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る各保育所の対応にも限界があり、地域における専門家を含んだ支援組織の整備が不可欠 である。

2 保護者・保育者・保育所等の役割

学校においては、学校保健としての保健管理や保健教育について、組織的な取組が行われ ている。保育所においても、「保育所保育指針 第5章4 健康及び安全の実施体制」の中で 保育所における健康及び安全の実施体制の整備に努めなければならないとしている。

以下は、学校保健に準じて、組織的な対応ができるようそれぞれの役割を示す。

(1) 保護者

① 保育所入所前にこれまでのアレルギーに関する問題を整理し、保育所に伝える。

・医師の診断

・現在の家庭での生活、特に食生活および服薬に関しては具体的に伝える。

② かかりつけ医、かかりつけ薬局を持ち、アレルギー疾患が疑われる時には、どの医 療機関を受診するかなど、具体的に検討してアレルギー疾患に関する主治医を決めて おく。

保育所生活で特に注意が必要なアレルギー疾患がある場合、

・保育所生活における留意点に関し、保育所の担当者と十分検討する。

・基本的には家庭で行っていないことは保育所では行わない。

・実際の保育所での生活を何回か見て確認し、対策を検討する。

(2)保育所の職員

・「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」をしっかり理解する。

・日頃から保育所での健康・安全対策には、専門性を生かし積極的に協力する。

・健康・安全に関する地域の委員会等にも積極的に参加する。

・アレルギー情報(保育所や地域から出される)には常に気をつけ、保育所および 生活圏で問題点をしっかり認識し対応策を検討する。

・アレルギー関連の研修会などに積極的に参加し、常に新しい知識を習得する。

(3)保育所

・保育所全体として組織的に対応する体制をつくる。

保育所内に健康・安全に関する担当者を設置、または保育所内に職員、嘱託医、

保護者等を構成員とした委員会を設置する。その中で、アレルギー対策等につい て共通理解を図る。

・アレルギー対策実施状況を日々確認し、事故の有無などと共にアレルギー情報と してまとめる

・保育所の日々のアレルギー対策実施情報を正確に捉えておく

アレルギーに関する事故などが発生したときには、保護者、全職員および関係機 関などへ知らせる。

・地域の保育所、医師会、行政など多くの関連する組織などと連携して対応する。

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地域(市町村)として広域で対応しなければならない自園のアレルギー対策の情 報提供をする。

(4) 嘱託医

・「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン」をしっかり理解し、保育所の関係 者および保護者に共通認識として普及させる。

・常に新しい保育保健の知識を吸収し、保育保健の専門家としての資質を高める。

・保育所における健康・安全委員会には、リーダーとして積極的に参加し、保育所 内のアレルギー疾患対応マニュアルを作成する。

保育所内のアレルギー疾患対応マニュアルの内容

*生活管理指導表の取り扱い

*アレルギーに関する情報の管理

*緊急時対応(「エピペン®」の使用に関すること等を含む)

*研修および教育

*地域連携

・地域におけるアレルギーを含めた健康・安全の情報を共有できるような仕組みをつ

くる。

・市町村における保育所の健康・安全を協議する場等の運営には全面的に協力し、

自園における対策で対応に必要な支援などは要請する。

3 行政の役割

保育所におけるアレルギー児への対応は、近年、増加傾向にある。保護者からの要求等も 多い中、各保育所による個々の対応を行うのではなく、地域における新しい情報の発信と体 制づくりの強化が求められる。今回のこのガイドラインを保育者、保護者、嘱託医(地域)

とともに共通理解をし、地域の中で周知・共有できるよう、都道府県・市町村の支援の下に、

健康・安全に関する協議会等の立ち上げや定期的な研修、教育の機会を企画する必要がある。

また、関係機関との連携により、子どもへのアレルギー対応が速やかに行われるよう調整す る。

4 研修体制のあり方等

アレルギー疾患への対応は、アレルギーの問題が医学的にも専門性が高く、関係者が共通 認識のもとに機能するためには、それぞれが努力し、研修する必要がある。

また、保育所において新しいアレルギーへの対応や知識、質の向上を目指し、行政は、関 係機関と連携し嘱託医や保育所に対し、保健分野の研修を計画的に実施することが課題であ る。特に、「エピペン®」の使用に関しては、地域でしっかり検討をし、より安全な「地域と しての緊急対応」を目指す。

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また、アレルギーに関する研究は著しく進んでいることから、ガイドラインについても適 宜見直しを行うこととする。

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参考様式、関係法令等

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参 考 様 式 ( 保 育 所 に お け る ア レ ル ギ ー 疾 患 生 活 管 理 指 導 表 )

表 面

<参考様式>

名 前       男 ・ 女   平 成     年     月     日 生 (     歳       ヶ 月 )       組

★ 保 護 者 電 話 :

1.ベータ刺激薬吸入 1.とくになし(通常管理のみ)

2.ベータ刺激薬内服 ★ 連 絡 医 療 機 関

3.その他 医 療 機 関 名 :

B . 長 期 管 理 薬

1.とくになし   電 話 :

1.ステロイド吸入薬 2.食物ア レルギー管理指導表参照 記 載 日     年 月 日

剤形:

投与量(日):

2 .ロ イ コトリ エン 受容体拮抗薬 3.DSCG 吸入薬 4.ベータ刺激薬

内服 貼付薬

1.とくになし

5.その他 2.保護者と相談し決定

     (         ) 

記 載 日     年 月 日 A . 重 症 度 の め や す ( 厚 生 労 働 科 学 研 究 班 ) A . プ ー ル ・ 水 遊 び 及 び 長 時 間 の 紫 外 線 下 で の 活 動 C . 発 汗 後

1.軽症:面積に関わらず、軽度の皮疹のみみられる 。 1.管理不要 1.配慮不要

2.中等症:強い炎症を伴う皮疹が体表面積の10%未満にみられる 。 2.保護者と相談し決定 2.保護者と相談し決定

3.重症:強い炎症を伴う皮疹が体表面積の10%以上、30%未満にみられる 。 B . 動 物 と の 接 触 3.夏季シャワ ー浴(施設で可能な場合)

      4.最重症:強い炎症を伴う皮疹が体表面積の30%以上にみられる 。        1.配慮不要 D . そ の 他 の 配 慮 ・ 管 理 事 項

※軽度の皮疹:軽度の紅斑、乾燥、落屑主体の病変 2.保護者と相談し決定 (自由記載)

※強い炎症を伴う皮疹:紅斑、丘疹、びらん、浸潤、苔癬化などを伴う病変 3.動物へのア レルギーが強いため不可

B - 1 . 常 用 す る 外 用 薬 C . 食 物 ア レ ル ギ ー の 合 併 動物名(       ) 1.抗ヒスタミン薬 1.あ り

2.その他(   ) 2.なし

記 載 日     年 月 日

A . 病 型 A . プ ー ル 指 導

1.通年性ア レルギー性結膜炎 1.管理不要

2.季節性ア レルギー性結膜炎(花粉症) 2.保護者と相談し決定

3.春季カ タル 3.プールへの入水不可

4.ア トピー性角結膜炎 B . 屋 外 活 動

5.その他(      ) 1.管理不要

B . 治 療 2.保護者と相談し決定

1.抗ア レルギー点眼薬 C . そ の 他 の 配 慮 ・ 管 理 事 項 ( 自 由 記 載 )

2.ステロイド点眼薬 3.免疫抑制点眼薬 4.その他(      )

この生活管理指導表は、地域独自の取り組みや現場からの意見を踏まえ 、今後改善して いくことを考え て おります。

こ の 生 活 管 理 指 導 表 は 保 育 所 の 生 活 に お い て 特 別 な 配 慮 や 管 理 が 必 要 と な った 場 合 に 限 って 作 成 す る も の で す 。

医 療 機 関 名

医 師 名 医 療 機 関 名

医 師 名 医 療 機 関 名 A . 寝 具 に 関 す る 留 意 点

2.防ダニシーツ等の使用

保 育 所 で の 生 活 上 の 留 意 点

医 師 名 3.保護者と相談

B . 食 物 に 関 す る 留 意 点

2.保護者と相談し決定

病 型 ・ 治 療 保 育 所 で の 生 活 上 の 留 意 点

3.保湿剤 4.その他(         

B - 2 . 常 用 す る 内 服 薬 A . 重 症 度 分 類 ( 治 療 内 容 を 考 慮 し た ) C . 急 性 発 作 治 療 薬

動物名(       ) 3.動物への反応が強いため不可 3.中等症持続型

4.重症持続型 1.間欠型

D . 急 性 発 作 時 の 対 応 ( 自 由 記 載 )

保 育 所 に お け る ア レ ル ギ ー 疾 患 生 活 管 理 指 導 表 ( 気 管 支 喘 息 ・ ア ト ピ ー 性 皮 膚 炎 ・ ア レ ル ギ ー 性 結 膜 炎 )         提 出 日   平 成     年     月     日

病 型 ・ 治 療 保 育 所 で の 生 活 上 の 留 意 点

病 型 ・ 治 療

1.ステロイド軟膏 2.タ クロ リ ム ス軟膏( 「 プロ トピック」 ) 2.軽症持続型

D . 外 遊 び 、 運 動 に 対 す る 配 慮 C . 動 物 と の 接 触

1.配慮不要

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裏 面

<参考様式>

名 前       男 ・ 女   平 成     年     月     日 生 (     歳       ヶ 月 )       組

★ 保 護 者

A . 食 物 ア レ ル ギ ー 病 型 ( 食 物 ア レ ル ギ ー あ り の 場 合 の み 記 載 ) A . 給 食 ・ 離 乳 食 電 話 :

1. 食物ア レルギーの関与する 乳児ア トピー性皮膚炎 1. 管理不要

2. 即時型 2.   保護者と相談し決定

3. その他  (新生児消化器症状・口腔ア レルギー症候群・  B . ア レ ル ギ ー 用 調 整 粉 乳

      食物依存性運動誘発ア ナ フィラキ シー・その他:       )  1. 不要 ★ 連 絡 医 療 機 関

B .   ア ナ フ ィ ラ キ シ ー 病 型 ( ア ナ フ ィ ラ キ シ ー の 既 往 あ り の 場 合 の み 記 載 ) 2. 必要  下記該当ミルクに○、又は ( )内に記入 医 療 機 関 名 : 1. 食物  (原因:       )  ミルフィー ・ ニュ ーM A-1 ・ M A-mi ・ ペプディエット

2. その他 (医薬品・食物依存性運動誘発ア ナ フィラキ シー・ラテックスア レルギー・    )       エレメンタルフォーミュ ラ

C . 原 因 食 物 ・ 除 去 根 拠 該当する 食品の番号に○をし、かつ《 》内に除去根拠を記載 その他(      )

 1. 鶏卵 《     》 C . 食 物 ・ 食 材 を 扱 う 活 動

 2. 牛乳・乳製品 《     》 1.   管理不要   電 話 :

 3. 小麦 《     》 2. 保護者と相談し決定

 4. ソバ 《     》 D . 除 去 食 品 で 摂 取 不 可 能 な も の

 5.  ピーナ ッツ 《     》 病型・治療のCで除去の際に摂取不可能なものに○ 記 載 日

 6.  大豆 《     》     年 月 日

 7.  ゴマ 《     》 1.鶏卵:          卵殻カ ルシウ ム

 8.   ナ ッツ類* 《     》 ( すべて ・ クルミ ・ ア ーモンド・         ) 2.牛乳・乳製品:    乳糖 医 師 名  9.   甲殻類* 《     》 ( すべて ・ エビ ・ カ ニ ・         ) 3.小麦:         醤油 ・ 酢 ・ 麦茶

 10. 軟体類・貝類* 《     》 ( すべて ・イカ ・ タコ ・ ホ タテ ・ ア サリ ・   ) 5.大豆:         大豆油 ・ 醤油 ・ 味噌

 11. 魚卵 《     》 ( すべて ・イクラ ・ タラコ ・       ) 6.ゴマ:          ゴマ油 医 療 機 関 名 12. 魚類* 《     》 ( すべて ・ サバ ・ サケ ・   ) 11.魚類:         かつおだし ・ いり こだし

 13.  肉類* 《     》 ( 鶏肉 ・ 牛肉 ・ 豚肉・      ) 12.肉類:        エキ ス  14. 果物類* 《     》 ( キ ウ イ・ バナ ナ ・         )

15.   その他 (       ) E . そ の 他 の 配 慮 ・ 管 理 事 項

「*類は ( )の中の該当する 項目に○をする か具体的に記載する こと」 

D . 緊 急 時 に 備 え た 処 方 薬 1.   内服薬 ( 抗ヒスタミン薬、ステロイド薬) 2.  ア ドレナ リン自己注射薬「エピペン®0. 15mg 」 3.  その他(       )

記 載 日     年 月 日 A . 病 型

1.管理不要 2.保護者と相談し決定

B . 治 療 1.抗ヒスタミン薬・抗ア レルギー薬( 内服) B . そ の 他 の 配 慮 ・ 管 理 事 項 ( 自 由 記 載 )

2.鼻噴霧用ステロイド薬 3.その他

こ の 生 活 管 理 指 導 表 は 保 育 所 の 生 活 に お い て 特 別 な 配 慮 や 管 理 が 必 要 と な った 場 合 に 限 って 作 成 す る も の で す 。

保 育 所 に お け る ア レ ル ギ ー 疾 患 生 活 管 理 指 導 表 ( 食 物 ア レ ル ギ ー ・ ア ナ フ ィ ラ キ シ ー ・ ア レ ル ギ ー 性 鼻 炎 )         提 出 日   平 成     年     月     日

病 型 ・ 治 療 保 育 所 で の 生 活 上 の 留 意 点

1.通年性ア レルギー性鼻炎 A . 屋 外 活 動

2.季節性ア レルギー性鼻炎 主な症状の時期: 春.夏.秋.冬

この生活管理指導表は、地域独自の取り組みや現場からの意見を踏まえ 、今後改善して いくことを考え て おります。

医 療 機 関 名

病 型 ・ 治 療 保 育 所 で の 生 活 上 の 留 意 点

医 師 名 [除去根拠] 該当す るも の全てを《》内に番号を記載

①明ら かな症状の既往

②食物負荷試験陽性

③IgE抗体等検査結果陽性

④未摂取

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