(1) 第 70 号 2018(平成30)年2月1日(木) 弘 学 時 報
学長 𠮷岡 利忠
・本学を取り巻く現状
今年、学校法人弘前学院は創
立132周年を迎える。弘前学
院聖愛中高学校および弘前学院
大学・大学院から巣立ったOB、
OGは4万人近くとなり、津軽
地方、青森県をはじめ全国各地
で活躍している。弘前学院短期
大学創立以来
68年、さらに4年 制大学開学以来
47年の月日が流
れた。揺るぎない伝統を積み重
ねて今日に至っており誠に誇れ
ることである。
さて、地方私立大学として弘
前学院大学の取り巻く現状につ
いて、いくつかのデータに基づ
いて述べてみる。我が国の私立
大学599校、短期大学331
校を運営する学校法人は600
法人を数える。1992年(平成
4年)の規制緩和により約38
0校だった私立大学は一気に6
00校近くに増えた。大学数も
増えたことから定員数も増え、
学校法人弘前学院理事長・学院長 阿保 邦弘
四 「
実施計画策定にあたって」
『指標と羅針盤』
新年、戌年の犬にならって元
気に過ごすつもりだが、学内改
革に伴う苦労や進まない状況に
思わず立ち止まることもある。
ところで、本学では二年前か
第 70 号
(年4回発行)
編集発行 弘 前 学 院 大 学 広 報 委 員 会
印 刷 所
㈲小野印刷所
ら改革先進大学の視察を実施し
てきた。
一年目は共愛学院前橋国際大
学と松本大学、二年目は下関に
ある梅光学院大学を訪れた。
いずれの大学も学長のリー
ダーシップのもと見事に改革を
成功させているが、一・二年で改
革を成功させた訳ではない。
それぞれ、「意識改革」「地域
連携」「高校訪問」を柱に改革を
進め、十年以上の歳月を要して
ようやく現在の隆盛にたどり着
いた。 早速本学では、視察のご縁も
あり共愛学院前橋国際大学学長
大森先生による全教職員対象の
講演会実施に与かった。
もちろん、学内改革の成功例
はこの三大学だけではない。
「就職指導」に全力を注いだ金
沢星陵大学、そして、現在全国の
大学で取り組み出した入試制度
改革で成功した大学もある。
大阪にある追手門学院大学は
800校近い全国の大学の中
で、志願倍率の増え幅が全国の
10傑に入る活躍を誇っている。
現在、2016年に策定した第
Ⅱ期中期経営計画に基づく改革
を進めているが、その取組の一
つにアサーティブプログラム・ 儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉
アサーティブ入試がある。
アサーティブプログラムとは
高校生に大学で学ぶ目的を考え
させ、学ぶ姿勢と意欲を持つこ
とができるように育てるプログ
ラムである。
また、アサーティブ入試はそ
の成果を発揮する試験と位置づ
けられた新入試制度である。
不本意入学者が多く、学生か
らの「国公立大や関関同立に行
けないと人生は終わりだ」とい
う発言を改善したいという切な
る願いから生まれた。
「追手門学院大学でいい」では
なく、「追手門学院大学がいい」
という学生を増やすための取り
組みである。 この入試の中でも特に注目に
値するのは、主体性を評価する
ための個別面談を教員ではなく
職員が担当することである。思
いきった発想・改革と言える。
これはSD研修の一環でもあ
り、直接高校生と接することを
体験することで在学している学
生に対しても、「全教職員で学
生を育てている」という意識を
高めることにつながり、相乗効
果が生まれている。
その他、積極的に展開してい
る入学前課題に対しても、本来
高校教育でやるべきことを補完
しているというので高校側や保
護者から評価を得ている。
大学が広く高校生に学ぶ意味 を伝えていく新たな取り組みで
あり、個々の大学の利害を超え
た社会貢献、アウトリーチ活動
と見ることもできる。
初年次教育で行われるべき教
育プログラムを入試に組み込ん
だ高大接続の典型事例でもあ
る。
本学の学内改革も決して孤独
ではなかった。全国には指標と
すべき同志が多数存在してい
る。
新年の抱負は多々あるが、本
学の羅針盤の針をしっかりと定
め、正しい決断と確実な実行の
もとに力強く歩みを進めたい。
(以下次号) &&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&&
μ ᬏ ೝ ᇿ ฌ ࡸ ే ᅙ ⒣ ተ ጓ ⏞ ࡸ ᤋ ⒠ ك ⒆ ⒛
儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉儉
私立大学を取り巻く現状と 本学の耐震工事について
現在に至っている。 マスコミなどで見聞きするが、我が国は少子高齢化社会と
ともに本格的な人口減少社会の
到来の様相を示している。それ
と同時に大学入試にかかわる
18
歳人口も大きく減少し、200
5年(平成
17年)には約137万
人であったが2016年(平成
28年)には約119万人、その数
年後には100万人を切るとい
う。青森県の
18歳人口も激減し
ており、2015年(平成
27年)
では13、314人、
10年後には
10、020人になる。本県の大
学進学率を見ると2016年度
(平成
28年度)の分析では
37%、
専門学校では
15%、短大では
5%である。ちなみに大学進学 率の上位をみると、東京
64%、京
都
61%、神奈川
57%、広島 56%と
続き、青森とは
20数%の開きが
ある。青森県には国公立大学3
校、私立大学は北里大学獣医学
部を加えて8校ある。もちろん
他県からの受験生があるものの
県内私立大学の学生募集などに
ついては厳しいものがある。
本学は、このような現状にさ
らされているが地域に根差した
キリスト教を背景とする伝統あ
る教育機関として広くこの地方
の社会に貢献していることは自
負できることであろう。文学部
(定員100名)、社会福祉学部
(来年度より
50名)、看護学部(
70
名)の3学部では、教員、職員そ
して学生が一つとなって協力し
合い、毎年の受験業務を始め、教
育・研究の質保証の推進、大学経
営・財政の充実、広報活動などに
携わっている。強調したいこと
は、在学生が主体となりオープ
ンキャンパスを進めていること
であり、多くの高校には高い評
価がある。学生の目線で受験生 への真摯な姿勢、受験生からの
忌憚のない質問に対する対応、
グループによる肩が張らないコ
ミュニケーションなど、これら
のことはアンケート結果に良く
反映されている。
・日本私立大学協会
私立大学が加盟する団体は、
日本私立大学協会(大沼淳会長、
407校)および日本私立大学
連盟(鎌田薫会長、128校)が
あり、本学は日本私立大学協会
の会員である。毎年、春季および
秋季に総会が開催され、
70年以
上にわたりその時々の私学を取
り巻く環境に則した課題に対し
て助言、支援、検討、政策提言な
どが展開されてきた。総会では、
多くの場合、文部科学省高等教
育局私学部長の基調講演がもた
れ、私立大学に特化した貴重な
施策などが報告される。
特に我が国における私立大学
はその6割強が地方に立地して
おり、地方私立大学のさまざま
な意見や要望などを中央に訴え
ることができるということは本 協会の強みであり、実際に数多
くの施策に反映されている。近
年、地方小中規模大学において
最も重要な課題は、地方私立大
学に配慮した環境整備・弾力的
運用、私学助成(経常費補助金)、
18歳人口急減期への備え、教育
の質の向上、特に地域の特質を
活かす人材は地域の大学で育成
することの再認識、地域とのコ
ミュニケーション概念の向上な
どであろう。毎総会には、分厚い
(400ページくらい)「私立大
学を取り巻く諸情勢資料集」が
配布され、その都度、要旨を会議
などで報告し情報を共有するよ
うに努めている。次回の春季総
会は3月
27日(火)に予定されて
いる。
・本学の耐震工事
稔町に位置する弘前学院大学
は長い年月を経過した。校舎は
過酷な自然に晒され外装もそう
であるが老朽化を逃れることは
できない。これまで校舎は十分
効率よく利用されてきたが、や
はり、学生、教職員が安心して教 育・実習な
どを受けま
た仕事に励
む環境が必
要である。
津軽地方
は地震の発
生は少ない
もののその
発生の予測
は難しい。
国では私立
大学施設の
耐震化など
の防災機能
強化を進め
ている。予
算も平成
30
年度要求・
要望額は2
83億円と
かなり高額だ。熊本地震や東日
本大震災の教訓を踏まえ、また
南海トラフ地震などに備え、早
急に児童・生徒・学生の安全確保
を図るための施策である。大学
などの耐震化は国公立大学では
ほぼ100%であるのに対し、
私立大学ではまだ
90%に達しな
い。
1981年(昭和
56年)以前に
建築された本学校舎の1号館、
2号館および体育館が耐震診断
の対象となり、2017年(平成
29年)4月から診断が開始され
た。結果は7月上旬にあり、2号
館は補強、体育館は補強・非構造
部材補強工事が必要ということ
であった。なお、1号館は改築
(建替え)であった。その後、
10月
に各学部教授会で工事の概要が
説明され、
11月末から2号館お
よび体育館の工事が始まった。
2号館の工事終了は3月
29日で
あり、研究室がある数名の教員
には暫しの間他の部屋に移動し ている。体育館の工事は、3月
17
日(土)に学位記授与式が予定さ
れていることから3月
13日まで
には工事が完成する。なお、図は
2号館の南側(体育館から見た)
の補強完成図である。現在、その
面の地下深く掘り下げられてお
り基盤の補強工事が進行中であ
る。
補強工事が終了すれば、学生、
教員、職員にとって、先ずは安
心・安全という証を得ることに
なる。
・文献
・私学を取り巻く諸情勢資料集
(日本私立大学協会発行)、
2017年(平成
29年)
・我が国における私学の展望と
諸課題(文部科学省高等教
育局私学部長資料)、201
7年(平成
29年)
・教育学術新聞(日本私立大学
協会発行)2018年(平
成
30年)1月1日
大学2号館補強完成図 ( 南側)
(2) 第 70 号 2018(平成30)年2月1日(木) 弘 学 時 報
の示唆を得たように感じます。
3回の各プログラム終了後には
参加者が進めている研究につい
て質問を持ち寄るなど、日々の
研究活動とリカレント教育を関
連させて捉えていることが分か
り、継続してきたリカレント教
育が根付いてきたことを感じま
した。今後は各施設から研究に
関する相談がしやすい工夫が必
要だと考えています。
大学ができる地域貢献のひと
つとして、地域に愛され人材を
活用していただけるように、受
講者からいただいた感想を次年
度に活かしていきたいと考えて
おります。 公式テキストは、カラーで印刷
され農水畜産物の自然の状態を
知ることができる。検定は本テ
キストから問題(
50題)が出され、
受検者には本テキストが無料で
配布されホームページからもダ
ウンロードできる。作成費用は、
3年間にわたって財団法人青森
学術文化振興財団からの補助金
により、さらに医療・食品関係
の施設・企業からの広告費があ
てられた。来年度のテキスト作
成には、公益財団法人みちのく・
ふるさと貢献基金(杉本康夫理
事長)の助成金を獲得すること
ができ、さらに内容の充実した
テキストが期待される。
現在のあおもり食育検定委員
会のメンバーは、委員長の他、
談話室
子供の疑問
文学部教授今村かほる私の研究 ―統御する琴―
文学研究科 教授 畠山 篤
子供が大学生になってすぐ、
「あのさ、レポートってどうやっ
て書くの?何が大事なの?」と
きかれた。あいにくあちらは理
系、こちらは文系なので的確な
助言などできないのだが、学生
にレポートの書き方を教えてい
る身なので、一通りのことを教
えた。そこで思い出したことが
ある。 青森県には
10の市と
22の町と
8の村で、計
40市町村がある。
三方を海に囲まれ白神山地、十
和田湖、岩木山、八甲田山連峰
など美しく雄大な自然と、その
中を岩木川、追良瀬川、奥入瀬
川などが流れ、海の幸、山の幸、
川の幸として新鮮な食材が豊富
である。さらに、米、麦、蕎麦、
野菜、果樹、生花、畜産など農
林畜水産業が盛んであり他県で
は考えられないほど青森県民は
それらの恩恵を受けている。こ
のように恵まれた環境で暮らせ
る県民は、これらの〝幸〟を頂
くことだけでなく、「食」に関
する知識や情報、栄養風土資源、
食文化、食育を含めたさまざま
な知識を得たいという願いは
もっともなことであろう。本テ
子供が幼稚園の頃、しりとり
の仕方について「あのさ、おう
ちでやるときは、ダチョーって
言うと、ウシとかウサギとかと
るよね。でも幼稚園のお友達だ
とチョーチョってとるの。どっ
ちが正しいの?」と尋ねられ
た。正直、ああ、難しいと思っ
た。学生に説明するのは学術用
語を使って、日本語の拍(モー
ラ)と音節(シラブル)という
単位があり、共通語は拍・大体、
仮名一文字(拗音を除く)が単
位であり、津軽方言などは音節
を単位とするので、音の切れま キストが上梓されたゆえんであ
る。
青森県では「食育推進計画」
の施策を打ち出し、第一次、第
二次と続き、現在、第三次推
進計画が進められている。食
の知識、食事のマナー、食習
慣、食文化、食と健康などにつ
いて、特に青森県の特徴を踏ま
え解説されたテキストを使用し、
2011(平成
23)年度から青
森県農林水産部において県民を
対象にした検定事業が開始され
た。
2014(平成
26)年度から
研究紹介 ㊳
私は民俗学と日本古代文学の
二足の草鞋を履いている。最近
の民俗学の仕事は、拙著『岩
木山の神と鬼』[北方新社・
二〇一七年]である。幸いに売
れ行きはいいようである。
古代文学の領域では、琴の用
例を⑴神霊を統御する信仰的な
場合、⑵自然を統御する呪術的
な場合、⑶社会を統御する政治
的な場合、⑷儀礼・芸能を統御
する場合、⑸人格を統御する「左
琴」の場合、⑹音楽と文学になっ
ている場合に分類し、そこにほ
ぼ共通する「統御」に注目して
いる。
⑴神霊を統御する信仰的な場
合、司祭者が琴を弾いて神霊を
統御し、シャマンに神懸からせ て託宣を得ている。この司祭者
は次第に地域の有力者になり、⑶社会を統御している。その最
高の存在が、祭政一致体制の頂
点に立つ天皇だった。
この祭祀の場で⑴神霊を統御
した琴は、その祭場で引き続き
行われた⑷神事芸能・娯楽的な
芸能をも統御・主導している。
古事記・日本書紀に登場する宮
廷の本格的な寿歌や歌物語・歌
劇は、ほとんどこの琴に統御さ
れていた、と考えられる。
枯野(からの)伝承によると、
枯野琴を静かに弾きながら「枯
野琴の歌」をうたうと⑵大阪湾
の時化が静められ、またこの歌
と琴によって⑷河内王朝の首都
圏(大阪湾と河内の国)の平安
が祈願され、さらには仁徳朝の
治世も謳歌されている。この枯
野伝承については、拙著『河内
王朝の山海の政―枯野琴と国栖
奏―』[白土社・二〇一四年]に 詳しい。
出雲神話に記す「天の詔琴(の
りごと)」は、文字どおり⑴神霊
を統御して託宣を下し、乱暴に
弾くと⑵地震を引き起こしてい
た。
家持が房前に贈った琴と歌は、
中国から直輸入された「右書(う
しょ)左琴(さきん)」の思想を
文芸化したものである。君子は
四書と琴を愛し、その⑸人格を
陶冶・統御するものである。
⑹の音楽・文学としての琴の
事例は、極少数である。
してみると以上⑴~⑹で一貫
しているものは、「統御」である。
以上の古代の琴は天皇を頂点
にした身分の高い男性の専有物
で、三種の神器(草薙の剣・八
坂瓊の曲玉・八咫の鏡)に相当
するレガリアだ、といえそうで
ある。
この大王のレガリアは、祭祀
の場、政治の場、饗宴の場の中
核にあり、社会を統御し、文学
や芸能を生み出し、保存してい
る。その宮廷の最大の儀礼の場
が、新嘗祭・大嘗祭である。数
「あおもり食育検定 公式テキスト」 の紹介
あおもり食育検定委員会・委員長 𠮷岡 利忠
111111111111111111111111111111111111111111
tttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttt
ttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttt
あおもり食育検定委員会がこの
事業を引き継ぎ、「あおもり食
育検定公式テキスト」を作成し、
毎年新しい情報修正を加え多く
の県民に活用していただいてい
る。それと同時に、年一回の検
定を実施し、これまでの6年間
に2、100人の受検者があり合
格者は1、695人で
81%の合格
率であった。合格者には立派な
認定証が与えられ仕事場などで
活用されている。受検者は小学
校生徒から高齢者まで幅広い。
平成
29年度リカレント教育は
盛会のうちに終了することがで
きました。リカレント教育は基
礎教育の修了後、生涯にわたり
教育と他の諸活動を交互に行う
教育システムといわれています。
本学では看護学部の開設以来、
地域貢献のひとつとして看護師
等が教育機関を利用し学習する
機会として行ってきました。
教育プログラムは現場の看護
職の希望が「看護研究」にある
ことから、看護研究を中心にお
いています。リカレント教育を
開催した初年度からの一貫した
テーマでもあります。毎年参加
される方、また新たに参加され
る方がそれぞれどのような期待
をされておられるか、研修後の
参加者アンケートの内容を参考
にして企画しています。
本年度のテーマは前年度と同
じく「リカレント教育の原点を 見つめて」として、内容は一部
継続する方法で行いました。参
加者は延べ
45人で、弘前市内の
方が多く、職種は看護師・保健師、
なかには精神保健福祉士もおら
れました。医療機関で看護師と
共同で研究に取り組むことがあ
るので参加したということでし
た。それぞれの専門領域を超え
て多職種がチームで取り組んで
いる研究の現状を知る機会にな
りました。
1回目は、文献の検討方法に
ついて論文のクリティーク力を
高めることについて幸山靖子准
教授、量的研究において課題と
なる統計処理の基礎とアンケー
ト結果分析方法の選定について
小野綾講師から講義をいただき
ました。2回目は、肺に関する
再学習として千葉正司教授か
ら肺の構造と気管支動・静脈の
走行について、山中朋子弘前保 第
13 回看護学部
リカレント教育を終えて
看護学部 准教授 川村 泰子
とまりが異なる。さらには、ダ
チョーと伸ばしている音は、最
後は「オー」であり、決してウ
ではなく、それを「ウ」と表記
するのは、文字と音との対応関
係に関する規則があり、「―」と
いう伸ばす音・引く音はカタカ
ナだけのものであり、ひらがな
にはないなどということを説明
する必要がある。しかし、これ
を幼稚園児にわかるように言う
のはどうしたらいいのか?と悩
んだ思い出だ。
これをきっかけに、私は学校
教育で自分の専門とする「方言」
がどのようなものとして教えら
れているのか知りたくなり、さ zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
健所長から結核と肺MAC症診
断と管理について、三國裕子准
教授(青森中央学院大学)から
看護技術に関するエビデンスの
〝今〟―筋肉・静脈内注射を中心
に―のテーマで講義をしていた
だきました。人体の構造と看護
技術、また肺の構造について再
学習した上で肺疾患について理
解を深める機会となりました。
3回目は、栁澤尚代教授から現
場で役に立つ質的研究の進め方
について講義とグループワーク
をしていただきました。質的研
究における分析過程を体験する
ことにより、取り組んでいる研
究について、具体的な気づきも
あったようでした。また、塚本
三枝子准教授からは研究テーマ
の抽出について、国際看護活動
における途上国看護師が抱える
看護課題について講義をいただ
きました。途上国の医療や保健
の現状について写真等を含めて
お話しいただき、国際看護を身
近に考えなければならないこと らには、どういうものだと教え
てほしいのか、何が魅力だと思っ
て自分自身研究しているのかを
考えることとなった。そして、
ライフワークとしての一つの柱
である方言とその教育に着手す
ることになったのだった。
今、小中学校で研究授業をす
ると、方言って日本にいくつあ
るの?という質問を受けたり、
消滅の危機にあるとされている
日本の8つの言語・方言や東日
本大震災の被災地のことばは、
なぜ大切なのかについて解説し
たりしている。子供の疑問に向
き合った結果だろう。 年後に予定されているその大嘗
祭の執行までに、この研究にけ
りをつけたい、と思っている。 高澤直、佐藤春香(青森県農林
水産部)、真野由紀子、北山育
子(東北女子短期大学)、今村
麻里子、前田朝美(東北女子大
学)、佐藤千恵子(八戸学院大学
短期大学部)、木村亜希子、千葉
智、竹中恵理(青森中央短期大
学)である。事務局は、青森中
央短期大学地域連携課(017
-728
-0121)にお願い
している。多くの県民が本テキ
ストを手にとりそして受検して
欲しい。
ttttttttttttttttttttttttttttt
zzzz
(3) 第 70 号 2018(平成30)年2月1日(木) 弘 学 時 報
ら読み解く父と母、そして修司の
父恋、母恋」「俳句・短歌にみる
寺山的特徴」について述べられた。
寺山は弘前生まれだが、自分の経
歴を物語化・虚構化していたこと
から、それが知られてこなかった。
また、寺山の劇作には、俳句や短
歌の創作で培われた「言葉の力」
が活かされていることを明らかに
された。
三番目に、盛岡大学文学部准教
授の塩谷昌弘氏が、「岩手山文学
―啄木と賢治を中心に―」と題し
て、石川啄木と宮澤賢治がふるさ
との山である「岩手山」をいかに
作品に描いたのかを述べられた。
啄木がうたった「ふるさとの山」
はほかの山の名に置き換えてもか
まわないもので、啄木は「空所」
として岩手山を位置づけた。一方、
「近代登山」を背景に、賢治は岩
手山を超越的にも科学的にも捉え
ている。ほかの山には置き換えら
れないもので、「固有性を有する
山」としてこの山を描き直したと
結論づけられた。 今年度の国語国文学会文学散歩
は、九月と十一月の二度行われ
た。それぞれ石坂洋次郎、葛西善
蔵と弘前市出身の作家について取
り上げることにした。石坂は、昨
年度の文学散歩で訪れた函館の遺
愛女子中学・高等学校を舞台にし
た作品『若い人』の著者でもある。
加えて、二〇一七年で小説『青い
山脈』が発表されてから七十周年
という節目の年を迎えたこともあ
り、石坂ゆかりの地を巡ることに
した。また、石坂が師と仰いでい
た葛西善蔵についても取り上げる
ことになった。
九月の文学散歩では、文学碑の
置かれている岩木山総合公園か でなく、コミュニケーション能力
が必要であると説かれた。
次に、産経新聞社会部編集委員
の石元悠生氏が、「二〇二〇年オ
リンピック招致の舞台裏と地域活
性化」と題して、「五輪招致活動
にみる行政の政策決定プロセスの
功罪」「五輪招致活動を地域活性
化に置き換える」「人口減少社会」
「陳情型から直接交流型への転換」
「人と人がつながる地域社会を目
指して」の五点に分けて述べられ
た。PR戦略をもとにうまくマス
コミに報道してもらって知名度を
あげ、人を呼び込み、交流すると
いった、五輪招致活動のノウハウ
が地域の活性化に応用できること
などを説かれた。
第二回目は、本学大学院文学研
究科との共催により、十二月二日
(土)に本学一一五教室を会場に
して、「郷土の文学」と題する講
演会を開催した。
第一番目に、本学文学部教授の
井上諭一氏が、「ミステリーとS
Fの青森」と題して、「語あるい
は地名としての『青森』の『隣に
あるもの』は何か」を問題にされ、
現代の諸ジャンルにおける「青森」
の扱われ方を述べられた。サブカ
ルチャーの分野では、「青森」は
古代、神秘、樹木、霊的なるもの
などと結びつけられていると説か
れた上で、佐藤正午の小説「月の
満ち欠け」について、「青森」や「八
戸」といった地名に注目すべきで、
その「隣にあるもの」とは「青森」
の伝説、あるいは都市伝説ではな
いかと推察された。
二番目に、弘前学院聖愛中学高
等学校教諭の鎌田紳爾氏が、「寺
山修司、その出自と虚構―俳句と
短歌で読み解く寺山文学―」と題
して、「寺山修司の出自」「寺山が
語る両親の履歴」「俳句と短歌か の示唆を得たように感じます。
3回の各プログラム終了後には
参加者が進めている研究につい
て質問を持ち寄るなど、日々の
研究活動とリカレント教育を関
連させて捉えていることが分か
り、継続してきたリカレント教
育が根付いてきたことを感じま
した。今後は各施設から研究に
関する相談がしやすい工夫が必
要だと考えています。
大学ができる地域貢献のひと
つとして、地域に愛され人材を
活用していただけるように、受
講者からいただいた感想を次年
度に活かしていきたいと考えて
おります。
社会福祉学部では2016年よ
り2コース制を敷くことになりま
した。コースの選択は、一年次の
半ばに希望を出し、最終的に二年
次なってから決めます。コースの
定員の制限はありません。
社会福祉実践コース…社会の
様々な場所で支援を心待ちにして
いる人たちの生活とこころについ
ての理解を深めるための学びをし
ます。社会福祉の専門科目を多く
学びます。修得単位数としては、
基礎教育科目
10単位、支援科目
50
単位、専門科目
70単位の計130 団体や社会福祉法人等の福祉職や
医療機関等の医療ソーシャルワー
カーがあります。
人間科学コース…福祉の領域を
学び、ホスピタリティーの精神を
持って社会に貢献できる人を育成
します。人間関係を築くためのコ
ミュニケーション力、問題解決能
力、リサーチ力等を修得できます。
このコースでは人間科学研究方法
を選択します。人間を心と体、社
会とのつながり、という観点で学
習します。 尊、碇ヶ関関所資料館を見学し
た。中でも文学碑は小高い丘の上
にあり、葛西の愛した碇ヶ関の町
並みが一望出来た。小説『椎の若
葉』から書き抜きされたその碑に、
カップ酒が供えられていたのも酒
好きの葛西らしい。公園の入口に
あった解説板の一文に「文学碑が
三笠山公園に建てられたのも、善
蔵が(中略)こよなく愛し続けた
碇ヶ関村の全景が永久に見渡せる
ようにとの願いからでもある」と
あるのも、葛西がこの場所に愛さ
れているのだと感じられ強く印象
に残っている。
文学散歩に関わるまで、恥ずか
しながら石坂洋次郎、葛西善蔵と
いう名前は耳馴染みの無いもの
だった。学会委員として企画に携
わる過程で調べてみると、石坂は
「百万人の作家」と呼ばれるほど
のベストセラー作家で、映画化や
ドラマ化された作品も数多く存
在する作家であった。こんなにも
名のある人をなぜ知らなかった
のだろうと不思議に思う程だっ
た。葛西についても同様で、県内
出身の作家に無知であることを
身にしみて感じた。そんなことも
あり、企画する上で得た数多くの
発見は非常に勉強になった。こう
して学んだことを、文学散歩、学
会の活動を通して共有していけ
たらと思う。
単位以上です。
それらの学びから実際の社会的
支援の場へ出てゆき、支援の専門
家としてのスキルを高めます。そ
れは福祉の現場における高齢者、
障害者、子どもへの援助の仕事を
担うソーシャルワーカー(社会福
祉士・精神保健福祉士)を育成す
るためです。
このコースでは社会福祉研究方
法を選択します。社会福祉学の特
徴を様々な他の社会科学との比較
においてみていきます。
卒業後の進路としては地方公共
社会福祉学部コース制を採用
社会福祉学部長 石田 和男
zzzzzzz zzzzzzz 今回の第六回就活祭(文学部・
社会福祉学部四年生の就職内定者
による就職活動報告会)は、テー
マに「絆」を掲げ、従来行ってい
た冬季休業期間中ではなく、休み
明けの一月十八日の平日の時間帯
を利用し実施した。時間的にはタ
イトであったが、参加する学生に
とっては時間の有効活用の点では
よかったと思っている。
就活祭における四年生の報告
は、一方的に就職内定に至る話を
するのではなく、三年生と互いに
ディスカッションをしながら就職
内定への道を探る双方向的な報告
会である。
今回報告者の四年生の業種・職
種は、小売・卸業、ホテル、銀行、
新聞社、公務員、教員、福祉施設 など多岐にわたり、これまで最多
の十六名が参加した。
この先輩達の意気込みは、目前
に迫った三年生の就職に対する不
安解除や就職に対する取組み方、
考え方を少しでも後輩に伝授しこ
れからの就職戦線を乗り切って欲
しいという表れでもあり、後輩へ
の思いやりでもある。
66 66
66 66
11 11 11 11 11 11 11 11 11 11 11 11 11 11 11 11 11 11 11 11 11
ttttttttttttttttttttttttttttt
『石坂洋次郎 ・ 葛 西善蔵の文学を学んで』
文学部 日本語・日本文学科二年 滝本 花菜
ら始まり、重要文化財である高照
神社や岩木山神社、石坂の母校で
ある市立朝陽小学校、そして郷土
文学館を訪ねた。岩木山総合公園
には、小説『草を刈る娘』の一部
を抜粋した石碑と『青い山脈』の
映画主題歌の歌碑がある。中でも
『草を刈る娘』は、まさに岩木山
を舞台としている一作である。文
学碑は岩木山を目前に控えて建
てられているため、作中の情景も
浮かび大変感慨深かった。また、
『青い山脈』は戦後間もなくの昭
和二十二年から朝日新聞で連載さ
れ、ベストセラーとなった作品だ。
五回も映画化され、テレビドラマ
化も二回果たしている。作品もさ
ることながら歌碑にある映画主題
歌も有名だと聞く。『青い山脈』は、
石坂が「百万人の作家」と呼ばれ
るにふさわしく大衆に受け入れら
れ、愛された作品だったのだと感
じた。
十一月には、葛西善蔵が少年時
代を過ごした平川市碇ヶ関に足を
運んだ。三笠山公園の文学碑、津
軽三不動尊に数えられる古懸不動 本学地域総合文化研究所では、
本年度二回の講演会を催した。こ
こにご紹介したい。
第一回目は、十月二十八日(土)
に弘前市民会館大会議室を会場に
して、「二〇二〇年オリンピック
招致の舞台裏と地域活性化」と題
する講演会を開催した。これは、
「平成二十九年度大学コンソーシ
アム学都ひろさき活性化支援事業
費補助金対象事業」の一つとして、
本学社会福祉学部教授、西東克介
氏のコーディネートにより行った。
最初に、西東氏が、「新しいリー
ダー像」と題して新しいリーダー
像とは何かを説かれ、組織の長や
分掌責任者にはアドミニストレー
ション(経営)能力が不可欠であ
ることを述べられた。規則など目
に見えやすい手段で管理していく
ことが多いが、経営にはそれだけ
「地域総合文化研究所」 講演会報告
文学研究科・准教授 入江 英弥
zzzzzzzzzzzzz
zzzz
zzz
zzzzzzz
666666666
2017年度クリスマス礼拝
2017年
12月 14日(木)午後
4時から、本学礼拝堂において、
クリスマス礼拝が行われました。
厳粛な雰囲気の中、多くの学生・
教職員が集い、パイプオルガンの
荘厳な響きや清らかなハンドベル
の音色に包まれながら、キャンド
ルを灯し、弘前学院校友会会長の
中田悦子先生による「イエス・キ
リストの誕生を支えたヨセフ」と
題してメッセージをいただいた。
tttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttttt
2017年度
弘前学院大学学位記授与式
文学部 第44回 社会福祉学部 第16回 看護学部 第10回
大学院社会福祉学研究科修士課程 第14回 大学院文学部研究科修士課程 第12回
◇日時:2018年3月17日(土)午前10時~
◇場所:弘前学院大学体育館
卒業記念礼拝
◇日時:2018年3月16日(金)午前10時~
◇場所:礼拝堂
*礼拝終了後、体育館において 学位記授与式のリハーサルを行う。
修得単位数としては、基礎教育
科目
10単位、支援科目
70単位、専
門科目
50単位の計130単位以上
です。
卒業後の進路は一部上場企業の
総合職、公務員、学校教員、銀行、
警察官、消防官、櫛機器販売メー
カー、などがあります。
「 第六回就活祭」報告
約五十名参加した三年生は、一様に先輩の話に耳を傾け多くの
就職に関する情報を収集し、これ
から始まる就職に対してモチベー
ションを高め、就職の一歩を踏み
出していた。
今年度で六回を重ねる「就活祭」
であるが、毎年見られる先輩から
後輩への心のこもった言葉による
「絆」は美しいものであり頼もし
い限りである。
(就職課)
d
d
d
d
イエスキリストのご降誕を賛美し、
共に祝うことができました。
(4) 第 70 号 2018(平成30)年2月1日(木) 弘 学 時 報
クランタンを鑑賞した。
十二月に入るとクリスマスパー
ティが行われる。パーティが始ま
る前に、少し大きめのクリスマス
ツリーに学生が装飾を施す。この
パーティでは紙とペンを使ってク
リスマスにちなんだイラストを英
語で答えるゲームや、海外では定
番のクリスマスソングを、学生で
輪になり合唱するなど、英文科ら
しく、英語を使って楽しめるプロ
グラムとなっている。また、決め
られた予算で準備するプレゼント
交換は、どのプレゼントが自分の
手元に残るのかが分からない、ハ
ラハラドキドキな展開であった。
個性的なプレゼントに笑いが絶え
ない時間であった。
英文科が開催するイベントの最
大の面白さというのが、学生、教
授の垣根を越えて交流ができるこ
とである。普段は交流のない異学
年間の交流はもちろん、講義の場
以外での教授らとの交流はとても
新鮮味がある。講義中では話せな
いようなことや、日常的なことま 2017年
12月2日、社会福祉
実習体験報告会を行いました。私
は報告として実習の課題や内容、
学んだこと、残された課題につい
て報告しました。実習課題は、相
談援助の過程で生じる倫理上のジ
レンマの存在とそのような場面に
遭遇した際にどのような視点や信 毎年、英語英米文学科では、学
生がアイディアを出し合ってハロ
ウィンパーティとクリスマスパー
ティを開催する。各学年の学会委
員が集まり、その年のパーティの
まだ雪だらけだった3月から約
1年が経ち、あっという間にまた
冬になりました。帰国を目前に控
えている今、帰りたくないと思っ
てしまうほど寂しい気持ちです。
弘前と弘前学院大学のような素晴
らしい所で過ごすことができて幸
いだったと思います。
大学生活は学ぶことばかりでし
た。日本語はもちろん、日本の文
化や慣習についても教えてもらい
ました。また、日本のパソコンで を膨らませることができたであろ
う。2月に行われる卒業研究発表
会で他の4年生の研究について学
ぶことが楽しみである。
約1年間に渡り学んできたこれ
らの経験を活かし、より良い医療・
看護を提供できるよう臨床でも役
立てていきたい。また、看護師・
保健師の国家試験に向けてより一
層努力し、全員で合格し本学を卒
業できるよう努めていきたい。
yyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyyy zzzzzzz zzzzzzz
卒業論文を終えて
看護学部 看護学科四年 工藤 里美
uuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuu
uu uu uu uu uu uu uu uu uu uu uu uu uu uu uu uu uu
uu uu uu uu uu uu uu uu uu uu uu uu u
uuuuuuuuuuuuuuuuu 弘前にも雪が降り積もるように
なった
12月上旬。4月から取り組
んできた卒業論文を提出し、研究
を終えることができた。
私は「アトピー性皮膚炎とその
看護についての文献検討」という
テーマで研究を進めてきた。現在、
医療が発達しアトピー性皮膚炎は
完治するものとなったが、一方で
子どもの症状悪化や治療の遷延を
招いている例も多くある。私自身、
アトピー性皮膚炎を患っていたこ
ともあり、治療が確立されている
にも関わらず未だアトピー性皮膚
炎によって苦しむ患児やその家族
に対し、看護介入することで症状
を軽減することができるのではな
いかと考えたことがテーマを決め
るきっかけとなった。そしてアト
ピー性皮膚炎の完治を目指すにあ たり、患児に対するアドヒアラン
スを向上するための適切な指導や
関わり方を学びたいと思い指導教
員と共に卒業論文を進めた。
卒業研究では、アトピー性皮膚
炎を罹患した乳幼児から学童期ま
で、またその母親及び家族に対す
る看護を対象にした。そして、文
献毎に行なわれている治療や看
護、その効果などを分類し考察し
た。文章の構成や研究内容毎の抽
出など、つまずくことも多くあっ
たが指導教員と相談し合いながら
内容を整理し、研究を進めること
ができた。
卒業研究を終えて、関心のある
内容を掘り下げて学ぶ楽しさや、
長期間研究することの大変さ、難
しさを学ぶことができた。この期
間、病院実習や就職活動、国家試
験勉強と並行して進めたため、慌
しい日々を過ごしていたが毎日が
充実していたと感じる。4年間学
んできた「看護」について、各々
興味を抱いた内容を研究し、知識 念を持つべきかについて学ぶこと
と設定しました。実習内容として
前半では、地域包括支援センター
や各事業所などの講義が中心であ
り、後半では、担当する利用者を
決めサービス支援計画書の作成を
行いました。また、実習中は必要
に応じて職員との同行訪問や相談
来所者への対応、面接への同行を
行っていました。実習を通した学
びとして、倫理上のジレンマの存
在は社会福祉士にとってとても身
近な存在であり、絶えずそうした
環境に身を置く仕事であるという
理解や、対処方法として「多職種
連携」の信念を持つ、という私な
りの学びを得ることができまし
た。残された課題としては、「多
職種連携」の信念をもって実践す
る機会を持てず、私自身この信念
を体得できたのかどうか確かめる
ことができなかったことです。
報告では緊張もあり、先生や後
輩からの質問に対して思うように
答えることができなかったことか
ら、私自身実習での学びをきちん
と体得できていなかったことを プログラムを考案する。
先に行われるのはハロウィン
パーティだ。学生が一番楽しみに
していて、且つ一番力を入れるプ
ログラムが仮装大会である。パー
ティに参加する学生が各々好きな
映画やアニメのキャラクターに扮
して、そのクオリティやユーモア
をアピールし、多数決でその年の
仮装大会の優勝者を決めるのであ
る。もちろん学生だけでなく、教
授らも仮装し、大いに盛り上が
る。個人での参加やペアでの参加
など、多種多様な仮装を見て楽し
むことができる。また今年のハロ
ウィンパーティではジャックラン
タンも作成した。ナイフとスプー
ンを使い、世界に一つだけのデザ
インのランタンが完成した。約十
個のランタンが完成し、最後には
ランタンの中にキャンドルを入
れ、部屋を暗くし、暗闇に映える
怪しくも可愛らしさがあるジャッ
作業をしたり、日本のキリスト教
について学んだりした他、外国人
学習者に日本語を外国語として教
えることも学習しました。全て有
意義で、勉強になりました。勉強
だけでなく、春には新入生と一緒
にリトリートに参加したり、秋に
は大学祭や津軽の文学ゆかりの地
をまわる文学散歩にも行って、と
ても楽しかったです。
大学の外でも、様々な経験がで
きました。五所川原のたちねぷた
で皆と一緒にねぷたを押したり、
弘前の6つの大学の学生委員会で
ある「いしてまい」のメンバーと
して活動したり、青森県ユネスコ
協会のグローバルパーティーに参
社会福祉実習体験報告会を終えて
社会福祉学部 社会福祉学科三年 田中 菜穂
英語・英米文学科の二大イベント
文学部 英語・英米文学科三年 西村 和晃
弘前での一年
呉東珍 実感し、とても悔しい思いで報告を終えました。しかし、こうした
経験は今後社会に出てからも必ず
役立つと思うので、この悔しかっ
た思いを反省するだけでなく改善
し、今年の精神保健福祉実習に向
けて勉強に励んでいきたいと思い
ました。後輩に対するアドバイス
として、実習では設定した課題通
りに学ぶことが出来ないこともあ
り、課題の達成が難しいことのほ
うが多いと感じました。そのため
何事も臨機応変に対応すること
と、課題の達成だけにこだわらな
いことを心がけるべきだと思いま
した。また、実習期間は何もかも
が初めてで戸惑うこともあると思
いますが、そのとき抱いた素直な
感情や疑問を大切にし、たくさん
のことを吸収していってほしいと
思います。本間一磨「津軽方言の程度の副詞
の研究」
幸田寿子「津軽方言の場面差に関
する考察―高校生の方言使用に注
目して―」
今回の冬季大会は、国語国文学
会の今年度最後の大仕事だった。
卒業論文発表会と同時開催という
事で、当日までの準備が大変だっ
た。そして、大会当日は発表者が
体調不良で突然欠席となったり、
予想外のことも起こった。しかし、
大きなトラブルもなく無事に終わ
らせることができたのは、学会委
員たちの積極的な働きのおかげだ
と思う。私は、前回の冬季大会で、
初めて学会委員として参加した。 冬季大会はこんなものなのかと、
何となく大会の雰囲気を知ったか
と思いきや、今年度は委員長とし
ていきなり大会をまとめる立場と
なってしまった。不安なことばか
りで、大会を成功させる自信がな
かった。だが、副委員長や執行部
のメンバーを始め、学会委員たち
の協力に支えられ、大会を終わら
せることができた。学会委員のみ
んなには感謝の気持ちでいっぱい
である。特に、一、二年生には来
年度も安心して学会を任せられる
と思った。ぜひ、来年度も学会委
員として頑張ってほしい。
国語国文学会冬季大会 ・ 卒業論文発表会
文学部 日本語・日本文学科三年 工藤 早紀
一月二十日(土)、本学にて国
語国文学会冬季大会と卒業論文発
表会が開催され、内外から百二十
名が参加した。
今年度実施した「文学散歩」につ
いて、学会委員の前田佳彦氏と滝
本花菜氏が「石坂洋次郎・葛西善
蔵ゆかりの地を巡る」を報告した
後、本学大学院文学研究科教授の
顧偉良氏が「中国の小詩運動と写
生文の影響関係―周作人と『新し
き村』との出会いをめぐって―」
という題目で講演を行った。また、
第二部として卒業論文発表会が行 われ、活発な質疑応答が交わされた。
発表者とタイトルは以下の通り。
小野寺千尋「現代日本雑誌論―電
子書籍を中心に―」 工藤将輝「御伽草子『鉢かづき』
における「鉢」の働き」
伊丸岡楓「方言の表現価値―若者
の意識調査と方言の商品価値―」
川口侑華「青森県東北町の方言の
残存と衰退―『日本言語地図』を
基にして―」
櫻庭怜央「津軽方言におけるオノ
マトペの研究―語形から見た特徴
と残存と衰退―」 yyyyyyyyyyyyyyyyy 席したり、「話してみよう韓国語」
青森大会のスタッフをやってみた
り、弘前日本語クラブで毎週日
本の文化について教えてもらった
り、青森のランチクラブで料理を
習いながら多くの日本人・外国人
たちと交流したり。これら全部、
大切な思い出となっています。
この一年間、毎日が充実してい
ました。最初は悩み事や困る事も
ありましたが、皆さんのおかげで
一年間の留学生活を無事に終える
ことができました。大変お世話に
なりました。ここでの経験はこれ
から先の自分の人生において、大
事な財産になるだろうと思いま
す。素敵な一年を、ありがとうご
ざいました。
zzzzzzzzzzzzzz
で、学生と教授との距離が近いヒ
ロガクならではの有意義な時間が
流れる。この二大イベントは、英
語圏の国の文化への関心を深める
とともに、学生間の人間関係と、
学生と教授の間の人間関係を充実
させ、学部が一体となって素晴ら
しい大学生活を築いてくことがで
きるものである。
uuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuu yy