第1節 ごみ排出抑制・リサイクルの目標値
環境基本計画目標年度である平成25年度と本計画期間の目標年度である平成32年度のごみ排 出抑制・リサイクルの目標値は以下のとおりです(詳細は資料編52ページ、資料5参照)。
1 ごみ量の目標
ごみ量(燃やすごみ、燃やさないごみ、粗大ごみ、事業系ごみ)を、平成 13 年度に対して、以 下のとおり削減します。
■ 環境基本計画目標年度(平成 25 年度):50%
■ 目標年度(平成 32 年度):54%
2 総ごみ排出量の目標
資源物や集団回収も含む市民 1 人 1 日あたりの総ごみ排出量を以下のとおり抑制します。
■ 環境基本計画目標年度(平成 25 年度):691g/ 人日 ■ 目標年度(平成 32 年度):678g/ 人日
3 リサイクル率の目標
リサイクル率の目標を以下のとおりとし、同規模の都市内におけるリサイクル率日本一を目指し ます。
■ 環境基本計画目標年度(平成 25 年度):55%
■ 目標年度(平成 32 年度):58%
t t
t
t
H H
実績
H
環境基本計 目標 度
H 目標 度
%減
%減 %減
図表 5-1 ごみ量(燃やすごみ、燃やさないごみ、粗大ごみ、事業系ごみ)の目標
t
t t
g 人日
g 人日
g 人日
H 実績
H
環境基本計 目標 度
H 目標 度 総 排出量 資源物 集団回収 含 市民 人 日あた
図表 5-2 総ごみ排出量の目標
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t t
t
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%
%
%
H 実績
H
環境基本計 目標 度
H 目標 度 総 排出量 総資源化量
イク 率
図表 5-3 リサイクル率の目標
第2節 計画推進体制
本計画の推進は行政のみではできません。様々な取組において市民や事業者の皆さんと連 携・協力しながら進めていく必要があります。そこで、以下の 3 点を基本方針として、計 画の推進体制づくりを進めます。
① 地域ごみ対策推進員等を中心とした地域でのごみ減量・資源化活動をより一層 充実させること
② 生ごみ減量など、様々な取組テーマに関わる市民・事業者・団体との連携を 深めること
③ ①の地域活動と②の市民・事業者・団体の活動との間で情報を共有し、連携を 図ることができるようにすること
1 地域活動の充実
地域ごみ対策推進員、文化センターを圏域としたごみ対策推進員協議会の活動を通じ、
地域におけるごみ減量・資源化の取組を充実します。
特に本計画に掲げられている以下の項目については、研修等を通じて推進員間の理解を 深め、地域の状況に応じた創意工夫ある取組につながるよう促します。
‧ 分別排出ルールの徹底
‧ 生ごみ減量の推進
‧ 集団回収の拡充
‧ 不法投棄対策の推進
2 市民・事業者・団体との連携
本計画の各種施策を推進するにあたり、学識経験者、市民、事業者などで構成する「(仮 称)府中市ごみ改革実行委員会」を設置し、進捗状況をチェックしながら、具体的な行動計 画などを協議します。また、NPO法人府中リサイクル推進協会やマイバッグ持参運動実行 委員会など既存団体との連携を図るとともに、次項3で述べる「連携の場」を通じて計画推 進に参画する個人・事業者・団体の輪を広げます。
図表 5-4 計画推進体制イメージ
3 「連携・共有の場」(仮称「循環型社会推進フォーラム」)の設置
現在実施されている年 1 回の「ごみ減量・リサイクル推進大会」をさらに充実させ、前 項1、2に関わる主体が情報を共有し、計画の推進に向けて連携し合う場とします。
例えば、「ごみ減量・リサイクル推進大会」に加え、年に1回程度のフォーラムを開催し、
ごみ減量やリサイクルに関係する団体や個人が一堂に集い合い、それぞれの活動の報告や連 絡を行います。その他に毎回テーマを決めて、関係者によるレクチャーや研修を行うなど、
啓発の機会として活用するよう努めます。
((仮称仮称))府府中市中市ごみごみ改改革革実実行行委委員員会会 ((1010~~1155名程名程度度))
商店街 代表
NPO 自治会
代表
有志市民 ごみ対策
推進員
事業者 代表
(活動内容)
・意見・ デ の採用 普及
・数値目標の進捗管理
・排出抑制を促す仕組みの検討 (意見や行動を促す仕組み)
処理業者 代表
(事務局) 府中市
一般の市民・事業者 意見
デ 要望
推進する取組、
行動・成果 対する 評価
実実行行予予算算
第3節 PDCA による計画推進
市が行う事業については、効率性を考慮した事業運営が求められています。ごみ処理事業 においても、事業に係る経費を把握し、費用対効果を踏まえた施策展開を行うとともに、そ れらの施策が環境負荷の低減やごみの減量に効果をもたらすよう効率的かつ効果的な事業 展開を図ります。
本計画の推進にあたり、ごみ排出抑制・リサイクルの目標及び環境負荷に係る指標などを 参考に、各種施策についての進捗状況を評価・点検し、必要に応じて改善を図ります。
事業に係る経費については、国が策定する一般廃棄物会計基準を取り入れるなど、客観的 な把握に努めることで、事業運営のあり方やごみ減量施策などに関する費用対効果の検証を 行います。また、重点施策等の推進にあたっては、より詳細なアクションプランを策定する ものとします。
図表 5-5 PDCAサイクルによる計画の推進
Plan Do Check Action
基本計画、アクショ ンプランの策定
生ごみ減量、PR 活 動などの実施
評価・点検 改善策の検討