第 6 章 雑音駆動合成音のピッチ知覚 の手がかりの検討の手がかりの検討
6.5 エキサイテーションパターンの分析
図 6.7: サーストンの一対比較法による音階の配置(F c=1024 Hz)
図 6.8: エキサイテーションパターン(F c=64 Hz,右下り)
図 6.9: エキサイテーションパターン(F c=64 Hz,平坦)
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図 6.10: エキサイテーションパターン(F c=64 Hz,右上り)
6.5.2 エキサイテーションパターンから算出した F0 による音階の
配置
図3.1に示すフィルタバンクにおいて中心周波数1.5 kHz以下に該当する帯域の エキサイテーションパターンから算出されたF0による音階の配置
図3.1に示すフィルタバンクにおいて中心周波数1.5 kHz以下に該当するエキサ イテーションパターンから算出されたF0による音階の配置を求めた.その結果を 図6.11に示す.なお,カットオフ周波数によらず音階の配置および算出されたF0 が同値であった.いずれのスペクトル傾斜の条件においても0 Hzに配置された刺 激が多く見られ,右下りの条件でのB3のみF0を算出することができた.算出し たB3のF0は,実際のF0と比較して僅かに高い値であった.平坦および右上りの 条件では,どの刺激においても調波性を検出できなかったため,音階の配置とし て並べることができなかった.
原音でF0が含まれる帯域のエキサイテーションパターンから算出されたF0によ る音階の配置
原音でF0が含まれる帯域におけるエキサイテーションの時間変化から算出され たF0を音階として配置したものを図6.12-図6.15に示す.
F c=64 Hzの音階の配置において,右下りの条件では音楽音階に似た配置となっ
ているが,C3の配置がC3−E3で入れ替わっており,F3−G3,B3−C4の間隔 が広くなっていた.平坦の条件ではF0を算出できなかった刺激が多く見られた.
およびD3,E3の は,実際の とほぼ同値であった.
F c=128 Hzでは,右下りおよび右上りの条件の音階の配置がF c=64 Hzと同様 であった.平坦の条件では,C3およびD3,E3のF0が実際のF0とほぼ同値とし て配置された.また,G3が実際のF0よりも大幅に低い値で配置された.
F c=256 Hzでは,右下がりの条件の音階の配置がF c=64, 128 Hzと同様であっ
た. 平坦の条件ではD3およびE3のみF0が算出されたが,並びが入れ替わって いた.D3は実際のF0とほぼ同値で配置されているが,E3は実際のF0よりも大 幅に低い値で配置された.右上りの条件では,D3−C4は実際のF0とほぼ同値で 配置されたが,C3およびF3,D3は実際のF0より低い値で配置された.F c=64,
128 Hzと比較してC3−F3の間隔が広くなっていた.
F c=1024 Hzでは,右下りおよび右上りの条件の音階の配置がF c=64 ,128 Hz
と同様であった.平坦の条件では,D3が実際のF0とほぼ同値で配置された.B3 およびG3,E3は実際のF0よりも大幅に低い値で配置された. これらの結果は,
図6.4−図6.7サーストンの一対比較法による音階の配置とは一致しなかった.
図 6.11: 図3.1に示すフィルタバンクにおいて1.5 kHz以下の帯域のエキサイテー
ションパターンから求めたサーストンの一対比較法による音階の配置(F c=64 Hz)
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図 6.12: 原音でF0を含む帯域のエキサイテーションパターンから求めたサースト ンの一対比較法による音階の配置(F c=64 Hz)
図 6.13: 原音でF0を含む帯域のエキサイテーションパターンから求めたサースト ンの一対比較法による音階の配置(F c=128 Hz)
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図 6.14: 原音でF0を含む帯域のエキサイテーションパターンから求めたサースト ンの一対比較法による音階の配置(F c=256 Hz)
図 6.15: 原音でF0を含む帯域のエキサイテーションパターンから求めたサースト ンの一対比較法による音階の配置(F c=1024 Hz)