CANDY GO!GO!
2. ということで、実際にデータ を作ってみよう
今回作るデータセット
• dancyu 3月号
•
日本酒の酒蔵に関するアンケート調 査のRaw Data が掲載
•
きっかけ; 入山章栄さん(早稲田
ビジネススクール教授; aka 妻の 指導教官) のフェイスブック投稿日本酒の分析でわかりそうなこと;
リサーチクエスチョン
•
世界的な認知が進む(進みつつある)日本酒を供給するサイドの 蔵元が, どのように形成されているか?•
クラスターは, 伝統産業でどのように形成されているか?•
なぜ伝統的な杜氏と蔵元システムが継続されているのか?大規 模生産システムは成立しないのか?規模の経済性は成り立たな いのか?データの中身
•
代表銘柄•
お酒の名前•
酒造名•
会社名•
所在地•
都道府県名•
郡名+市町村名•
創業年•
元号年•
西暦年•
石高•
一石=一升瓶100本•
蔵元の名前•
年齢•
杜氏または製造責任者•
年齢•
造りに関わる人数•
蔵の考えるスタンダード商品•
具体的な種類データの中身(cont.)
•
杜氏•
“日本酒の醸造工程を行う職人集団、すなわち蔵人 の監督者であり、なおかつ酒蔵の最高製造責任者 をいう”•
杜氏になるには、飯焚(かしき/ ままたき / めし
たき)から始め、全工程に習熟するまで数十年を 要したが、その仕事の内容にふさわしい敬意を払 われ、収入面でも恵まれ、「杜氏になれば御殿が 建つ」などと言われたものだから、戦前の貧しい 農漁村では青少年たちは競って杜氏を志した。手 がけた酒の評判が高まれば、どんどん恵まれた環 境への引き抜きがあるが、失敗すれば翌年の契約 はされないという厳しい実力主義の世界であった。ちょうど現代のベンチャー起業家のような側面を 持っていたといえる。
•
日本酒の長期的な消費低迷により、杜氏の数も劇 的に減少したが、1980年代以降、若者であらため て日本酒文化を見直し杜氏になろうとする人が増 えてきている。また流派ごとに専門学校や訓練所 を創設したり、石川県菊姫合資会社による酒マイ スター制度のように、蔵単位で後継者の育成に励 んでいるところもある。•
蔵元•
“酒・醤油・味噌・酢などの醸造元をいい、オー ナー家を指す総称”•
蔵元の主業は蔵物の委託販売である。蔵元は初め 諸藩の米穀を引受け、これを取り扱う蔵役人の称 呼で、藩吏がこれに当たっていたが彼等の無能な ことから、寛文年間(1661年-1673年)の頃より 蔵元の職を藩邸に出入りする町人に委ね、別に留 守居役を定詰または年番として蔵元および掛屋を 監督させた。•
江戸時代初期は、各藩から派遣された武士の蔵元 が多かったが、寛永年間(1624年-1644年)以降、しだいに町人蔵元が主流となり、寛文年間以降、
一般的なものとなった。初期の町人蔵元は、大名 や旗本など諸領主が主要都市の大阪・大津・堺な どに置いた年貢米の販売業者であった。
ドキュメント内
経済学のための実践的データ分析 6. データを解析するまでに行うWeb スクレイピングとかデータの作成やデータベース設計などの話
(ページ 53-57)