkCon
システムのPATHの設定によって上記のコマンドにディレクトリの指定が必要になります。
例 ・C:¥winnt¥system32¥megactrl -cons
7 7 . . 電 電 源 源 制 制 御 御 抑 抑 止 止 ド ド ライ ラ イ バ バ につ に つい い て て
AMI Standby/Hibernation Lock をインストールする前に
N8103‑64/N8103‑73/N8103‑73Aディスクアレイコントローラを使用中の休止状態やスタンバイへの 移行はサポート対象外です。AMI Standby/Hibernation Lock機能を使用すると、システムの休止状 態やスタンバイ状態への移行を抑止できます。
この機能はPower Console Plusが動作する以下の環境にインストールできます。
・Microsoft® Windows® 2000 Server
・Microsoft® Windows® 2000 Advanced Server
Windows XPでは、スタンバイや休止状態への移行をサポートしているため、AMI Standby/Hibernat ion Lock機能を使用する必要はありません。
AMI Standby/Hibernation Lock のインストール
次の手順に従ってAMI Standby/Hibernation Lockをインストールします。
1. 管理者権限のあるアカウント(administrator など)で、システムにログオンする。
2. インストールを始める前に実行中のアプリケーションを終了する。
3. 「EXPRESSBUILDER」CD‑ROM をドライブにセットする。
4. エクスプローラなどを使用して、CD‑ROM の以下のバッチファイルを起動する。
ESMPRO¥JP¥I386¥PCON¥ACPI̲drv¥ami̲inst.bat
コマンドプロンプトに以下のメッセージが表示されるとインストールは完了です。
Driver Installed successfully 以上でインストールは完了です。
AMI Standby/Hibernation Lockをインストールする場合には以下の点に注意し てください。
インストール前にデバイスマネージャのシステムデバイスにNEC Standby/Hiber nation Lockがあるか確認してください。この環境にAMI Standby/Hibernation Lockインストールし、その後アンインストールする場合には、NEC Standby/Hib ernation Lockのインストールが必要になります。
AMI Standby/Hibernation Lock のアンインストール
1. 管理者権限のあるアカウント (administrator など)で、システムにログオンしてください。
2. スタートメニューから[設定]を選択し、[コントロールパネル]を起動します。
3. [管理ツール]内の[コンピュータの管理]を起動し、[デバイスマネージャ]をクリックします。
4. デバイスの一覧が表示されます。
5. デバイスの一覧より[システムデバイス]、[AMI Standby/Hibernation Lock]の順でダブルクリックします。
[AMI Standby/Hibernation Lock のプロパティ]画面が表示されます。
6. [ドライバ]タブをクリックし、[削除]をクリックします。
以下のような[デバイスの削除の確認]画面が表示されます。
[OK]ボタンをクリックしてください。
8 8 . . 注 注 意 意 事 事 項 項
1.
Power Console Plusを使用する際に、Port番号競合の問題が発生する事があります(詳細は<現象説明>をご覧く ださい)。LSI-Logicディスクアレイコントローラ(N8103-64/N8103-73/N8103-73A/N8103-80/N8103-81)を搭載したサーバ およびPower Console Plusの[管理サーバ]コンポーネントをインストールする装置にはUpdateモジュールを下記 手順にて適用してください。
[Update手順]
1. 本体装置添付の「EXPRESSBUILDER」CD-ROMをドライブにセットする。
2. CD-ROM内ESMPRO¥JP¥I386¥Pcon¥Portupフォルダ内にある、UPDATE.BATを実行する。
3. レジストリ情報をUpdateしても良いかを確認するダイアログが表示されますので[はい]ボタンをクリックする。
4. レジストリ情報のUpdateが終了しました。[OK]ボタンをクリックする。
5. システムを再起動する。
<現象説明>
Power Console Plusは固定でポート番号(1047、1048)を使用している為、他のソフトウェア等にて同一のポート 番号を取得した場合に以下のようなエラーメッセージがイベントログ上に登録される、もしくはメッセージボックスに表 示され、Power Console Plusが動作できない可能性があります。
- メッセージボックスに表示される場合 –
「 listen(sock) failed 10038 is the error 」
「 bind(sock) failed 10048 is the error 」
ポート番号(1047/1048)をPower Console Plusにて使用するため、他の アプリケーションでは使用できません。