3.6 粒子の表式
4.3.15 エネルギー分布の定義
中性子光学のために、エネルギー分布を波長(Å)で指定できるオプションを設けました。e-type=1, e-type=2 の代わりにe-type=11, e-type=12を指定すると、エネルギーの入力を全て波長に置き換えて読み込みます。
その他の場合は、入力で変換式を使ってMeVに直してください。例えば、e0=8.180425e-8/13**2は、13Å の中性子のエネルギーを与えます。
e-type = 1の場合の入力フォーマットは以下のようになります。
e-type = 1 ne = n
e(1) w(1) e(2) w(2) e(3) w(3) .... ...
e(n-1) w(n-1) e(n) w(n) e(n+1)
この場合、エネルギー分布は、
e(1)-e(2) w(1) e(2)-e(3) w(2) e(3)-e(4) w(3) ... ...
e(n-1)-e(n) w(n-1) e(n)-e(n+1) w(n)
のように与えられます。よって例えば、0-2MeV間を0.2、2-4MeV間を0.6、4-6MeV間を0.2としたい場 合、入力のフォーマットは
e-type = 1 ne = 3
0 0.2 2 0.6 4 0.2 6
となります。
表46:ソースエネルギー分布パラメータ(2) パラメータ 説明
e-type = 21, (31) エネルギー分点e(i)と各ビンにおけるソース粒子の生成確率の微分量 [dφ/dE](i)を与えることにより、任意のエネルギー分布を指定する。
統計的に[dφ/dE](i)*{e(i+1)-e(i)}に応じて各ビンに生成する 粒子を調整し、エネルギー分布を表現する。
31の時は、エネルギーを波長(Å)で与える。
ne = エネルギー群数。neが正の場合は、各ビン内の微分フラックスを
[1/MeV]の単位で表示させた際に一定となるように粒子を生成し、負
の場合は、[1/Lethargy]の単位で一定となるように粒子を生成する。
データは自由フォーマットで次の様に与える。
(e(i),[dφ/dE](i),i=1,|ne|), e(|ne|+1)
各ビンに生成される粒子数の積分値はdφ/dE(i)*{e(i+1)-e(i)}に 比例する。
e-type = 24, (34) e-type = 21, (31)と同じエネルギー分布を発生させる。ただし、
e-type = 21, (31)が生成数を調整してエネルギー分布を表現するのに 対し、e-type = 24, (34)では、全てのエネルギービンに同数の粒子を 生成させ、粒子のウエイトの積分値をw(i)*{e(i+1)-e(i)}に比例して変 化させることによりエネルギー分布を表現する。
また、p-type = 1とし生成個数比p(i)を与えることにより、各ビンの 生成個数を変化させ、特定のエネルギーをもつソースの統計量を変化さ せることができる。
34の時は、エネルギーを波長(Å)で与える。
ne = エネルギー群数。neが正の場合は、各ビン内の微分フラックスを
[1/MeV]の単位で表示させた際に一定となるように粒子を生成し、負
の場合は、[1/Lethargy]の単位で一定となるように粒子を生成する。
データは自由フォーマットで次の様に与える。
(e(i),w(i),i=1,|ne|), e(|ne|+1)
デフォルト(p-type = 0)では各ビンに等しい個数が生成される。
p-type = 1でp(i)を設定した場合は、それらの値に各ビンの生成粒子 数の積分値は比例する。
p-type = 0, 1 (D=0)生成個数のオプション
for 0,全てのビンでp(i)=1、以下のデータは無し
for 1,各ビンの生成個数比p(i)を次の行からデータで与える
(p(i),i=1,ne)
表47:ソースエネルギー分布パラメータ(3) パラメータ 説明
e-type = 8, (18) エネルギー分点e(i)と各点のソース粒子の生成確率w(i)を与えること により、任意のエネルギー分布を指定する。統計的にw(i)に比例する ように各点に粒子を生成させ、不連続なエネルギー分布を表現する。
18の時は、エネルギーを波長(Å)で与える。
ne = エネルギー点数。データは自由フォーマットで次の様に与える。
(e(i),w(i),i=1,ne)
各点に生成される粒子数はw(i)に比例。
e-type = 9, (19) e-type = 8, (18)と同じエネルギー分布を発生させる。ただし、
e-type = 8, (18)が生成数を調整してエネルギー分布を表現するのに 対し、e-type = 9, (19)では、全てのエネルギー点に同数の粒子を生 成させ、粒子のウエイトをw(i)に比例して変化させることにより不連 続なエネルギー分布を表現する。
また、p-type = 1とし生成個数比p(i)を与えることにより、各点の 生成個数を変化させ、特定のエネルギーをもつソースの統計量を変化さ せることができる。
19の時は、エネルギーを波長(Å)で与える。
ne = エネルギー点数。データは自由フォーマットで次の様に与える。
(e(i),w(i),i=1,ne)
デフォルト(p-type=0)で各点に等しい個数が生成される。
各点に生成される粒子数はp(i)に比例。
p-type = 0, 1 (D=0)生成個数のオプション
for 0,全ての点でp(i)=1、以下のデータは無し
for 1,各点の生成個数比p(i)を次の行からデータで与える
(p(i),i=1,ne)
表48:ソースエネルギー分布パラメータ(4) パラメータ 説明
e-type = 2, (12) 微分線源スペクトル(dφ/dE)をガウス分布で与える。
12の時は、エネルギーを波長(Å)で与える
eg0 = ガウス分布の中心値(MeV)
eg1 = ガウス分布の半値幅(MeV)
eg2 = ガウス分布のカットオフ最小値(MeV)
eg3 = ガウス分布のカットオフ最大値(MeV)
e-type = 3 微分線源スペクトル(dφ/dE)をMaxwellian分布 f (x)=x1.5exp(−x/T )で 与える。
nm = (D=−200)エネルギー群数。nmを正の数で与えた時は線形で等分点を決定し、
負の数で与えた時は対数で等分点を決定。
et0 = 温度パラメーターT (MeV)
et1 = Maxwellian分布のカットオフ最小値(MeV) et2 = Maxwellian分布のカットオフ最大値(MeV)
e-type = 7 e-type = 3と同じエネルギー分布を発生させる。ただし、e-type = 3が 生成数を調整してエネルギー分布を表現するのに対し、e-type = 7では、
全てのエネルギービンに同数の粒子を生成させ、粒子のウエイトの積分値を Maxwellian分布f (x)=x1.5exp(−x/T )に応じて変化させることにより エネルギー分布を表現する。
また、p-type = 1とし生成個数比p(i)を与えることにより、各ビンの生成 個数を変化させ、特定のエネルギーをもつソースの統計量を変化させること ができる。
nm = (D=−200)エネルギー群数。nmを正の数で与えた時は線形で等分点を決定し、
負の数で与えた時は対数で等分点を決定。
デフォルト(p-type = 0)では各ビンに等しい個数が生成される。
p-type = 1でp(i)を設定した場合は、それらの値に各ビンの生成粒子 数の積分値は比例する。
et0 = 温度パラメーターT (MeV)
et1 = Maxwellian分布のカットオフ最小値(MeV) et2 = Maxwellian分布のカットオフ最大値(MeV) p-type = 0, 1 (D=0)生成個数のオプション
for 0,全てのビンでp(i)=1、以下のデータは無し
for 1,各ビンの生成個数比p(i)を次の行からデータで与える、(p(i),i=1,nm)
表49:ソースエネルギー分布パラメータ(5) パラメータ 説明
e-type = 5, (15) 微分線源スペクトル(dφ/dE)を任意の関数f(x)で与える。
15の時は、エネルギーを波長(Å)で与える。
f(x) = Fortran形式で書いた関数。xはエネルギー(MeV/u)を表す。
内部変数や定数が使えます。例)f(x) = exp(-c1*x**2) nm = (D=−200)エネルギー群数。nmを正の数で与えた時は線形で
等分点を決定し、負の数で与えた時は対数で等分点を決定。
eg1 = エネルギー分布のカットオフ最小値(MeV)
eg2 = エネルギー分布のカットオフ最大値(MeV)
e-type = 6, (16) e-type = 5, (15)と同じエネルギー分布を発生させる。
ただし、e-type = 5, (15)が生成数を調整してエネルギー 分布を表現するのに対し、e-type = 6, (16)では、全ての エネルギービンに同数の粒子を生成させ、粒子のウエイトの 積分値が任意の関数 f (x)に応じて変化させることによりエネ ルギー分布を表現する。
また、p-type = 1とし生成個数比p(i)を与えることにより、
各ビンの生成個数を変化させ、特定のエネルギーをもつソース の統計量を変化させることができる。
16の時は、エネルギーを波長(Å)で与える。
f(x) = Fortran形式で書いた関数。xはエネルギー(MeV/u)を表す。
内部変数や定数が使えます。例)f(x) = exp(-c1*x**2) nm = (D=−200)エネルギー群数。nmを正の数で与えた時は線形で
等分点を決定し、負の数で与えた時は対数で等分点を決定。
デフォルト(p-type = 0)では各ビンに等しい個数が生成 される。p-type = 1でp(i)を設定した場合は、それらの 値に各ビンの生成粒子数の積分値は比例する。
eg1 = エネルギー分布のカットオフ最小値(MeV)
eg2 = エネルギー分布のカットオフ最大値(MeV)
p-type = 0, 1 (D=0)生成個数のオプション
for 0,全てのビンでp(i)=1、以下のデータは無し
for 1,各ビンの生成個数比p(i)を次の行からデータで与える、
(p(i),i=1,nm)