第 6 章 セル看護提供方式による業務改善効果
6.8 結果
6.8.3 アンケート結果
動線調査と同時にセル方式採用効果をアンケート調査した結果、図 6.5 にみるように、
87%の看護師が新たな気づきに結び付いたとの回答結果を得た。これは全勤務帯において アンケートを実施し、同一看護師が複数回答した結果である。調査対象看護師の絶対数は 32 名であり、その内の 31 名 97%の看護師が気づきを得たと回答している。
図 6.5 セル方式による新たな気づき(n=134)
図 6.6 は、その新たな気づきの中で、気づいてよかったと記述した内容の集計である。
気づいてよかった内容の中、NC 呼出回数の減少に影響を与える可能性のある項目は、直接 的に NC 発生に影響が少ないと思われる、「スムーズに面会対応できる」「患者家族と会話で きる」「患者の性格がわかる」の 3 項目を除いた 96%に及ぶ。病室滞在時間増大の効果とし て、NC 呼出要因を察知し対応することにより、NC 呼出回数削減に結びついていると考えら れる。
87%
5% 7%
セル方式採用により新たな気 づきを得られたか?
はい いいえ 無回答
77 図 6.6 気づいてよかった内容(N=148)
図 6.7 は、患者さんやご家族からどんなことで「ありがとう」という言葉をもらいまし たか?というアンケートの結果である。アンケートでは 113 回の「ありがとう」の場面に ついての記載を得た。延看護師数 134 名中 84%が勤務中に「ありがとう」を得たという結果 であった。また気づいてよかった内容同様に排泄介助が最も多い結果となった。
23, 16%
20, 14%
12, 8%
10, 7%
10, 7%
8, 5%
7, 5%
6, 4%
6, 4%
4, 3%
4, 3%
4, 3%
4, 3%
3, 2%
3, 2%
3, 2%
3, 2%
3, 2%
2, 1%
2, 1% 2, 1%
2, 1%
1, 1%
1, 1%
1, 1%
1, 1%
1, 1%
1, 1%
1, 1%
トイレがわかる 転倒予防できる 患者の訴えをすぐに聞ける 患者が声をかけてくれる 患者と会話できる 患者の状態がよくわかる 室内環境がわかる ADLがわかる 食事の摂取状況がわかる 患者の会話が聞ける 患者の清潔状態がわかる 患者の動きがわかる 危険行動がわかる スムーズに面会対応できる 患者が困っていることがわかる 患者の顔色や表情がわかる 患者の呼吸状態がわかる 患者の状態変化にすぐに対応でき る 患者の吐き気がわかる
患者家族と会話できる 点滴終了がわかる 痰がたまっているのがわかる PD液の変更がわかる 栄養剤の摂取状況がわかる 患者の危険がわかる 患者の行動がわかる 患者の性格がわかる 患者の落し物がわかる 体位を整えるタイミングがわかる
気づいて良かった内容
78 図 6.7 ありがとうの場面
患者さんやご家族からどんなことで「あり がとう」という言葉をもらいましたか?
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