• 検索結果がありません。

「政策のためのデザインアプローチ」共同研究の開始について

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2024

シェア "「政策のためのデザインアプローチ」共同研究の開始について"

Copied!
3
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

2022年9月22日 各位

武蔵野美術大学 株式会社日本総合研究所

「政策のためのデザインアプローチ」共同研究の開始について

~多様化する課題を解決する「人間中心起点」による政策アプローチ~

武蔵野美術大学(所在地: 東京都小平市、学長: 長澤忠徳)が立ち上げたソーシャルクリエイ ティブ研究所および株式会社日本総合研究所(本社: 東京都品川区、代表取締役社長: 谷崎勝 教、以下「日本総研」)は、政策検討・立案・実行のモデル化および地域経営や行政変革の推進・

支援を目的としたデザインアプローチ(注1)の活用方法についての共同研究(以下「本共同研 究」)を開始します。

■背景

少子高齢化やテクノロジーなどの急速な進展によって社会環境は大きく変化を続け、また、近年 では特に SDGs 意識の高まりを受けながら社会や個人のニーズの多様化が進んでいます。それら の影響の下で行政に対する要請も年々複雑化しており、画一的な政策を効率的に大量供給する 従前の行政手法では、それぞれの課題を確実に捉え、適切に応え続けることは困難となっていま す。

そうした中、海外の公共・行政機関では、公共政策の課題の設定から解決までの考え方の見直 しとして、人間中心起点の考え方を基盤とする「デザインアプローチ」を取り入れる動き(注 2)が始 まっています。これまで政策や公共サービスの設計や実施は行政のみが担ってきましたが、デザイ ンアプローチでは、サービス利用者となる市民や市民ニーズへの理解を行政が深めた上で、市民 や民間企業などの関与を得ながらそれらを行います。

サービスの提供者と関係者、そして利用者による協力関係の中で課題を定義し、試行錯誤を重 ねながら解決策を見つけ出していくデザインアプローチによって、地域で真に求められ、市民の共 感を呼ぶ政策の実行が可能になることが期待されるようになってきました。デザインアプローチを政 策に取り入れる動きは各地で広がっており、例えばデンマークのある都市では、高齢者向けの配 食サービスについて、デザインアプローチを活用した改善プロジェクトを民間企業と共同で行うこと で利用者の満足度を向上させました。詳細な行動観察やインタビュー調査を行い、そしてメニュー 開発や配送方法などの改善を繰り返すことで、各利用者の健康状態や嗜好に合ったサービスの提 供を可能とさせています。

■本共同研究について

このような「デザインアプローチによる政策形成プロセスおよび政策オプションの創出を市民・企 業・行政が共創して行うこと」について、武蔵野美術大学ソーシャルクリエイティブ研究所と日本総 研は「政策のためのデザインアプローチ」と呼び、昨年度には公務員の方々を対象とした予備調査 を行っています(注3)。

(2)

本年度に実施する本共同研究では予備調査を一層発展させ、海外事例の調査・研究のほか、

日本における「政策のためのデザインアプローチ」のモデル化とその実験に取り組みます。日本の 官公庁や基礎自治体での浸透・定着を目指し、複雑化する政策課題に向き合う行政職員やパブリ ックセクターに従事されている方々に活用いただける方法論やツールの開発を検討していきます。

同時に、本共同研究の成果については、セミナーやイベント、研修などの提供を通じて、広く社会 に共有していく予定です。

武蔵野美術大学ソーシャルクリエイティブ研究所は、激しい環境の変化や未来が予測しづらい 現代が抱える課題を、企業、地域、行政、教育の壁を越え、領域横断的に取り組み、ビジョンとプロ トタイプを研究提案していきます。

日本総研は、本共同研究から蓄積される知見を行政向けの新たなコンサルティングサービスの 創出に活用していきます。今後も「顧客価値の共創」という経営理念に基づき、大学等学術機関を 含む外部組織との連携・共創を通じ、次世代の社会価値の創造を図ります。

なお、本共同研究を嚆矢とし、本共同研究を包含する形で、本学と日本総研は、デザインによる個 人と地域社会の変革・創造をテーマにした共同研究を開始します。2022 年11月 1 日には、当該 共同研究に関するシンポジウムを開催する予定です。

<シンポジウムの詳細については本学および日本総研のホームぺージ上で 10 月 3 日に公表予 定です。>

注1: デザインアプローチは、利用者を中心に据えつつ仮説探索・検証を繰り返しながら新たな課題解 決の方法を発見していく手法です。社会の不確実性が高まり、論理的思考力や技術を中心とし た考え方だけでは課題に対応することが難しくなった中で、人々の行動や経験の在り方、それら を提供するオペレーション、組織のシステムの在り方の設計など、活用の場面が広がっています。

なお、本共同研究における「政策のためのデザインアプローチ」では、人間中心起点(human centered)、未来志向(vision)、共創(co-creation)、可視化(visualization)、試行(prototype)、

実験的(experiment)などの方法論が活用されます。

注 2: 国内外の公共・行政機関においてデザインアプローチを取り入れた具体的な例については、以 下の記事で紹介しています。

【デザインによる仮説探索・検証型公共サービスの新たな価値創造】

第一回 「デザインによる仮説探索・検証型公共サービスの新たな価値創造」連載開始にあた って ~なぜ、公共サービスにデザインの視点が必要なのか~(日本総研ホームページ/2021 年8月31日)

https://www.jri.co.jp/page.jsp?id=39446

注 3: 予備調査は、基礎自治体におけるデザインアプローチの浸透度と導入課題をテーマに実施しま した。予備調査の概要と結果については、以下を参照ください。

「政策へのデザインアプローチの導入可能性」(日本総研ホームページ/2022年7月25日)

https://www.jri.co.jp/page.jsp?id=103182

(3)

■本件に関するお問い合わせ先

武蔵野美術大学 市ヶ谷キャンパス事務室 (山崎)

電話 03-5206-5311

メール [email protected]

参照

関連したドキュメント

5 「Society5.0の実現に向けたデジタル市場基盤整備会議」 石村 和彦 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 理事長 遠藤 信博 日本電気株式会社 取締役

主査: 板倉 稔 (株式会社 ビズモ) 副主査: 森本 勝美 (中国電子商務協会ジャパン) 早川 勲 (株式会社 山武) 研究員: 高橋 敏浩 (株式会社

大阪大学 日本電気株 電気通信大学 名古屋大学 三重大学 理化学研究所 株日立製作所 筑波大学 国立情報学研究所 筑波大学

研究分担者:山中 典和(鳥取大学 乾燥地研究センター) ,山本 福壽(鳥取大学 農学部) ,竹 内 祐子(京都大学 大学院農学研究科) ,谷口 武士(鳥取大学

国立大学法人 屋大学 注 &以 屋大学' 株式会社富士通研究所 注 &以 富士通研究所' 富士通 株式会社&以 富士通' 富士通研究所 開発 健康情報を測定 腕時計型センサ

場  所:明治学院大学法学部/法律科学研究所      本館8階法律科学研究所会議室

申請者 所属 研究課題 C-1 伊藤 純至 東北大学 大学院理学研究科 アンサンブルカルマンフィルタと非静力学数値 モデルを用いた日本領域の気象の長期再解析 C-2

[本館民俗研究部客員教員として参加] 岡田浩樹 神戸大学国際文化学部