トール
1.6. AZURE のクラスターの既存 VNET へのインストール
1.6.3. OpenShift Container Platform のインターネットアクセスおよび Telemetry ア クセス
1.6.6.1. インストール設定パラメーター インストール設定パラメーター
OpenShift Container Platform クラスターをデプロイする前に、クラスターをホストするクラウドプ
ラットフォームでアカウントを記述し、クラスターのプラットフォームをオプションでカスタマイズす るためにパラメーターの値を指定します。install-config.yaml インストール設定ファイルを作成する際 に、コマンドラインで必要なパラメーターの値を指定します。クラスターをカスタマイズする場
合、install-config.yaml ファイルを変更して、プラットフォームについての詳細情報を指定できます。
注記 注記
インストール後は、これらのパラメーターを install-config.yaml ファイルで変更するこ とはできません。
表
表1.9 必須パラメーター必須パラメーター パラメーター
パラメーター 説明説明 値値
apiVersion install-config.yamlコンテ
ンツの API バージョン。現在
のバージョンはv1です。イ ンストーラーは、古い API バージョンをサポートするこ ともできます。
文字列
baseDomain クラウドプロバイダーのベー
スドメイン。ベースドメイン は、OpenShift Container
Platform クラスターコンポー
ネントへのルートを作成する ために使用されます。クラス ターの完全な DNS 名 は、baseDomainと
<metadata.name>.
<baseDomain>形式を使用 するmetadata.nameパラ メーターの値の組み合わせで す。
example.comなどの完全修飾ドメインまたはサブ ドメイン名。
metadata Kubernetes リソース ObjectMeta。ここからは nameパラメーターのみが消 費されます。
オブジェクト
metadata.name クラスターの名前。クラス
ターの DNS レコードはすべて
{{.metadata.name}}.
{{.baseDomain}}のサブド メインです。
devなどの小文字、ハイフン (-)、およびピリオド (.) が含まれる文字列。
platform インストールの実行に使用す
る特定プラットフォームの設 定:
aws、baremetal、azure、 openstack、ovirt、vspher e。platform.<platform>パ ラメーターに関する追加情報 は、以下の表で特定のプラッ トフォームについて参照して ください。
オブジェクト
pullSecret https://cloud.redhat.com/ope nshift/install/pull-secret から プルシークレットを取得し、
Quay.io などのサービスから
OpenShift Container Platform コンポーネントのコンテナー イメージのダウンロードを認 証します。
パラメーター
パラメーター 説明説明 値値
表
表1.10 オプションのパラメーターオプションのパラメーター パラメーター
パラメーター 説明説明 値値
additionalTrustBund le
ノードの信頼済み証明書ストアに追加
される PEM でエンコードされた
X.509 証明書バンドル。この信頼バン
ドルは、プロキシーが設定される際に も使用できます。
文字列
compute コンピュートノードを構成するマシン
の設定。
machine-pool オブジェクトの配列。詳
細は、以下の「Machine-pool」の表を 参照してください。
{
"auths":{
"cloud.openshift.com":{
"auth":"b3Blb=",
"email":"you@example.com"
},
"quay.io":{
"auth":"b3Blb=",
"email":"you@example.com"
} } }
compute.architectur e
プール内のマシンの命令セットアーキ テクチャーを決定します。現時点で異 種クラスターはサポートされていない ため、すべてのプールが同じアーキテ クチャーを指定する必要があります。
有効な値はamd64 (デフォルト) で す。
文字列
compute.hyperthrea ding
コンピュートマシンで同時マルチス レッドまたはhyperthreadingを有 効/無効にするかどうか。デフォルト では、同時スレッドはマシンのコアの パフォーマンスを上げるために有効に されます。
重要 重要
同時スレッドを無効に する場合は、容量計画 においてマシンパ フォーマンスの大幅な 低下が考慮に入れられ ていることを確認しま す。
EnabledまたはDisabled
compute.name computeを使用する場合に必須で
す。マシンプールの名前。
worker
compute.platform computeを使用する場合に必須で す。このパラメーターを使用して、
ワーカーマシンをホストするクラウド プロバイダーを指定します。このパラ メーターの値は
controlPlane.platformパラメー ターの値に一致する必要があります。
aws、azure、gcp、openstack、o virt、vsphere、または{}
compute.replicas プロビジョニングするコンピュートマ
シン(ワーカーマシンとしても知られ る)の数。
2以上の正の整数。デフォルト値は3 です。
controlPlane コントロールプレーンを構成するマシ
ンの設定。
MachinePoolオブジェクトの配列。
詳細は、以下の「Machine-pool」の表 を参照してください。
controlPlane.archite cture
プール内のマシンの命令セットアーキ テクチャーを決定します。現時点で異 種クラスターはサポートされていない ため、すべてのプールが同じアーキテ クチャーを指定する必要があります。
有効な値はamd64 (デフォルト) で す。
文字列
controlPlane.hypert hreading
コントロールプレーンマシンで同時マ ルチスレッドまたはhyperthreading を有効/無効にするかどうか。デフォ ルトでは、同時スレッドはマシンのコ アのパフォーマンスを上げるために有 効にされます。
重要 重要
同時スレッドを無効に する場合は、容量計画 においてマシンパ フォーマンスの大幅な 低下が考慮に入れられ ていることを確認しま す。
EnabledまたはDisabled
controlPlane.name controlPlaneを使用する場合に必須 です。マシンプールの名前。
master
controlPlane.platfor
m controlPlaneを使用する場合に必須
です。このパラメーターを使用して、
コントロールプレーンマシンをホスト するクラウドプロバイダーを指定しま す。このパラメーターの値は
compute.platformパラメーターの 値に一致する必要があります。
aws、azure、gcp、openstack、o virt、vsphere、または{}
controlPlane.replica s
プロビジョニングするコントロールプ レーンマシンの数。
サポートされる値は3のみです (これ はデフォルト値です)。
パラメーター
パラメーター 説明説明 値値
credentialsMode Cloud Credential Operator (CCO) モード。モードを指定しないと、CCO は指定された認証情報の機能を動的に 判別しようとします。この場合、複数 のモードがサポートされるプラット フォームで Mint モードが優先されま す。
注記 注記
すべてのクラウドプロ バイダーですべての CCO モードがサポー トされているわけでは ありません。CCO モードの詳細は、
「Red Hat
Operator」の「クラクラ ウド認証情報 ウド認証情報 Operator」を参照し てください。
Mint、Passthrough、Manual、ま たは空の文字列 ("")。
fips FIPS モードを有効または無効にしま
す。デフォルトはfalse (無効) です。
FIPS モードが有効にされている場合、
OpenShift Container Platform が実行 される Red Hat Enterprise Linux
CoreOS (RHCOS) マシンがデフォルト
の Kubernetes 暗号スイートをバイパ スし、代わりに RHCOS で提供される 暗号モジュールを使用します。
falseまたはtrue
imageContentSourc
es release-image コンテンツのソースお
よびリポジトリー。
オブジェクトの配列。この表の以下の 行で説明されているように、source およびオプションでmirrorsが含まれ ます。
imageContentSourc
es.source imageContentSourcesを使用する
場合に必須です。ユーザーが参照する リポジトリーを指定します (例: イメー ジプル仕様)。
文字列
imageContentSourc es.mirrors
同じイメージが含まれる可能性のある リポジトリーを 1 つ以上指定します。
文字列の配列
networking クラスター内の Pod ネットワークプロ オブジェクト
networking.clusterN
etwork Pod
の IP アドレスプール。デフォルト は10.128.0.0/14で、ホストのプレ フィックスは/23です。
オブジェクトの配列
networking.clusterN
etwork.cidr networking.clusterNetworkを使用 する場合に必須です。IP ブロックアド レスプール。
IP ネットワーク。IP ネットワークは、
従来の IP アドレスまたはネットワーク 番号で Classless Inter-Domain Routing
(CIDR) を使用して文字列として表示さ
れ、その後に「/」(スラッシュ)文 字の後に、重要なビット数を記述する 0 から 32 の 10 進数の値が表示されま す。たとえば、10.0.0.0/16
は、10.0.0.0から10.0.255.255まで の IP アドレスを表します。
networking.clusterN
etwork.hostPrefix networking.clusterNetworkを使用 する場合に必須です。CIDR から各 ノードに割り当てるプレフィックのス サイズ。たとえば 24 の場合、各ノー
ドに 2^8=256 アドレスを割り当てま
す。
整数
networking.machine Network
マシンの IP アドレスプール。 オブジェクトの配列
networking.machine
Network.cidr networking.machineNetworkを使 用する場合に必須です。IP ブロックア ドレスプール。libvirt 以外のすべての プラットフォームでは、デフォルトは 10.0.0.0/16です。libvirt の場合、デ フォルトは192.168.126.0/24 です。
IP ネットワーク。IP ネットワークは、
従来の IP アドレスまたはネットワーク 番号で Classless Inter-Domain Routing
(CIDR) を使用して文字列として表示さ
れ、その後に「/」(スラッシュ)文 字の後に、重要なビット数を記述する 0 から 32 の 10 進数の値が表示されま す。たとえば、10.0.0.0/16
は、10.0.0.0から10.0.255.255まで の IP アドレスを表します。
networking.network Type
インストールするネットワークのタイ プ。デフォルトはOpenShiftSDNで す。
文字列
networking.serviceN etwork
サービスの IP アドレスプール。デフォ ルトは 172.30.0.0/16 です。
IP ネットワークの配列。IP ネットワー クは、従来の IP アドレスまたはネット ワーク番号で Classless Inter-Domain Routing (CIDR) を使用して文字列とし て表示され、その後に「/」(スラッ シュ)文字の後に、重要なビット数を 記述する 0 から 32 の 10 進数の値が表 示されます。たとえば、10.0.0.0/16 は、10.0.0.0から10.0.255.255まで の IP アドレスを表します。
パラメーター
パラメーター 説明説明 値値
publish Kubernetes API、OpenShift ルートな どのクラスターのユーザーに表示され るエンドポイントをパブリッシュまた は公開する方法。
InternalまたはExternal。プライ ベートクラスターをデプロイするに は、publishをInternalに設定しま す。これはインターネットからアクセ スできません。デフォルト値は Externalです。
sshKey クラスターマシンへのアクセスを認証
するための単一または複数の SSH キー。
注記 注記
インストールのデバッ グまたは障害復旧を実 行する必要のある実稼 働用の OpenShift Container Platform ク ラスターでは、 ssh-agentプロセスが使用 する SSH キーを指定 します。
1 つ以上のキー。以下は例になりま す。
sshKey:
<key1>
<key2>
<key3>
表
表1.11 追加の追加の Azure パラメーターパラメーター パラメーター
パラメーター 説明説明 値値
machines.platform.a
zure.type Azure VM
インスタンスタイプ。 Windows または Linux をオペレーティ ングシステムとして使用する仮想マシ ン。Azure ドキュメントの「Guest operating systems supported on Azure
Stack Hub」を参照してください。
machines.platform.a zure.osDisk.diskSize GB
VM の Azure ディスクのサイズ。 GB 単位でディスクのサイズ (例: 512)
を表す整数。サポートされる最小の ディスクサイズは120です。
platform.azure.base DomainResourceGr oupName
ベースドメインの DNS ゾーンが含ま れるリソースグループの名前。
文字列 (例: production_cluster)。