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アメリカにおけるエリスロマイシン注射剤の効能・効果と用法・用量

ドキュメント内 1998年2月改訂(第2版) (ページ 32-59)

販売会社:アボット

規格:500mg(力価)バイアル, 1g(力価)バイアル

効能・効果 用法・用量

溶連菌,肺炎球菌,インフルエンザ菌によ る軽症から中等症の上気道感染症

溶連菌,肺炎球菌による軽症から中等症の 下気道感染症

肺炎マイコプラズマによる呼吸器感染症 溶連菌,黄色ブドウ球菌による軽症から中 等症の皮膚及び皮膚組織炎

ジフテリア症

Corynebacterium minutissimumによる紅色陰 癬

ペニシリンアレルギー患者のリウマチ熱の 初発予防

ペニシリンアレルギー患者の再発性リウマ チ熱発症予防

通常,原則として重症の 1 日体重 1kg あたり 15~20mg(力 価)を分割投与する.なお,重症度に応じ,1 日の最高用 量は 4g まで増量する.なお,1 日 4 g を超える用量では,

特に腎機能低下あるいは肝機能低下を起こしている高齢 者においてエリスロマイシンによる難聴の副作用発生頻 度が高くなるので注意すること.

また,ペニシリンアレルギー患者のリウマチ熱の初発予防 の投与期間は 10 日間である.

ペニシリンアレルギー患者の淋菌による急 性骨盤炎

500 mg(力価)を 6 時間ごとに 3 日間投与する.(その後 エリスロマイシンステアリン酸塩経口剤を 6 時間ごとに 7 日間投与.)

レジオネラ症 最適な用量は未だ確立されていないが,臨床試験の報告で

は 1 日の投与量が 1~4 g となるよう分割投与されている.

なお,1 日 4 g を超える用量では,特に腎機能低下あるい は肝機能低下を起こしている高齢者においてエリスロマ イシンによる難聴の副作用発生頻度が高くなるので注意 すること.

ペニシリンアレルギー患者の細菌性心内膜 炎の予防

1 g(力価)を手術 1 時間前に投与,500 mg(力価)を手 術 6 時間後に投与.

文献請求先

アボット ジャパン株式会社 医薬品事業部本社 くすり相談室

〒108-6303 東京都港区三田3-5-27 フリーダイヤル 0120-964-930

●エリスロシン点滴静注用500mg 配合変化表

注)表中の販売名,製造・販売元の表示は試験時のものを記載しているが,   現在の表記を参考として[ ]に示す. 【試験方法】注)注射用エリスロシン:エリスロシン点滴静注用500mg 旧販売名品 A.注射用エリスロシン(ロット番号:816-3627)1バイアル(300mg)を注射用蒸留水10mLに溶解したのち、生理食塩液100mLを加えたものに混合する. 注射剤の1回量(表示)を200mL共栓マイエル中で混合し、室温にて単味、混注直後、10分、30分、1時間、6時間、24時間後の外観、pHを観察 測定した.(1969年実施) B.注射用エリスロシン1バイアル300mgを注射用蒸留水6mLに溶解後、これを3等分して100mg-2mLとして混注用試験液とした. このエリスロシン注及び配合薬剤の外観、色相、澄明度及びpHを観察した. 次にエリスロシン注2mLに配合薬剤の各々1アンプルを混注後、外観(沈澱析出の有無及びその状態)及びpHの変化を観察した. (1965年実施) C.注射用エリスロシン(ロット番号:841-1802)300mg力価を注射用蒸留水30mLに溶解したもの(エリスロシン1%力価水溶液)を50mL共栓付き三角マイ エルに入れ、これにアニトンO注1mL(オキシトシン1単位)を添加、軽く振とうし混合する. この混合液を経時的に混合直後、10分、30分、1時間、2時間、3時間、24時間後の外観、pH値を観察した. pHの測定はベックマンG型pHメーター、外観観察は異物検査器を用いて行った.また実験は液温23℃で行った.(1972年実施) D.静注用エリスロシン(ロット番号:61-035-AF)500mgは注射用蒸留水10mLで溶解し、各薬剤と1:1に配合した. 配合後、各混合液を4本の共栓付試験管に分割し、pH測定用(5℃用、RT用)、外観観察用(5℃用、RT用)とした. 測定は、配合直後及び室温1,3,5,24時間目、5℃1,2週目に行った. 5℃保存の場合は、室温に1~2時間放置してから測定及び観察を行った. 外観は異物検査器を用い、澄明度、不溶性異物について観察を行った.(1977年実施) 1

E.注射用エリスロシン(ロット番号:770-3542)1バイアル300mgを6mLの注射用蒸留水に溶解し、その2mL(100mg)を1注射量とし、他社注射剤1ア ンプルと混合した.注射筒を用い、薬液を25mL共栓付き試験管に注入する. 混合後試験管の上部を持って軽く振り混ぜる. 混合中、直後、混合後5分、10分、30分、1時間、24時間の外観変化を観察した. pH測定はベックマンG型pHメーターを用いて混合前並びに混合約1時間後のpHを測定した.実験は室温19~23℃で行った. (1965年実施) F.注射用エリスロシン(ロット番号:819-1362)300mgを注射用蒸留水6mLに溶解する. 他剤注射剤は容器(アンプル、バイアル)ごとに外観の状況を参考程度に記入しておく. 他剤注射剤を共栓マイエル(100mL)に移し、エリスロシン6mLを徐々に注加し、混注直後、10分、30分、1時間、2時間及び24時間後の外観、pH を観察測定した. なお、混注2時間後は点滴注射を考慮して行い、24時間後は参考程度で判定範囲に入れない.(1969年実施) G.1.配合試験液の調整法  (1)対輸液:注射用エリスロシン1g力価を水20mLに溶解後、輸液500mL(1V)に混合する.(エリスロマイシン2mg力価/mL)  (2)対輸液+薬剤:(1)の混合液100mLに薬剤1用量(1Aまたは1V)を混合する.なお、粉末注射剤は指定の溶剤に溶解後、用いた. 2.配合試験液の外観及びpH  (1)外観 上記方法で作成した配合試験液について、直後、1、3、5、24時間後に沈澱析出、濁りの発生及び色相の変化を観察した.   なお、観察は輸液瓶を想定し、三角マイエル100mLを用いて、1000ルックスの光源のもとで白色及び黒色板を背景として肉眼で観察した.  (2)pH変動 配合試験液について、直後、5、24時間後にベックマンG型pHメーターを用いて測定した. 3.配合試験液中のエリスロマイシン力価の測定  薄層クロマトグラフィーにより分離後、分解物のAnhydroerythromycinを比色定量で比較測定することにより、配合試験液中の残存力価を測定する  方法を用いて定量法とした.配合試験液について、5、24時間後に測定した.(1975年実施) 2

H.注射用エリスロシン(ロット番号:69-893-Z7)500mgを注射用水10mLで溶解し、配合注射剤の容器中に加えて混合し、配合液とした. ただし配合注射液がアンプルの場合は、その内容液を共栓ガラス試験管にとり、これに注射用エリスロシン溶解液を混合した. 保存方法:温度18~25℃、室温散光下(保存6時間以後の夜間は消灯)で保存した. 測定時間:配合直後、1、3、6及び24時間後の5時点 測定項目及び測定方法:配合液について次の測定を行った.  (1)外観 肉眼で色、澄明性、沈澱の有無を観察した.  (2)pH  pHメーターで測定した.  (3)含量 エリスロマイシン力価を測定した.(1994年実施) I.注射用エリスロシン(ロット番号:03-972-AN)300mg力価対応量(1V)を注射用蒸留水80mLで溶解し、これにオルガドロン注1mLを加える. この試料溶液を室温に保ち、配合直後、1、3、6、24、48時間後の外観変化、pH及びエリスロマイシン力価を観察した. (1980年実施) J.注射用エリスロシン(300mg力価)を注射用蒸留水6mLで溶解する。共栓試験管2本を用い、4mL(200mg力価)と2mL(100mg力価)入れる. キシロカイン注をこの2本に2mLずつ混合する.混注後軽く振り混ぜて、混合直後、5分、10分、30分、1時間、24時間後の外観変化を観察 した. pHの測定はベックマンG型pHメーターを用いて混合後約1時間及び24時間後のpHを測定した. なお、実験は室温22~25℃で行った.(1966年実施) K.1.配合方法    共栓付50mL三角マイエル3個に各々注射用エリスロシン(ロット番号:794-3555)1%溶液を調整し(各300mgを注射用蒸留水30mLにて溶解)、これに  10%トランサミンS注2.5mL、5.0mL、10.0mLを注射筒で混入した.  また500mL三角マイエルにラクテックG注200mL、500mLを入れ、これに各々注射用エリスロシン1%溶液(各300mgを注射用蒸留水30mLにて溶解)を  注射筒で混入した. 3

2.観察方法    前期配合方法により混合したものを、混合直後、5分、10分、30分、1、2、3、4、24時間後と経時的に外観変化(濁り、沈澱析出、変色)の観察と、  ベックマンG型pHメーターを用いてpH(直後、30分、1、3、24時間後)を測定した.  実験はすべて室温24~26℃で行った.(1970年実施) L.静注用エリスロシン(ロット番号:61-035-AF)500mg1バイアルを注射用蒸留水10mLで溶解、リラシリンは同5mLで溶解、ケフリンは同5mLで溶解し、配合 に用いた.表の配合比の割合で共栓付三角マイヤー中で配合し、外観観察用とするとともに、この各混合液の一部を共栓付試験管にとり、pH測定用 とした. 測定は配合直後及び室温放置1、3、5、24時間目に行った. 外観は異物検査機を用い、澄明度、不溶性異物について観察を行った.(1977年実施) 4

【注射用エリスロシン2剤試験結果】 注射用エリスロ シンの含量/ 液量

配合注射剤商品名 (メーカー名、ロット番号)含量/液量試験 方法測定項目配合前配合 直後5分10分30分1時間時間3時間時間6時間24時間1週間週間備  考 300mg/110mLアデロキシン注射液10mg (東亜薬品-鳥居,SA244005)10mg1mL外観変化無色 pH3.144.854.884.884.884.914.84 100mg/2mLアドナ注静注用50mg (田辺)0.5%2mL 1管外観変化橙色,ほとん ど澄明-+1分後濁り,3分 後沈殿 [田辺三菱]pH5.696.39 300mg/30mLアトニン-01単位 (帝国臓器-武田=住友製薬, eH27C6)1単位1mL外観変化無色澄明 [あすか]2.836.476.456.416.346.266.16.01 300mg/110mLアリナミンF10注10mg,2mL外観変化無色 (武田,ONREXF1)pH3.564.834.834.834.834.864.79 500mg/10mLアリナミン注射液10mg (武田,SO15)10mg2mL 1管外観変化澄明,不溶性 異物なし-- (室温保存)pH3.625.355.435.395.025.35 残存力価(%)1008550含量低下 500mg/10mLアリナミン注射液10mg (武田,SO15)10mg2mL 1管外観変化澄明,不溶性 異物なし-- (5℃保存)pH3.625.355.285.27 残存力価(%)10050含量低下 300mg/6mLイプシロン注20% (第一,222YAO)20%5mL1管外観変化±±±30分後より微に 濁り [現時点では製造中止]pH7.27.71 300mg/6mLEL-3号(HMR,MN857T)100mL外観変化無色澄明 [味の素ファルマ]5.685.325.385.385.415.385.41 100mg/2mL注射用エンドキサン100mg (塩野義)100mg /5mL1瓶外観変化無色,ほとん ど透明20分後濁り pH5.357.1 5

注射用エリスロ シンの含量/ 液量

配合注射剤商品名 (メーカー名、ロット番号)含量/液量試験 方法測定項目配合前配合 直後5分10分30分1時間時間3時間時間6時間24時間1週間週間備  考 1g/20mL大塚糖液5%(大塚製薬工場)500mL外観変化無色 pH6.126.176.22 残存力価 (%)10095以 90 500mg/10mL大塚生食注 (大塚製薬工場,3H96P)100mL1瓶外観変化無色 澄明--- pH7.516.976.786.776.766.81 含量10096.492.185.183.2含量低下 300mg/80mLオルガドロン注射液0.5mL (三共,2T41)3.8mg/mL外観変化無色透明無色 透明48時間後、- 1管pH7.0~8.57.47.437.367.337.3248時間後、7.28 [オルガノン-第一三共]力価103.7103.710548時間後、104.8 100mg/2mLキシロカイン注射液2% (藤沢,606KASOT)10mg/2mL外観変化僅か に濁り-+約20分後濁り消 失,24時間後再 び濁り [アストラゼネカ]6.886.87 200mg/4mLキシロカイン注射液2% (藤沢,606KASOT)10mg/2mL外観変化僅か に濁り-+約20分後濁り消 失,24時間後再 び濁り [アストラゼネカ]6.946.93 300mg/6mL強力モリアミンS (HMR,EM506T)100mL外観変化 [味の素]pH6.086.086.086.126.136.226.07 500mg/10mLクリニット注5% (小林薬工,B19BIC)5%500mL 1瓶外観変化澄明,不溶性 異物なし-- (室温保存)pH6.486.96.876.846.646.76 [現時点では製造中止]残存力価(%)10095以上 500mg/10mLクリニット注5% (小林薬工,B19BIC)5%500mL 1瓶外観変化澄明,不溶性 異物なし-- (5℃保存)pH6.486.96.746.57 [現時点では製造中止]残存力価(%)10095以上 6

注射用エリスロ シンの含量/ 液量

配合注射剤商品名 (メーカー名、ロット番号)含量/液量試験 方法測定項目配合前配合 直後5分10分30分1時間時間3時間時間6時間24時間1週間週間備  考 1g/20mLクリニット注5%500mL外観変化無色 (小林薬工)pH7.087.087.1 [現時点では製造中止]残存力価 (%)10095以上 500mg/10mLケイツーN静注用10mg (エーザイ,A23GA)10mg1管外観変化黄色僅微濁, 不溶性異物な -- (室温保存)pH5.217.076.996.946.86.85 残存力価(%)10095以上 500mg/10mLケイツーN静注用10mg (エーザイ,A23GA)10mg1管外観変化黄色僅微濁, 不溶性異物な -- (5℃保存)pH5.217.076.896.77 残存力価(%)10095以上 100mg/2mL高単位アスコルチン (東京田辺) [現時点では製造中止]

500mg/ 2mL1管外観変化淡黄色,ほと んど澄明配合直後沈殿 pH6.787.19 100mg/2mLジゴシン注0.25mg (中外,227E3)0.25mg/ 1mL1管外観変化 pH6.487.2 300mg/6mLソリタ「シミズ」 (味の素,81403NB)100mL外観変化無色澄明 [現時点では製造中止]pH6.617.197.287.257.227.247.29 300mg/6mLソリタ-T4号 (味の素,714111SB)100mL外観変化無色澄明 pH5.125.395.475.475.515.515.37 1g/20mLソリタ-T2号(味の素)500mL外観変化無色 pH5.195.215.2 残存力価 (%)1008550含量低下 7

ドキュメント内 1998年2月改訂(第2版) (ページ 32-59)

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