高知コア研究所ではIODP(International Ocean Discovery Program,国際深海科学掘削計画)等により採取 したコア試料を保管しています。当所の開所以来のコア管理に関わる統計情報は以下のようになります。
資料1 高知コア研究所で保管管理している海洋掘削コア試料の内訳 2015年8月現在、総延長にして111km分のコア試料を保管・管理しています。
資料2 試料請求件数の推移(高知コア研究所保管試料のみを対象とした場合)
集計年度は米国会計年度(US FY)に基づいています。国内外から年間100件前後のサンプルリクエストが提出され ています。
レガシーコア IODP コア
資料3 試料請求件数の推移(高知コア研究所申請分と「ちきゅう」船上リクエストを含めた場合)
地球深部探査船「ちきゅう」によるIODP航海が実施された年度は、審査対象となる試料請求件数が保管庫のみを 対象とした場合のほぼ倍となります。
資料4 高知コア研究所におけるサンプル提供個数の推移と内訳
平年値で年間7千個程度の試料が国内外へ発送されています。掘削航海参加研究者によるサンプリング・パーティー
(*)が高知コア研究所に実施された場合、3万個を超える試料が国内外に発送されます。
レガシーコア IODP コア
「ちきゅう」榖 レガシーコア IODP コア
資料5 高知コア保管庫への訪問研究者数の推移とその内訳 I (国内外別)
試料採取や試料観察のために訪問する研究者数は、キュレーション・サービスを始めてから増加し、近年では年間 50名前後となっています。サービス開始直後は主に国内研究者の来所が中心でしたが、近年は国内研究者・海外研究 者の比率はほぼ半々となっています。
資料6 高知コア保管庫への訪問研究者数の推移とその内訳 II (対象コア別)
レガシーコアのみでなく、統合国際深海掘削計画や国際深海科学掘削計画で得られた比較的新しいコア試料を研 究対象として訪問する研究者も着実に増加しています。
国内 海外
レガシーコア IODP コア
資料7 高知コア保管庫におけるコア受入量(棒グラフ)と保管総量(折れ線グラフ)の推移
USFY2008年度は、レガシーコア83km、「ちきゅう」NanTroSEIZE航海(Exp.314, 315, 316)の搬入がありました。
USFY2014年度当初には、コア保管庫の収容率が100%を超えて仮設ラックで対応していましたが、2014年6月に高 知大学の新コア保管庫棟が竣工し、最大収容能力は新旧コア保管庫あわせて250km分まで対応可能となりました。
2015年10月20日発行
発 行 者 : 国立研究開発法人海洋研究開発機構 高知コア研究所
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(高知大学物部キャンパス内)
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