すべての準備が整いました。アプリケーションを実行してみましょう。
6.1 実行
① ブラウザの起動
「5.5 クライアントの設定」で証明書をインストールしたマシン上で、ブラウザ を起動します。
② URLの指定
アプリケーション実行のためのURLを指定し、アプリケーションを実行します。
・ベースHTMLファイルを指定して実行する場合
http://<アプリケーション・サーバー名>/<仮想パス>/<ベースHTMLファイル名>
例:
http://myserver/dev60html/Text_IO.htm
・Forms Services設定ファイルを編集し、CGIで実行する場合
(5.4 Forms Servicesの設定で説明)
http://<アプリケーション・サーバー名>/<仮想パス>/ifcgi60.exe?config=Text_IO 例:
http://myserver/dev60cgi/ifcgi60.exe?config=Text_IO
③ ファイル読み込み開始
アプリケーションが起動します。ファイル名入力フィールドにクライアントに 存在するファイルのファイル名をフルパスで指定し、読み込みボタンをクリック して下さい。
④ 動作確認
指定したファイルの内容が、アプリケーション上に表示されました。
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7 トラブル・シューティング
何らかの理由によりアプリケーションが正常に実行されない場合、原因を特定する必要 があります。通常のアプリケーションでは Form モジュール内またはデータベース側のロ ジックを追うことになりますが、JavaBean を組み込んだ場合はその元となるJavaソース コードもチェックします。
正常に動作しない場合、以下の点などに注目して問題箇所を特定して下さい。
7.1 実行環境の確認
① JARファイルの署名
JavaBeanとして組み込むJavaのクラス・ファイルはJARとしてまとめ、安全で
あることを保障するために署名を行う必要があります。
「5.3 JARのデジタル署名」を参考に、JARファイルが正しく署名されているか どうか確認して下さい。
② クライアントへの証明書のインストール
JAR ファイルが安全であることをクライアントが認識するためには、JAR ファ イルの証明書が各クライアント・マシンにインストールされている必要がありま す。
「5.5 クライアントの設定」を参考に、クライアントにJAR ファイルの証明書 をインストールして下さい。
③ Java コンソールでの確認
JavaBean内でエラーが発生した場合、実行時にJavaコンソールにエラーの内容
が表示されます。どこでエラーが発生しているのか確認して下さい。
以下の方法でJavaコンソールを表示します。
1. スタートメニュー→「プログラム」→「JInitiator Control Panel 1.1.x.x(バー ジョン番号)」を選択し、「Oracle JInitiator Properties」を表示
2. 「Basic」タブで「Show Java Console」をチェック
3. 「Apply」をクリックし、Oracle JInitiator Properties を閉じる
この状態でアプリケーションを実行すると、実行時に下図のようなJava コンソ ールが表示されます。Java エラーが発生している場合はこのウィンドウに表示さ れますので、エラー内容を確認して下さい。
下図はText_IO.class内のfopenをコールした際にセキュリティ・エラーが発生し
ていることを表しています。この場合、JAR ファイルの署名に失敗している可能 性があります。
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7.2 開発時の確認
① プレビュー・モードでの動作確認
Web アプリケーションとして展開する前に、プレビュー・モードで正常に実行 可能かどうかを確認します。
「4.6 テスト実行」を参考に、開発環境でのテスト実行で正常に動くことを充分 に確認します。
② 指定クラス・ファイルの確認
Bean領域の「インプリメンテーション・クラス」プロパティに指定した値が有 効なクラス・ファイル名になっているか、CLASSPATHの値と合わせて確認して下 さい。
JAR ファイルには、クラス・ファイルへのパス情報が含まれており、インプリ メンテーション・クラスに指定するのはこのパス情報を含めた値です。圧縮ツー ル等で JAR ファイル内のクラス・ファイルへのパス情報を確認し、インプリメン テーション・クラスで指定する値を決定して下さい。
下図は圧縮・解凍ツール「WinZip」を使用して Text_IO.jar ファイルを開いた例 です。「Text_IO.class」クラス・ファイルのパスが「oracle¥forms¥demos¥」に設定さ れていることが確認できます。この場合インプリメンテーション・クラスには
「oracle.forms.demos.Text_IO」と指定します。
③ JDKのバージョン
Oracle JInitiatorは現在JDK1.1ベースです。JavaBeanを作成する際にJDK1.2以 上の機能を使用している場合、正常に実行できない可能性があります。
クライアント実行環境を考慮してJavaBeanを作成して下さい。
7.3 その他
① 各種診断ツール
Oracle Forms Services では、実行時のエラーを解析するための手段を複数提供し
ています。これらを使用してエラー箇所の特定に役立てて下さい。
詳細は OTN-J(http://otn.oracle.co.jp)→「インターネット・開発ツール」→
「Developer」掲載ドキュメント「Forms診断テクニック」を参照して下さい。
② JavaBean組み込みに関する詳細
FormsアプリケーションへのJavaBean組み込み方法に関する詳細は、OTN-Jの
同リンクに掲載されているドキュメント「Oracle Developer ApplicationでのJavaコ ンポーネントの利用」を参照して下さい。
③ JavaBeanの例
OTN(http://otn.oracle.com)には JavaBean の例が複数掲載されています。Java のソースコードも提供されていますので参考にして下さい。
「Sample Code」→「Forms Server」の「JavaBean Examples」を参照して下さい。