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アンカットフィニッシュト眼鏡レンズの光学的及び幾何学的な要求事項は, JIS T 7313, JIS T

ドキュメント内 JIS原案(本体)001 (ページ 131-157)

目 次

注記 1 アンカットフィニッシュト眼鏡レンズの光学的及び幾何学的な要求事項は, JIS T 7313, JIS T

7314及びJIS T 7315で規定し,枠入れされたレンズについては,ISO 21987で規定している。

注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。

ISO 8980-3:2013,Ophthalmic optics-Uncut finished spectacle lenses-Part 3: Transmittance specifications and test methods(IDT)

なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”

ことを示す。

2 引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの 引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。

JIS T 7330 眼鏡レンズの用語

注記 対応国際規格:ISO 13666,Ophthalmic optics-Spectacle lenses-Vocabulary

JIS T 7331 屈折補正用眼鏡レンズの基本的要求事項

注記 対応国際規格:ISO 14889,Ophthalmic optics-Spectacle lenses-Fundamental requirements for uncut finished lenses

JIS Z 8781-1 測色-第1部:CIE測色標準観測者の等色関数

注記 対応国際規格:ISO 11664-1,Colorimetry-Part 1: CIE standard colorimetric observers

JIS Z 8781-2 測色-第2部:CIE測色用標準イルミナント

注記 対応国際規格:ISO 11664-2,Colorimetry-Part 2: CIE standard illuminants

3 用語及び定義

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS T 7330によるほか,次による。

注記1 この規格使用者の便宜のため,次の定義をJIS T 7330から引用する。

注記2 吸収率,反射率及び透過率は,通常,百分率で表される。この箇条で用いる式は,百分率の 形式で記載している。定義では積分を用いているが,実際の様々な透過率の計算では,通常

1 nm,5 nm又は10 nm間隔の和を使用している。

3.1

紫外線A領域の平均透過率,τUVA(mean UV-A transmittance)

315 nm~380 nmの間の平均透過率。

% d ) nm (

65 100 1

nm 380

nm 315

UVA τ λ λ

τ

(JIS T 7330の15.3.1参照)

注記 この規格ではτUVAは使用していないが,対応国際規格の記載のまま残す。

3.2

太陽紫外線A領域の透過率,τSUVA(solar UV-A transmittance)

315 nm~380 nmの波長において,エアマス2に対する海面上の太陽放射分布ES(λ)と,UV放射に対する

相対分光有効関数S(λ)とに重み付けされた分光透過率の平均値。

% d ) ( ) (

d ) ( ) ( ) ( 100 380nm

nm 315

s nm 380

nm 315

s SUVA

λ λ S λ E

λ λ S λ E λ τ τ

注記 完全な重み関数W(λ)は,ES(λ)とS(λ)とから導かれ,また,表B.1に示す。

(JIS T 7330の15.3.2参照)

3.3

太陽紫外線B領域の透過率,τSUVB(solar UV-B transmittance)

280 nm~315 nmの波長において,エアマス2に対する海面上の太陽放射分布ES(λ)と,UV放射に対する

相対分光有効関数S(λ)とに重み付けされた分光透過率の平均値。

% d ) ( ) (

d ) ( ) ( ) ( 100 315nm

nm 80 2

s nm 315

nm 80 2

s SUVB

λ λ S λ E

λ λ S λ E λ τ τ

注記 完全な重み関数W(λ)は,ES(λ)とS(λ)とから導かれ,また,表B.1に示す。

JIS T 733015.3.3参照)

3.4

視感透過率,τV(luminous trancemittance)

著作権法により無断での複製,転載等は禁止されております。

入射光束に対するレンズ又はフィルタを透過した光束の比。

% d ) ( ) (

d ) ( ) ( ) ( 100 780nm

nm 80 3

D65 nm

780

nm 80 3

D65 V

λ λ S λ V

λ λ S λ V λ τ τ

ここに, τ(λ): 眼鏡レンズの分光透過率

V(λ): 昼光の分光比視感度関数(JIS Z 8781-1参照)

SD65(λ): CIE標準光源D65の分光放射分布(JIS Z 8781-2参照)

注記1 CIE標準光源D65の分光放射分布SD65(λ)と眼の分光比視感度関数V(λ)との積の分光値は,表

A.2に示す。

注記2 視感透過率τVの計算例を附属書Fに記載する。

(JIS T 7330の15.4参照)

3.5

白熱交通信号灯の認識及び発見のための相対視感度減衰率,Q 値[relative visual attenuation coefficient (quotient) for incandescent traffic signal light recognition/detection, Q-value]

交通信号から放射される分光放射束分布に対するカラーレンズの視感透過率τsignalの,CIE標準光源D65 に対する同レンズの視感透過率との比。

V signal

τ Q τ

ここに, τsignal: 交通信号から放射される光の分光放射束強度分布に対するこ のレンズの視感透過率

注記1 Q値は,青,緑,黄及び赤の各信号光に対して決定することができる。τsignalは,次の式で算 出する。

% d ) ( ) ( ) (

d ) ( ) ( ) ( ) ( 100 780nm

nm 80 3

A S

nm 780

nm 80 3

A S

signal

λ λ S λ V λ τ

λ λ S λ V λ τ λ τ τ

ここに, τS(λ): 交通信号レンズの分光透過率

SA(λ): CIE標準光源A(又は青色信号光源に使用する3 200 K光源)

の放射の分光分布(JIS Z 8781-2参照)

注記2 光源Aの分光放射分布SA(λ),眼の分光比視感度関数V(λ)と交通信号レンズの分光透過率τS(λ) との積の分光値は,表A.1に示す。

なお,ESignal(λ)=SA(λ)×τS(λ)としている。

注記3 計算は,現在,白熱石英ハロゲンランプを使用した交通信号光のE(λ)の測定値に基づいてい る。これまでは,交通信号フィルタの分光透過率と CIE 標準光源 A の放射分光分布との積

τS(λ)∙SA(λ)を用いていた。石英ハロゲンランプの値と LED 信号の値とを使用した計算では,

結果が異なることとなる。

注記4 JIS T 733015.5を修正。

3.6

偏光効率,P(polarizing efficiency)

次に掲げる式によって定義される偏光する透過光線の百分率を示す偏光レンズの特性。

% 100

min p, max p,

min p, max p,

τ τ

τ P τ

ここに, τp,max: 100 %直線的に偏光された放射で測定された視感透過率の最

大値

τp,min: 100 %直線的に偏光された放射で測定された視感透過率の最

小値

注記 JIS T 73308.1.12を修正。

4 記号

フォトクロミックレンズの特徴的視感透過率の記号を,表1に規定する。

1-フォトクロミックレンズの特徴的視感透過率の記号

記号 特徴的視感透過率

τV0 規定された調整の後,(23±2) ℃で到達した色がうすい状態での視感透過率

τV1 平均的な屋外状態を模して規定された照射の後,(23±2) ℃で到達した色が濃い状態での視感透過率 τVW 低い気温の屋外状態を模して規定された照射の後,(5±2) ℃で到達した色が濃い状態での視感透過率

τVS 高い気温の屋外状態を模して規定された照射の後,(35±2) ℃で到達した色が濃い状態での視感透過率 τVA 減光された状態を模して規定された照射の後,(23±2) ℃で到達した色が濃い状態での視感透過率

5 分類

眼鏡レンズは,透過率に関して,次のように分類する。

a) 透過において(グレーを含む。)意図した色をもたないクリアレンズ b) 均一カラーレンズ

c) グラジエントカラーレンズ d) フォトクロミックレンズ e) 偏光レンズ

注記 上記の分類の二つ以上の組合せもあり得る。

6 要求事項 6.1 一般的事項

この規格の6.3の引用を含むアンカットフィニッシュトレンズについての基本的要求事項は,JIS T 7331 による。要求事項は,他の規定がない限り,温度は(23±5) ℃で,また,設計基準点で適用しなければな らない。

6.2 一般的透過率要求事項

6.2.1 色合いの分類記載,カテゴリ及びUV透過率に関する要求事項

眼鏡レンズは,表2において規定される五つの色合いの表記又は視感透過率カテゴリの一つに分類され,

箇条7に規定する方法に従って試験しなければならない。

カテゴリ0,1,2及び3に分類される視感透過率τVをもつように意図された眼鏡レンズは,設計基準点 において,視感透過率が記載されたカテゴリの境界を絶対値で2 %を超えてはならない。例えば,視感透

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過率40 %をもつように意図されたレンズで,実際の透過率が45 %のレンズは,カテゴリ2のレンズのUV

に関する要求事項に適合することになる。

カテゴリ4に分類される視感透過率τVをもつように意図された眼鏡レンズは,設計基準点における視感 透過率が記載された値の相対的に20 %を超えて当該カテゴリの境界を超えてはならない。

全てのレンズは,意図された視感透過率τVに対応して,表2に規定されたUVに関する要求事項を満た さなければならないが,カテゴリ0の透明ガラス眼鏡レンズでUV透過性能に関して何も具体的な主張が されていないレンズは,表2のUVに関する要求事項から除外される。

注記 この除外は,一部の透明クラウンガラスレンズが UVB に関する要求事項を満たすことができ ないことから適用している。

6.2.2 カラーレンズにおける視感透過率の許容差

色合いは,製造業者の見本を参照して注文することが推奨されている。そのような色合いは,見本と明 らかに異なっていてはならない。その場合,分光光度計で測定する視感透過率τVによっては評価しない。

特定の視感透過率τVで注文されたレンズでは,設計基準点において測定されたτVが注文の値から絶対値 で±8 %以内でなければならない。一対のレンズの色合いは,明らかに異なっていてはならない。

2-視感透過率のカテゴリ及びそれに関連する太陽紫外線領域における許容透過率

可視領域 紫外線領域

視感透過率 τV

の範囲

太陽UV-A透過率 τSUVA

の最大値

太陽UV-B透過率 τSUVB

の最大値 色合いの

表記

視感透過率 カテゴリ

次を超え

%

次まで

%

315 nmを超え 380 nmまでのUV-A

280 nmを超え 315 nmまでのUV-B 透明又はとても

うすい色合い

0 80.0 100 τV 0.05τV

うすい色合い 1 43.0 80.0 τV 0.05τV

中間の色合い 2 18.0 43.0 0.5τV 絶 対 値 で 1.0 %又 は 0.05τVのうちの大きい方 濃い色合い 3 8.0 18.0 0.5τV 絶対値で1.0 % と て も 濃 い 色 合

4 3.0 8.0 絶 対 値 で 1.0 %又 は 0.25τVのうちの大きい方

絶対値で1.0 %

6.3 路上の使用又は運転目的の眼鏡レンズの分光透過率に関する要求事項

6.3.1 一般的事項

視感透過率が8 %以下のレンズは,運転用又は道路での使用を目的としない。したがって,この項は,

視感透過率が8 %以下のレンズには適用しない。

6.3.2 分光透過率

475 nm~650 nmの波長域でのレンズの分光透過率τ(λ)は,どの波長においても0.2τv以上でなければなら

ない。

この規格の発行日から3年間において,この規格の発行日に存在し,500 nm~650 nmの全ての波長にお ける分光透過率τ(λ)が0.2τV以上であるとする要求事項を満たす製品は,この規格の要求事項を満たすとみ なされる。

6.3.3 昼光での使用

D65光源を用いて測定したとき,昼間に路上及び運転に使用する眼鏡レンズの視感透過率τVは,設計基

準点において8 %を超えていなければならない。

6.3.4 薄暮又は夜間の運転

視感透過率τVが75 %未満の眼鏡レンズは,薄暮又は夜間における路上及び運転に使用してはならない。

フォトクロミック眼鏡レンズの場合,7.5.3.5に従って試験を実施する。

6.3.5 白熱信号光の認識及び検知における相対視感度減衰率(係数)

眼鏡レンズは,次の値の相対視感度減衰率(係数)Q値を下回ってはならない。

a) Qred(赤) :0.8 b) Qyellow(黄):0.6 c) Qgreen(緑) :0.6 d) Qblue(青) :0.4

相対視感度減衰率(係数)Q値は,表A.1に従って,3.5に基づいて計算しなければならない。

6.4 特殊な種類の眼鏡レンズの透過率に関する追加の要求事項

6.4.1 フォトクロミックレンズ

6.4.1.1 一般

フォトクロミック眼鏡レンズは,通常,色がうすい状態と色が濃い状態とに対応する二つのカテゴリに 分類される。色がうすい状態及び色が濃い状態の透過率は,7.5の方法で測定しなければならない。色がう すい状態及び色が濃い状態のUV透過率は,表2の両カテゴリについて規定した値に適合しなければなら ない。

注記 色が濃い状態のレンズのカテゴリを記載することは要求しない。

6.4.1.2 フォトクロミック反応

7.5.3.1~7.5.3.3に規定している方法による試験を実施したとき,色のうすい状態 τV0,及び15 分間の照

射の後の色が濃くなった状態τV1におけるフォトクロミック試験レンズ(7.5.1参照)の視感透過率の比は,

少なくとも1.25以上でなければならない。

1.25

V1 V0τ τ

6.4.1.3 種々の温度におけるフォトクロミック反応

フォトクロミックの温度による影響を記載する場合は,5 ℃(τVW),23 ℃(τVl),35 ℃(τVS)で7.5.3.6に規 定している手順を用いて,色が濃い状態の試料(7.5.1参照)の視感透過率を測定して決めなければならな い。

注記 上記の情報を提供するという条件で,製造業者は,他の温度の情報を追加してもよい。

6.4.1.4 中程度の光レベルでのフォトクロミック反応

中程度の光レベルでのフォトクロミック反応を記載する場合は,7.5.2.1に規定された光量を30 %の強度 までに減衰させて照射した後,7.5.3.4に規定している方法を使用して,色が濃い状態における視感透過率 τV1を測定して決めなければならない(7.5.1参照)。

6.4.2 偏光レンズ

6.4.2.1 個々のアンカット偏光レンズ

7.6に規定している方法で試験したとき,3.6に従って算出される偏光効率は,カテゴリ2,3及び4では 78 %を,カテゴリ1では60 %を超えていなければならない。

眼鏡レンズに水平方向を示す印がある場合,実際の透過面は,この印から(90±3)°の位置になければな らない。

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