3 文法
Point!
基 本 問 題 P.5 〜 6
解説
文節の区切りには「ネ」を入れることができる。文 節の先頭は必ず自立語になり、一文節に自立語は1つ だけ。自立語は、単独で意味のわかる単語(名詞・動 詞・形容詞・形容動詞・連体詞・副詞・接続詞・感動 詞)。付属語(助詞・助動詞)は、単独では一文節に なることはできない。⑴は、いずれの文節も名詞+付 属語で分け易い問題。⑵の「考えて/みよう」、⑶の「し て/ください」の区切り方に注意。「考えてみよう」
の みる は、 考える という主な意味に、補助的 な意味を加えている動詞。「してください」の くだ さい も、 電話をする という動作に、お願いの意 味を加えている動詞。この みる や ください の ように、動詞本来の意味がうすれて付属的なはたらき をする動詞を、補助動詞という。また同様に、「暑くない」
「来てほしい」の ない や ほしい のように、直前の言 ⑴私の/趣味は/旅行と/テニスです。
⑵ひとつに/決めずに/いろいろな/可能性を/
考えて/みよう。 ⑶何か/ありましたら/
いつでも/携帯に/電話を/して/ください。
⑴この/本/は/私/が/読ん/だ/本/の/
中/で/最も/難しい。 ⑵雨/が/降り/
そうだっ/た/ので/急い/で/家/に/帰っ/た。
⑶机/の/中/から/小学生/の/時/の/
日記/が/出/て/き/て/なつかしかっ/た。
⑴カ ⑵ウ ⑶イ
⑴オ ⑵エ ⑶イ ⑷ウ ⑸キ
⑹ケ ⑺コ ⑻ア ⑼ク ⑽エ
⑾カ ⑿イ ⑴ サ/変格/連用
⑵ ア/上一段/連体
⑶ カ/変格/連用
⑷ ラ/五段/未然
⑸ カ/下一段/連用
⑹ ラ/五段/仮定 解答例
葉を補助するはたらきをする形容詞を、補助形容詞という。
文節に区切る問題では、補助動詞や補助形容詞に注意 する。 補助的なはたらきではあるものの、動詞や形容詞 の一種であり、自立語なので、上の文節と分けること。
単語は、文節内をさらに細かく区切った言葉の最小 単位。活用がない品詞(名詞・連体詞・副詞・接続詞・
感動詞・助詞)は、判断しやすいが、活用がある品詞
(動詞・形容詞・形容動詞・助動詞)は、どこまでが その単語の活用語尾なのかを判断しなければならな い。動詞・形容詞・形容動詞・助動詞は、活用の仕方 をしっかり覚えておこう。
⑴ 「読んだ」の「読ん」は、動詞 読む (マ行五段 活用)の連用形の撥音便。「だ」は、過去の助動詞 た が音便につながって濁音になったもの。
⑵ 「降りそうだった」の「降り」は、動詞 降る (ラ 行五段活用)の連用形。「そうだっ」は、様態の助 動詞 そうだ の連用形。「た」は、過去の助動詞。
「急いで」の「急い」は、動詞 急ぐ (ガ行五段活 用)の連用形のイ音便。「で」は、接続助詞 て が濁音になったもの。「帰った」の「帰っ」は、動 詞 帰る (ラ行五段活用)の連用形の促音便。「た」
は、過去の助動詞。
⑶ 「出てきて」の「出」は、動詞 出る (ダ行下一段 活用)の連用形。「き」は、動詞 くる(カ行変格活用)
の連用形。2つの「て」は、いずれも接続助詞。「な つかしかった」 の「なつかしかっ」は、形容詞 なつ かしい の連用形。「た」は、過去の助動詞。
⑴ 「帰宅後」どうしたのか。この文の主語は「ぼくは」、
述語は「話した」。主語と述語を中心に、いつ 何 を 誰に 話したのか、という文の構造をとらえる。
⑵ この文全体の主部は「その人は」、述部は「信じ ていた」。その人が信じていたこと、「彼は絶対に約 束を守ると」の中にも、主語と述語の関係がある。
⑶ 「いつか」会える、「また」会える、というつなが り。「いつか」と「また」は並立の関係。
⑴ 直後の「急な」の程度を表している副詞。副詞は、
自立語で活用がなく、主に動詞や形容詞、形容動詞 を修飾する。
⑵ 形容動詞 急だ の連体形。
⑶ 動詞 登る (ラ行五段活用)の連用形の促音便。
⑷ 形容詞 苦しい の連用形。
⑸ 逆接の接続詞。接続詞は、自立語で活用がなく、
前後の文や文節、単語をつなぎ、関係を表す。
⑹ 場所を表す格助詞。助詞は、格助詞・接続助詞・
副助詞・終助詞に分類される。それぞれの助詞の用 法を識別できるように復習しよう。
⑺ 過去の助動詞。助動詞は、意味だけでなく、活用 も覚えよう。
⑻ 「美しい」という形容詞の語幹に「さ」がついて 名詞になったもの(転成名詞)。形容詞ではないの で注意。形容詞は活用するが、名詞は活用しない。
⑼ 感動詞。感動詞は、自立語で活用がなく、他の文 節とは比較的独立して用いられる。感動や呼びかけ、
あいさつなどに用いられる。
⑽ 形容動詞 きれいだ の終止形。
⑾ 連体詞。連体詞は、自立語で活用がなく、名詞を 修飾する。「〜な」という形から、形容動詞の連体 形だと判断しないように注意しよう。形容動詞なら ば終止形が「〜だ」だが、「大きだ」とはならない。
また、「大きい」ならば形容詞だが、形容詞に「〜な」
という活用形はない。
⑿ 動詞 さけぶ (バ行五段活用)の連用形の撥音便。
⑴ 「し・さ・せ/し/する/する/すれ/しろ・(せよ)」
と活用する。「て」に接続しているので連用形。
⑵ 「い/い/いる/いる/いれ/いろ・(いよ)」と 活用する。名詞に接続しているので連体形。
⑶ 「こ/き/くる/くる/くれ/こい」と活用する。
⑷ 「ら・ろ/り・っ/る/る/れ/れ」と活用する。
⑸ 「け/け/ける/ける/けれ/けろ・(けよ)」と 活用する。「た」に接続しているので連用形。
⑹ 「ら・ろ/り・っ/る/る/れ/れ」と活用する。
「ば」に接続しているので仮定形。