10. 初回起動時の作業
10.3. この後の作業
ユーザーやグループの登録は、「グループ管理スタートアップガイド」をご覧ください。
アプリの作成は、「ファーストステップガイド」をご覧ください。
添付資料 A Apache との連携
Apache経由でアプリケーションにアクセスするには、ApacheとTomcatの連携が必要です。本書では、
Apache2.2から対応しているTomcat連携モジュール「mod_proxy_ajp」を使用して連携します。
「mod_proxy_ajp」モジュールは、Apache導入時にインストールします。
[1] Apache の設定
RakWDB、RakSSO21、マニュアルの Apacheとの連携設定をおこないます。
「{APACHE_HOME}/conf/httpd.conf」ファイルに以下を設定します。
<Location /RakWDB/>
ProxyPass ajp://localhost:8009/RakWDB/
</Location>
<Location /RakSSO21/>
ProxyPass ajp://localhost:8009/RakSSO21/
</Location>
<Location /manual/>
ProxyPass ajp://localhost:8009/manual/
</Location>
例 1 httpd.conf
Tomcat 9.0.31 以降を使用する場合は、AJP 接続の認可設定もおこないます。
ProxyPassの最後にsecretを追加し、パスワード文字列(簡単に推測できない文字列)を指定します。
<Location /RakWDB/>
ProxyPass ajp://localhost:8009/RakWDB/ secret=******
</Location>
<Location /RakSSO21/>
ProxyPass ajp://localhost:8009/RakSSO21/ secret=******
</Location>
<Location /manual/>
ProxyPass ajp://localhost:8009/manual/ secret=******
</Location>
例 2 Tomcat 9.0.31 以降のhttpd.conf
[2] Tomcat の設定
(1) server.xml ファイルの設定
{TOMCAT_HOME}/conf/server.xml ファイルを開きます。
① Tomcat コネクタの確認
ApacheからTomcatへはAJP/1.3プロトコルを使用し8009番ポートで接続します。
以下の設定がされていることを確認します。
<Connector port="8009" protocol="AJP/1.3" redirectPort="8443" />
例 3 Tomcat 9.0.30 以前のserver.xml
Tomcat 9.0.31 以降では AJP 接続の認可設定が必要です。
認可設定を行うには Apache 2.4.43 以降が必要です。
デフォルトでは AJP/1.3 プロトコルの設定が無効になっているため、コメントアウトを外 してください。
<!--
<Connector protocol="AJP/1.3"
address="::1"
port="8009"
redirectPort="8443" />
-->
例 4 Tomcat 9.0.31 以降のserver.xml
addressにバインドさせるIPアドレスを設定します。
APサーバーとWEBサーバーのIPアドレスが異なる場合は、APサーバーのIPアドレス、
または"0.0.0.0" か IPv6形式の"::"である必要があります。
secretを追加し、Apacheのserver.xmlファイルで設定したパスワードを記述します。
<Connector protocol="AJP/1.3"
address="localhost"
port="8009"
redirectPort="8443"
secret="******" />
例 5 Tomcat 9.0.31 以降のserver.xml の設定例
② Tomcat の Web サーバー機能無効化
TomcatもWebサーバー機能を持っていますが、外部に公開する場合は、セキュリティ的
な観点から推奨されません。
そのため、以下の箇所をコメントアウトし、Tomcatが使用する8080ポートからのアクセ スを防ぎます。
<Connector port="8080" protocol="HTTP/1.1"
connectionTimeout="20000"
redirectPort="8443" />
例 6 設定前のserver.xml
<!--
<Connector port="8080" protocol="HTTP/1.1"
connectionTimeout="20000"
redirectPort="8443" />
-->
例 7 設定後のserver.xml
(2) Tomcat 再起動
Tomcatを再起動します。
(3) Tomcat の Web サーバー機能停止確認
以下のURLをブラウザで開き、Tomcatの画面が表示されないことを確認します。
http://<ホスト名 or IPアドレス>:8080/
図 2 Internet Explorerで表示したとき
8080ポートが閉じられていない場合は、以下の画面が表示されます。
TOPICS: Apache2.4 での Apache と Tomcat の連携
Apache2.4でmod_proxy-ajpを利用してApacheとTomcatを連携する 場合、{APACHE_HOME}/conf/httpd.conf に「mod_proxy」と
「mod_proxy_ajp」用のモジュールを読み込む設定をする必要があります。
デフォルトでは以下の記述がコメントアウトされていますので、コメントアウト を外して、Apacheを再起動します。
LoadModule proxy_module modules/mod_proxy.so
LoadModule proxy_ajp_module modules/mod_proxy_ajp.so
添付資料 B JVM サイズの設定
Tomcatが利用するJVM(Java仮想マシン)のヒープ領域とMetaspace領域の初期サイズと最大サイズ
を設定する手順を説明します。
TOPICS: JVM のメモリ領域について
JVMのメモリ領域はヒープ領域とネイティブ領域に分けられます。ヒープ領 域はインスタンス化されたオブジェクトの情報などが格納されます。
ネイティブ領域は、OSが管理する領域です。Metaspace領域はその中の1つで、クラ スやメソッドの情報が格納されます。
図 3 JVMのメモリ領域構成
Tomcat 起動時に Metaspace 領域およびヒープ領域は初期サイズで指定された大きさ
で作成されます。メモリが必要になったとき最大メモリサイズまで自動的に拡張され ます。
図 4 メモリのサイズ設定 Metaspace
領域
ヒープ領域 ネイティブ領域
ThreadStack 領域 C Heap
領域
Metaspace領域 初期サイズ
(-XX:MetaspaceSize)
最大サイズ
(-XX:MaxMetaspaceSize)
初期サイズ
(-Xms)
最大サイズ
(-Xmx)
ネイティブ領域 ヒープ領域
B.1.ヒープ領域のサイズ設定
「java.lang.OutOfMemoryError : Java heap space」エラーが発生し、処理が中断することがあります。こ のエラーが発生する場合は、ヒープ領域の設定を見直します。
本書では、ヒープ領域初期サイズに256MB、ヒープ領域最大サイズに512MBを設定します。サイズは 実行環境にあわせて設定してください。
[1] JVM のヒープ領域サイズ設定
「{TOMCAT_HOME}/bin/」ディレクトリに「setenv.sh」ファイルを作成します。「setenv.sh」フ ァイルに環境変数「CATALINA_OPTS」を設定し、JVMオプションのヒープ領域初期サイズ(-Xms)、 ヒープ領域最大サイズ(-Xmx)を設定します。
CATALINA_OPTS="-server -Xms256m -Xmx512m"
例 8 setenv.sh
[2] 実行権限の設定
「setenv.sh」ファイルに、Tomcatの起動ユーザーの実行権限を付与します。
chmod 755 setenv.sh
例 9 実行権限付与コマンド
[3] Tomcat の再起動
Tomcatを起動したとき(catalina.sh実行時)、「setenv.sh」ファイルに設定した内容が読み込まれま す。
B.2.Metaspace 領域の制限方法
Java8 以降の Metaspace 領域は、必要に応じて自動的に拡張します。デフォルトでは、サイスの制限が
ありません。他のソフトウェアとの兼ね合いでメモリ使用量を制限する場合は、Metaspace 領域の最大 サイズを指定します。
本書では、Metaspace 領域初期サイズに 128MB、Metaspace 領域最大サイズに256MBを設定します。
サイズは、実行環境にあわせて設定してください。
[1] Metaspace 領域の最大サイズの設定
「{CATALINA_HOME}/bin/」ディレクトリに「setenv.sh」ファイルを作成します。
「setenv.sh」ファイルに環境変数「CATALINA_OPTS」を設定し、JVM オプションの Metaspace 領域初期サイズ(-XX:MetaspaceSize)、Metaspace 領域最大サイズ(-XX:MaxMetaspaceSize)を設 定します。
CATALINA_OPTS="-server -Xms256m -Xmx512m -XX:MetaspaceSize=128m -XX:MaxMetaspaceSize=256m"
例 10 setenv.sh
[2] 実行権限の設定
「setenv.sh」ファイルにTomcatの起動ユーザーの実行権限を付与します。
chmod 755 setenv.sh
例 11 実行権限付与コマンド
添付資料 C サーバー移設時の作業
ホスト名、IPアドレスが変わった場合に必要な作業を説明します。
C.1.楽々Web データベースのサーバーURL の更新
[1] アプリケーションRakWDBにアクセスし、adminでログインします。
[2] 歯車のアイコンをクリックし、管理モードを表示します。システム設定 > サーバー設定 > 全般 の「サーバーのURL」を更新します。
http://<ホスト名 or IPアドレス>:<ポート番号(デフォルト:8080)>
C.2.SeiDataSource.xml などの編集
各アプリケーションのSeiDataSource.xml、SeiConfig.xmlの "RakWebDB.ManualURL" で「ホスト名」
「IPアドレス」で記述している箇所を、現在の構成に合うように変更します。
楽々Web データベースの設定 については 5.楽々Web データベースの設定、 楽々Single Sign-On の設 定については 0.例)
楽々Single Sign-Onの設定 をご参照ください。
C.3.ライセンスの再登録
サーバー変更後は、ライセンス再登録が必要です。
ライセンス登録の手順については、10.1 ライセンス登録 をご参照ください。