3. 利用条件
3.2 オプションサービス利用条件
ここではオプションサービス固有の利用条件について示します。
3.2.1 QoS制御機能に関する留意事項
1の通信グループ内で、一部のアクセス回線のみQoS制御機能を利用し、その他のアクセス 回線はQoS制御機能を利用しない形態をとることもできます。この場合、本サービス網ではQoS 制御機能を利用するアクセス回線に接続された端末設備から送信されたフレームのみがすべて の区間で優先制御され、QoS制御機能を利用しないアクセス回線に接続された端末設備から送 信されたフレームはすべての区間で非優先として扱われます。
3.2.2 サブグループ設定機能に関する留意事項
1のアクセス回線(速度確保型)、または中継回線に複数のサブグループを設定する場合、各 サブグループの通信速度の合計値は、そのアクセス回線または中継回線の通信速度品目以下 にする必要があります。また、通信速度品目が10Mbit/s、100Mbit/sのアクセス回線に設定する サブグループ数は5以下、通信速度品目が1Gbit/sのアクセス回線に設定するサブグループ数 は15以下、1の通信グループに設定するサブグループ数は15以下にする必要があります。な お、1のアクセス回線(速度一部確保型)では、弊社があらかじめ指定するIEEE802.1Q準拠の VLANタグを用いて、各サブグループを識別することはできません。
サブグループ設定機能を利用する際のEthernet OAMフレームが消費する通信速度は拠点 数等ネットワーク構成によりますが、アクセス回線では『サブグループ数×20kbps以下』程度、中 継回線ではサブグループ毎に『1のサブグループ内の拠点数×1 kbps以下』程度です。
サブグループ設定機能とQoS制御機能は併用することができます。但し、1のアクセス回線に 複数のサブグループが設定されたアクセス回線が存在する場合は、QoS制御機能で利用できる
識別子がToS/TCに限定されます。
サブグループ設定機能とフィルタリング設定機能を併用することはできません。
3.2.3 フィルタリング設定機能に関する留意事項
不許可VIDのうちから弊社が指定する1のVIDの通信を許可することができます。この場合、
指定するVIDは1のアクセス回線につき1のVIDに限られます。また、1の通信グループ内で 他のアクセス回線にて指定されているVIDと重複しません。
3.2.4 LAN/WANモニタ(端末設備状態通知サービス)に関する留意事項
3.2.4.1 監視対象となる端末設備に関する留意事項
監視対象および測定対象(以下「監視/測定対象」という)は、IPアドレスが設定可能であり、
LAN/WANモニタから送信する監視/測定信号に応答可能な端末設備に限られます。各監視/
測定項目に対応する端末設備の要件を表 3-1に示します。
表3-1に示す監視/測定項目数は、監視対象となる端末設備の仕様に基づき、決められます
ので、端末の仕様にご留意下さい。例えば、インタフェース監視について、複数物理ポートで1 つのMIB値を共有する仕様となっている端末設備では、各物理ポート単位での監視ができない 等の動作となる端末もあります。
表 3-1 各監視/測定項目に対応する端末設備要件
監視/測定項目 端末設備要件
ping監視 IPv4に対応していること
インタフェース監視 SNMPv1、v2cに対応していること SNMP trap監視
インタフェース性能測定 サーバ性能測定
サービス監視 HTTP/HTTPS/FTP/SMTP/POP3/
IMAP4/DNSに対応していること
サービスレスポンス測定
3.2.4.2 監視/測定信号に関する留意事項
契約者の通信状況により、監視/測定信号が監視/測定対象となる端末設備に到達しない場 合があります。また、監視/測定信号は、LAN/WANモニタと監視/測定対象の端末設備の間に おける通信速度品目の通信速度を消費します。
3.2.4.3 契約者が予め指定する必要がある情報に関する留意事項
(1) IPアドレス
契約者は以下のIPアドレスを予め指定する必要があります。
• LAN/WANモニタに付与するIPアドレス
• 障害切り分けに使用するIPアドレス
• 端末設備が所属する契約者側ネットワークアドレスおよび網側IPアドレス なお、指定可能なIPアドレスはIPv4アドレスに限られます。
(2) SNMPコミュニティ名
契約者はSNMPメッセージで使用するSNMPコミュニティ名を予め指定する必要があります。
なお、LAN/WANモニタで対応するSNMPバージョンはSNMPv1およびSNMPv2cです。
(3) VID
契約者は監視/測定対象の端末設備で利用するVIDを予め指定する必要があります。但し
VID=1、1000~1005を利用することはできません。契約者がIEEE802.1Q準拠のVLANタグ付き
フレームを利用する場合、VID毎に上の『(1) IPアドレス』に記載したIPアドレスを指定する必要 があります。
契約者が網側でIEEE802.1Q準拠のVLANタグ付きフレームとIEEE802.3準拠のVLANタグ 無しフレームが混在利用する場合、IEEE802.1Q準拠のVLANタグ付きフレームを利用するネッ トワーク構成またはIEEE802.3準拠のVLANタグ無しフレームを利用するネットワーク構成のい ずれか一方の構成のみLAN/WANモニタの監視/測定が可能です。
(4)ネットワークアドレス
契約者が網側でIEEE802.3準拠のVLANタグ無しフレームのみ利用する場合、LAN/WAN モニタで監視/測定が可能なネットワークアドレスは1つのみです。
契約者が網側でIEEE802.1Q準拠のVLANタグ付きフレームのみ利用する場合、VLAN毎に
LAN/WANモニタで監視/測定が可能なネットワークアドレスは1つのみです。
3.2.4.4 QoS制御機能との併用に関する留意事項
契約者はLAN/WANモニタとQoS制御機能を併用して利用することができます。但し、この
LAN/WANモニタの監視/測定信号にToS(IPv4)/TC(IPv6)、CoSは付与されません。