P a g e
42
財務の分析と評価P a g e
46 10
年間の業績推移P a g e
48
連結貸借対照表P a g e
50
連結損益計算書P a g e
51
連結資本勘定計算書P a g e
52
連結キャッシュ・フロー計算書42 FUJIFILM Holdings Corporation
売上高
2008年3月期の連結売上高は、カラーフィルムを中心にイメージング ソリューション部 門の売上高が減少したものの、メディカル製品・サービス、印刷用CTPプレート、フラット パネルディスプレイ材料を中心にインフォメーション ソリューション部門が大きく売上を 伸ばしたことに加え、海外を中心にデジタル複合機の販売が堅調に推移したドキュメント ソリューション部門の売上が増加したこと、さらに対米ドルは対前年円高となりましたが、
対ユーロは円安となったことなどにより、前期比2.3%増の2兆8,468億円と過去最高と なりました。なお、当期の対米ドル円為替レートは115円(前期比2円高)、対ユーロ円為 替レートは162円(前期比13円安)です。
国内・海外別連結売上高
国内売上高は、前期比3.4%減の1兆2,595億円、海外売上高は、前期比7.3%増の1兆 5,873億円となりました。
財 務 の 分 析 と 評 価
3月31日に終了した事業年度 単位:百万円/%
2008 2007 2006 2005 2004
国内 ¥1,259,506 ¥1,303,647 ¥1,329,284 ¥1,311,893 ¥1,336,015
44.2 46.9 49.8 51.9 52.1
海外 1,587,322 1,478,879 1,338,211 1,215,481 1,230,710
55.8 53.1 50.2 48.1 47.9
米州 557,203 572,797 558,702 515,169 541,982
19.6 20.6 20.9 20.4 21.1
欧州 449,241 422,965 375,516 349,903 376,006
15.8 15.2 14.1 13.8 14.6
アジア 580,878 483,117 403,993 350,409 312,722 及びその他 20.4 17.3 15.2 13.9 12.2 合計 ¥2,846,828 ¥2,782,526 ¥2,667,495 ¥2,527,374 ¥2,566,725
100.0 100.0 100.0 100.0 100.0
営業費用及び営業利益
販売費及び一般管理費は、前期比0.1%減の7,591億円となり、SG&A比率は、前期比 0.6ポイント改善して26.7%となりました。また、研究開発費は、前期比6.0%増の1,876 億円となりました。
営業利益は、銀・アルミニウムを中心とした主要原材料価格の高騰によるコストアップ、
第2四半期より有形固定資産の減価償却方法を変更したこと、及び富士フイルムグループ 全体にわたるコスト改革「スリム&ストロング活動」にともなう一時経費などのマイナス影 響が発生しましたが、販売数量の増加や2007年3月期までに集中的に実施した構造改革、
さらには「スリム&ストロング活動」の効果などによって吸収し、前期比83.4%増の2,073 億円と、大幅な増益を達成し、過去最高となりました。
税引前利益及び当期純利益
税引前利益は、前期比93.0%増の1,993億円となりました。当期純利益も前期比 203.2%増の1,044億円となり、税引前利益とともに大幅な増益となりました。
業績概況
25,667 25,273 26,674 27,825 28,468
58.6 59.8 59.8
58.9 59.4
■売上高 ●売上原価比率
売上高・売上原価比率
(億円/ %)
’05
’04 ’06 ’07 ’08
823 845 370 344 1,044
3.2 3.3
1.4 1.2
3.7
■当期純利益 ●当期純利益率
当期純利益・当期純利益率
(億円/ %)
’05
’04 ’06 ’07 ’08
1,849 1,644 704 1,130 2,073
7.2 6.5
2.6 4.1
7.3
■営業利益 ●営業利益率
営業利益・営業利益率
(億円/ %)
’05
’04 ’06 ’07 ’08
1,649 1,623 796 1,032 1,993
6.4 6.4
3.0 3.7
7.0
■税引前利益 ●税引前利益率
税引前利益・税引前利益率
(億円/ %)
’05
’04 ’06 ’07 ’08
3月31日に終了した事業年度
FUJIFILM Holdings Corporation 43 ました。これは、カラーペーパーの販売が市場シェアアップなどによって拡大したものの、
カラーフィルムやデジタルミニラボの需要が後退したことによるものです。営業損失は、
銀価格の高騰が続き、減価償却方法の変更の影響もありましたが、前期に発生した構造改 革費用負担がなくなったことや構造改革によるコスト改善効果が奏功し、前期の426億円 から24億円と大幅に縮小しました。
●インフォメーション ソリューション部門
インフォメーション ソリューション部門の連結売上高は、前期比8.0%増の1兆1,081億 円となりました。これは、医用画像情報ネットワークシステム「SYNAPSE」を中心とした メディカル製品・サービス、旺盛な需要の続くフラットパネルディスプレイ材料、カメラ付 き携帯電話用レンズユニットの販売が好調な光学デバイスが、業績を牽引したことによる ものです。営業利益は、前期比33.9%増の1,274億円となりました。原材料価格の高騰、
減価償却方法の変更の影響もありましたが、主要製品の販売増ならびにこれまで実施して きたコスト改善が増益に貢献しました。
●ドキュメント ソリューション部門
ドキュメント ソリューション部門の連結売上高は、前期比3.5%増の1兆1,916億円とな りました。これは、オフィス向けカラーデジタル複合機やオンデマンド・パブリッシングシ ステムのアジア・中国地域での販売や、欧米向けの輸出が好調に推移したことなどによる ものです。こうした販売増に加え、調達コストの削減や生産性の向上により、営業利益は 前期比41.6%増の867億円となりました。
3月31日に終了した事業年度 単位:百万円
2008 2007 2006
イメージング ソリューション部門
売上高―外部顧客に対するもの ¥ 547,066 ¥ 605,383 ¥ 689,458
売上高―セグメント間取引 874 899 618
合計 547,940 606,282 690,076
営業損失 (2,394) (42,631) (75,713)
営業損失率 (0.4)% (7.0)% (11.0)%
インフォメーション ソリューション部門
売上高―外部顧客に対するもの ¥1,108,134 ¥1,026,085 ¥ 877,366 売上高―セグメント間取引 2,136 2,818 2,965
合計 1,110,270 1,028,903 880,331
営業利益 127,432 95,170 79,056
営業利益率 11.5% 9.2% 9.0%
ドキュメント ソリューション部門
売上高―外部顧客に対するもの ¥1,191,628 ¥1,151,058 ¥1,100,671 売上高―セグメント間取引 9,274 12,187 12,478
合計 1,200,902 1,163,245 1,113,149
営業利益 86,664 61,186 67,026
営業利益率 7.2% 5.3% 6.0%
注記:1. 2007年3月期におけるイメージング ソリューション、インフォメーション ソリューション、ドキュ メント ソリューションの営業利益・損失には、それぞれ60,121百万円、17,269百万円、16,691 百万円の構造改革費用の影響が含まれています。
2. 2006年3月期におけるイメージング ソリューションとインフォメーション ソリューションの営 業利益・損失には、それぞれ77,401百万円、8,642百万円の構造改革費用の影響が含まれてい ます。
4.8 4.7
1.9 1.7
5.4
’05
’04 ’06 ’07 ’08
41.938.919.2
41.436.921.7
41.332.925.8
40.230.429.4
38.829.431.8
8,155 7,430 6,894 6,054 5,471
7,551 7,686 8,773 10,261 11,081
9,961 10,157 11,007 11,510 11,916
■イメージング ソリューション部門
■インフォメーション ソリューション部門
■ドキュメント ソリューション部門
事業セグメント別売上高・構成比率
(億円/ %)
’05
’04 ’06 ’07 ’08
3月31日に終了した事業年度
44 FUJIFILM Holdings Corporation
研究開発費
研究開発費については、前期比6.0%増加し、1,876億円となりました。研究開発費の 売上高に対する比率は、0.2ポイント増加して6.6%となりました。事業セグメント別では、
イメージング ソリューション部門が前期比21.4%減の170億円、インフォメーション ソ リューション部門が前期比21.4%増の934億円、ドキュメント ソリューション部門が前期 比1.6%減の772億円となりました。
財政状況
資産、負債及び資本
総資産は、現金及び現金同等物、投資有価証券が減少したことにより前期比1.6%減の
3兆2,664億円となりました。負債合計は、退職給付引当金が増加しましたが、未払費用が
減少したため、前期比1.3%減の1兆2,150億円となりました。株主資本は、為替換算調整 に伴うその他の包括損失の増加や自己株式の増加により、前期比2.7%減の1兆9,224億 円となりました。この結果、流動比率は、2.5ポイント低下して200.4%に、負債比率は0.9 ポイント上昇して63.2%に、株主資本比率は0.6ポイント低下して58.9%に各々なりまし た。資産の流動性及び資本構成の安定性を、引き続き維持しています。
設備投資額
設備投資額は、前期比3.0%増加し、1,702億円となりました。当期の主な設備投資に は、「フジタック」の生産能力増強、EAトナープラントの増設がありました。事業セグメント 別では、イメージング ソリューション部門が前期比9.6%減の179億円、インフォメーショ ン ソリューション部門が前期比5.7%増の1,015億円、ドキュメント ソリューション部門が 前期比5.4%増の507億円となりました。
減価償却費は、前期比131億円増加して1,596億円となりました。なお、第2四半期から 減価償却方法を変更したことに伴う影響額は、273億円となっています。
キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フローは、当期純利益の増加などにより前期比8億円増加
し、2,981億円の収入となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産
の購入による1,661億円と事業買収に伴う支出990億円などにより前期比383億円支出が
増え、2,597億円の支出になりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、自己株式の
取得なども含め、前期比2,306億円収入が減少して723億円の支出となりました。以上の 結果、現金及び現金同等物の当期末残高は、前期比538億円減少して3,309億円となり ました。
利益配分に関する基本方針
配当については、連結業績を反映させるとともに、成長事業のさらなる拡大に向けた設 備投資や研究開発投資など、将来にわたって企業価値を向上させていくために必要となる 資金の水準も考慮した上で決定します。また、資本効率の向上に資する自己株式の取得に ついても、余剰キャッシュ・フローを活用し、配当を補完する施策として機動的に実施して いきます。
当社は、現在を「第二の創業期」と位置付け、重点事業分野に設備投資・M&A・研究開発 投資を集中的に実施しています。このような状況に鑑み、配当額と自己株式取得額を合算し た金額の連結当期純利益に対する比率である株主還元性向の目標を、25%としています。
当期の配当金については、年間で前年比10円増配の、1株当たり35円としました。当期 は、670万株、341億円の自己株式取得を行いましたので、当期の株主還元性向は49.6%
となりました。
1,733 1,680 1,821 1,770 1,876
6.7 6.6 6.8
6.4 6.6
■研究開発費 ●研究開発費率
研究開発費・売上高に対する研究開発費率
(億円/ %)
’05
’04 ’06 ’07 ’08
3,274 2,194 2,725 2,973 2,981
営業活動によるキャッシュ・フロー
(億円)
’05
’04 ’06 ’07 ’08
30,235 29,834 30,274 33,191 32,664
57.9 62.0
64.9
59.5 58.9
■総資産 ●株主資本比率
総資産・株主資本比率
(億円/ %)
’05
’04 ’06 ’07 ’08
1,607 1,246 1,574 1,304 1,798 1,569 1,652 1,464 1,702 1,596
(無形固定資産及びドキュメントソリューション 部門のレンタル機器分を除く)
■設備投資額 ■減価償却費
設備投資額・減価償却費
(億円)
’05
’04 ’06 ’07 ’08
3月31日に終了した事業年度