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表2 両親の就業

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♽∗ẕ 㸦㸧 表3 家族構成

115 が中心と思っていたが、グラタンなど洋風な料理も好ん

で摂取していた。

 近年は核家族化が進み5 )「夫婦と未婚の子のみの世 帯」29.7%、「単独世帯」26.5%、「夫婦のみの世帯」

23.2%となっている。家族構成のあり方は食生活とか かわりが大きい。高齢者との同居率は、1980 年に 7 割 だったのが 2012 年には 42.3%となり同居の割合は大幅 に減少している。また、65 歳以上の高齢者の一人暮ら しが増加している(図 3 )6 )高齢者人口(65 歳以上)に占 める一人暮らしの高齢者は、1980 年から 2010 年の間 に男性 4.3%から 11.1%に、女性 11.2%から 20.3%に 増加し、未婚率や離別率も増加している。

 平成 26 年度の内閣府の全国調査(有効回答数 1,480 人)「一人暮らし高齢者に関する意識調査結果」7 )による と一人暮らし高齢者の 76.3%が「今のままの一人暮ら しでよい」と回答している。また、「生活の楽しみ」で は、「テレビ、ラジオ」78.8%、「仲間と集まり、おしゃ べりをすることや親しい友人、同じ趣味の人との交際」

53.1%、「新聞・雑誌」44.0%についで「食事・飲食」

42.2%となっている。

 健康寿命は 2013 年時点で男性が 71.19 年、女性が 74.21 年となり1 )伸びてはいるが、平均寿命の延びに比 べると低く、平均寿命と健康寿命との差は広がってい る。国も健康寿命の延伸のための施策を展開している が、社会環境の変化などから考えると男性が食生活の自 己管理能力を高めることは必要である。

 前回報告した「男性の行事食・儀礼食への意識」8 )では、

行事や儀礼に対する認知度は全体に女性よりも男性の方 が低く、経験した人はさらに低かった。また、調理をす ると回答した男性は 19%弱であった。次世代に伝えた いと思っている人は多いので、非日常における年に数回 の機会から食への関心を高めてほしいと考える。

 今回は女子大生がみた家庭内での家事や育児へのかか

わり方を父親(実際)および男性(理想)についてアンケー ト調査を実施して検討したので報告をする。

2.調査方法

2−1 調査対象:東京家政大学、同短期大学部の学生 407 名

2−2 調査方法:アンケート調査用紙を配布し、その 場で回答、回収をおこなった(回収率 100%)

2−3 調査時期:2016 年 7 月 2−4 調査項目

①基礎項目:保護者の年齢、就業の有無、世帯構成

②子供の頃からの家庭内での手伝いの状況等

③父親の家事、育児等への参加状況等

④男性がかかわる家事、育児等への参加意識等

3.結果および考察

3−1 基礎項目

 

 

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図4−1 父親の家事参加状況

図4−2 父親の家事参加状況  両親の年齢は、40 〜 50 歳代がほとんどであった(表

1 )。両親の就業形態は父親では「常勤」が多く、母親 は「パートやアルバイト」が 42.3%、「常勤」24.9%

だった(表 2 )。家族構成(表 3 )は「親と子」の核家族 が多く 7 割弱で、祖父母と暮らしている学生は 27.9%

と 3 割弱だった。学生の兄弟数は「2 人」53.1%、「3 人」

23.0%、「1 人」18.6%、「4 人」3.9%、「5 人以上」1.2%

だった。

 国立社会保障・人口問題研究所9 )によると結婚持続期 間 15 〜 19 年夫婦の最終的な出生子ども数とみなされる

「完結出生児数」は、1940 年に 1 回目の調査が行われて おり 4.27 人であったのが、1962 年 2.83 人と 3 人未満 となって、2010 年に 1.96 人と 2 人未満になった。子ど もを希望しない、または、希望しているのに持たない理 由として「子育てや教育にお金がかかりすぎる」と 30 歳未満の回答が多く、30 歳代以上では「ほしいけれど できないから」などの年齢や身体的な理由が多い。晩婚 化および未婚率の増加などによって合計特殊出世率は 2015 年 1.46 である10 )。2005 年の 1.26 から緩やかな回 復傾向であるが低い状況は変わっていない。

3−2 学生の家事参加状況

 子どもの頃、家庭で手伝いを「よくした」27.1%、

「時々した」53.8%と 8 割の学生は子どもの頃手伝い をしていた。しかし大学生になると「よくしている」

24.9%、「時々している」48.4%と減少していた。

 3 歳ぐらいからお手伝いに興味を持ち始め、料理の手 伝いや食事の準備 ・ 後片付けなどできることも徐々に増 えてくるので、お手伝いは楽しいという気持ちを大切に しながら、経験させていくことが必要である。子どもに 手伝わせるのは手間が余計にかかるので面倒と考えず に、人の役に立つ喜びや生きるための手段の学びとして 教育していきたいものである。

3−3 父親の家事 ・ 育児への参加状況

図4−1のように父親が「朝食の準備をしない」57.9%、

「夕食の準備をしない」54.0%と多く、5 割以上してい るが「朝食」11.4%、「夕食」8.6%と少なかった。家 事のなかでも食材や日用品の買い物は父親の参加が比較 的多かった。

 子どもがいる有配偶男性の家事ケアでは世界の中で日 本人男性が低いことが知られている。内閣府の 6 歳未満 の子どもを持つ夫の家事 ・ 育児関連時間(1 日あたり ・ 国際比較)11 )によると 1 位スウェーデン 3 時間 21 分、ノ

ルウェー 3 時間 12 分、ドイツ 3 時間、日本 1 時間 07 分 となり、先進国の最低の水準になっている。

 学生は男性に家事に参加してほしいと思っていて、

「かなりそう思う」35.5%、「ややそう思う」36.7%、「そ う思う」22.2%と合計すると 94.2%とほとんどの学生 が男性の家事参加を希望していた。

   

 図4−2のように「洗濯をしない」57.7%、「洗濯物 を干すことをしない」56.7%、「洗濯物を取り込むこ とをしない」46.7%、「洗濯物をたたむことをしない」

57.0%、「アイロン掛けをしない」67.2%、「布団の上 げ下げをしない」45.5%、「布団干しをしない」61.9%

と半数以上の父親はしていなかった。「洗濯物を取り込 む、たたむ、干す」、「布団の上げ下げ」では 1 〜 2 割程 度する父親が 2 割強いた。 

 図4−3では、「ゴミだしをしない」28.6%と少な く、父親がする家事の一つになっているようである。

「部屋の掃除をしない」35.0%、「風呂の用意をしない」

36.9%、「風呂場の掃除をしない」37.7%、「トイレの 掃除をしない」63.3%であった。

 20 〜 40 歳代の夫の好きな家事ランキング12 )をみる といずれの年代も洗濯が 1 位で次いで 20 歳代で部屋の 片付け、食事作り、掃除、食器洗い、30 歳代で部屋の

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図4−3 父親の家事参加状況

図4−4 父親の育児参加状況

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図5 男性が家事・育児を行うことをどう思うか

117 片付け、掃除、食事作り、食器洗い、40 歳代で食事作り、

食器洗い、部屋の片付け、掃除となっている。家事をす る理由は、妻の負担を減らしたい、家族に喜んでもらい たいが、配偶者の機嫌が悪くならないために、配偶者に 頼まれるからを上回っていたと報告されている。

 第 5 回全国家庭動向調査13 )によると夫が週 1 〜 2 回以 上おこなった家事では、ゴミだしが 40.6%と多く、次 いで日常の買い物 36.6%、食後の後片付け 33.1%、風 呂掃除 29.1%、洗濯 26.0%、炊事 21.0%、部屋の掃除 19.2%となっている。年齢が若く、あるいは妻が常勤 であると夫が家事をする割合が高くなっている。ただ し、夫が家事をおこなう頻度をみると若い年代のほうが 頻度は高くなっているものの、全体には低い頻度であ ると報告されている。夫の家事に対する妻からの期待で は、期待する 31.4%、期待しない 68.6%とあまり期待 していないようである。妻の夫の家事への評価は、満足 51.8%と約半数である。

3−4 父親の育児参加状況

 学生が幼い頃の父親の様子を思い出し、あるいは家庭 の中で聞いている話などから回答してもらったのが図 4−4である。

 全体に家事よりは育児のほうが参加しているようで あるが、「保育園等の送迎をしない」59.9%、「保護者 会への参加をしない」47.7%、「子供を寝かしつけたこ とがない」46.7%、「子どもにミルクや食事を与えた ことがない」45.2%、「おしめ換えをしたことがない」

42.8%、「子どもの勉強をみたことがない」39.9%、「子 どもを風呂に入れたことがない」37.9%、「学校のイベ ントに参加したことがない」23.2%、「子どもの遊び相 手になったことがない」23.0%であった。1 〜 2 割程 度はやったことがある父親は 19.8 〜 30.6%という回答 だった。

 全国家庭動向調査13 )でも夫の家事の分担割合より育 児分担の方が高い割合である。遊び相手になる 87.5%、

風呂に入れる 82.1%、泣いた子どもをあやす 65.0%、

食事をさせる 60.8%、オムツを替える 59.3%など年々 割合は増えている。年齢が若くなるほど、あるいは妻が 常勤であると夫が育児をする割合が高くなっている。育 児をおこなう頻度は乳児など子どもが小さい時、あるい は妻が常勤の方が高い頻度である。夫の育児に対する妻 の期待では、期待する 53.5%、期待しないは 46.5%で あり、家事の評価よりも期待度は高い。

3−5 男性が家事 ・ 育児をおこなうことへの意識  学生に男性に家事 ・ 育児に対してどうあってほしいか 聞いたのが図 5 である。

 「 子 ど も に い い 影 響 を 与 え る の で や っ て ほ し い 」 85.1%、「男性自身も充実し良い事だ」50.6%、「家事

・ 育児をおこなう男性は仕事もできる」46.7%、「男性 が家事 ・ 育児をおこなうことは当然だ」43.3%、「仕

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図7 父親への期待

図6 女性が仕事を持つことへの意識

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ᅗ8図8 父親への思い∗ぶ࡬ࡢᛮ࠸

事との両立は難しい」37.7%、「育児休暇をとるべき だ 」35.5 %、「 家 事 ・ 育 児 は 女 性 の 方 が 向 い て い る 」 27.4%、「妻が家事 ・ 育児をしていないと世間体が悪い」

13.9%、「男性は家事・育児をおこなうべきではない」

1.0%、「男性が家事 ・ 育児をすると周囲の目が気になる」

0.5%であった。

3−6 女性の就業への意識

 学生が将来結婚をした時に仕事をどうするのか聞いた のが図 6 である。

 「仕事をずっと続ける」41.8%、「仕事は子どもがで きたらやめる」26.7%、「仕事は子どもができたらやめ て子育てが終わったら再開する」10.3%、「仕事は結婚 したらやめる」9.3%、「夫の意見に従う」4.2%、「女性 は仕事を持たない方がいい」0.5%だった。

 全国家庭動向調査13 )では、29 歳以下の妻の回答では、

結婚後は、夫は外で働き、妻は主婦業に専念すべきで ある 41.6%、子どもが 3 歳くらいまでは、母親は仕事 を持たずに育児に専念したほうがよい 63.5%、夫も家 事や育児を平等に分担すべきである 85.5%、家庭で重 要なことがあったときは、父親が最終的に決定すべきだ 66.8%、夫は会社の仕事と家庭の用事が重なった時は、

会社の仕事を優先すべきだ 67.6%、男の子は男らしく、

女の子は女らしく育てるべきである 56.6%となってる。

そして年代が高くなるほど賛成割合も高くなっている。

妻が常勤になると賛成割合は低くなっている。

内閣府男女共同参画局の調査14 )によると夫は外で働 き、妻は家庭を守るべきであると考えているという質 問では、賛成およびどちらかといえば賛成の合計は男 性 46.5 %、 女 性 43.2 % で、 反 対 は 男 性 14.5 %、 女 性 17.4%と男女の意識の差はあまりないようである。

3−7 父親への期待

 学生が父親へ期待することが図 7 である。

 学生ということがあるのか、「金銭的な支え」72.6%

と最も多く、次いで「精神的な支え」59.7%、将来は「家 事へのサポート」46.7%、「育児へのサポート」41.6%

と期待していた。

3−8 父親への思い

 父親に対する思いは図 8 である。

 「 尊 敬 で き る 人 」68.5 %、「 話 し 相 手 に な っ て ほ し い 」65.5 %、「 幸 せ で い て ほ し い 」64.3 %、「 仕 事 を 頑張ってほしい」57.9%、「相談相手になってほしい」

53.3%、「イキイキ生活してほしい」51.6%と父親を大 切に思っていることがうかがえる。

4.まとめ

 今回の調査では男性の家事や育児への参加について調 べたが、女性からみた男性の実状なので、男性が回答者 だったら違う結果かもしれない。また、若い年代になる ともっと意識に変化があると思っていたが、意外と変化 はないようにも思われる。これから少子超高齢化社会 をどのように生きていかなければならないのか、課題は たくさんあるが、まずは、自分の健康は自分で守ってい くことが大事である。高齢社会白書の中でも一番の日常

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