生成した地震そのものが,低層波地震であったということである.これまで知られている 地殻内低周波地震は,モホ面近傍の地震か火山の火口村近などで発生したものが大部分で あるので,深さ
6km
前後での低周波地震が,2
次的表面波の助けを借りてではあるが,確 認されたことの意義は大きい.思5‑14
は岩手山とその毘辺で発生した地震の震源分布仁 地殻変動の圧力源恕長鰐期地震の震源、を示したものである [NISHIMURAe t a 1 . ( 2 0 0 0 ) ] .
山山国の東髄の深さ
8km
付近では低周波地震の発生が知られているが,低周波余震;ま れに近い深さで 加なクラスターを形成する地殻浅部低題波地震群であることがわかっ上限は 3Hzに設定した.震源時間関数は単発の三三角形パルスを与えた. 2儲の地震につい の解析結果を図
5‑16
と図5‑17
に示す.高周波地震に対する解(図5 ‑ 1 6 )
は接ずれ型,低周波地震に対する解(国
5 ‑ 1 7 )
は非ダブルカップル成分が多い正断署型である.観顎波 形と理論波形を比較すると,図シ1 6
のM
百(,図5‑17
のHSB
などはよヒ較的よく一致して いるが,南地震ともANS
のt r a n s v e r s e
成分の一致が悪く,解析結果はまだ予婿的なもの と見たほうがよい.図5‑17
の解は非ダブルカップル或分または体積変化成分が大きいが,体積変化がないことを拘束条件にして求めたそーメントテンソん解が図
5‑18
で為る.この 場合はほ段耗粋な正断層型となる 図5‑17
と留5‑18
の理論波形を比較すると,非ダブル カップル成分は波影にあまり大きな影響は与えていないことがわかる.従って,図5‑17
のきな非ダブルカップル成分は有意なものとは考えていない.
解の精度には若干問題があるが,低潤波余撲について横ずれ型や正断腫型の解が得られ たことは,
P
波初動からの結果(海野・他,1 9 9 8 )
と調和的である.ただし,解析部が決 定的に不足しているので,結果を一般化することはできない.5‑7. 岩手山周辺の地殻活動
0 9 / 0 5 / 9 8 0 0 : 4 6
39.771N, 140.958巳 7.0km MO= 0.105E+15Nm (Mw忽3.3) t1需0.16s,包=0.325,5tart=1.485 5trike=145.3, dip=40.7, rake=・102.3 error= 0.894 [lnver5ionJ
filter: 0.0・3.0Hz,5ampling=25.0Hz
i I I I I I I
o 1 2 3 4 5 6 Time [5]
0.80 ....,,........ 1¥11
NS̲R IV¥ 0.50 ANS T • 0.60
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o 1 2 3 4 5 6 0 1 2 3 4 5 6 0 1 忽 3 4 5 6
Time [5J Time [ 5 ] γ i m e [5J 国5‑18.国5
ぺ
7と関じ地震に対して宅体積変化がない拘束集件付の波形 インバージョンの結果の例.国の上 iま欝漉時間関数とモーメントテンソル 解(下半球投影)を宅下は程潤波形と理論波形の比較を示す.,低周波余震は地設内低周波地震であったと考えられるが,では,低 周波地震そのものはどのようにして発生したのであろうか?低周波地震には種々のものが
5‑5
で述べたよう知られているが,主なものは,モホ面近接の深部低周波徹小地震か,火山の火口近傍の浅 発地震である.今回観測した低男波地震の震源の深さは
6km
前後であり,上記のものと岩手山鹿辺では
1998
年から特に岩手山西部を震源とした火出性地震活動が活発になっ が,それに先行する1995
年に,岩手出出頂から数km
東関の深さ8km
前後での低周波 地震活動が活発になったことが知られている[東北大学理学部地譲予知・噴火予知観測セ ンター( 1 9 9 5 )
,東北大学大学院理学揖究科地震・噴火予知研究観測センタ…( 1 9 9 8 ) ] .
こ の深さは,今回観測された低周波地震の震源の深さに近い.一方, GPSを用いた地殻変動 説測によって,岩手山西部での出体の膨張が観測され,それと同時期に活発化した火山性 地震活動も,マグマの上昇に起因すると考えられている [MIじまAe t a 1 . ( 2 0 0 0 ) ] .
さらに,岩手山間部では卓越周期
1 0
秒程度の超低周波披動が観誕されマグマまたは熱水の移動に よると考えられている [NrSHIMURAe t a 1 . ( 2 0 0 0 ) ]
.このように 岩手県内陸北部地震の発 生前に,岩手出題辺部ではマグマまたは熱水に起関すると考えられる種々の現象が発生し .今回観測した低題波余震の震源は, MruRAe t a 1 .
(2000)が推定した圧力漉,及びNrSHIMURA
e t a 1 .
(2000)が推定した超低周波振動の震源からは,わずか5km
程度南に離れ はj奈さが異なる.てい
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9/4 12/1
11/1
3988
916
図5‑19. 岩手県内陸北部地震の余震の時空間分希.構軸が日付で縦軸詰経度(上)友ぴ緯 震(下).図の左側誌9月から 12月までのプロットで,右1
t 1
11は左の菌の最初の部分〈膏紫が 灰色で示される期間)を抵大して示したもの.卓越関波数に基づ窓,余撲を低爵波(黒丸),高島波〈自丸),それらの中需(灰色の丸)とI2S:JjlJして示す.左側の留で地麓が存在し本いと ころはヂー夕方ず不十分立期間.
9/5 Date 9/4
1211 11/1
Date
9/3
ているだけである.従って,低周波余震の発生にも マグマの上昇が何らかの影響を及ぼ していると考えられる.地殻変動の観測から マグマは岩手山の西部山体下に上昇してき たと考えられるから 低周波余震の発生にはマグマそのものではなく マグマから派生し た流体が関与したという方が考えやすい.
5‑8. 低周波地震発生の時系列
我々のアレイ観測は本震発生直前から行われたので低周波地震発生の時間的経過を,本 震発生直後から調べることができた.図
5‑19
は図5‑12
で低周波・高周波・それらの中間 に分類した余震の時空間分布をプロットしたものである.データをすべて調べ尽くしては言1.0
~ 0.8
凶
ω 0.6
CJ)
ω 0.4 c
き
0.2 (f) 0.0ロ3 Q) て3
360
.:; 180
E コ
N
〈
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ω1.0 u c cl3
£コ
~ 0.5
CJ)
× ω
~ 0.0
0 9 / 0 4 / 9 8 0 4 : 4 2 S h i z u k u i s h i ( 4
・1 6Hz)
(39.763N,140.877E, 8.6km, M=2.9)
o
2 4 6 8Time [5]