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このような事業の性質を考慮すれば、本件市街地再開発事業についての構成員の意 向や判断、あるいはその理由に当たる内容は、これを公開することにより、関係者の

利害に予期しない影響を与え、このことによって事業化への取組みが円滑に進まなく なるおそれがあるものと認められる。

よって、要点録中の本件市街地再開発事業についての構成員の意向や判断、あるい はその理由に当たる内容は、公にすることにより、法人等の権利、競争上の地位その 他正当な利益を害すると認められるものであり、条例5条3号に該当するものである ため、公開すべきものとはいえない。

6 条例5条4号該当情報について

⑴ 次に、条例5条4号の任意提供情報として非公開とされた情報については、大きく 次の4つに分類することができる。

ア 要点録中の発言者の名称と、その内容から発言者を類推できる発言 イ 協議会の配付資料のうち、構成員から提供を受けたもの

ウ 議事録の議事要旨中の議案番号と枚方市挨拶以外の内容 エ 設立総会の配布資料

これらの情報の非公開理由について、実施機関は次のように説明している。

① 要点録や構成員提供資料は、その会則で会議の非公開が定められているので、全 体として、公にしないとの条件で任意に提供された情報に当たるものであるが、本 件処分に当たっては、協議会が、市の主導で組織されたものであることを踏まえ、

ア及びイ並びに条例5条1号、3号及び6号に該当する情報を除き、公開すること とした。

② 会議録や設立総会の配布資料は、公にしないと取り決めた上で提供を受けたもの であり、要点録や構成員提供資料と同じく、全体として、公にしないとの条件で任 意に提供された情報に当たり、かつ、準備組合については、地権者の発意によって 任意に組織された団体であることから、ウ及びエを除く情報に限り、公開すること

とした。

⑵ 民間事業者が参画して施行される市街地再開発事業の性質については5⑶に述べた とおりであり、そうであれば、少なくとも市街地再開発組合が発足していない段階に おいて、構成員が、協議会や準備組合における協議や検討の内容が公にされないよう 望み、かつ、市に情報を提供するに当たって、これを公にしないよう条件を付するこ とは、合理的であるといえる。

よって、6⑴のアからエまでの情報は、法人等に関する情報のうち、実施機関の要 請を受けて、公にしないとの条件で任意に提供されたものであって、当該条件を付す ることが当該情報の性質、当時の状況等に照らして合理的であると認められるもので あるため、条例5条4号の情報に該当し、したがって公開すべきものとはいえない。

7 条例5条6号該当情報について

⑴ 最後に、条例5条6号の審議等に関する情報とされたのは、第2回協議会の要点録 中の発言の一部で、実施機関は、この部分を公にすると、率直な意見の交換が妨げら れあるいは今後の意思決定の中立性が損なわれ、ひいては市が目指すまちづくりの推 進が困難になると主張している。

審査会で該当する発言を個別に見分したところ、その内容は、構成員が、再開発後 のまちのイメージについて具体的に言及し、あるいは市の提示した資料の内容につい て率直な意見を述べたものであることが認められた。

⑵ 協議会は、構成員が第三者との利害関係を離れて率直な意見を交換することができ るようにするため、その会議を非公開とする旨を定める会則の下に実施機関が組織し たものであり、このような協議会の性質や、5⑶の性質を踏まえるならば、該当する 発言は、公にすることにより、率直な意見の交換若しくは意思決定の中立性が不当に 損なわれると認められるものであるため、条例5条6号に該当し、したがって公開す べきものとはいえない。

8 以上のように、本件処分により非公開とされた情報の中に、公開すべきといえるもの は含まれていないと認められる。

しかし、本件処分については、3の回答において、保有情報部分公開決定通知書にお いて適用するとされた条項が特段の説明もなく除かれていたり、あるいは同通知書にお いて、個人情報として条例5条1号を当然に適用すべき箇所が脱落していたりと、非公

第七 審査会の処理経過

年 月 日 処 理 内 容 令和元年(2019年)

11月15日 諮問書の収受

令和元年(2019年)

11月18日

事務局からの事案説明、審査請求人からの口頭意見陳 述、審査請求人から実施機関への質疑応答、当審査会か ら審査請求人への質疑応答、実施機関からの説明、当審 査会から実施機関への質疑応答、審査

令和2年(2020年)

2月20日 審査 令和2年(2020年)

3月19日 審査、答申

平成29913 条例第40 23号)の全部を改正する。 13条) 16条) 市政に関する市民の知る権利を保障 市民の市政参加を促進し、もって地方自治の とは、市長、教育委員会、選挙管理委員会、公平委 上下水道事業管理者、病院事業 実施機関の職員が職務上作成し、又は取得した文 磁気的方式その他人の知覚によっては認識するこ 以下同じ。であって、当該実施機関の職員 (官報、白書、新聞、雑誌、 (第19条第1項に 以下「公文書」という。に記載され、又は記録さ この条例を 個人に関する情報が正当な理由

(公開請求権等) 第4条次に掲げるもの(以下「公開請求権者」という。は、この条例の定めるところに より、実施機関に対し、当該実施機関の保有する保有情報の公開(第6号に掲げるものに あっては、そのものが有する利害関係に係る保有情報の公開に限る。を請求することが できる。 (1)市内に住所を有する者 (2)市内に事務所又は事業所を有する個人及び法人その他の団体 (3)市内の事務所又は事業所に勤務する者 (4)市内の学校に在学する者 (5)市税の納税義務を有する者 (6)前各号に掲げるもののほか、実施機関が行う事務事業に利害関係を有するもの 公開請求権者の代理人は、当該公開請求権者に代わって同項の規定による請求(以下「公 開請求」という。)をすることができる。 実施機関は、公開請求権者及びその代理人以外のものから保有情報の公開の申出(以下 「公開申出という。があった場合においても、次条から第12条までの規定に準じて 有情報の公開に努めるものとする。 (保有情報の公開義務) 第5条実施機関は、公開請求があったときは、公開請求に係る保有情報に次に掲げる情報 (以下「非公開情報」という。のいずれかが含まれている場合を除き、当該公開請求を したもの(以下「公開請求者」という。に対し、当該保有情報を公開しなければならな い。 (1)個人に関する情報(法人その他の団体の役員及び事業を営む個人の当該事業に関 する情報を除くであって、当該情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述等(文 書、図画若しくは電磁的記録に記載され、又は音声、動作その他の方法を用いて表 れた一切の事項をいう。次条第2項において同じ。)により特定の個人を識別する とができるもの(他の情報と照合することにより、特定の個人を識別することがで ることとなるものを含む。)又は特定の個人を識別することはできないが、公にす ことにより、なお個人の権利利益を害するおそれがあるもの。ただし、次に掲げる 報を除く。 法令若しくは条例(以下「法令等」という。)の規定により、又は慣行として にされ、又は公にされることが予定されている情報 人の生命、健康、生活又は財産を保護するため、公にすることが必要であると められる情報 当該個人が公務員等(国家公務員法(昭和22年法律第120号)第2条第1項に規定 する国家公務員(独立行政法人通則法(平成11年法律第103号)第2条第4項に規定 行政執行法人役員及び職を除く。)、立行政法人(独立行政法 保有する情報の公開に関する法律(平成13年法律第140号)第2条第1項に規定する

行政法人等をう。以下同。)の役員及職員、地方務員法(昭和25年法 261号)第2条に規定する地方公務員並びに地方独立行政法人(地方独立行政法 (平成15年法律第118号)第2条第1項に規定する地方独立行政法人をいう。 じ。)の役員び職員をい。)である場において、該情報がその に係る情報でるときは、該情報のうち当該公務員の職及び氏名 法令等の規定により、公にすることができない旨が明示されている情報 法人その他の団体(国、独立行政法人等、地方公共団体及び地方独立行政法人を おいて「法人等」という。)に関する情報又は事業を 報であって、公にすることにより、当該法人等又は当 の他正当な利益を害すると認められるもの。ただし、 を保護するため、公にすることが必要であると認めら 公にしないとの条 あって、個人又は法人等における通例として公にしな の当該条件を付することが当該情報の性質、当時の状 認められるもの。ただし、人の生命、健康、生活又は あると認められる情報を除く。 公にすることにより、犯罪の予防、鎮圧又は捜査、公訴の維持、刑の執行その他 実施機関、国の機関、独立行政法人等、他の地方公共団体及び地方独立行政法人 議、検討又は協議に関する情報であって、公にするこ しくは意思決定の中立性が不当に損なわれ、不当に市 特定の者に不当に利益を与え、若しくは不利益を及ぼ 実施機関、の機関、独立行政法人等、他の地方公共団体又は地方独立行政法人 情報であって、公にすることにより、次に掲げる支障 他当該事務又は事業の性質上、当該事務又は事業の適 験又は租税の賦課若しくは徴収に係る事務に関し、正 実の把握を困にし、又は法若しくは不な行為を容にし、若しく る事務に関し、実施機関、国、独立行政法人等、他の 体又は地独立行政法の財産上の利又は当事者しての地位を し、公正かつ円滑な人事の確保に著しい支障を及ぼす

独立行政法人等、他の地方公共団体が経営する企業又は地方独立行政法人に係 事業に関し、その企業経営上の正当な利益を著しく害すること。 (部分公開) 第6条実施機関は、公開請求係る保有情報に非公開情報含まれている場合において、 非公開情報に該当する部分を容易に区分して除くことができるときは、公開請求者に対し、 当該部分を除いた部分につき公開しなければならない。ただし、当該部分を除いた部分に 有意の情報が含まれていないと認められるときは、この限りでない。 公開請求に係る保有情報に前条第1号に掲げる情報(特定の個人を識別することができ るものに限る。が含まれている場合において、当該情報のうち、氏名、生年月日その他 の特定の個人を識別することができることとなる記述等の部分を除くことにより、公にし ても、個人の権利利益が害されるおそれがないと認められるときは、当該部分を除いた部 分は、同号に掲げる情報に含まれないものとみなして、前項の規定を適用する。 (裁量的公開) 第7条実施機関は公開請求に係る保有情報に非公開情報が含まれている場合であっても、 公益上特に必要があると認めるときは、公開請求者に対し、当該保有情報を公開すること ができる。 (保有情報の存否に関する情報) 第8条公開請求に対し当該公開請求に係る保有情報が存在しているか否かを答えるだけ で、非公開情報を公開することとなるときは、実施機関は、当該保有情報の存否を明らか にしないで、当該公開請求を拒否することができる。 (公開請求の手続) 第9条公開請求をしようとするものは次に掲げる事項を記載した請求書を実施機関に提 出しなければならない。 (1氏名及び住所(第4条第1項第2号の法人その他の団体にあっては、名称、 る事務所の所在地及び代表者の氏名) (2)公開請求に係る保有情報の内容その他当該保有情報を特定するために必要な事項 (3)前2号に掲げるもののほか、規則で定める事項 公開請求権者の代理人は公開請求をしようとするときは前項の請求書を提出する際 関に提 出しなければならない。 実施機関は、公開請求をしようとするものに対し、当該公開請求に係る保有情報の特定 便 適切な措置を講じるものとする。 実施機関は、第1項の規定による請求書の提出があった場合において、その記載事項に 不備があり、又は第2項に規定する資料の提出がないと認めるときは、速やかに、公開請 求者に対し、相当の期間を定めて、その補正を求めなければならない。この場合において、 実施機関は、公開請求者に対し、補正の参考となる情報を提供するよう努めなければなら

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