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平成27年 度の 決算 審査 の概要 は以 上の とお り であ る 。  

本年度 の 決 算規 模 は , 一般会 計, 特別 会計 を 合わ せ た総 額 で ,歳 入4,74 2 億1,060 万円 ,歳出 4,620 億 7,533 万 円と なり ,前 年度 に 比べ歳 入で は 35 億 3,264 万円( 0.8% ), 歳出 で は52億8,143万 円( 1 .2% ) そ れぞ れ 増 加し てい る。  

これを 決 算 収支 で み る と,形 式収 支( 歳入 歳 出差 引 額) か ら 事業 の 繰 越に 伴う 翌年 度へ の 繰越 財源 を差 し 引 いた 実質 収 支 は, 一 般会計 で 83 億 6,050 万円の 黒字 ,特 別 会計 で15億1,607万円 (黒 字10会 計 ,赤字 1会計, 収支 均衡2会 計 )の黒 字 , 総額 でも 98億7,657万円 の 黒字決 算 と なっ てい る が,単 年度 収支 にお い ては24億4,723 万円 ( 一般 会計 で 18億4,310 万 円の 赤字 , 特別 会 計で6 億 413 万 円の赤 字) の赤 字 とな っ てい る。  

決算の 状 況 を一 般 会 計 ,特別 会計 を合 わせ た 総額 で みる と , 歳入 で は 調定 額に 対す る収 入 済額 の割 合は97. 1% と なっ て お り,1 28億2,743万 円の 収入 未 済額を 生 じ てい る。こ の主 なも のは,一 般 会計 にお い て 市税 の48億3,601万 円など69億8,378万 円,

国民 健 康保 険費 特別 会 計 にお い て 34 億 5,97 9 万 円, 住 宅 新築 資 金 等貸付 事業 費特 別 会計 に おい て 17 億 2,388 万 円で あ る 。累 積 す る収入 未済 額の 解消 は ,自主 財 源 の確 保や 市 民負 担の 公平 を 期 する 観点 か ら も極 め て重要 であ り, 全庁 挙 げて実 効の あが る 滞納 対 策に より 一層 取 り 組む よう 要 望 する 。  

なお, 不 納 欠損 処 分 に ついて は, 今後 も滞 納 者の 実 態把 握 と 分析 を 強 化し ,不 納欠 損に 至 るま でに 適切 な 収 納努 力を 行 う など , 市民の 納付 意欲 を阻 害 するこ との ない よ う, 適 切な 債権 管理 に 努 めら れた い 。  

歳出で は ,予 算執 行率 は前年 度 に 比べ0 .1ポ イン ト 下回 る95.6% と なっ て いる 。未 執行 額210億6,419万 円 のう ち翌 年 度 繰越 額 は116億4,659万円 で ,前年度 に 比 べ34 億7,742万 円( 42.6% ) 増加 して お り ,多 額 の繰越 額が 認め られ る ので, 一層 の計 画 的, 効 率的 な事 業の 推 進 に配 慮さ れ る よう 要 望する 。  

また, 歳 入 ・歳 出 予 算 の執行 にあ たっ ては , 定期 監 査等 で 指 摘し た 事 項に つい て検 討・ 改 善を 図り ,適 正 な 事務 の執 行 に 向け 努 力され たい 。  

本市は , 厳 しい 財 政 状 況の中 ,事 務事 業の 見 直し や 民間 活 力 の積 極 的 活用 をは じめ とす る 行財 政改 革に 積 極 的に 取り 組 み ,経 常 的経費 の抑 制や 公債 費 負担の 軽減 など 一 定の 成 果を 挙げ てお り , 財政 調整 基 金 及び 市 債調整 基金 に公 共施 設 等整備 基金 を加 え た3 基 金残 高は 平 成 20 年度 以降 増 加 傾向 で ,本年 度末 残高 は前 年 度末に 比 べ 24 億 4,602万 円増 加 し ,356億4,306万 円 と なっ て い る。  

しかし , 財 政指 標 を み ると公 債費 比率 及び 起 債制 限 比率 は い ずれ も 前 年度 に比 べ改 善し て いる が, 経常 収 支 比率 は前 年 度 と同 率 であり ,依 然と して 高 い水準 を示 して い る。 ま た, 歳入 面で は 市 税収 入は 減 少 し, 歳 出面で は岡 山市 第六 次 総合計 画に 基づ く 新た な 行政 需要 ,防 災・減 災事 業や少子高齢 化 の進展に伴う扶助 費 等 の 増加 が 見込 まれ る中 , 地方 公共 団体 の 財 政の 健全 化 に 関す る 法律の 趣旨 を踏 まえ , 健全な 財政 運営 の 確保 が 引き 続き 強く 求 め られ てい る 。  

したが っ て ,今 後 の 市 政運営 にあ たっ ては , 市税 収 納率 の 向 上や 受 益 者負 担の 適正

化を 図 るな ど, 財源 の 確 保に なお 一 層 の創 意 工夫を 凝ら すと とも に ,事務 事業 の徹 底 した 精 査と 選択 によ っ て 行政 効果 の 向 上を 図 り,全 庁を 挙げ て市 民 福祉の 向上 と市 勢 の発 展 に鋭 意努 めら れ た い。  

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平 成 2 7 年 度 岡 山 市 基 金 運 用 状 況 審 査 意 見  

第 1   審 査 の 対 象  

平 成 2 7年 度 岡 山 市 土 地 開 発 基 金 運 用 状 況 報 告 書  

第 2   審 査 の 期 間  

平 成 2 8年 7 月   1日 か ら   平 成 2 8年 8 月 2 3 日 ま で  

第 3   審 査 の 方 法  

審 査 に 当 た っ て は ,平 成 2 7年 度 岡 山 市 土 地 開 発 基 金 の 運 用 状 況 報 告 書 の 計 数 を 関 係 書 類 に よ り 確 認 す る と と も に , 設 置 目 的 に 従 い , 確 実 か つ 効 率 的 に 運 用 さ れ て い る か ど う か に つ い て 審 査 し た 。  

第 4   審 査 の 結 果  

審 査 に 付 さ れ た 基 金 の 運 用 状 況 報 告 書 の 計 数 は 正 確 で あ り , 運 用 状 況 も 適 正 な も の と 認 め た 。  

な お , 基 金 の 概 要 は , 次 の と お り で あ る 。  

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