すべての変更の詳細。古い値と新しい値をリストします。-fmt DETAIL|PARSABLE オプションを指定したときのみ表示されます。
DETAILS
終了状態が出力に表示されたら、NetBackup 管理コンソール (トラブルシュータ) または
『状態コードリファレンスガイド』でコードについて調べます。
監査レポートの例:
[root@server1 admincmd]# ./nbauditreport
TIMESTAMP USER DESCRIPTION
04/20/2018 11:52:43 root@server1 Policy 'test_pol_1' was saved but no changes were detected
04/20/2018 11:52:42 root@server1 Schedule 'full' was added to Policy 'test_pol_1'
04/20/2018 11:52:41 root@server1 Policy 'test_pol_1' was saved but no changes were detected
04/20/2018 11:52:08 root@server1 Policy 'test_pol_1' was created 04/20/2018 11:17:00 root@server1 Audit setting(s) of master server
'server1' were modified Audit records fetched: 5
-reason または -r option コマンドラインの使用
多くのコマンドは、処理がなぜ実行されたか示すために管理者が使用できる -reasonオ プションを提供します。監査レポートに理由が表示されます。
-reason の文字列は 512 文字以下である必要があります。文字列が 512 文字を超え ると -reason オプションを受け入れるコマンドラインはエラーを表示します。
第 4 章 NetBackup 操作の監査 107 -reason または -r option コマンドラインの使用
監査の理由は、ダッシュ文字 (-) で始められないことに注意してください。理由に単一引 用符 (‘) は使えません。
次のコマンドは、-reason オプション (または bpsetconfig と nbsetconfig の場合に
は -r オプション) を受け入れます。
■ bpdbjobs
■ bpplcatdrinfo
■ bpplclients
■ bppldelete
■ bpplinclude
■ bpplinfo
■ bpplsched
■ bpplschedrep
■ bppolicynew
■ bpsetconfig
メモ: bpsetconfig と nbsetconfig コマンドは、-reason オプションの代わりに -r オプションを受け入れます。
■ bpstuadd
■ bpstudel
■ bpsturep
■ nbdecommission
■ nbdevconfig
■ nbcertcmd
■ nbsetconfig
■ vmpool
コマンドの使用について詳しくは、『NetBackup コマンドリファレンスガイド』を参照してく ださい。
第 4 章 NetBackup 操作の監査 108 -reason または -r option コマンドラインの使用
ユーザー操作が監査レコードの作成に失敗した場合
監査が有効な場合、ユーザー操作が監査レコードの作成に失敗すると、監査エラーが nbaudit ログでキャプチャされます。監査レコードを作成するエラーは実行されたユー ザー操作に影響がありません。NetBackup 管理コンソールの[アラート通知 (Alert Notification)]オプションにより、監査エラーが起きたときに管理者に通知できます。
nbaudit ログは、次の場所で確認できます。
■ Windows の場合:
Install_path¥Veritas¥NetBackup¥logs¥nbaudit
■ UNIX の場合:
/usr/openv/logs/nbaudit
監査エラーの監査アラート通知
アラート通知オプションは NetBackup 管理コンソールの下部にあるステータスバーにあ ります。 この設定を行った場合には、このオプションにより、監査処理による監査レコード の作成に失敗したことが示されます。 たとえば、ポリシー属性が変更されても、NetBackup Audit Manager (nbaudit) は動作していません。
監査アラート通知を設定するには、ステータスバーのアラート通知を右クリックします。
表 4-2 監査のアラート通知の設定
[オンにする (Turn on)]に設定されている場合には、次の状況でポッ プアップメッセージが表示されます。
監査は有効ですが、監査処理は NetBackup 管理コンソールで実行 され、監査レコードの作成に失敗しました。
エラーを管理者に通知するポップアップメッセージが表示されます。
オンにする (Turn on)
[点滅 (Blink)]に設定されているとき、オプションは監査エラーが発生 した場合に点滅します。 オプションをクリックして、エラーメッセージを 表示します。
点滅 (Blink)
第 4 章 NetBackup 操作の監査 109 ユーザー操作が監査レコードの作成に失敗した場合
[オフにする (Turn off)]に設定されているとき、監査エラーの通知は 表示されません。 オプションは網掛けして表示されます。
メモ: [オフにする (Turn off)]に設定しても、監査が無効になっている わけではありません。監査は続行されますが、NetBackup 管理コン ソールの監査エラーメッセージは無効になります。
オフにする (Turn off)