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Mtrace Looking Glass System

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Academic year: 2025

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本研究では,IPマルチキャストの経路情報をリアルタイムに探索可能なMtrace Looking. 本研究では,ラストホップルータからファーストホップルータまで遡って,IPマルチ キャストの経路情報をリアルタイムに探索可能とするシステムを構築する.これにより,.

本論文の構成

本章では,本研究の要素技術であるIPマルチキャストについて整理し,既存の経路探 索手法について述べる..

IP マルチキャスト

Session Announcement Protocol(SAP)

Session Announcement Protocolは,受信者が送信者のアドレスを知ることができる方 法の一つである.送信者は,あらかじめ決められたSAP用のマルチキャストアドレスに 対して通知を行う.そうすることで,受信者がSAP用のマルチキャストアドレスから送. 信者のアドレスとマルチキャストアドレスを取得することができる.IANA[12]によって,.

Mtrace2

本章では,本研究の要素技術であるIPマルチキャストについての整理を行った.ASM におけるディストリビューションツリー構築は非常に複雑であり,いつどのような経路が 構築されているかを把握することが難しい.一方で,SSMはディストリビューションツ リーの構築はASMに比べ複雑ではないが,受信者が送信者のアドレスとマルチキャスト アドレスをセットで指定して参加要求を行わなければならない.そのため,受信者の負担 が大きく,データの受信自体に障壁が生まれている.しかし,ASMとSSMにはこのよう な違いがあるにも関わらず,利用比率に関して明らかになっていない.その理由としては,. 先に述べたように経路が頻繁に切り替わることや,受信者の数を把握できないことなどが 挙げられる.さらには,ASMとSSMの利用比率を明らかにしていく上で,送信者のアド レスを告知するSAPの利用者はどれだけいて,どの程度の時間存在していたのかを解明 する必要もある.SAPを利用している送信者のアドレスに対して,SSMとして参加要求 を行った受信者がいた場合は経路上のルータに送信元ツリーが構築されるからである..

本研究の目的・要求事項

特別な権限を持たせたMtrace Looking Glass Server(以下「MtraeLG」)を構築した場 合,AS内の全ルータを1台のMtraceLGで一括管理することはセキュリティ面から現実的 ではない.そこで一つのAS内に複数のMtraceLGを設置することを想定し,MtraceLG間 で連携ができるようにする必要がある.この場合,同AS内に限らず,ASを跨ぐマルチキャ ストルーティングの経路探索もMtraceLG間の連携のみで行うことができる.MtraceLG が管轄するルータの範囲としてLGドメインを設け,管轄外であった場合も他のMtraceLG へクエリを送信することができるように設計を行う.クエリを受けたMtraceLGは,クエ リを投げたMtraceLGへ探索結果を返す.これにより,ファーストホップルータまで遡っ た時のMtraceLGが最初のMtraceLGへと適切にデータを返すことが可能となる.. IPマルチキャストネットワークの分析を行うためには,その経路情報を一定間隔ごと に同条件で取得する必要がある.MtraceLGにクローラとしての機能を持たせて一定時間 ごとにデータを自動収集し,あらかじめ用意したデータを蓄積するサーバに送信を行う..

システム概要

クエリを受けた他のMtraceLGは,同様に経路を遡る.. ファーストホップルータまで遡ると,最初のMtraceLGへと取得した情報を返す..

IP マルチキャスト経路情報の取得手法

本章では,本研究で提案するシステムの設計について述べる.本システムの動作につい てモジュールごとにまとめ,説明する.. 本システムに必要となる機能は以下の通りである..

モジュール構成

Mtrace Crawler

Mtrace Crawlerは,crontabの設定により一定時間ごとに動作し,ホップバイホッ プでの探索は行わない.. 本節では,4章で述べた各モジュールごとに実装について述べる..

実装環境

本章では,4章で述べた設計を基にMtraceLGの実装について述べる..

LG-Domain Manager

ルータにリモートログインする際に必要となるユーザー名である.ルータ登録時に必ず 記載する.. ルータにリモートログインする際に必要となるパスワードである.ルータ登録時に必ず 記載する..

HTTP Server

SNMPを用いてルータから情報を取得する際に必要となる.v1,v2cもしくはv3が入 る.ルータ登録時に必ず記載する.. SNMPを用いてルータから情報を取得する際に必要となる.SNMPバージョンがv1, v2の場合はコミュニティ名が,v3の場合はユーザー名が入る..

Mtrace Walker

図5.3: Mtrace Walker -クエリの受信〜Get Mtrace Stateへの依頼-.

Get Mtrace State (Cisco)

図5.4: Mtrace Walker -ホップバイホップでの探索-.

Get Mtrace State (Juniper)

Get Mtrace State (SNMP)

Mtrace Crawler

定量評価:MtraceLGを用いて一定時間ごとに蓄積したデータの分析. 本節では,IPマルチキャストネットワークのリアルタイムでのモニタリング及び一定 時間ごとに蓄積したデータの分析についてそれぞれ述べる..

リアルタイムでのモニタリング

ASMにおける送信者のライフタイム. 図6.8: 送信者別のライフタイムの合計時間と平均時間.

今後の課題と展望

本研究では,IPマルチキャストの経路情報をリアルタイムに取得できるMtraceLGの 実装を行った.これにより,リアルタイムでのIPマルチキャストのネットワークをモニ タリングでき,リアルタイムに障害の発生地点を明らかにすることが可能となった.. また,MtraceCrawlerによって一定時間ごとにマルチキャスト経路情報を自動収集し,.

参照

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