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第4学年 組 国語科学習指導案

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Academic year: 2024

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(1)

第4学年○組 国語科学習指導案

指導者 S.S

<単元名> 心の通い合いを読もう 『ごんぎつね』

<育てたい力>

<指導要領との関連>

<児童の実態>

調査 10月21日(水)調査人数32名

本学級の児童は,男子15名,女子17名である。朝自習や図書室での読書タイムには,好きな本を 選び,本の世界に没頭する子が多い。しかし,雨の日の休み時間などに,進んで読書をする子はまだ少 ない。以下,アンケート調査等による実態である。

○人物の行動や性格を考えながら,進んで読み進めようとすることができる。

<関心・意欲・態度>

○場面の移り変わりや情景を想像しながら読み,意見をまとめることができる。<読むこと>

○慣用句的な表現について,その意味や使い方を理解することができる。 <言語事項>

C読むこと(1)

ウ 場面の移り変わりや情景を,叙述を基に想像しながら読むこと。

エ 読みとった内容について自分の考えをまとめ,一人一人の感じ方につい て違いのあることに気付くこと。

1 国語科に関する実態

①国語は好きですか。

とても好き→12人 好き→7人 あまり好きではない→11人 きらい→2人

②どの学習が得意ですか。得意なものに全てに○をつけましょう。(複数回答)

音読→17人 読み取り→6人 自分の気持ちを書くこと→7人 話し合い→12人 話すこと→10人 作文→11人 ノートに書くこと→14人 詩→7人

漢字→15人

③話の組み立てを考えて,目的に合った話し方をしていますか。

とてもよくしている→3人 している→24人 あまりしていない→4人 していない→0人

④相手の考えをよく聞き、進んで話し合いをしていますか。

とてもよくしている→6人 している→21人 あまりしていない→5人 していない→0人

⑤文章を書くとき、書きたいことがよくわかるように工夫していますか。

とてもよくしている→9人 している→17人 あまりしていない→6人 していない→0人

2 読書に関する実態

①読書は好きですか。

とても好き→13人 好き→12人 あまり好きでない→5人 嫌い→1人

<理由>

・わくわくしたり,ドキドキしたり,いろんな気持ちになれるから ・自分が主人公になりきって,読み進めることができるから

・この先どうなるのか,想像するのが楽しい ・空想の世界に入れるから

②どんなジャンルの本が好きですか。全てに○をつけましょう。(複数回答)

物語→16人 ファンタジー→17人 伝記→7人 昔話→6人 歴史→8人 スポーツ→4人 科学→3人 図鑑→8人

(2)

ミニ感想で,ごんに迫る!

<単元について>

『ごんぎつね』は,ドラマチックな場面の展開によって,読者である子どもたちを魅了する作品と して定評がある。物語では,登場人物の気持ちや行動が丁寧に描かれ,そこに物語の印象を鮮明にす る豊かな情景描写が加わることで,物語の世界にたっぷりとひたり,読み味わう楽しさを満喫するこ とができる。

いたずらぎつねのごんが,自分のいたずらを反省し,ひたむきにつぐないをする。死をもってしか 兵十とわかり合えないという結末は,とても悲しい。最後の悲劇へとつながるごんの不器用さ,周り の怒りをかうような行動でしか人と関わりをもてないごん。登場人物への同情や批判にとどまらず,

ごんと兵十の気持ちや関係の変化をしっかり読みとらせていきたい。

そこで,一人ひとりがごんと自分を重ねてミニ感想を書くことで,場面の移り変わりに応じたごん の心情を豊かに想像させたい。また,そのようなごんに対して,自分はどう思うのかを考えさせ,自 分の思いをはっきりと自覚させたい。そして,一人ひとりの考えをみんなに伝え,思いを共有するこ とが,さらなる深まりへとつながると考える。自分と他人の意見の違いを実感することは,自分を見 つめ直すきっかけにもなるであろう。

このような活動を通して,物語の世界を読み味わう力がつけば,その物語の魅力を他者へ語りたく なるであろう。動物と人間の登場する物語や新美南吉の他の作品に数多くふれることで,友だちと感 想の交流ができることを願っている。

3 教材に関する実態

①「ごんぎつね」を読んで感想を書きましょう。

・ ごんは兵十に撃たれてかわいそう。 ・ごんは,いたずらを反省していると思う。

・ ごんは,兵十にくりや松たけをあげて,本当は優しい。

・ 兵十は,ごんを撃ってしまって,後悔したと思う。

・ ごんも兵十も,ひとりぼっちでかわいそう。

・ ごんは死んじゃったけど,兵十がくりや松たけをくれたのはごんだと気づいてよかった。

・ ごんは撃たれた時,後悔もあったけど,うれしい気持ちもあったと思う。

②新美南吉の本を読んだことがありますか。

ある→9人 ない→23人

③読んだ本の題名を書きましょう。(①で「ある」と答えた児童)

「てぶくろを買いに」→9人 4 考察

1の結果から,国語に対して4割の児童が苦手意識をもっていることがわかった。学習の中では,

音読や漢字など,繰り返し練習すれば身につくものを得意としている。しかし,自分の気持ちを書 くこと(感想)や読みとりは苦手と感じている児童が多いことがわかった。

2の結果から,読書を好む児童はや約7割で,いろいろなジャンルの本を読んでいることがわか った。特に,物語やファンタジーの本を好んでいる。しかし,朝読書など決められた時間は集中し て読書に取り組んでいるが,自ら進んで図書室に本を借りに行く児童は少ない。

(3)

『楽しく 力のつく 国語学習』

自分から本に手をのばす子 ア 読んだことを豊かに表現する(仮説2)

・場面の移り変わりに応じた登場人物の心情を自分 と重ねて想像し,ミニ感想に書く。

イ 声に出して楽しく読む

・場面の様子や人物の気持ちの変化などが聞き手に もよく伝わるように音読する。

ア読んだことを豊かに表現する

イ 声に出 し て楽しく読む ウ 言葉に か かわって 読む ウ 言葉にかかわって読む(仮説1)

・「心情の転換点」をおさえ,想像しながら読む。

エ 指導に生かす評価をする

・ミニ感想の中に,自分の思いがどれだけ表現でき ているか具体的な言葉を通して確認する。

・目標達成度を把握できる評価カードを活用する。

読書の日常化

エ 指導に生かす評価をする

難語句の意味が分かる 新出漢字が書ける

一人読みができる子

―― 文 章 の 姿 ――

心の通い合いを読もう

ごん ぎつね

新美南吉

一 ちょ い と 、 い た ず ら が したく な った 。

「ははん、死んだ

のは兵十のおっかあだ。 」

ちょっ、あん ないたずらをしなけり ゃ よ かった。

「おれと

同じ、ひと り ぼ っ ち の 兵十か。 」

うなぎのつぐないに、

まず一 つ 、いいことをした。

次の日には、くりをど っさり拾っ て 、

次の

日も、

その次の日も、

その次の日には、

くりばかり で な く 、松たけ も二、三本

四・五

兵十の か げ ぼ うし を ふ み ふ み行った。

「へえ、こいつはつまらないな。 」

「おれは、ひき あ わないなあ。 」

六 その明くる日も、

ぐったりと 目 を つ ぶったまま、うな ずいた。

ひとり ぼっち 反 省

後 悔 同 情

償 い 期 待

がっかり 悔しさ 通い合い

(4)

<指導計画>(10時間扱い)

時 主な学習活動 留意点(◇) 評価(☆)

<1>

<2>

○単元の目標を知り,学習の見通しをもつ。

○全文を通読し,初発の感想を書く。

○感想を交流し合う。

◇登場人物の様子や場面を想像しながら読み,

自分の感想をもつことを知らせる。

◇「感じたこと」や「疑問に思ったこと」「自分 と比べてどうか」などの観点を示して書かせ る。

◇あらすじと場面構成をおさえさせる。

◇児童の感想や疑問から読みのめあてを設定す る。

<3> ○文章の姿をとらえ,読みのめあてをつかむ。 ◇あらすじを簡単におさえ,文章の姿(文章全 体の構成)をつかませる。(仮説1)

<4>

<5>

<6>

<7>

<8>

本時

<9>

○情景や心情を表現している叙述に気づき,

場面や人物の様子を想像しながら読み,話 し合い,ミニ感想を書く。

○最後の一文の意味を話し合い,いちばん心 を打たれたことを中心に,感想を書く。

◇キーワードやキーセンテンスに線を引かせ る。

◇読みとったことをもとに,ミニ感想を書かせ る。(仮説2)

◇最後の一文「青いけむりが…」の意味につい て考えさせる。

<10> ○新美南吉の作品を読む。 ◇他の作品を紹介することで,学習を広げさせ る。(仮説3)

ごんや兵十の様子や気持ちを想像しなが ら読もう。

☆ごんや兵十の気持ちを想像し,書いた り,音読したりできたか。

・ひとりぼっちで

いたずらばかりするごん

・ 後悔するごん

・ 兵十への思いをふくらませるごん

・ ごんを撃ってしまった兵十

☆心に強く残ったことを書くことができ たか。

☆感想や学習課題を発表し,物語を読む ことに関心をもつことができたか。

☆ごんや兵十の様子や気持ちの移り変 わりについて,叙述をもとに読みとるこ とができたか。

☆心を動かされたことを書くことができ たか。

(5)

<本時の展開>( 8/10 )

(1)育てたい力

(2)展開

時配 学習活動と内容 留意点(◇) 評価(☆)

4 ○前時の学習を想起する。 ◇前時までの兵十とごんの気持ちのすれ違いを 確認する。

1 ○本時のめあてを確認する。

5 ○場面6を音読する。

・指名読み ・一人読み

◇前時の場面を思い浮かべながら本時の場面を 音読させる。

◇兵十の気持ちが表れているところに線を引か せる。

10 ○叙述から,ごんと兵十のおかれた状況や心 情を話し合う。

◇「~やがった。」「~め。」という語尾表現から ごんへの恨み,憎しみに気づかせる。

◇「恨み」「決意」→「驚き」「気づき」→

「後悔」へと移り変わる兵十の心をおさえる。

◇ 挿絵を活用し,想像の助けとする。

◇ 兵十の気持ちが大きく変化するところをお さえることで,ごんの償いに初めて気づく兵 十に迫らせる。

◇ 倒置法の表現を使うことによって,兵十の思 いを強めていることに気づかせる。

10 ○火縄銃をばたりととり落とした時の兵十の 気持ちを想像し,ミニ感想を書く。

◇今までの兵十の行動を叙述にそってふり返り ながら考えるよううながす。

C児:板書をもとに,兵十の心の移り変わりを 確認させる。

A児:ぐったりと目をつぶったままうなずいた ごんの気持ちも考えるよう助言する。

○兵十の気持ちを進んで考え,話し合いに参加することができる。 <関心・意欲・態度>

○火縄銃をとり落とす兵十の気持ちを読みとることができる。 <読 む こ と>

○心情や情景を効果的に表現している叙述に気づくことができる。 <言 語 事 項>

ごんを撃ってしまった後,兵十はどんなこ とを考えただろう。

①ぬすみやがった ごんぎつねめが またいたずらをしに来たな 恨み

②「ようし。」 決意

③「おや。」 驚き

④「ごん,おまえだったのか。

いつも,くりをくれたのは。」気づき

⑤火なわじゅうをばたりと,

とり落としました 後悔

☆叙述をもとに,兵十の気持ちの変化につ いて話し合うことができたか。

☆キーワード,キーセンテンスに線を引く ことができたか。

(6)

10 ○発表する。 ◇自分の考えと比べながら聞かせる。

3 ○情景を思い浮かべながら音読をする。

2 ○次時の予告を聞き,自己評価カードに記入 する。

◇最後の一文「青いけむりが…」の意味を投げ かける。

☆読みとったことをいかして,ごんや兵十 の心情を想像しながら音読できたか。

☆ごんの償いに初めて気づいた兵十の気持 ちを考え,ミニ感想を書くことができた か。

(7)

書 名 著 者 名 出 版 社 名

こどものすきなかみさま 新美南吉

童話選集 新美南吉 大日本図書

ごんぎつねとてぶくろ 新美南吉童

話選集 新美南吉 大日本図書

がちょうのたんじょうび 新美南吉

童話選集 新美南吉 大日本図書

こぞうさんのおきょう 新美南吉童

話選集 新美南吉 大日本図書

おじいさんのランプ 新美南吉 岩波書店

鳥右エ門諸国をめぐる 新美南吉童

話選集 新美南吉 大日本図書

牛をつないだつばきの木 新美南吉

童話選集 新美南吉 大日本図書

うた時計と狐 新美南吉童話選集 新美南吉 大日本図書

花のき村と盗人たち 新美南吉 岩崎書店

てぶくろを買いに 新美南吉 大日本図書

てぶくろをかいに 新美南吉 チャイルド本社

きのまつり 新美南吉 チャイルド本社

ごんぎつね 新美南吉 ポプラ社

参照

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