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平成28年 度の 決算 審査 の概要 は以 上の とお り であ る 。  

本年度 の 決 算規 模 は , 一般会 計, 特別 会計 を 合わ せ た総 額 で ,歳 入4,77 1 億5,286 万円 ,歳出 4,638 億 3,693 万 円と なり ,前 年度 に 比べ歳 入で は 29 億 4,225 万円( 0.6% ), 歳出 で は17億6,160万 円( 0.4% ) そ れぞ れ 増 加して いる 。  

これを 決 算 収支 で み る と,形 式収 支( 歳入 歳 出差 引 額) か ら 事業 の 繰 越に 伴う 翌年 度へ の 繰越 財源 を差 し 引 いた 実質 収 支 は, 一 般会計 で 87 億 3,872 万円の 黒字 ,特 別 会計 で27 億5,086万円 (黒 字9 会計 ,赤 字 1 会計, 収支 均 衡3 会計 )の黒 字 , 総額 でも114億8,959万 円 の 黒字 決算 と な り ,単 年 度収支 にお いて も16億1,301万 円(一 般会 計 で3億7,822万 円 ,特 別会 計 で12億3,478万円 ) の 黒字 と な っ ている 。  

決算の 状 況 を一 般 会 計 ,特別 会計 を合 わせ た 総額 で みる と , 歳入 で は 調定 額に 対す る収 入 済額 の割 合は97. 3% と なっ て お り,121億182万円 の収 入未 済 額を生 じ て いる 。 この 主 なも のは ,一 般 会 計に おい て 市 税の42億5,520万 円な ど64億1,654万 円, 国 民健 康 保険 費特 別会 計 に おい て 33 億 6,870 万円, 住宅 新築 資金 等 貸付事 業費 特別 会 計に お い て 1 6 億 6,498 万 円で ある 。累 積す る収入 未済 額の 解消 は ,自主 財源 の確 保 や市 民 負担 の公 平を 期 す る観 点か ら も 極め て 重要で あり ,全 庁挙 げ て実効 のあ がる 滞 納対 策 によ り一 層取 り 組 むよ う要 望 す る。  

なお, 不 納 欠損 処 分 に ついて は, 今後 も滞 納 者の 実 態把 握 と 分析 を 強 化し ,不 納欠 損に 至 るま でに 適切 な 収 納努 力を 行 う など , 市民の 納付 意欲 を阻 害 するこ との ない よ う, 適 切な 債権 管理 に 努 めら れた い 。  

歳出で は ,予 算執 行率 は前年 度 に 比べ1 .8ポ イン ト 下回 る93.8% と なっ て いる 。未 執行 額309億1,939万 円 のう ち翌 年 度 繰越 額 は189億1,639万円 で ,前年度 に 比 べ72 億6,979万 円( 62.4% ) 増加 して お り ,経 済 対策に 沿っ た国 の補 正 予算に 呼応 する も のも 含 まれ るが 多額 の 繰 越額 が認 め ら れる の で,一 層の 計画 的, 効 率的な 事業 の推 進 に配 慮 され るよ う要 望 す る。  

また, 歳 入 ・歳 出 予 算 の執行 にあ たっ ては , 定期 監 査等 で 指 摘し た 事 項に つい て検 討・ 改 善を 図り ,適 正 な 事務 の執 行 に 向け 努 力され たい 。  

本市は , 事 務事 業 の 見 直しや 民間 活力 の積 極 的活 用 をは じ め とす る 行 財政 改革 に積 極的 に 取り 組み ,経 常 的 経費 の抑 制 や 公債 費 負担の 軽減 など 一定 の 成果を 挙げ てお り,

財 政 調 整 基 金 及 び 市 債 調 整 基 金 に 公 共 施 設 等 整 備 基 金 を 加 え た 3 基 金 残 高 は 平 成 20 年度 以 降増 加傾 向で ,本年 度 末残 高 は 前年 度 末 に比 べ27億2,465万 円増加 し ,383億 6,772万 円と な っ てい る 。 

しかし , 財 政指 標 を み ると起 債制 限比 率は 前 年度 に 比べ 改 善 して い る もの の, 経常 収支 比 率は 前年 度に 比 べ 悪化 し, 依 然 とし て 高い水 準を 示し てい る 。また ,歳 入面 で は市 た ばこ 税, 入湯 税 以 外の 各税 目 で 前年 度 を上回 って いる もの の ,今後 の経 済動 向 は先 行 きが 不透 明で あ り ,歳 出面 で は 岡山 市 第六次 総合 計画 に基 づ く新た な行 政需 要,

防災・減災事 業や少子高 齢化の進展 による社会保 障関係経費の増 加が 見 込まれ る中,地 方公 共 団体 の財 政の 健 全 化に 関す る 法 律の 趣 旨を踏 まえ ,健 全な 財 政運営 の確 保が 引 き続 き 強く 求め られ て い る。  

したが っ て ,今 後 の 市 政運営 にあ たっ ては , 市税 収 納率 の 向 上や 受 益 者負 担の 適正 化を 図 るな ど, 財源 の 確 保に なお 一 層 の創 意 工夫を 凝ら すと とも に ,事務 事業 の徹 底 した 精 査と 選択 によ っ て 行政 効果 の 向 上を 図 り,全 庁を 挙げ て市 民 福祉の 向上 と市 勢 の発 展 に鋭 意努 めら れ た い。  

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平 成 2 8 年 度 岡 山 市 基 金 運 用 状 況 審 査 意 見  

第 1   審 査 の 対 象  

平 成 2 8年 度 岡 山 市 土 地 開 発 基 金 運 用 状 況 報 告 書  

第 2   審 査 の 期 間  

平 成 2 9年 7 月 3 日 か ら   平 成 2 9年 8 月 2 2 日 ま で  

第 3   審 査 の 方 法  

審 査 に 当 た っ て は ,平 成 2 8年 度 岡 山 市 土 地 開 発 基 金 の 運 用 状 況 報 告 書 の 計 数 を 関 係 書 類 に よ り 確 認 す る と と も に , 設 置 目 的 に 従 い , 確 実 か つ 効 率 的 に 運 用 さ れ て い る か ど う か に つ い て 審 査 し た 。  

第 4   審 査 の 結 果  

審 査 に 付 さ れ た 基 金 の 運 用 状 況 報 告 書 の 計 数 は 正 確 で あ り , 運 用 状 況 も 適 正 な も の と 認 め た 。  

な お , 基 金 の 概 要 は , 次 の と お り で あ る 。  

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