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イベント駆動方式によるユーザ権限管理手法

ドキュメント内 JAIST Repository (ページ 32-35)

第 4 章 提案システム 16

4.6 イベント駆動方式によるユーザ権限管理手法

4.6.1 概要

提案システムは、イベント駆動方式の権限管理を行う。ユーザはイベント検出時のユー ザ権限の変更内容を指定する。提案システムは以下の情報を考慮して権限管理を行う。

サービスの稼働状況

ユーザの状況

時刻

宅内のセンサの状況

宅内で汎用的に利用される可能性があるセンサ類

ホームネットワークでは、サービス実行時に様々なセンサが利用される場合がある。セ ンサの小型化と省電力無線技術の利用により、センサ類を設置しホームネットワークに接 続することは従来と比べて容易になりつつある。そのため、今後、サービス提供のために 汎用的にセンサが利用される可能性がある。提案システムでは、ユーザ権限の管理を行う ためにセンサ情報を取得する。以下にホームネットワークで汎用的に使用されることが想 定されるセンサと用途を述べる。

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4.4:

サービス実行の流れ

4.6.2 権限変更のシナリオ

提案システムでは、権限変更の条件となるイベントと権限変更内容で構成されるシナリ オを設定することで、イベント駆動方式の権限管理を行う。各イベントと権限変更内容に ついて説明する。

サービスの稼働状況

提案システムが考慮するサービスの稼働状況は、サービス、利用者、サービスが利用さ れている場所から成る。サービスの稼働状況

S

ws

4.1

式で、イベント

s

ws

4.2

式で表 される。Wsは稼働中のサービスの集合、Uはユーザの集合、P はユーザの位置

(部屋)

の 集合である。

S

ws

(w

s

, u, p | w

s

W

s

, u U, p P ) (4.1)

s

ws

S

ws

(4.2)

ユーザの状況

提案システムが考慮するユーザの状況は、ユーザ、ユーザの位置

(

部屋

)

、ユーザの意向 から成る。ユーザの状況

S

u

4.3

式で、イベント

s

u

4.4

式で表される。U はユーザの

4.3:

提案手法で扱うセンサの種類 用途 加速度センサ 衝撃の検知

温度センサ 室温

·

外気温の把握 放射温度センサ 壁や床の温度の把握

湿度センサ 湿度の把握 照度センサ 明るさの把握 人感センサ 人の把握

紫外線センサ 紫外線量の検知、火災検知

音センサ 騒音検知

距離センサ 障害物検知 磁気センサ ドアや窓の開閉検知 圧力センサ 着座確認 ガスセンサ ガス漏れ検知 感雨センサ 雨の検知 風向

·

風速センサ 風向と風速の検知

消費電力計 消費電力の把握

集合、

P

はユーザの位置

(

部屋

)

の集合、

I

はユーザの意向の集合である。提案システムで は、予め登録された意向をユーザシステムへ通知することを想定している。

S

u

(u, p, i | u U, p P, i I) (4.3)

s

u

S

u

(4.4)

時刻

提案システムは時刻をイベントの候補に含む。時刻を

4.5

式で表される。T は時刻の集 合である。

t T (4.5)

宅内のセンサの状況

提案システムが考慮する宅内のセンサの状況は、センサ名と値から成る。宅内のセンサ の状況

S

s

4.6

式で、イベント

s

s

4.7

式で表される。

S

dはセンサの集合、

S

vはセンサ

の値の集合である。

S

s

(s

d

, s

v

| s

d

S

d

, s

v

S

v

) (4.6)

s

s

S

s

(4.7)

権限の変更内容

提案システムでは、ユーザは機器を利用する権限をサービスの目的と部屋ごとに持つ。

そのため、権限の変更内容は、ユーザ、部屋、サービスの目的、権限の種類、変更後の権 限から成る。権限の変更内容は、

4.9

式で表される。

U

はユーザの集合、

P

はユーザの位 置

(部屋)

の集合、Stはサービスの目的の集合、Aはユーザ権限の集合、Avはユーザ権限 の値の集合である。

A

c

(u, p, s

t

, a, a

v

| u U, p P, s

t

S

t

, a A, a

v

A

v

) (4.8)

a

c

A

c

(4.9)

上述したイベントの式を用いて権限変更のシナリオ

s

4.10

式で示す。

s = (s

ws

, u

s

, s

s

, t, a

c

) (4.10)

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