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つの brarchive コマンドを逐次的に使用した SAP のアーカイブの作 成

2 つの brarchive コマンドを逐次的に実行して、アーカイブログのバックアップコピーを

2 つ作成することもできます。

最初のコピーの場合、-s オプションを指定して brarchive を呼び出します。2 つ目のコ ピーの場合は、-sc オプションを指定して brarchive を呼び出します。両方のコマンド によって、バックアップを行う必要があるアーカイブログファイルが自動的に判断され、バッ クアップが実行されます。

必ず、それぞれの brarchive コマンドでポリシーまたはスケジュール名が異なる個別の utl ファイルまたは個別の環境変数を使用してください。2 つ目のコピーが 1 つ目のコピー と同じメディアに書き込まれないよう (その場合、同時に損失することになります)、ポリシー またはスケジュールには重複のないメディアまたはストレージユニットが指定されている必 要があります。たとえば、各バックアップコピーを 2 つの異なるボリュームプール、ディス クとテープ、または 2 つの異なる DSU に書き込むことができます。

次の例は SAP のアーカイブを 2 つ作成するために 2 つの brarchive コマンドを逐次 的に使用する方法を示しています。次の例では、バックアップの対象となるアーカイブロ グは 1 つのみ (アーカイブログ 77) であることを前提としています。

最初のバックアップコピーを作成するには、次のコマンドを実行します。

SAP_SCHED=To-DSU ; export SAP_SCHED brarchive -d util_file -s

2 つ目のバックアップコピーを作成するには、次のコマンドを実行しま す。

SAP_SCHED=To-Pool1 ; export SAP_SCHED brarchive -d util_file -sc

Windows で環境変数を設定する構文は次のとおりです。

SET SAP_SCHED=To-DSU バックアップコピーを作成

する方法

最初のバックアップコピーからリストアするには、次のコマンドを実行し ます。

brrestore -a 77

2 つ目のバックアップコピーからリストアするには、次のコマンドを実行 します。

brrestore -a2 77 アーカイブログファイルを

リストアする方法

SAPDBA ユーティリティを使用した SAP のリストアの実 行 (Oracle データベース上の SAP の場合のみ)

Oracle データベースの一部または全体のリストアを実行するには、有効なリストアのリス トを持っている必要があります。sapdba システムを使用し、特定の表領域のリストア、また はデータベース全体のリストアのリストを保持します。

個々の表領域またはデータベース全体をリストアする場合、ターゲットファイルの既存の コピーを削除するかどうかを確認するプロンプトが表示されます。その後、sapdba によっ て brrestore コマンドが実行されます。

brrestore によって、BID およびファイル名のリストが NetBackup for SAP の backint インターフェースに送信されます。 backint インターフェースでは、バックアップを実行 した正確な日付および時刻を参照し、NetBackup を使ってファイルのリカバリを行いま す。 backintインターフェースは、リストアの進捗状況を監視して、その状態を brrestore に通知します。

完了時に、backintインターフェースは、監査の目的で NetBackup リストアログのコピー を保存します。 次に、sapdba は、メディアリカバリなどの必要なデータベースリカバリを 提供し、データベースサーバーを再起動します。

brrestore を使用してデータベースファイルをリストアする方法

1

RMAN を使用しない Oracle 環境では、次のオプションを指定してコマンドを実行

します。

brrestore -d util_file -b last -m full -c force

2

RMAN を使用する Oracle 環境では、次のオプションを指定してコマンドを実行し

ます。

brrestore -d rman_util -b last -m full -c force

代替クライアントへのリダイレクトリストア (Oracle データ ベース上の SAP の場合のみ)

バックアップを提供したもともとのクライアント以外のクライアントに、SAP データベースを リストアするためのオプションがあります。別のクライアントにデータのリストアを行う処理 を、リダイレクトリストアと呼びます。

メモ: Oracle の古いリリースから新しいリリースへのリストアが可能な場合もあります。詳し くは、Oracle のマニュアルを参照してください。

リダイレクトリストアを実行するには、次の条件を満たしている必要があります。

ソースクライアントおよび宛先クライアントのコンピュータシステムアーキテクチャ、OS のバージョンおよびビットレベルが同じである。

ソースクライアントおよび宛先クライアントの Oracle RDBMS のバージョンが同じであ る。

リダイレクトリストアには次の処理があります。

NetBackup サーバーの構成。

ソースクライアントから宛先クライアントへのファイルのコピー。

NetBackup for SAP の宛先クライアントの構成。

リダイレクトリストアの実行。

次の手順では、各処理について説明します。リダイレクトリストアについて詳しくは、

『NetBackup 管理者ガイド Vol 1』を参照してください。

NetBackup サーバーを構成する方法

1

NetBackup 管理者としてログオンしていることを確認します。

2

NetBackup サーバーを構成して、リダイレクトリストアを許可します。

任意のクライアントからのリストアを許可します。

3 に進みます。

選択したクライアントのみからのリストアを許可します。

5 に進みます。

3

任意のクライアントから他の任意のクライアントのバックアップをリストアすることを許 可するには、NetBackup マスターサーバーに次のファイルを作成します。

Windows の場合:

C:¥Program Files¥NetBackup¥db¥altnames¥No.Restrictions UNIX または Linux の場合:

/usr/openv/netbackup/db/altnames/No.Restrictions

4

7 に進みます。

5

他のすべてのクライアントからのリストアを宛先クライアントにだけ許可するには、次 のファイルを作成します。

Windows の場合:

C:¥Program Files¥NetBackup¥db¥altnames¥client_name UNIX または Linux の場合:

/usr/openv/netbackup/db/altnames/client_name

ここで、client_name はリダイレクトリストアが実行可能な宛先クライアントの名前で す。

6

手順 5 を実行し、宛先クライアントにソースクライアントからのみリストアするよう制約 を課す場合は、NetBackup for SAP ソースクライアントの名前を client_name ファ イルに追加します。

7

宛先クライアントで、既存の制御ファイルをバックアップして、元の構成を保存します。

通常、これらのファイルは、$ORACLE_HOME/dbs(%ORACLE_HOME%¥database) ディ レクトリに格納されています。

NetBackup for SAP の宛先クライアントを構成する方法

1

宛先クライアントでクライアントパラメータを変更します。

次のいずれかを実行します。

宛先クライアント上の initSID.utl ファイルのクライアントパラメータをソースク ライアントの名前に変更します。

宛先クライアントの環境変数 SAP_CLIENT をソースクライアントの名前に設定し ます。次に例を示します。

SAP_CLIENT=source_client export SAP_CLIENT

環境変数 SAP_CLIENTは、initSID.utlファイルの値よりも優先度が高くなります。

2

(Windows) 宛先クライアントで、ソースクライアントと同様のファイルパスを作成しま

す。

次に例を示します。

ソースクライアントの実際のパス:

C:¥Oracle¥SAP

宛先クライアントの実際のパス:

C:¥Oracle¥SAP

3

(UNIX または Linux) 宛先クライアント上に、ソースクライアントの実際のパスへのシ

ンボリックリンクを作成します。SAP ファイルを指すディレクトリに対してシンボリックリ ンクを設定します。

構成および制御ファイルをコピーする方法 (UNIX または Linux)

◆ 構成および制御ファイルを、NetBackup for SAP のソースクライアントから NetBackup for SAP の宛先クライアントにコピーします。

次のファイルを、ソースクライアント (通常、$ORACLE_HOME/dbs) から宛先クライ アント上の同じ場所にコピーします。

initSID.sap initSID.utl initSID.ora initSID.dba

$SAPDATA_HOME/sapbackup ディレクトリを、ソースクライアントから宛先クライア ント上の同じ場所にコピーします。

構成および制御ファイルをコピーする方法 (Windows)

◆ 構成および制御ファイルを、NetBackup for SAP のソースクライアントから NetBackup for SAP の宛先クライアントにコピーします。

次のファイルを、ソースクライアント (通常、%ORACLE_HOME%¥database) から宛 先クライアント上の同じ場所にコピーします。

initSID.sap initSID.utl initSID.ora initSID.dba

%SAPDATA_HOME%¥sapbackup ディレクトリを、ソースクライアントから宛先クライ アント上の同じ場所にコピーします。

NetBackup for SAP のリダイレクトリストアを実行する方法

1

NetBackup for SAP の宛先クライアントにログオンします。

2

次のコマンドを入力します。

brrestore -d util_file -b last -m full

brrestore で -m dest_dir オプションを使用しないでください。このオプションを 使用すると、元のディレクトリではなく、指定したディレクトリにファイルがリストアされ ます。

SAP のリダイレクトリストアの環境例 (UNIX)

ここでは、リダイレクトリストアで restore_filter スクリプトを使用する方法について説 明します。

この例では、次の環境を想定しています。

ソースクライアント

実際のパスは、/home_db/oracle/sap です。

ソフトリンク /oracle/SAP(SAP はシステム ID) で、/home_db/oracle/sap が指 定されています。

宛先クライアント

実際のパスは、/home2/sap です。

ソフトリンク /oracle/SAP で、/home2/sap が指定されています。

ソフトリンク /home_db/oracle/sap を作成して、/home2/sap を指定します。

restore_filter スクリプトで、宛先クライアントの入力ファイルリストに指定されたパス を、ソースクライアントの実際のパスに置き換えます。 サンプルスクリプトは次のようになり ます。

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