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アンケートとインタビューの結果

ドキュメント内 ウェアラブル端末を活用した救急救命支援 (ページ 30-33)

第 5 章 コミュニケーション機能の有用性評価

5.3 アンケートとインタビューの結果

指示の分かりやすさ

質問3で得られた結果を図 18に示す。被験者によっては使われなかった指示方法があっ たため、一部未回答がある。ポインタ表示および線、文字表示の未回答が多かったが、どち らも有効回答7件中5件が「非常によい」と「よい」が7割を占めていた。一方、救命処置 の手順内容表示では「非常によい」と「よい」が半数であった。総合評価では「非常によい」

と「よい」が8割を占めており、高評価が得られた。

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図 18 指示の分かりやすさ

処置内容の分かりやすさ

質問4で得られた結果を図 19に示す。Tele Scouterを用いた被験者では、人工呼吸と胸 骨圧迫が「非常に良い」と「良い」が8割を占め、好評価が得られたが、AEDでは「非常 に良い」と「良い」が半数であった。音声通信のみを用いた被験者では、人工呼吸と胸骨圧 迫が「あまり良くない」と「悪い」が7~10割を占めていたが、AEDでは「良い」が半数 であった。AEDに関しては、5%水準でt検定を行った結果、有意差は認められなかったが、

人工呼吸と胸骨圧迫ではTele Scouterを用いた方が、処置が分かりやすいことが有意に認め られた(人工呼吸: p = 0.00015, 胸骨圧迫: p = 0.000145 )。

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図 19 処置内容の分かりやすさ

処置中における安心度合

質問5で得られた結果を図 20に示す。評価が5に向かうほど安心して処置ができたこと を示す。Tele Scouterを用いた被験者では、「5」,「4」の評価が7割を占めていた。一方、

音声通信を用いた被験者では、「2」が半数を占めており処置における安心度合に差が見られ、

5%水準でt検定を行った結果、有意傾向が認められた(p = 0.052)。

図 20 安心して処置ができたか

システムに対する意見、感想

 AEDの音声とイヤホンからの音声の2つ同時に認識するのが難しかった

 装着に時間がかかる

 気道確保が難しいので説明画像は何コマ化の動画にした方がいい

 指示者にどのような情報が伝わっているのか分からずとまどった

 心臓マッサージの100回/分のリズムが分かったので補助があるといい

 システムとAEDに別の指示をされてどうすればいいか分からなくなった

 自分の処置が間違っていないか教えてくれることに安心した

 手順表示のコンテンツが動画ならもう尐し分かりやすそう

 音声のインタラクションがあることで、安心できた

 画像があったおかげで、音声説明がすごくわかりやすくなった

 実運用の際は、以下にしっかり装着できるかがカギになると思う、装着さえうまくい ければ、問題なく目的を達成できると思った

 画面を見る、通話する、処置をするということを同時行っていたため混乱した

 画面は近くに別画面で逢った方が使いやすい気がする

 心臓マッサージの際にどこを圧迫すればいいのか分かりやすかった。

 HMDに視線を移す時にピントを併せなければいけないのが気になった

 自分の視点映像+ARによる指示画像だともう尐し分かりやすくなるかもしれないと思

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 映像に注目するタイミングが難しかった

 現実に集中するとHMDの映像を意識しなくなってしまうため、指示に映像を使うと きには映像に注目する合図が欲しい

救急隊員へのインタビュー結果

救急隊員へのインタビュー結果を下記に示す。

 バイスタンダー受信映像に文字やポインタを付加させて指示を出す際、受信映像がバ イスタンダー目線であるため、受信映像からベストアングルのスナップショットを取 得することが難しかった

 手順表示のようにマニュアルを表示させる方が、指示が出しやすい

 人工呼吸の時に、きちんと呼吸しているか映像からは確認できなかった

 操作性に問題はないが付きっ切りで操作しなくてはならず、救急車の中では資材の準 備などを考えると救急車の中での操作は難しい

 通信室とバイスタンダーのやりとりの方がいいかもしれない

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