また、試験問題文中の「医薬品医療機器等法」は、 「医薬品、医療機器等の品質、
有効性及び安全性の確保等に関する法律」 、 「PMDA」は、 「独立行政法人医薬品 医療機器総合機構」の略称です。
受 験 番 号 氏 名
4 5 兵庫 太郎
1 問1
消化器系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 食道の上端と下端には括約筋があり、胃の内容物が食道や咽頭に逆流しな いように防いでいる。
b 食道は喉もとから上腹部のみぞおち近くまで続く管状の器官で、消化液を 分泌する。
c 唾液には、口腔くう粘膜の保護・洗浄・殺菌作用があり、口腔くう内のpHは酸性 に保たれている。
d 飲食物の嚥えん下の際には、喉頭の入り口の弁(喉頭蓋)が開くことで、飲食 物が食道に送られる。
a b c d 1 誤 正 正 誤 2 正 誤 正 誤 3 正 正 誤 正 4 正 誤 誤 誤 5 誤 誤 誤 誤
問2
肝臓に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。
a 肝臓には、アンモニアを無害な尿酸へと代謝する働きがある。
b 皮下組織等に蓄えられた脂質は、肝臓に運ばれてからエネルギー源として 利用可能な形に代謝される。
c 肝臓では、バリンやロイシンが生合成される。
d 肝臓において産生される生体物質には、コレステロール、血液凝固因子、
アルブミンなどがある。
1(a、b) 2(a、c) 3(b、d) 4(c、d)
Ⅲ 人体の働きと医薬品
2 問3
呼吸器系における生体防御に関する記述の正誤について、正しい組み合わせは どれか。
a 喉頭はリンパ組織が集まってできており、気道に侵入してくる細菌やウイ ルスに対する免疫反応を行う。
b 鼻汁に含まれるリソソームは、気道の防御機構として働く。
c 鼻腔くうの内壁は、吸入された空気との接触面積を広げ、適度な湿り気と温も りを与えて、乾燥した冷たい外気の侵入を防ぐ。
d 吸い込まれた細菌などの異物は、気道粘膜から分泌される粘液にからめ取 られ、線毛運動によって、気道内部から咽頭に向けて排出され、唾液ととも に嚥えん下される。
a b c d 1 正 誤 正 正 2 正 正 正 誤 3 正 正 誤 誤 4 誤 正 誤 正 5 誤 誤 正 正
問4
大腸に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。
a 大腸では、消化はほとんど行われない。
b 大腸には、小腸と同様に内壁粘膜に 絨じゅう毛がある。
c 大腸は、盲腸、虫垂、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸か らなる。
d 大腸の腸内細菌は、血液凝固や骨へのカルシウム定着に必要なビタミンE を産生している。
1(a、b) 2(a、c) 3(b、d) 4(c、d)
3 問5
循環器系に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。
a 血管系は心臓を中心とする閉鎖循環系であるのに対し、リンパ系は開放循 環系である。
b 心臓の右側部分(右心房、右心室)は、全身から集まってきた血液を肺へ 送り出し、肺でガス交換が行われた血液は、心臓の左側部分(左心房、左心 室)に入り、全身に送り出される。
c 血管壁にかかる圧力を血圧といい、主に血管が収縮したときの血圧を最大 血圧という。
d 動脈やリンパ管には、逆流防止のための弁がある。
1(a、b) 2(a、c) 3(b、d) 4(c、d)
問6
泌尿器系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 腎臓は、横隔膜の下、背骨の左右両側に位置する一対の臓器である。
b 腎臓の基本的な機能単位をネフロンと呼び、糸球体、ボウマン囊のう、集合管 から構成される。
c 腎臓は、血液の量と組成を維持することにより、血圧を一定範囲内に保つ 上で重要な役割を担っている。
d 腎臓で作られた尿は、膀胱ぼうこうで一時的に溜められた後、尿管を通って体外へ と排出される。
a b c d 1 誤 正 正 誤 2 正 正 誤 正 3 正 誤 正 誤 4 誤 正 誤 正 5 正 誤 正 正
4 問7
感覚器官の部位の名称とその働きの組み合わせについて、誤っているものはど れか。
[部位の名称]
1 虹彩・・・・・・・・・・・・・・・
2 毛様体・・・・・・・・・・・・・・
3 耳石器官 ・・・・・・・・・・・・
4 鼻腔くう上部の神経細胞(嗅細胞)・・・
[働き]
眼球内に入る光の量を調節する 遠近の焦点を調節する
体の回転や傾きを感知する においを感知する
問8
感覚器官に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 紫外線を含む光に長時間曝さらされ、主に網膜に損傷を生じた状態を雪眼炎(又 は雪目)という。
b ビタミンAが不足すると、光を感じる細胞の働きが悪くなり、夜間視力の 低下(夜盲症)を生じる。
c 鼻腔くう粘膜が腫れると副鼻腔くうの開口部がふさがりやすくなり、副鼻腔くうに炎症 を生じることがある。
d 鼓室は、耳管で咽頭と通じているため、ウイルスや細菌による感染が起こ ることがある。
a b c d 1 正 正 誤 誤 2 正 誤 正 誤 3 誤 正 正 正 4 正 誤 誤 正 5 誤 正 誤 正
5 問9
骨格系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 骨組織を構成する有機質は、炭酸カルシウムやリン酸カルシウム等の石灰 質からなる。
b 骨密度は、骨吸収と骨形成のバランスが取られることにより、一定に保た れる。
c 骨の関節面は弾力性に富む柔らかな軟骨層(関節軟骨)に覆われ、これが 衝撃を和らげ、関節の動きを滑らかにしている。
d すべての骨の骨髄で造血が行われるわけでなく、主として胸骨、肋ろっ骨、脊 椎、骨盤、大腿たい骨などが造血機能を担う。
a b c d 1 正 誤 正 誤 2 正 誤 正 正 3 正 正 誤 誤 4 誤 正 正 正 5 誤 正 誤 正
問10
筋組織に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 心筋は、筋線維に骨格筋のような横縞しま模様があり、強い収縮力と持久力を 兼ね備えている。
b 平滑筋は、筋線維に骨格筋のような横縞しま模様がなく、消化管壁、血管壁、膀胱ぼうこう 等に分布している。
c 随意筋(骨格筋)は、収縮力が強いが、疲労しやすく、長時間の動作は難 しい。
d 不随意筋(平滑筋及び心筋)は、体性神経系に支配されている。
a b c d 1 正 誤 正 正 2 正 正 正 誤 3 正 正 誤 誤 4 誤 正 誤 正 5 誤 誤 正 正
6 問11
脳や神経系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 小児では、成人と比較して血液脳関門が発達しているため、循環血液中に 移行した医薬品の成分が脳の組織に到達しにくい。
b 脳の血管は末梢に比べて物質の透過に関する選択性が高く、タンパク質や イオン化した物質は血液中から脳の組織へ移行しにくい。
c 副交感神経の節後線維の末端から放出される主な神経伝達物質はアセチル コリンである。
d 交感神経系の活動が活発になると心拍数は増加に転じる。
a b c d 1 正 誤 正 誤 2 正 誤 誤 正 3 誤 正 正 正 4 誤 正 誤 正 5 誤 誤 正 正
問12
医薬品の吸収、分布、代謝、排泄せつに関する記述の正誤について、正しい組み合 わせはどれか。
a 一般的に、経口投与後に全身循環に移行する有効成分量は、消化管で吸収 された量よりも、肝初回通過効果を受けた分だけ少なくなる。
b 血 漿しょうタンパク質と結合して複合体を形成している有効成分は、薬物代謝酵 素による代謝を受けやすい。
c 肝機能が低下した人では医薬品を代謝する能力が低いため、正常な人に比 べて効き目が過剰に現れたり、副作用を生じやすくなったりする。
d 腎機能が低下した人では、正常の人よりも有効成分の尿中への排泄せつが遅れ、
血中濃度が下がりにくい。
a b c d 1 誤 正 正 誤 2 正 誤 正 正 3 正 正 正 正 4 正 誤 正 誤 5 誤 正 誤 正
7 問13
全身的に現れる医薬品の副作用に関する記述について、正しいものの組み合わ せはどれか。
a アナフィラキシーは、生体の異物に対する遅延型アレルギー反応の一種で、
発症した後の進行は遅い。
b 偽アルドステロン症は、低カリウム血症を伴う高血圧症を示し、四肢の脱 力や頭重感などが主な症状となる。
c 医薬品の副作用として現れる皮膚粘膜眼症候群は、発症機序が判明してお り、発症の予測が可能である。
d ステロイド性抗炎症薬により、細菌やウイルスの感染に対する抵抗力が弱 くなり、易感染性をもたらすことがある。
1(a、b) 2(a、c) 3(b、d) 4(c、d)
問14
一般用医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれ か。
a 副作用は、医薬品服用時のアルコールの飲用が原因で起きる場合がある。
b 医薬品は、十分注意して適正に使用された場合でも副作用を生じることが ある。
c 中毒性表皮壊死融解症は非常に発生頻度が高く、重篤な疾患であるため注 意が必要である。
d 厚生労働省が公表している「重篤副作用疾患別対応マニュアル」には、一 般用医薬品によって発生する副作用については記載されていない。
a b c d 1 正 正 正 誤 2 正 正 誤 正 3 正 正 誤 誤 4 誤 誤 正 誤 5 誤 正 誤 正
8 問15
医薬品による肝機能障害に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはど れか。
a 医薬品の有効成分又はその代謝物による直接的肝毒性が原因の一つであ る。
b 医薬品の有効成分に対する抗原抗体反応が原因の一つである。
c 主な症状には、全身の倦けん怠感、黄疸だん等がある。
d 軽度の場合、自覚症状がなく、健康診断等の血液検査(肝機能検査値の悪 化)で初めて判明することが多い。
a b c d 1 正 正 正 誤 2 正 正 誤 正 3 正 誤 正 正 4 誤 正 正 正 5 正 正 正 正
問16
外皮系に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合 わせはどれか。なお、2箇所の( a )内は、いずれも同じ字句が入る。
( a )は、線維性のタンパク質である( b )でできた板状の細胞と、
リン脂質の一種である( c )を主成分とする細胞間脂質で構成されており、
皮膚のバリア機能を担っている。皮膚に物理的な刺激が繰り返されると( a ) が肥厚して、たこやうおのめができる。
a b c
1 2 3 4 5
角質層 角質層 角質層 皮下脂肪層 皮下脂肪層
セラミド メラニン ケラチン セラミド ケラチン
ケラチン ケラチン セラミド ケラチン セラミド