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その5  カウリング

ドキュメント内 15 16 (ページ 52-55)

  カウリングは  エンジンと一体の成型です。

形はよく出ているので、カウルフラップが薄く見えるように、

後内側だけ  デザインナイフで削って薄くしました。

  プロペラは幅が広いので、ペーパーでバリを整形する際に 少し細めに削っておきます。

カウリング取り付けのため、胴体の最前部にプラ棒を接着し てカウリング支えとしておきました。 

  楽しい塗装です。

  まず、塗装前に機体外面を800番のペーパーで軽く均し、

沈頭鋲の端整な零戦らしく見えるように、お化粧前の素肌を 整えておきます。

  全面をMrサフェーサー1000で吹き、乾いたら、整形時に消 えたリベットやパネルラインをカルコなどを使って追加しまし た。

  塗装は全面MrカラーNo.35明灰白色としました。現代の 文明の利器エアブラシを使えばあっというまです。

  コクピット内は  後で、筆を上から入れて、見える範囲を機 体内部色で塗っておけば充分と思います。

  デカールはSUNDECALの零戦21型真珠湾攻撃隊セット の買いおきを使い、飛龍搭載機 B2-110  としました。

  最後に、デカール保護も兼ねて、半つや消しクリアーをエ アブラシで吹いておきました。

 

完成

   ピトー 管はシンチュウパイプと0.3mm洋白線の組み合わ せで自作し、アンテナ柱も金属線で自作し  完成です。

  以前は、パカパカと組んだだけで楽しかったので、スタイル の正確さやディテールなどについて一度も考えたことがなか ったことを思い出しました。当時は  ディテールという言葉そ のものが無かったと思います。

 1970年代のPPC開始以降、技術至上主義、ディテール至

上主義が先鋭化し、商業誌上でも、少しでもスタイルの欠点 があったり、ディテールが不足するキットは  「プラモデルで は無い」  呼ばわりされ、徹底的に否定されたプラモ暗黒時 代がありました。  せっかく確立された飛行機、AFVのジャン ルが非常に狭いものになり、精密化と高額化の隘路に嵌ま り込んで行き、プラモデル作りが楽しみから苦しみに変わ り、それが  プラモデルを子供達から遠ざける一因になった かもしれません。今また、艦船のジャンルがその道を歩みつ つあります。

 

 21世紀になっても、まだ  その技術至上主義、ディテール

至上主義の呪縛から解き放たれているとは 言い難いのです が、プラモデルの組み立てを純粋に心から楽しめる時代が  また来ることを切に願ってやみません。

  こうやってこのニチモのキットを改めて製作してみて、思い のほかスタイルがよく、現代でも立派に通用するなかなかの 佇まいだと個人的には感じております。 1/70ですが、1/72と の違いは 1.4%だけ、そう思えばたいしたことありません。

  CADもCAMも無かった1960年代に、製図板とノミと木型、

それに当時の金型加工機械だけで、これだけのものを生み 出した当時のニチモの方々の熱意と力量を感じます。

 

  また  B級キットコレクションに一機加わりました。

おつきあいいただき  ありがとうございました。

Vol.18 2010 June.   www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved 

       

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