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↓ 現 金

ドキュメント内 スライド 1 (ページ 34-48)

 擬制資産

現 金

擬制資産

《問題状況》

5 費用の見越し(引き当て)

しかし,複数期間の費用に配分したい!

費用に相当する額だけ,少しずつ財・ 擬制負債を

まとめて支出

放っておくと,支出したときに全額が費用になってしまう!

3

月決算の企業が,

3

月1日に銀行借入をした。

半年分の利息を

8

月末に

600

支払う予定である。

当期分の支払利息

100

を計上したい・・・

5 費用の見越し(引き当て)

現金 1,000

純資産 1,000

現金 1,000

純資産 1,000

期首のB/S 期末のB/S

純資産の減少がないため,このまま

当期分の費用額を「未払費用」という名で負債に計上

5 費用の見越し(引き当て)

現金 1,000

純資産 1,000

現金

1,000 純資産 900

期首のB/S 期末のB/S

未払 費用 100

100

翌期の処理

5 費用の見越し(引き当て)

現金

1,000 純資産 900

翌期首のB/S

未払費用

100 現金

400 純資産

400

8月末の状態B/S

翌期の8月末までに,4月~8月の 支払利息500が費用になる。

8

月末の

600

の支払い=未払費用(負債)の返済

100

500

5 費用の見越し(引き当て)

将来の支出 を 現在の費用へ(一般形式)

負 債  負 債

純 資 産

うち 当期純利益 負債の増加&純資産の 減少により利益の減少

(費用の計上)

純 資 産

うち 当期純利益

資 産 負 債

純 資 産

将来,支出したら,

I.

会計処理の考え方

1. 放っておくと,資産・負債・純資産はどのように計算され,その結果,

どの会計年度にどれだけの費用が計上されるのかを確かめる。

「補正前純資産額」の計算

2. 計画通りに計算すると,各年度末の純資産はどれだけになっている べきかを確かめる。「あるべき純資産額」の計算

3. A) 「あるべき純資産額」が「補正前純資産額」よりも大きい場合,

つまり,当期の費用を減少させるときは,「前払費用」(または「繰延 費用」)という資産を計上する。

B) 「あるべき純資産額」が「補正前純資産額」よりも小さい場合,

つまり,当期の費用を増加させるときは,「未払費用」(または「引当 金」)を計上する。

6 費用の繰り延べ・見越しのまとめ

II.

擬制資産と擬制負債をめぐる論点

1. 資産と負債の定義を充たさなければならない。

2. 各期の費用の計算方法が,合理的かつ客観的に決められていなけ ればならない。

3. 制度上は,擬制資産と擬制負債は制限されている。

4. 擬制資産と擬制負債の経験的意味(リアリティ)は限定されている が,その犠牲(コスト)があっても,年度利益の計算を優先するため,

それらは完全には排除されていない。

6 費用の繰り延べ・見越しのまとめ

営業上の支出は,必ずいずれかの期の費用になる

7 支出と費用の関係

過去支出 当期の費用 当期支出 将来支出

前期以前

の支出 翌期以降

の支出

繰り延べ

見越し(引き当て)

《原則

Ⅰ》

当期の支出について・・・

擬制資産を計上する

純資産が大きくなる

当期の費用は小さくなる

将来の費用は大きくなる

《原則

Ⅱ》

将来の支出について・・・

擬制負債を計上する

純資産が小さくなる

当期の費用は大きくなる

将来の費用は小さくなる

8 支出と純資産・費用の関係

I.

資産の増減に連動して,当期の利益は増減する

1. 資産の数量が増減しているケース 2. 資産の価格が増減しているケース 3. 会計記録の名目的な増減のケース

II.

企業評価(企業価値の推定)に影響をあたえるのは,期末 時点の資産の評価額の大小ではなく,当期の利益の大小

(正確には,それから予測される将来利益の大小)である。

9 資産の増減情報の意味

III.

利益の大小は,ただちには企業価値の大小に結び付かな い。現在の利益(業績)が将来も維持されるのか,成長(あ るいは衰退)するのかによって,企業価値は左右される。

IV.

資産の増減情報も,企業の将来業績との関係を考えて利 用しなければならない。

9 資産の増減情報の意味

資産の増減

企業価値の上 昇を期待させる

企業価値の低 下を期待させる

企業価値とは 無関係,不明 ケース1

ケース2 ケース3

資産評価額の増加=企業価値の上昇期 待とはかぎらない点には注意が必要

!!

I.

ここまでの計算原理の説明

1. 資産と負債の増減を記録

2. 純資産の増減を把握貸借対照表の作成 3. 純資産の増減記録から収益と費用を把握

損益計算書の作成

II.

実際の複式簿記の計算手続き

1. 資産と負債の増減と同時に収益と費用を記録 2. 全記録を統合して,網羅性と正確性を検算 3. 全記録から,貸借対照表と損益計算書を作成

10 T 字型記録(複式簿記)の計算構造

◇資産の増加と収益の獲得◇

10 T 字型記録(複式簿記)の計算構造

資 産

1,000

拠 出 資 本

1,000

資 産

1,000

拠 出 資 本

1,000

資産

800

(+) (-) (+) (-)

収益

800

同額を記録 収益は,資産の増加の鏡像

なので,資産の増加が(+) に記録されるのと反対に,

◇資産の減少と費用の発生◇

10 T 字型記録(複式簿記)の計算構造

資 産

1,000

拠 出 資 本

1,000

資 産

1,000

拠 出 資 本

1,000

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